カテゴリー「こんな本を手に入れた」の379件の記事

2023年1月 2日 (月)

【読】北方謙三版「水滸伝」に嵌る

年末に観た「新宿梁山泊」の芝居がきっかけで(劇団名に刺激されて)、大作「水滸伝」を読み始めた。
民間説話がベースになっている物語なので、定本といったものはない。
わが国では、吉川英治の「新・水滸伝」、柴田錬三郎の「われら梁山泊の好漢」といった翻案があり、原典(中国語版)を忠実に翻訳したものも多数あるようだ。
中国語版も、七十回本、百回本、百二十回本と、さまざまなバージョンがあるという。

若い頃、平岡正明や竹中労に関心を持っていた時期があり(今でも関心はある)、その影響から「水滸伝」を手に取ったことも。

ただ、読むことはできなかった。

いい機会だ。
北方謙三版「水滸伝」は、ブックオフなどで安く簡単に手に入るので、試しに読み始めたところ、これが面白くてたまらない。
集英社文庫で全19巻の大長編。
その第1巻の文庫解説が北上次郎(目黒孝二の別名)。
この北方版「水滸伝」の魅力を余すところなく紹介している。

の後、年末から年始にかけて第3巻まで読み進めて、いまは第4巻。

ちなみに、第2巻の解説は大沢在昌、第3館は逢坂剛。
錚々たるハードボイルド畑の作家たちが、北方版を絶賛している。

 

北方謙三版は、原典のテキストをベースにしながら、それを大胆に解体し、あらたな小説として作りあげている。

北上次郎の解説によると、
<二百数十年に渡って語り継がれてきた民間説話なので、中国語版は「ヘンな物語」> なのだそうで。
<人物のキャラクターがはっきりしないし、バランスも悪く、物語として壊れているといってもいい> とまで。

中国語版原典を翻訳しただけの版に手を出さなくてよかったと思う。
(若い頃、読もうと思ったのも駒田信二訳の、このてのものだった)

ただ、この北方版でも登場人物の多彩さ、人数の多さ、地名の煩雑さは障害になっている。
文庫の各巻冒頭に、登場人物一覧と当時の中国の簡単な地図が載っているが、なかなか頭にはいってこない。

第3巻あたりで、ようやく主要な人物の名前が区別できるようになった。

そんな悩みを抱えていたところ、同じ作者(北方謙三)が著した「読本」があることを知り、文庫の新本を年末に注文した。
書店が営業を始める頃には届くことだろう。

さらに、平岡正明が書いたこんな本も発見。
こちらはすでに絶版のようなので、中古を発注。
まもなく手元に届く。

『中国 水滸伝・任侠の夢 (世界・わが心の旅)』
単行本 – 1996/4/1
日本放送出版協会

平岡 正明 (著), 黄 波 (著)

「水滸伝」への思い強く、「水滸伝」を行動する男である著者が、乱世を生きた好漢の末裔が住む山東省へ旅立つ。徹底的に現地を取材した水滸伝研究書でもある。世界・わが心の旅シリーズ。

昨年、たて続けに読んだ「ゴールデンカムイ」(コミック、全31巻)のときのように、この小説に嵌りそうな予感。

| | コメント (0)

2022年3月21日 (月)

【読】五木さんの桐野夏生評

桐野夏生の小説が好きで、このところ古本の文庫を買っては読んでいる。

新刊の単行本は、図書館から借りたり(予約待ち行列ができているが)、待ちきれずに買ったこともある。
今日も市内のブックオフで手当たり次第に読んでいない文庫を集めて、レジに持って行ったところ、12冊で4100円。
できるだけ100円(税抜き)の棚から買いたいのだが、400~500円ぐらいのものが8冊。

