カテゴリー「こんな音楽を聴いた」の107件の記事

2009年11月 7日 (土)

【楽】ハコさんのニュー・アルバム

Hako_mihappyou_3山崎ハコ 『未・発・表』
 2009/11/4発売
 COLUMBIA COCP-35820
 3000円(税込)








数日前に発売され、気になっていたが、今日ようやく入手できた。
風変わりなアルバム・タイトルだが、新録音である。

「今」の山崎ハコさんが聴ける。
ハコ版 「リンゴ追分」 が、すばらしい。
「横浜ホンキートンク・ブルース」 がうれしい。

文句なく、すばらしいアルバムだ。

【収録曲】
 1. BEETLE (Single Ver.)
 2. ヨコハマ
 3. 白い花
 4. 織江の唄
 5. 新宿子守唄
   劇団 椿組 08年夏 新宿花園神社野外劇 「新宿番外地」 主題曲
 6. あなたの景色
 7. リンゴ追分 (オリジナル:美空ひばり)
 8. 横浜ホンキートンク・ブルース
 9. 気分を変えて
 10. 未来の花
 11. 会えない時でも
 12. 飛びます
    Bonus Track
 13. BEETLE (Acoustic Ver.)

【参加ミュージシャン】
 安田裕美、島村英二、ミッチー長岡、中村梅雀、エルトン永田、Char


ハコさんのファースト・アルバム 『飛・び・ま・す』 収録の 「サヨナラの鐘」 で印象的なギター・ソロを聴かせていた、チャー(Char、竹中尚人)が参加している。
中村梅雀さんは、歌舞伎役者のあの梅雀さん。ベース・ギターで参加。

山崎ハコさんは、年齢を重ねるほどに、歌声に張りと艶がでてきたように思うのは、私だけだろうか。
チャーミングなステージ姿を、また見たいとおもう。



(左) 劇団 椿組 08年夏 新宿花園神社野外劇 「新宿番外地」 パンフレット
    山崎ハコ ゲスト出演
(右) 前進座特別公演 (2004/1/3~6) 五木寛之=原作・脚本 「旅の終りに」 パンフレット
    山崎ハコ、安田裕美 出演

Shinjuku_bangaichi_1Tabino_owarini_2

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2009年9月 4日 (金)

【楽】何日君再来

テレサ・テンが歌う「何日君再来」(中国語バージョン)のはいったアルバムをみつけた。
今日の帰りがけ、国分寺駅ビルの「新星堂」で購入。
あの二人に聴かせてあげようと思う。

テレサ・テンが歌う日本語の歌(彼女のためにつくられた歌)は、どれも好きではない。
中村とうようさんがズバリ指摘しているように――
「日本のレコード会社が彼女に歌わせる、男のエゴイズムを投影したような不倫ソングみたいなもの」は、「どこかチャチというか、低俗なイメージがつきまとっている」のだ。

こんなにすばらしい歌唱のできる人に、日本のマーケットはいい曲を提供できなかった。
彼女もくやしい思いをしたのではないだろうか。
もったいないことをしたものだ。

Teresa_teng_best_1Teresa_teng_best_2_2テレサ・テン
 「ベスト+ベスト」

UNIVERSAL MUSIC
UPCY-6483
1980円(税込)






最後の二曲が聴きたくて買ったようなものだ。

Teresa_teng_best_3「夜來香」

「何日君再来」
(いつの日、君帰る)
 この歌は
 MOTELの二人がカバーしている。
 二人のライブでぜひお聴きください。

<対訳>
きれいな花も美しい景色も
 いつまでも続かない
憂いが顔を埋めつくし
 涙がこぼれ落ちる
今夜別れたら
 次はいつ来てくれるの?
この杯をあけて
 肴も少しどうぞ
人生で酔える時は何度もないから さあ
(早く早く この杯をあけたら話しましょうよ)
今夜別れたら 次はいつ来てくれるの? 


ところで、テレサ・テンが全曲、中国語で歌っているすばらしいアルバムがある。
中国の古典詩に曲をつけたものをあつめたアルバムである。

中国語がこんなに美しく響くとは、驚きである。
中村とうようさんが推薦するだけはある。


Teresa_teng鄧麗君 「淡淡幽情」
 OMAGATOKI SC-6101

中村とうようさんの解説・推薦文(ブックレットより)

古典詩をもとにした美しい歌のかずかず
  中村とうよう
<『淡淡幽情』は1983年2月2日に香港ポリグラムから発売されたテレサ・テンの意欲作である。香港、台湾などでは大変に高く評価され、…(中略)…内容的にも普通のヒット曲集とはまったく異なったコンセプトで作られており、テレサの中国伝統文化への愛情と尊敬がうかがわれる。とくにわが国では、テレサは台湾から演歌をうたいにやってきた一介の人気歌手としか見られておらず、しかも日本のレコード会社が彼女に歌わせる、男のエゴイズムを投影したような不倫ソングみたいなのがヒットしているため、どこかチャチというか、低俗なイメージがつきまとっているのではなかろうか。…(中略)…この最高傑作『淡淡幽情』の発売をチャンスとして、わが国でのテレサのイメージが改まることを願わずにはいられない。>