20220321-130915

しばらく楽しめそうだ。

読んだ本をダブって買ってしまわないように、リストも作っている。
〇印が手元にあってまだ読んでいないもの。
●印が読み終えたもの。

読み終えた本は、どんどんブックオフに持って行っている。

・ファイアボール・ブルース―逃亡(1995年1月 集英社)
 【改題】ファイアボール・ブルース(1998年5月 文春文庫)
●OUT(1997年7月 講談社 / 2002年6月 講談社文庫【上・下】)
・錆びる心(1997年11月 文藝春秋 / 2000年11月 文春文庫 / 2006年1月 大活字文庫【上・下】)
 所収作品:虫卵の配列 / 羊歯の庭 / ジェイソン / 月下の楽園 / ネオン / 錆びる心
〇ジオラマ(1998年11月 新潮社 / 2001年10月 新潮文庫)
 所収作品:デッドガール / 六月の花嫁 / 蜘蛛の巣 / 井戸川さんについて / 捩れた天国 / 黒い犬 / 蛇つかい / ジオラマ / 夜の砂
●柔らかな頬(1999年4月 講談社 / 2004年12月 文春文庫【上・下】)
・光源(2000年9月 文藝春秋 / 2003年10月 文春文庫)
・玉蘭(2001年3月 朝日新聞出版 / 2004年2月 朝日文庫 / 2005年6月 文春文庫)
・ファイアボール・ブルース2(2001年8月 文春文庫)
・リアルワールド(2003年2月 集英社 / 2006年2月 集英社)
〇グロテスク(2003年6月 文藝春秋 / 2006年9月 文春文庫【上・下】)
〇残虐記(2004年2月 新潮社 / 2007年8月 新潮文庫)- 週刊アスキー連載。連載時タイトルは「アガルタ」。桃源郷としての「アガルタ」を全く知らないままタイトルとして採用したとのこと
〇I'm sorry, mama(2004年11月 集英社 / 2007年11月 集英社文庫)
・魂萌え!(2005年4月 毎日新聞社 / 2006年2月 新潮文庫【上・下】)・
・冒険の国(2005年10月 新潮文庫)
●アンボス・ムンドス(2005年10月 文藝春秋 / 2008年11月 文春文庫)
 所収作品:植林 / ルビー / 怪物たちの夜会 / 愛ランド / 浮島の森 / 毒童 / アンボス・ムンドス
〇メタボラ(2007年5月 朝日新聞社 / 2010年7月 朝日文庫【上・下】 / 2011年8月 文春文庫)
●東京島(2008年5月 新潮社 / 2010年5月 新潮文庫)
●女神記(2008年11月 角川書店 / 2011年11月 角川文庫)
〇IN(2009年5月 集英社 / 2012年5月 集英社文庫)
●ナニカアル(2010年2月 新潮社 / 2012年10月 新潮文庫)
・優しいおとな(2010年9月 中央公論新社 / 2013年8月 中公文庫)
・ポリティコン(2011年2月 文藝春秋【上・下】 / 2014年2月 文春文庫【上・下】)
〇緑の毒(2011年8月 角川書店 / 2014年9月 角川文庫)
〇ハピネス(2013年2月 光文社 / 2016年2月 光文社文庫)
〇だから荒野(2013年10月 毎日新聞社 / 2016年11月 文春文庫)
〇夜また夜の深い夜(2014年10月 幻冬舎 / 2017年10月 幻冬舎文庫)
・奴隷小説(2015年1月 文藝春秋 / 2017年12月 文春文庫)
 所収作品:雀 / 泥 / 神様男 / REAL / ただセックスがしたいだけ / 告白 / 山羊の目は空を青く映すか Do Goats See the Sky as Blue?
〇抱く女(2015年6月 新潮社 / 2018年8月 新潮文庫)
●バラカ(2016年3月 集英社 / 2019年2月 集英社文庫【上・下】)
・猿の見る夢(2016年8月 講談社 / 2019年7月 講談社文庫)
●夜の谷を行く(2017年3月 文藝春秋 / 2020年3月 文春文庫)
〇デンジャラス(2017年6月 中央公論新社 / 2020年6月 中公文庫)
〇路上のX(2018年2月 朝日新聞出版 / 2021年2月 朝日文庫)
・ロンリネス(2018年6月 光文社 / 2021年8月 光文社文庫)
・とめどなく囁く(2019年3月 幻冬舎)
●日没(2020年9月 岩波書店)
●インドラネット(2021年5月 KADOKAWA)
●砂に埋もれる犬(2021年10月 朝日新聞出版)
・燕は戻ってこない(2022年3月4日 集英社)

【小説 村野ミロシリーズ】
・顔に降りかかる雨(1993年9月 講談社 / 1996年7月 講談社文庫 / 2017年6月 講談社文庫【新装版】)
・天使に見捨てられた夜(1994年6月 講談社 / 1997年6月 講談社文庫 / 2017年7月 講談社文庫【新装版】)
〇水の眠り灰の夢(1995年10月 文藝春秋 / 1998年10月 文春文庫 / 2016年4月 文春文庫【新装版】)
〇ローズガーデン(2000年6月 講談社 / 2003年6月 講談社文庫 / 2017年8月 講談社文庫【新装版】))
収録作品:ローズガーデン / 漂う魂 / 独りにしないで / 愛のトンネル
・ダーク(2002年10月 講談社 / 2006年4月 講談社文庫【上・下】)

【ロマンス小説】
・愛のゆくえ(1984年12月 サンリオニューロマンス)
・熱い水のような砂(1986年2月 サンリオニューロマンス)
・真昼のレイン(1986年7月 サンリオニューロマンス)
・夏への扉(1988年1月 双葉社) ※桐野夏子名義
・夢の中のあなた(1989年3月 双葉社) ※桐野夏子名義
・ジュニア小説(野原野枝実名義)
・恋したら危機!(1989年8月 MOE文庫)
・あいつがフィアンセだ!(1989年8月 MOE文庫)
・小麦色のメモリー(1989年8月 MOE文庫)
・トパーズ色のband伝説(1989年10月 MOE文庫)
・恋したら危機! パート2(1989年12月 MOE文庫)
・媚薬(1990年3月 MOE文庫)
・恋したら危機! パート3(1990年5月 MOE文庫)
・急がないと夏が… プールサイドファンタジー(1990年7月 MOE文庫)
・セントメリークラブ物語1 セントメリーのお茶会にどうぞ(1990年10月 MOE文庫)
・セントメリークラブ物語2 銀の指輪は冷たく輝く(1991年1月 MOE文庫)
・ガベージハウス、ただいま5人(1991年3月 コバルト文庫)
・涙のミルフィーユボーイ(1992年1月 コバルト文庫)
・ルームメイト薫くん 1-3(1993年-94年 偕成社)

ところで、1999年刊行の『柔らかな頬』は、同年7月の第121回直木三十五賞を受賞している。

当時の選考委員だった五木寛之さんが、この作品をどう評価しているのか興味があった。
そういえば、こんな本が手元にあった。

『ぼくが出会った作家と作品 五木寛之選評集』 東京書籍 2010年刊

 

五木さんは、1978年(第79回)から2010年(第142回)まで、直木賞選考委員を勤めていたはず。

直木賞選考委員リスト
https://prizesworld.com/naoki/sengun/

この本から、第121回直木賞の五木さんの選評を抜き出してみる。
ちなみにこの回の受賞作は二作で、佐藤賢一『王妃の離婚』桐野夏生『柔らかな頬』だ。

 

<今回は天童荒太さんの「永遠の仔」を最後まで推したのだが、意外なほど不評で、桐野夏生さんの「柔らかな頬」と、佐藤賢一さんの「王妃の離婚」に圧倒的な支持が集り、二作受賞の運びとなった。(中略)
桐野夏生さんの「柔らかな頬」は、以前、候補になりながら受賞しなかった「OUT」とくらべて、新人の小説としての野心に欠けると思った。「OUT」は文字通り良俗的世界からブレイクアウトすることを志した作品である。制度としての直木賞のラインからはじき出されたところにこそ、「OUT」の真の栄光があったのではあるまいか。私は胸中にウメガイを抱いているかのように見えるこの作家が、ふたたび「OUT」の世界を描いて「平地人を戦慄せしめ」るであろうことを、ひそかに期待している。賞などというものは取ってしまえばこっちのものだ。あとは勝手にわが道をゆけばいいのである。(後略)>

いかにも五木さんらしいと思う。

「ウメガイ」とは、「サンカ」と呼ばれた人たちが持ち歩いた刀剣。
シンボル的な意味合いを持つ道具らしい。

「平地人を戦慄せしめ(よ)」は、有名な柳田国男の「遠野物語」序文に出てくるフレーズ。

 

『風の王国』『戒厳令の夜』を読むと、五木さんの 「サンカ」への関心・思い入れが、うかがい知れる。

桐野夏生さんは、五木さんのこの選評を目にしていると思うが、五木さんが言うように「良俗的世界からブレイクアウト」する人々を描き続けている。そこがこの作家の魅力だと思う。

 

 

| | コメント (0)

2019年12月28日 (土)

【読】今年も総集編(2019年・読書編 -2-)

「読書編 -1-」に書ききれなかった、今年読んで印象に残った本の続き。

ノーマ・フィールド

たしか、『戦争をよむ 70冊の小説案内』(中川成美/岩波新書)で知った、ノーマ・フィールドという女性。
うまく紹介できないので、ウィキペディアから転載する。

<ノーマ・フィールド(Norma M. Field, 1947年 - )は、アメリカ合衆国の日本研究者、シカゴ大学名誉教授。
第二次世界大戦後の東京で、アメリカ人の父と日本人の母の子として生まれる。1974年、インディアナ大学で東アジア言語文学の修士号を取得。1980年に来日し研究。1983年、プリンストン大学で同博士号取得。シカゴ大学に奉職し、東アジア学科教授をへて名誉教授。
夏目漱石の『それから』の英訳(And Then)に続き、『源氏物語』論である『憧憬の輝き』(Splendour of Longing)で注目された。
1988年の再来日の折に昭和天皇の死去に至る日々を体験。ルポルタージュ『天皇の逝く国で』を著し、この著書の日本語訳によって日本でも一般に知られるようになった。>

学者ではあるが、その著作からは、誠実な人柄が伝わって来て、好感が持てる。

ノーマ・フィールド/大島かおり訳 『天皇の逝く国で [増補版]』 みすず書房
ノーマ・フィールド/岩崎稔/成田龍一 『ノーマ・フィールドは語る 戦後・文学・希望』 岩波ブックレット781
ノーマ・フィールド 『いま、<平和>を本気で語るとは 命・自由・歴史』 岩波ブックレット990
ノーマ・フィールド/大島かおり訳 『祖母のくに』 みすず書房
ノーマ・フィールド/大島かおり訳 『へんな子じゃないもん』 みすず書房