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2009年8月30日 (日)

【楽】上々颱風の古い音源

今ごろ、下北沢のラカーニャではサトちゃん(西川郷子さん)がライブをしていると思うと、行けなかったことがくやしい。
諸般の事情から、日曜日のライブにはなかなか行けないのだ。
うーん、残念。

そのかわり、というわけでもないが、上々颱風のうんと古い音源を聴いている。
いずれもCDで発売されているもの。

『上々颱風 JIROKICHI DAYS 1988』
 2004年 遊芸社 YW-S002

Shangshang_jirokichi1Shangshang_jirokichi2











メジャー・デビュー前、こんな熱いライブをやっていたんだな。
遅れてきたファンの私としては、当時の雰囲気を音源から想像するだけだが、すごいな。
現在の上々颱風の核が、この当時すでにできあがっていたと感じる。
ブラスやハーモニカ(八木のぶおさん)の参加が効いている。
エミちゃん(白崎映美さん)のMCは、この頃からいまのような調子だったんだ。

1988年12月23日
 西川郷子/白崎映美/紅龍/安田尚哉/渡野辺マント/後藤まさる
 古沢良治郎/ボブ斉藤/青木泰成
上々颱風のテーマ/張子の虎/カラスかねもん勘三郎/仏の顔も It's All Right/上海我愛にい(*)/美は乱調にあり/ハイ・ハイ・ハイ/踊りゃんせ  (*)人偏に尓=亻+尓
1988年9月30日
 西川郷子/白崎映美/紅龍/猪野陽子/安田尚也/渡野辺マント/後藤まさる
 八木のぶお/ボブ斉藤
町工場の女の子/ヨコスカ・バーニング・ナイト/ヨコスカ・マンボ/チャイナタウン・シャッフル

 (高円寺JIROKICHIにてライヴ録音)


『アジアが一番 ひまわりシスターズ』
 2004年 遊芸社 YW-S003

Shangshang_asia1Shangshang_asia2_2上々颱風の前身、「紅龍とひまわりシスターズ」の頃の音源。
カセット・テープで発売されていた「幻の」音源のCD化。
長髪のフォーク青年(ロック青年?)だった頃の、若き紅龍氏の写真がブックレットに載っているが、なんとも……。

上々颱風 1980年、紅龍が西川郷子らと共に横須賀市で結成した「紅龍&ひまわりシスターズ」が母体。以後ライブハウスなどで徐々に人気を伸ばし、1986年に現在の上々颱風に改称した。/1990年にはEPIC SONYから1stアルバム『上々颱風』を発表。メジャーデビューとしては異例の10万枚を売り上げ、またデビュー曲「流れのままに」はその後、エースコックのカップラーメンのCMソングに採用された。/1991年の夏には日本航空の沖縄キャンペーン「上々沖縄(しゃんしゃん・おきなわ)」のCMに「愛より青い海」が使われ、音楽だけでなくメンバーも出演。また住友生命の商品「どくしん時代」のCMでメンバーが「入った人だけ守ってあげる どくしん時代」と歌いながら登場し、話題になった。> (Wikipedia)

紅龍&ひまわりシスターズ
 紅龍/ふみえ/さとこ/鈴木正彦/丸谷哲司/鈴木竜/勇人
レボリューション音頭/張子の虎/気分はセントウ!/ヨコスカ バーニング ナイト/しぶ茶で cha cha cha/春風は河を渡る
Bonus Tracks
 お囃子~ひまわりシスターズのテーマ ―横須賀かぼちゃ屋ライヴより―
 本気節 ―横須賀かぼちゃ屋ライヴより―
 波と風 ―未発表スタジオ録音―

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2009年8月29日 (土)

【楽】和太鼓コンテストを聴きに

東京新聞の記事で知った和太鼓コンテストを聴きに、青山「こどもの城 青山劇場」へ行ってきた。

20090829_wadaiko_news第8回 東京国際和太鼓コンテスト
主催 東京新聞・財団法人浅野太鼓文化研究所・財団法人児童育成協会(こどもの城)
2009/8/29(土) 組太鼓青少年の部
8/30(日) 大太鼓の部、組太鼓一般の部

青山劇場・青山円形劇場
http://www.aoyama.org/

午後1時開演。
内容をよく知らずにチケットを買って行ったのだが、終了したのはなんと午後7時をまわっていた。
10組の組太鼓グループ(今日は青少年の部=小中学生)が、課題曲と自由曲の二曲を17分の制限時間内に演奏した。
ステージの入れ替えに時間がかかるし(太鼓の出し入れ)、途中何度か休憩もはいったので、演奏だけでも4時間の長丁場。
演奏終了後の審査のあいだ、壱太郎さんというプロの太鼓奏者のミニライブが30分ほどあって、聴きごたえがあった。
さすがプロだ。感動。
 和太鼓奏者 壱太郎
  http://www.wadaiko-1.com/