上にあげた岩波新書で紹介されていたのが『天皇の逝く国で』
天皇裕仁(昭和天皇)が死去(崩御)したときの日本の状況(自粛ムード)と、天皇制に静かに異議を唱えた三人への取材、それに自らの体験を織り交ぜて論述している。

アマゾンより。
<「自粛」「常識」という社会の抑圧に、抵抗できるか。/登場人物は体制順応という常識に抗った三人の日本人。/沖縄国体で日の丸を焼いた知花昌一、殉職自衛官の夫の靖国神社合祀に反対した中谷康子、天皇の戦争責任を明言して狙撃された長崎市長の本島等。/あれから20年余、増補版のために書かれた新たなあとがきを付す。>

『祖母のくに』『へんな子じゃないもん』の二作は、幼少期、日本で育った著者のおもいでが、温かく綴られていて、よかった。
この三冊は、すっかり気に入ったので、図書館に返却した後で、古本をネットで購入したほど。

 

なお、ノーマ・フィールドについては、このブログにも8月に書いている。
お読みいただけると、うれしい。

【読】ノーマ・フィールド - やまおじさんの流されゆく日々
http://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2019/08/post-c2c768.html

| | コメント (0)

2018年1月10日 (水)

【雑】紅梅、ほころぶ

きのう、気温が16度ぐらいまであがって、春のような陽気だった。
今日は、晴れているものの、南風が強い。

南側のベランダから見える紅梅が、早くもほころんできたのか、上から見ると薄紅色がきれいだ。

撮影 2018/1/10 東京都東大和市

20180110142133

例年、この時期には咲き始めるのだったか、憶えていないけれど……。

ブログの過去記事を見てみると、一昨年の1月19日には、その数日前に積もった雪に、紅梅の薄紅が映える写真が掲載されていた。
そんなこともあったのだなあ。

【雑】冷え込み: やまおじさんの流されゆく日々
http://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2016/01/post-26f5.html

今日の午前中は、市の健康センターで胃がん検診。
指定時刻より30分以上早く着いたので、市の中央図書館で時間をつぶした。
平日なのに、思ったよりもたくさんの利用者がいた。

図書館では、今読み続けているイザベラ・バード関連の本を、また二冊借りた。

 

金坂清則訳 『新訳 日本奥地紀行』(平凡社東洋文庫)は、今読み続けている『完訳 日本奥地紀行』(金坂清則訳・東洋文庫、全4巻)の別バージョン。

英国でか「完全版」の後に発行された「簡略版」の新訳。
完全版と比べてみると、ダイジェスト版でカットされている部分がわかって、興味ぶかい。

金坂氏の長年のバード研究に傾ける情熱がうかがえる。
これまでの別の訳者による翻訳への批判も容赦ないが、いやみな感じはない。

| | コメント (0)

2017年11月29日 (水)

【歩】小春日和、図書館で過ごす

なんと、三か月ぶりの投稿。

小春日和に誘われて、用足しを兼ねての散歩。

木の葉が色づいて、きれいだ。

20171129093302_2

20171129093406_3

20171129093439_2

20171129093532

たいした距離ではないが、近くの市民センターと集会所に置かせてもらっているチラシの延長手続き。
ついでに図書館に寄って、借りていた本を返却し、予約していた本を受け取った。

20171129100750

いつもならそのまま帰って来るところだが、今日は書架をたんねんに眺めてきた。

坂口安吾の「堕落論」が収録されている文庫を手に取り、閲覧スペース(大きなテーブルと椅子が置かれている)で読む。

平日の図書館は入館者も少なく、落ち着く。
近くの幼稚園児だろうか、団体で見学に来ていて、図書館員の説明を行儀よく聞いていた。

書架を順繰りに眺めていると、これまで知らなかった本がたくさんあって、図書館のありがたさをあらためて感じる。
ただ、私の家にある本のかなりの部分が図書館にない本であることも、あらためて知った。

自宅の本棚から本があふれそうになっていて(昔からだが)、何とかしなければと思い続けて幾星霜。
本は持たない方がいい、という考え方もあるのだが、持っている(置いておく)ことの”効能”もあるのかもしれない。

今日、借りてきた本は、これ。
ネットで、本に詳しい知人が紹介していたので知った。

松家仁之(まついえ・まさし) 『光の犬』
 新潮社 (2017/10/30) 441ページ

そういえば、二週間ほど前の新聞の読書欄にも載っていた。

【東京新聞 2017/11/19(日曜日) 朝刊】

20171119_tokyoshinbun

| | コメント (0)

2017年3月17日 (金)

【読】ようやく読んだ「火花」

一昨年買って、そのままにしていた文藝春秋(2015年9月号)で、又吉直樹の「火花」を読んだ。

Bunshun201509

文章は、うまいと思えないが、緊迫感があっておもしろかった。
読みすすめるうちに、この人のリズム感のようなものに慣れてくる。
ただ、この雑誌で85ページという分量は、ちょっと長すぎる気も。

第153回芥川賞を同時受賞した、羽田圭介の「スクラップ・アンド・ビルド」も、ついでに読んでしまおう。

そして、この雑誌はチャリティ古本市に出してしまおうか。
他の記事にも読みたいものがありそうなので、迷っている。

借りていた本を返却しに行った図書館で、新着コーナーをのぞいてみる。

おもしろそうな本を発見。
さっそく借りてきた。
7cmの厚さがあって、ちょっとした辞書並み。
広辞苑クラスだ。
きっと、購入時は箱にはいっていたのだろう。

Shoyou_taizen_1Shoyou_taizen_2_2

『書評大全』 共同通信社文化部(編集)/三省堂
 2015/4/15発行 16,500円(税別)

― Amazonより ―
内容紹介
<共同通信の署名入り配信がスタートした1998年3月から2014年3月末まで、16年間の膨大な「書評データ」を一冊に凝縮。/掲載書名約5、000点、評者約1、600人。/書名、著者・編者、訳・監訳者、写真家、評者、出版社索引、そして楽しめるキーワード索引付き。/図書館の必備レファレンスとしても有益な、空前の“書評から見る文化史大事典” >

これは、すごい。

索引が詳しく、充実している。
気になる書評家や著者を探して、読んでみたい。

| | コメント (0)

2017年2月23日 (木)

【読】長倉洋海さんと「アフガニスタン山の学校」

高橋美香さんという、若い写真家(フォト・ジャーナリスト)を知ったのは、昨年のこと。

 

パレスチナに何度も足を運び、現地の家族の一員のように暮らしながら、写真を撮り続けている人だ。

 

”自然体” といえばいいのか、飾らない人がらで、すっかりファンになってしまった。

 

彼女のスライド・トーク・イベントには、これまで二度ほど参加し、二冊の著書と一冊の写真集を買い求め、サインしていただいた。

 

  

 

【高橋美香さんのブログ】
 世界の笑顔に出会いたい - Yahoo!ブログ
 http://blogs.yahoo.co.jp/mikairvmest

 

その高橋美香さんが敬愛するフォト・ジャーナリストが長倉洋海さん。

 

私も、だいぶん前に 『ヘスースとフランシスコ―エル・サルバドル内戦を生きぬいて』 を読んで感銘を受け、すっかりファンになってしまった。

 

 

最近知ったのだが、長倉さんは私と同年代(私の方が一年先に生まれている)。
しかも、北海道の釧路のご出身だという。
そんなこともあって、いっそう親しみを感じている。

 

来月18日、東中野で長倉さんのスライド・トークがあるという。
美香さんのイベントでちらしをいただいて知った。

 

 

 

20170318_event_2

アフガニスタンを『食べて』『見て』もっと知ろう
 場所:東京 東中野・驢馬駱駝(ろまらくだ)
 主催:「アフガニスタン山の学校支援の会」
 開催日:2017年3月18日(土)
 開催時間:13:30-16:30

 

「アフガニスタンを『食べて』『見て』もっと知ろう」3/18東中野 | 西遊旅行
 http://www.saiyu.co.jp/newspaper/event/afghanistan_kick_off_2017/

 

アフガニスタン山の学校支援の会
 http://www.h-nagakura.net/yamanogakko/

 

参加申し込みした。
高橋美香さんも、この「アフガニスタン山の学校支援の会」の運営委員。
当日、会場で会えるだろう。
なんといっても、はじめてお会いする長倉さんのスライド・トークが楽しみだ。

 

長倉洋海さんの本は何冊か持っているものの、読んでいなかったものもあったので、ここ数日、読み続けている。

 

 

 

写真はもちろんのこと、文章からも、あたたかい人がらが伝わってきて、いいなあと思う。

 

写真集や最近の著作を図書館から借りてきて読んでいる。

 

   

 

私の地元の図書館には長倉さんの本がたくさん収蔵されていて、ありがたい。

| | コメント (2)

2016年12月31日 (土)

【読】年末にみつけた本

昨日(12/30)、出先の新刊書店で、たまたまみつけた本。

豊富な図解で、コンピュータとそのテクノロジーが解説されている。
いい本をみつけたものだ。

『ビジュアル版 コンピューター&テクノロジー』 ロン・ホワイト 著
 SBクリエイティブ 2015/9/28発行 363ページ 2,700円(税別)

年末年始は仕事もはいっていないので、楽しみながら読んでみようか。

― Amazonより ―

【2016年CPU大賞・書籍部門受賞! 】
【シリーズ累計200万部の世界的ベストセラー! 】

これ一冊でコンピューター・IT技術がわかる

コンピューターの動作原理から、ハードウェア、ソフトウェア、通信、Webサービス、印刷まで、
コンピューター・IT技術のしくみがすべてわかる究極のイラストガイド

今や、コンピューター・IT技術はビジネスから日常生活まで、私たちの活動のあらゆる領域に浸透しています。
本書では、ハードウェア内部のしくみ、プログラムが働くしくみ、
グラフィックスやゲームやネットワークのしくみ等々を、
過去から現在までさまざまな分野にわたって網羅して、
美しい精細なイラストと丁寧な解説で徹底図解しています。