コンテストの方は、大人顔負けのみごとな演奏が続き、まったく退屈しなかった。
それどころか、感動的にすばらしい演奏もあった。
チームの構成はまちまちで、あどけない顔の子もまじっていたし、たくましい体つきの中学生もいた。
女の子ばかりの組もあった。
神奈川(2組)、高知(3組)、埼玉、福島、愛知(2組)、佐賀と、新型インフルエンザの流行にも負けずに全国から集まった10組が競い合う。

最優秀賞、優秀賞、敢闘賞の三賞を選ぶ審査員が、なかなか興味深い面々。
山本寛斎、藤舎呂悦(邦楽囃子方)、高田みどり(打楽器奏者)、浅野明利(財団法人浅野太古文化研究所理事長)、岡田知之(元NHK交響楽団打楽器奏者)、茂木仁史(国立劇場プロデューサー)。

最優秀賞は愛知県春日井市のチーム(転輪太鼓風雲児 風組)、優秀賞は埼玉県川越市のチーム(川越ふじ太鼓)に決まり、このふたつは審査員全員の意見が一致したという。
素人の私たちの耳にも、この二組がずば抜けた実力をもっていることがわかった。
敢闘賞は佐賀県佐賀市のチーム(大和太鼓保存会 鼓天童子)。
敢闘賞以下、第六位までは僅差だったという。
ロビーに審査結果(審査員の採点集計)が掲示されたが、ほんとうに、一、二点差で並んでいた。

 【2009/8/31夜 訂正】
  優秀賞と敢闘賞のチーム名が間違っていましたので、訂正しました。
  関係者の方々に不愉快な思いをさせてしまったかと思います。
  とくに、優秀賞チームを敢闘賞と誤記したことは、まことに申し訳ありません。
  ここにお詫び申しあげます。
  8/30(日)東京新聞に掲載された審査結果記事も下に追加掲載しました。


090830_tokyo_shinbun_3ステージにうれし涙であがった三チームと、受賞できずに悔し涙を流していたチームが対照的だった。
コンテストとは、残酷なものである。
ある審査員の言った「コンテストは他者と競いあうことだが、ほんとうは自分との闘い、競いあい」という言葉が印象的だった。

審査員の一人、高田みどりさんは、永六輔さんのラジオ番組によく出演するので知っていた、魅力的な打楽器奏者。
この人の言葉もよかった。
「太鼓をたたく、太鼓を打つ、とよく言いますが、太鼓はたたくのではなく打つものです」
「“胸を打つ” “心を打つ” というように使われるのが “打つ”」
「“たたく” はどうかというと、“たたき割る” “たたきこわす” というように使われるでしょう?」
と、まあ、こういう内容だったが、そうだなあとうなずく。

山本寛斎さんは、さすがにオーラを感じさせる人だが、とぼけた話ぶりで会場の人々を笑わせていた。

主催者のひとつである「浅野太鼓」は、慶長十四年(1609年)創業の、石川県白山市の和太鼓楽器店。
今年が創業四百年という記念の年なんだそうだ。
 浅野太鼓/和太鼓創業400年
  http://www.asano.jp/
会場入口前に、大小さまざまな和太鼓が展示されていて、手を触れられるようになっていた。
太鼓は買えないけれど、記念に小さな拍子木を買って帰った。

前売チケットを買ったのが発売直後だったためか、最前列の特等席で観ることができた。
今日は、妻と、妻の姉、それに小学四年生の義姉の孫娘と、四人で行った。

長時間だったけれど、いい体験ができたと感謝している。
高田みどりさんではないが、「パワーをもらって」帰ってきた。


0908290001_20908290002_2090829000509082900100908290009090829000820090829_wadaiko1_220090829_wadaiko2_20908300003

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2009年7月 8日 (水)

【楽】MOTEL―YouTube

You Tube
須藤もん+対馬照/流れ者

http://www.youtube.com/watch?v=mB_P9iBRAXY

いつのまにか、こんなライブ映像が・・・。
「MOTEL」 は、お二人のユニット名です。

つい先日の、下のライブの模様のようです。
私は行けなかったのですが。

■2009/06/27(土)  三鷹 「バイユーゲイト」

 JR中央線 三鷹駅北口 徒歩2分
 武蔵野市中町1-17-2 アビエス1F2号
 TEL 0422-55-5782
 出演  鎌倉研(from大阪) MOTEL(須藤もん+対馬照)
 19:00 開場  19:30 開演
 2,000円 (別途ドリンク・オーダー)

 http://bayougate.voxx.jp/


これから先の 「MOTEL」 のライブ予定は、こちらをご覧ください。

【楽】須藤もん・対馬照(MOTEL) 最新スケジュール
 2009/6/20(土) 掲載
http://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2009/06/motel-7617.html