●イラストによって初心者の方が技術をイメージで理解することができます。
●技術のしくみについてはもちろん、歴史的な過程も紹介されています。
●ITプロフェッショナルが大切にしている、深い知識まで含まれています。

▼本書の構成
Part1:コンピューターを支えるサイエンスとハードウェア技術
Part2:ソフトウェア?コンピューターが紡ぐ詩
Part3:コンピューターの進化
Part4:私たちの感覚を広げるコンピューター
Part5:インターネットの誕生と発展
Part6:プリンターがデータを形にする仕組み
Part7:今後の展望

| | コメント (0)

2016年10月16日 (日)

【読】手元に置きたい本

日中の最高気温が20度前後の毎日。
あっというまに涼しくなり、薄手のフリースを羽織っている。

お祭りやイベントの多い季節なのに、すっかり出不精になってしまった。


このところ沖縄にまつわる本を、図書館から借りて読み続けている。
図書館はありがたい。

宮里千里 『シマ豆腐紀行―遥かなる<おきなわ豆腐>ロード』
 ボーダーインク 2007/8/30発行 247ページ

読んでいるうちに、沖縄のあの固い豆腐が食べたくなった。

沖縄ことば(ウチナーグチ)を駆使した語り口も好ましい。
最近知った著者の宮里千里さんだが、すっかり好きになった。
私よりも一歳年長の、ほぼ同世代。

ページ数のわりには、読むのに時間がかかった。
というのも、小さな文字の脚注が多く、情報量が豊富なのだ。
この脚注だけでなく、本文中のさまざまな沖縄情報が役に立ちそう。

そんなわけで、読み終えてからネットで発注してしまった。
沖縄本島や石垣島を中心とした八重山諸島に、これから先も行くことがあるだろう。
旅の友になりそうな本だ。


池澤夏樹さんの小説を、ひさしぶりに読みたくなった。
これも、図書館から借りてきた。

池澤夏樹 『カデナ』
 新潮社 2009/10/30発行 434ページ

そうか、文庫化されているのか。
古本屋ではみかけないな。


もう一冊、図書館にリクエストしておいた本が届いた。
これも池澤夏樹さんの編集。

『日本語のために 池澤夏樹=個人編集 日本文学全集 30
 河出書房新社 2016/8/30発行 524ページ 2,600円(税別)

これは、いい本だ。
池澤さんらしい仕事。

― Amazonより ―

日本文学の定義は日本語で書かれていることである。言語と文学の関係を明らかにするための実例と日本語論を幅広く集め、豊饒の由来を明らかにする。(池澤夏樹)

日本全土の地理的な広がりを背景に生まれた、日本語・漢語・アイヌ語・琉球語といった多種多様な「日本語」のサンプルと論を、古代から現代まで、時代を超えて収録。古代に生まれた祝詞から、仏教やキリスト教の言葉、琉歌、いろはうた、辞書の言葉、また「ハムレット」や「マタイによる福音書」の翻訳比較、日本国憲法などを手がかりに、「日本語」そのものの成り立ちと性質を明らかにする。祝詞「六月晦大祓」(池澤夏樹・訳)、「ハムレット 第三幕第一場」(岡田利規・訳)、「終戦の詔書」(高橋源一郎・訳)は新訳で収録。かつてない視点による画期的アンソロジー。

解説=池澤夏樹
月報=鷲田清一・柴田元幸
帯作品=大原大次郎/ホンマタカシ

【目次】
1 古代の文体
祝詞/池澤夏樹 訳
古典基礎語辞典 大野晋 編著

2 漢詩と漢文
菅原道真/中村真一郎 訳
絶海中津 寺田透
一休宗純 富士正晴
良寛 唐木順三
日本外史 頼山陽/頼成一・頼惟勤 訳
夏目漱石 吉川幸次郎

3 仏教の文体
般若心経/伊藤比呂美 訳
白骨/伊藤比呂美 訳
諸悪莫作 増谷文雄

4 キリスト教の文体
どちりいな・きりしたん/宮脇白夜 訳
聖書
馬太伝福音書 ベッテルハイム訳/マタイ伝福音書 文語訳/マタイによる福音書 口語訳/マタイによる福音書 新共同訳/マテオによる福音書 フェデリコ・バルバロ訳/ケセン語訳 マタイによる福音書 山浦玄嗣 訳

5 琉球語
おもろさうし 外間守善 校注
琉歌 島袋盛敏

6 アイヌ語
アイヌ神謡集 知里幸惠 著訳
あいぬ物語 山辺安之助
萱野茂のアイヌ語辞典

7 音韻と表記
いろはうた 小松英雄
馬渕和夫『五十音図の話』について 松岡正剛
私の國語教室 福田恆存
新村出の痛憤 高島俊男
わたしの表記法について 丸谷才一