さらに、最新情報は 「須藤もん公式サイト」 でご確認ください。
いくつか、ライブ詳細情報(開演時刻など)をアップしています。

須藤もん公式サイト
http://homepage2.nifty.com/sudomon/

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2009年7月 5日 (日)

【楽】上々颱風名曲選 I

そのうち買おうと思いながら、そのままになっていたアルバム。
昨夜、花園神社のライブ会場で購入。

これまで発売されたアルバムからのピックアップなので、目新しくない内容なのだが、紅龍氏が曲目解説を書いているというので気にはなっていたのだ。

Shangshang_best上々颱風名曲選 I
 ポニー・キャニオン/M&Iカンパニー
 MYCD-30360 2005年
 2800円(税込)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000BU6PY4

(収録曲 全12曲)
愛より青い海/Let it be/ハラホロの涙―GREAT JOURNEY 2001―/心の花/ものみな歌に始まる/けもの道/ヒマワリの海/東京の夜/愛が誰かを呼んでる/平和が戦車でやって来る/青空/いつでも誰かが

アルバム 「上々颱風8」から後の曲が多く、エピック・ソニー時代の古いアルバムの曲がほとんどない。
所属事務所もレコード会社も転籍したので、版権の問題がじゃまをしているのかもしれない。

これからアルバムを聴いてみようという人には、いい内容かもしれない。

もう一枚、過去のシングル盤を収録した名曲集も出ているので、あわせて聴いてみるのもいいと思う。

 GOLDEN☆BEST 上々颱風
  http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002206V2C


紅龍氏による曲目解説が、期待していた以上に私にはおもしろかった。
ひと頃、紅龍氏と接する機会が多かったのだが、私は酒を飲まないし、あまりお話をしたことはなかった。
ただ、こういう人なんだなという感じは、私なりにもっている。
人となり、というか。

今回、この解説を読んで、なるほどと思うことが多かった。

「平和が戦車でやってくる」 は昨夜の花園ライブでも演奏されて、いつになくジーンときたものだ。
紅龍氏の一面が強くでている楽曲だと思う。
もっとも、上々颱風の曲のほとんどは、座付作者といっていい(リーダーなんだが)この人の作詞作曲によるもの。
すぐれた楽曲が多い。

楽曲のよさ、プラス、ツイン・ボーカルの歌唱、それにキーボードとリズム・セクションのサポート。
あとはアレンジのよさ(アレンジはメンバー全員のチカラか?)――これらが上々颱風の音楽の魅力を生みだしているのではないか、と私は思っている。


ところで、これが第一集なら、第二集はいつ発売されるんだろう?

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【楽】花園神社 七夕ライブ 2009(続)

昨夜の花園神社野外ライブのことを、もう少し書きたい。
「いいライブだったな」 だけじゃ、あんまりだから。

新宿花園神社の境内は、さほど広くない。

東京新宿鎮座 花園神社
  http://www.hanazono-jinja.or.jp/mt/top/


昨夜のライブでも、私が着いたときは整理番号1000番台の入場を案内していたが、どう見ても1000人も入れるような場所ではない。
何人ぐらいいたのか、見当がつかない。
300とか400ぐらいかな。

明治通り沿いの大鳥居(ここが会場入口)から、ステージのある拝殿まで、距離にして60~70メートルぐらいか(地図ソフトでざっと計測)。
立派な拝殿は階段を登ったところにあり、ステージはその下で、もちろん座席などないからお客は勝手に立って見る。
ステージ下が少し坂になっているので、腰をおろすと上り坂に向かって座るようなもので、とても疲れる。
(とても腰をおろす余裕などないほどステージの前は密集するが、始まるまでは腰をおろして待っていたりする)

ゆるい登り傾斜のせいもあって、ステージのすぐ近くだと、前に立っている人の陰になってあまりよく見えない。
私など背が低いのでなおさらだ。

ステージ全体をよく見るには、ずっと後ろの方、大鳥居と拝殿のなかほどの参道がいい。
このあたりだと、人もまばらだ。
シートを敷いて、座って見ている人もいる。
ベビーカーにこどもを乗せた人が通ったり、バケツが置かれた喫煙コーナーで一服したり、入口近くの売店でアルコール類やおでんなどを買う人も、このあたりにいる。

私は、はじめのうちはステージからすこし離れた、群衆がまばらになるあたりに立っていたが、疲れてくると後ろの広々とした場所に移ることにしている。

暗闇に拝殿下のステージがライトアップされ、幻想的な絵になる。
ステージ全体が見えるのでいい感じだ。

昨夜このブログに 「場の力」 と書いたのは、境内の好きな場所で勝手に見られて、会話も飲み食いも移動も好きなようにできる、祭りの場がもたらす雰囲気だろう。

私の近くに、おもしろいおじさんがいた。
密集した聴衆のなかで、携帯折りたたみ式の椅子の上に立って双眼鏡でステージを眺めていたかと思うと、とつぜん座ってコンビニ弁当を食べはじめた。
ステージの演奏そっちのけで、もくもくと食べていた。
よほどおなかがすいていたのだろう。

こういう光景も、祭りっぽくていい。
上々颱風というバンドがもっている「ちから」は、野外ライブでこそ発揮されるように思う。


入口で配っていたちらしの中の一枚。
椿組の公演がおもしろそうだ。

「新宿ジャカジャカ」 その日ギターは武器になったのか?
 椿組09年夏 花園神社野外劇

  1969年、新宿は熱く燃えていた!
  その新宿西口広場を占拠した
  フォークゲリラ達。
  手にしたのはゲバ棒ではなく、
  やわなフォークギターだった。  (ちらしより)

 椿組のサイト 「椿のこや」
  http://homepage2.nifty.com/tubakigumi/


この境内は、昔から野外演劇の場としても提供されている。
大鳥居を入ってすぐの右側に、大きな仮設芝居小屋を「建築中」だった。

Tsubakigumi_hanazono2009_2Tsubakigumi_hanazono2009_2_3

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2009年7月 4日 (土)

【楽】花園神社 七夕ライブ 2009

いいライブだったな。
きっかり一時間半、アンコールも一曲だけで、ちょっともの足りなかったけれど。

ゲスト・プレーヤー(予告なし)の、ミン・ヨンチさん(チャンゴ演奏)が光っていた。
西川郷子さんのケンガリと、ミンさんのチャンゴの掛け合いなんか、最高だった。

「鳥の歌」(サトちゃんはケンガリ演奏、ミンさんがチャンゴでサポート)や、「町工場の女の子」がよかった。

 Min(ミン) YoungChi(ヨンチ)
  http://www14.ocn.ne.jp/~santa/profile.html
 SANTA“散打” オフィシャル・サイト
  http://www14.ocn.ne.jp/~santa/index.html

 【参考サイト】 チャンゴ(チャングとも言う)、ケンガリ についてはこちら
  http://taakyonguso.hp.infoseek.co.jp/menu6-jp/gwenggwari.htm
 伝統打楽器研究所
  http://taakyonguso.hp.infoseek.co.jp/home.htm

 韓国伝統楽器専門販売店 BBD_SHOP
  http://www.bbdjp.com/index.php


なんといっても花園神社の「場の力」が大きいんだな、と今年も思う。

境内の一画には、準備中の芝居小屋があった。
「椿組」 の芝居があるらしい。
そういえば、去年の夏にはこの芝居小屋で、山崎ハコさんのライブと芝居を観たのだった。

 2008/7/19(土)
 【楽】花園神社(山崎ハコライブと芝居)
  http://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2008/07/post_c064.html


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2009年5月31日 (日)

【楽】休日の午後に聴いたインド音楽

インドの古典音楽が好きだ。
北インドのシタール、南インドのヴィーナ、ムリンガンダムやタブラといった打楽器、サーランギなどの弦楽器。
どれもが一見素朴な構造ながらよくできた楽器で、不思議に奥深い音色を響かせる。

インド古典音楽の歴史は長く、音楽理論も完成されているという。
難しいことは知らなくても、体の深いところに沁みこんでくる音楽である。


Veena_virtuoso「南インドのヴィーナ バーラチャンダー」
 キングレコード 1982年
 K20C-5119-20 (2枚組LP)
 監修:小泉文夫/草野妙子

 S.バーラチャンダー (ヴィーナ)
 R.ラメシュ (ムリガンダム)
 S.B.S.ラーマン (タンブーラ)

 1982/3/22 キングレコード第1スタジオで録音


― このレコードの解説(草野妙子)より ―
 ヴィーナ (veena)
南インドの代表的な撥弦楽器。丸く大きな胴は、固いはらみつの太い木をくり抜いて作られ、太く幅の広い棹の部分も同じ種類の木で作られる。棹の部分にはフレットがあるが、このフレットは、かなり厚みのあるものから、高音のためのフレットに至るに従って幅も狭く低くなっていく。棹の頭部は糸蔵がありその先には、反り返るような形で龍の頭の木彫りが付いている。最低音のフレットの部分の真下にあたる部分に、棹をささえるためと、共鳴器の役をする胴よりも小型のかぼちゃまたはふくべが取りつけられている。フレットの上部は金属製で24個ある。これらのフレットは、炭の粉とみつろうを練り固めたワックスの上に固定されている。弦は金属弦で、全部で7本。旋律弦の4本はフレットの上にのっている。残りの3本は、ドローン効果のためと拍子を刻むための弦で、側面の糸巻に付けられ、サイド弦と呼ばれ、つねに開放弦で使用される。……