8 現代語の語彙と文体
辞書の言葉
ハムレット
坪内逍遥 訳/木下順二 訳/福田恆存 訳/小田島雄志 訳/松岡和子 訳/岡田利規 訳

9 政治の言葉
大日本帝国憲法
終戦の詔書/高橋源一郎 訳
日本国憲法 前文/池澤夏樹 訳
言葉のお守り的使用法について 鶴見俊輔
文章論的憲法論 丸谷才一

10 日本語の性格
意味とひびき――日本語の表現力について 永川玲二
文法なんか嫌いー役に立つか 大野晋
私の日本語雑記 中井久夫


図書館が発注・購入してから、私が最初の読者のようだが、さっそく次の予約者が待っているそうだ。
はじめから終わりまで読み通すような本でもないし、手元に置いて、気が向いたときに広げたいので、これまたネットで注文してしまった。

本が増えるなあ。

| | コメント (0)

2016年10月 6日 (木)

【読】近ごろ読んだ本

もう10月になってしまった。

先月、ブログを書いたのは一回きり。
近ごろは、もっぱらFacebookに近況を投稿するばかりで、ブログには無沙汰している。
写真もスマホで済ますことが多い。

今年は台風の襲来が異常に多い。

今週も台風18号が日本海を北上。
昨夜は強風が吹き荒れたが、今朝は台風一過の秋晴れ。
気温が30度近くまであがった。

あまり書くこともないので、最近読んだ本のことなど。

池澤夏樹 『沖縄への短い帰還』
 ボーダーインク 2016/5/25発行 334ページ

発売直後に入手していたこの本を、ようやく読んだ。

<旅する人生のなかに“沖縄”という季節があった。池澤夏樹、沖縄の日々。沖縄をめぐるエッセイ、書評、インタビュー、講演、掌編小説を厳選。単行本初収録、多数。 >
 ― Amazonより ―

10年ほど沖縄に住んでいた池澤夏樹さんの沖縄をめぐる文集。

沖縄について、いろいろ教えられた。
なかでも、宮里千里(みやざと・せんり)さんのことを知ることができたのは収穫だった。

さっそく、図書館から何冊か借りてきて読んでいる。

20160928

味のある文章を書く人で、好感がもてる。
私よりも一歳年長の同世代ということにも、親しみを感じる。

宮里千里 『島軸紀行―シマサバはいて――異風南島唄共同体』
 ボーダーインク 1993/12/15発行 234ページ

”ウチナーグチ”(沖縄言葉)が効果的に使われていて、読ませる文章だった。
おおいに勉強になった。

”シマサバ” というのは、沖縄や先島(宮古、八重山)の人たちが愛用するゴム草履。
”シマゾーリ” などと称して、石垣島で売られているのを見た。

宮里千里 『ウーマク!――オキナワ的わんばく時代』
 小学館 2000/7/20発行 223ページ

この本が、たいへん面白かった。

昭和30年代のワンパク小僧(ウーマク)だった著者の、沖縄島での少年時代が綴られている。

沖縄の激動時代だった。
北海道の田舎で育った私とは体験の幅がちがうが、同じ時代を生きた著者の話は興味深い。

― e-honサイト より ―
[要旨]
ウーマク=沖縄の言葉で、「わんぱく少年」「やんちゃ坊主」の意。駆ける、笑う、覗く、探検する、忍び込む…1950~60年代、「アメリカ世」の沖縄を遊び回った子どもたち。なつかしくて熱い、あの南島の雰囲気満載エッセイ。
[目次]
1 ウーマク!オキナワ的わんぱく時代
 少年、戦果挙ぎやー
 力道山とエンゲル係数
 僕らのB円両替日
 琉球政府創立記念日 ほか
2 沖縄のゆかいちがい
 暴力団なんか怖くないぞー
 沖縄的看板考
 沖縄での食堂における正しい食事法
 ウチナー的結婚 ほか

宮里千里 『沖縄 時間がゆったり流れる島』
 光文社新書 097 2003/5/20発行 241ページ

この新書は古本屋で買って持っていたはずなのに、どうしても見つからない。
読まずに処分してしまったのか。
今回、図書館本ではじめて読んだ。
沖縄風土記、あるいは歳時記といった内容で、これまた勉強になることばかり。

<沖縄特有の現象がある。死亡広告欄に目を通す朝の日課、聖なる儀式としての結婚披露宴、お墓の新築祝い、先祖と子孫が食を通じて一体感を得る祭り、等々。そして、出生率、平均寿命(女性)、失業率、離婚率、などの全国トップの数字。今、様々な表情を見せる沖縄へ、移住者が増え続けているのは何故か。独自の歴史と他者を受け入れる文化土壌を築いてきた沖縄の魅力を綴る。>
 ― Amazonより ―

沖縄の新聞に大々的に掲載される死亡広告欄の話が面白い。
北海道の地方紙(北海道新聞)でも、まるまる一面を使った死亡告知欄があるが、沖縄のそれは、そんなもんじゃない。
私も、沖縄旅行の際に目にしたことがある。