そういえば、小泉文夫さんの著書に、このヴィーナのことが書いてあったのを思いだした。

Koizumi_fumio_minzokuongakukikou『エスキモーの歌 民族音楽紀行』
 小泉文夫  青土社 1978/5/15発行
 324ページ 1600円(税別)

小泉さんの語り(ずっと前、ラジオ番組でよく聞いていた)も文章も、わかりやすく優しくて、いい。
かなり長い引用(転載)になるが、小泉さんが若い頃インドで学んでいたときの美しい話をぜひ紹介したい。

― 同書 III 民族楽器を訪ねて 「光の庭」 ヴィーナ より ―

< その晩は、ディーパーヴァリー、つまり南インドの光の神の祭りだった。(略)
 或る大きな邸の門の前を通ると、扉が半分ほど開いていた。(略)
 中に入っていくと、この家の主人と思われる男が一人、庭に椅子を持ち出して池を眺めていた。
「何か御用ですか」
「いえ、貴方の庭があまりに美しいので、もっとよく見たいと思って」
 (略)
 主人は椅子から立ち上がって近づきながら、
「貴方はここで何をしていますか」
 ときいた。
「貴方の美しい庭を見ています」
「いいえ、貴方は外国人でしょう。この町で何をしている人です」
「ヴィーナを勉強しているんです」
「ヴィーナ? 貴方は商人ではなく、音楽家ですか? 偶然だ。ヴィーナを習っている外国人がうちに来るなんて」
 主人はそういうと、家の方に向って、タミル語で何かいった。そして若い美しい娘がテラスから庭へ降りて来た。まるで芝居の中の一コマのような具合に。
「この娘の名前は、ヴィーナです」
 (略)
「ヴィーナさん。貴女はもちろん、ヴィーナを上手に演奏なさるんでしょうね」
「いいえ、それが全然奏けないんです。習いたいと思ってますけど」
「だったら、僕の行っている音楽学校に何故来ないのです」
 主人がいった。
「ミスター。貴方は外国人で事情がわからないんだ。ヴィーナは、ブラーミン(婆羅門)の楽器だから、私のような商人の娘では、習うことが出来ない。貴方の学校の先生も生徒も、みなブラーミンでしょう」
 (略)
 何ヵ月も経ってから、私はヴィーナの歴史を調べてみた。(略)
 ヴィーナを演奏する人間も、時代や地域によってまちまちで、…(略)…。したがって南インドの最上階級のブラーミンたちが、ほとんど独占しているようにみえるヴィーナも、実は、ヴィーナがブラーミンの楽器だからではなく、逆に、ブラーミンはヴィーナしか、楽器らしいものを持っていないからである。ブラーミンは殺生を忌むので、皮や腸を使う楽器をきらう。また管楽器のように口をあてるものをも不浄としてさける。その結果、木と金属だけの撥弦楽器ヴィーナに専念することになるのだ。
 商人の娘、ヴィーナさん。貴女がブラーミンからヴィーナを取りもどし、心ゆくまで奏でる権利は、歴史が証明しているのです。祭りの晩にフラッと貴女の庭をたずねた時そのことをいってあげることが出来たら、と残念に思っています。 >

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2009年5月24日 (日)

【楽】雨の朝に聴いた音楽 (石黒ケイ)

梅雨のような曇り空、雨模様の朝である。
気まぐれに、古いLPレコードを聴いている。

Ishiguro_kei_ragtime石黒ケイ  YOKOHAMA RAGTIME
 1982年 ビクター VIH-28078

ひところ、山崎ハコさんと並行して、石黒ケイさんを聴いていた時期があった。
あった、というのは、彼女はとっくに音楽活動から手を引いたようだし、アルバムも出さなくなったので、いつしか遠ざかってしまったのだ。

ひさしぶりに聴くこのアルバム、なかなか面白い。
石黒ケイさんは、歌もさして上手ではなく、彼女が作った楽曲も印象に残るものは少ないが(山崎ハコさんに提供した数曲はいい)、甘い歌声と美形で、私は好きだった。
ハコさんとのジョイント・コンサートを含めて、ライブでも何度か聴いた。

収録曲
(A面)
Driving Crazy ~第3京浜/My Lonely Town/雨/横浜ホンキートンク・ブルース/HONMOKU/港のマリア
(B面)
BANANA/Find Me/西日/トルコ軍楽/Baybridge Carnival/Hearty

「雨」(田口美由紀作詞/武藤祐二作曲)、「港のマリア」(石黒ケイ作詞・作曲)、「西日」(石黒ケイ作詞・作曲)がいい。
「港のマリア」のギターがいいなと思ったら、吉川忠英さんだった。