上の三冊はいずれも絶版。
もちろんAmazonなどで手にはいるが、残念なことだ。

さて、もう一冊。
これはまだ読んでいないが図書館から借りている。

宮里千里 『シマ豆腐紀行――遥かなる<おきなわ豆腐>ロード』
 ボーダーインク 2007/8/30発行 247ページ

沖縄のシマ豆腐も、おいしかったな。
楽しみな一冊だ。

― e-honサイト より ―
目次
 第一章 南米とぅるるん豆腐紀行
 第二章 100%沖縄豆腐びけーん
 第三章 大豆腐圏としてのアジア・日本編
 第四章 わたしはトーファーになりたい
前書きなど
 しま豆腐に気持ちが惹き付けられて以来、考え続けていることがある。あまりにも豆腐は日常過ぎるのか、沖縄のあふれるくらいに数ある食材のうちでも意外や意外と注目はされていなかったように思える。ウチナー豆腐を語るということは即ち、優れて沖縄そのものを語ることになるのではと考えている。
 豆腐に関することで一年間の新聞連載を行った。紙面1ページのおよそ半分を占める破格の扱いをしていただいた。それにしても豆腐だけの話題で一年間は無謀とも思えたが、しかし、日ごろからの豆腐に対する思いは強かったし、それに、豆腐に関して南米をはじめ、ハワイ、中国や韓国、それにインドネシアなどの取材はすでにこなしていた。そういうこともあって、どうにか一年間は続くだろうと考えていた。加えて国内の幾つかのポイント、さらには沖縄内を回ったりもしていたから、「完食」は可能だろうと。
 新聞では48回の連載だったが、加えて、新たな項目や「取材メモ」などを加えた。それにウチナーグチを多用しているので「注」を加えた。ボリュームの関係で「注」の字がシニ小さくなっているがご容赦を。でも、「注」を書き始めると止まらなくなってしまう。違う展開というか、新たな記述になることを知った。

そういえば、こんな面白い事典(文庫版)がある。
ひさしぶりにパラパラ拾い読みしている。

『オキナワなんでも事典』 池澤夏樹 編
 新潮文庫 2003年6月発行

― Amazonより ―
<『沖縄いろいろ事典』から11年。CD‐ROM、WEBと成長してきた事典がついに文庫になった。垂見健吾のあたたかい写真、池沢夏樹をはじめ102名もの執筆者によるエッセイ。それらはなによりも雄弁に沖縄を語る。祭り、芸能、音楽、伝統、祈り、食、アメリカ…どこから読んでも面白く、行ったことがなくても楽しく、食べたことがなくてもおいしい。沖縄を知り尽くす旅にひとしい一冊。>

| | コメント (0)

より以前の記事一覧

その他のカテゴリー

【山】山日誌 【楽】音楽日誌 【歩】散歩日誌 【演】演芸日誌 【観】観察日誌 【読】読書日誌 【遊】おでかけ日誌 【雑】きまぐれ日誌 【震】震災日誌 あの戦争 こんな本を手に入れた こんな本を読んだ こんな音楽を聴いた ちょっと遠くへ アイヌ民族・アイヌ語 アフガニスタン山の学校支援の会 サイボク・まきばの湯 トムラウシ山遭難事故 上々颱風 中島みゆき 五十一 五木寛之 今尾恵介 内村剛介 内澤旬子 内田樹 加藤登紀子 勝沼大雅園 勢古浩爾 北方謙三 南方熊楠 古山高麗雄 古本 吉本隆明 吉村昭 呉智英 四季 冬 四季 夏 四季 春 四季 秋 図書館 国分寺 light house 国分寺界隈 塩山 BUN BUN Bear 塩見鮮一郎 多摩 夢枕獏 宮本常一 宮沢賢治 宮部みゆき 小平図書館友の会 小平界隈 小松由佳 小熊英二 小金井公園 小金井界隈 山崎ハコ 山田風太郎 山野井泰史 岡崎武志 岸本完司 平岡正明 府中 郷土の森 日帰り温泉 星野道夫 服部文祥 杏's cafe 村上春樹 東大和界隈 松岡正剛 松浦武四郎 柳田国男 桂枝雀 桐野夏生 椎名誠 江戸東京たてもの園 江戸東京博物館 池澤夏樹 沖浦和光 沖縄 沢木耕太郎 浅川マキ 浅田次郎 浅草弾左衛門 渋・辰野館 満州 澤地久枝 狭山公園 田中優子 白崎映美 百名山 知里幸恵・真志保 石光真清 石原吉郎 石川英輔 美瑛 船戸与一 菅江真澄 萱野茂 西川郷子 西牟田靖 赤坂憲雄 長倉洋海 間宮林蔵 関野吉晴 阿部謹也 青梅・奥多摩・五日市 静かな大地 須藤もん 高橋美香 高田渡 高野秀行 鳥の歌 鶴見和子