「横浜ホンキートンク・ブルース」(藤竜也作詞/エディ藩作曲)は、山崎ハコさんの歌唱にはとうてい及ばないものの、原曲の良さがよくでている。
横文字タイトルの曲は、いまひとつだ。
「BANANA」 という、ちょっとエロティックな歌(石黒ケイ作詞・作曲)が、いかにも彼女らしい。
(放送禁止ぎりぎりの歌詞だ)


ゴシップ的な噂話だが、彼女は桑田佳祐のいとこだという。

すっかり忘れていたが、シングル・レコードも何枚かあったので、ターンテーブルにのせて聴いてみる。
藤竜也がいいな。
キザになりきれない、渋い役者さんの歌。

「ヨコハマ・ホンキートンキー・ブルース」 C/W 「淑珍(スーザン)」
 藤竜也  RCV RHS-60 1982年

Fuji_tatsuya_honkytonkFuji_tatsuya_honkytonk2「たとえばトム・ウェイツなんて聞きたい夜は……」がオリジナル歌詞らしい。山崎ハコさんは、「たとえばブルースなんて……」と歌う。
どっちがいいのかなぁ。
微妙なところだ。







石黒ケイさんのシングル(EP盤)と、初期アルバムを含むLP。
私も物持ちがいいな、と自分でもあきれる。

「かえしてYOKOHAMA」 (TBS系テレビ・ドラマ「夜明けのタンゴ」挿入歌) 1980年
「夢のリフレイン」 (フジテレビ系全国ネット金曜劇場「冬化粧の女たち」挿入歌) 1983年
「エル・チョクロ」 (映画「魔の刻」イメージソング)
  写真は主演の岩下志麻、タンゴの名曲(日本語詩:阿木燿子)

Ishiguro_kei_kaeshite_yokohama_2Ishiguro_kei_refrainIshiguro_kei_el_choclo_5








Ishiguro_kei_lp_2「ものがたり」 1978年
 山崎ハコさんの提供曲「笑いじょうご」収録
 下田逸郎の提供曲「ラストシーン」というのも
「女は女」 1978年
 ハコさんの提供曲「ケイのブルース」収録
「潮騒」 1979年
 ハコさんの提供曲「トランペットよ教えて」収録
「アドリブ」 1980年
 五木寛之プロデュース
 彼女の最高傑作だと思う
 ハコさんの提供曲「暗闇のラブ・ソング」「鍵」「明日はクール」
 五木寛之作詞の「ひとり暮らしのワルツ」(イタリア民謡)がいい
 石黒ケイの個性がよくでている
 バック・ミュージシャンに、アート・ペッパーをはじめとするジャズ畑のつわものが参加

 【過去の関連記事】
  2006年4月25日  【楽】石黒ケイ
  http://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2006/04/post_7c03.html

「アンダートーン」 1980年
 「アドリブ」 の続編といえるコンセプトのジャズ風のアルバム
 工藤順子の作詞曲が二曲収録されている
 (「ミス・ポーカーフェイス」「飼い猫のブルース」)
 ニューヨークでの録音
 ベニー・カーター(as)、セシル・ブリッジウォーター(tp)、チャーリー・ロウズ(ts)など
 錚々たるジャズ・ミュージシャンがバックをつとめる洒落たアレンジ

蛇足だが、工藤順子(作詞)/石黒ケイ(作曲)のコンビが、山崎ハコさんに 「サンクチュアリーへ」 という佳曲を提供している。
(山崎ハコ 「幻想旅行」 1981年 に収録)


「YOKOHAMA RAGTIME」 の後に、「You Remember Me」というアルバムもでていたと記憶するが、私は持っていない。
Wikipediaに、少し詳しい情報が載っていた。
女優業もやっていたことは、知らなかったし、音楽活動を再開したことも噂でしか知らなかった。


― Wikipediaより ―
石黒ケイ
神奈川県茅ケ崎市生まれ。高校時代「ビーバブ」を結成。
1974年、相鉄ジョイナス・フォーク・コンペティション決勝大会に進んだことをきっかけに、デビューが決まる。
デビューシングルは筒美京平プロデュースの「恋人時間」。
アート・ペッパーはじめ有名ジャズミュージシャンと競演したアルバム「アドリブ」「アンダートーン」、横浜コンセプトアルバム「YOKOHAMA RAGTIME」「パープルロード」「ヨコハマ・ノクターン」など14枚のアルバムを発表。
特に「アドリブ」「アンダートーン」はJAZZ歌謡POPS路線の先駆的アルバムとして評価も高い。
CMイメージソングやドラマ・映画の主題歌も多い。
また、女優としても数多くの作品に出演している。
1989年一度引退。
2004年5月に1980年代の未発表ライブ音源「ライブセレクション」を発表。
2005年音楽活動を再開。1月に16年ぶりのニューアルバム「パンドラの匣」を発表。
2004年12月の茅ヶ崎でのシークレットライブを皮切りに横浜をホームベースに都内でもライブ活動を行っている。

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2009年5月10日 (日)

【楽】上々颱風のニュー・アルバム

ようやく手に入れた、上々颱風の最新アルバム。
この三月に発売され、収録曲をライブでは聴いていたが、CDで聴くとやはりちがう。
あたりまえのことだが、音がクリアで、楽曲の表情がよくわかるのだ。

昨夜の世田谷パブリックもそうだったが、ライブ会場では音響が大きいばかりで、音楽の微細な表情を感じることはむずかしいものだ。
その反面、ビジュアル的に楽しめて、生ならではの迫力がライブの魅力ではあるが。


上々颱風 XII 土民の歌
 M&I MUSIC MYCD-30498  3000円(税込)
 2009/3/18 発売

Shangshang12_domin_no_uta

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2009年5月 9日 (土)

【楽】魂の解放(世田谷パブリックシアター2009)

ひさびさの 「魂の解放」 だった。

上々颱風 シアターLIVE! 2009
 ~ 土民の歌コンサート ~

 世田谷パブリックシアター
 2009/5/9 (土) 19:00開演

今日までがまんして買わずにいたニューアルバムを会場で購入。
終演後のサイン会に並んでサインをもらった。
まったくミーハーではあるが、これでいいのだ。

ニューアルバム収録曲が多く演奏されて、新鮮だった。
次は、7月4日 新宿花園神社の七夕ライブだな。

090509000209050900030905090007_20905090008_2Shangshang12_signShangshang_public2009_1Shangshang_public2009_2Shangshang_hanazono2009       

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2009年5月 5日 (火)

【楽】永遠の嘘をついてくれ

今日(2009年5月5日)、NHK-FMで10時間にわたる特別番組が放送されていた。
されていた、というか、この時間もまだ放送中。
(13:00~23:00)


NHKオンライン 今日は一日○○三昧
 http://www.nhk.or.jp/zanmai/index.html

 5月5日(火・祝) 今日は一日「吉田拓郎」三昧
  http://www.nhk.or.jp/zanmai/archive.html
  ※放送された全曲のリストが掲載されている。


途中、ニュースが割り込んでいるが、延々とほぼ10時間にわたる長時間特集。
来客もあったりして、ずっと聴いていたわけではないが、MD二枚(四倍速録音)に収まるので録音している。

熱心な拓郎ファンには申し訳ないが、私はそれほどの拓郎ファンでもない。
同時代のシンガー・ソング・ライターとして馴染みはあるものの、特別に大好きというわけでもないのだ。

ただ、いくつか好きな曲はある。
そんな中の一曲、「永遠の嘘をついてくれ」(中島みゆきの作品)のライブ音源が流れていた。
私はこの曲がことのほか好きだ。

047:「永遠の嘘をついてくれ」  吉田拓郎  [ライヴ音源:吉田拓郎・かぐや姫 コンサート イン つま恋 2006]
(047は番組での放送順番)

中島みゆきがいっしょに歌っているバージョンだった。
さすが、中島みゆき。
オーラを感じた。


他に、吉田拓郎の曲で私が好きなものを、NHKのサイトにアップされている曲目リストから抜き出してみようかな。
同じ曲が別バージョンで何度か放送されているものもあるが、そのまま転載する。

003:「襟裳岬」  吉田拓郎  [ライヴ音源:吉田拓郎・かぐや姫 コンサート イン つま恋 1975]
004:「旅の宿」  吉田拓郎
011:「結婚しようよ」  吉田拓郎
017:「たどり着いたらいつも雨降り」  吉田拓郎
018:「夏休み」  吉田拓郎  [ライヴ音源:吉田拓郎・かぐや姫 コンサート イン つま恋 1975]
034:「我が良き友よ」  吉田拓郎
047:「永遠の嘘をついてくれ」  吉田拓郎  [ライヴ音源:吉田拓郎・かぐや姫 コンサート イン つま恋 2006]
055:「どうしてこんなに悲しいんだろう」  吉田拓郎  [坂崎幸之助さんリクエスト]
065:「シンシア」  吉田拓郎
072:「祭りのあと」  吉田拓郎
074:「どうしてこんなに悲しいんだろう」  吉田拓郎
075:「永遠の嘘をついてくれ」  吉田拓郎

こうしてみると、いい楽曲がたくさんある。
(もちろん、私が知らないだけの名曲が他にもあるだろうし、人それぞれ、「この一曲」があるとは思うが。)
以下、私的な「この曲が好きなワケ」。

「襟裳岬」・・・森進一の歌も好きだ
「旅の宿」・・・私の青春時代と重なる歌
「結婚しようよ」・・・同じく
「たどり着いたらいつも雨降り」・・・山崎ハコさんがカバーしている(下の画像)
「夏休み」・・・とくに理由はないが
「我が良き友よ」・・・ムッシューかまやつが、じつは好きだ
「永遠の嘘をついてくれ」・・・もちろん、中島みゆきの作った楽曲だから
「どうしてこんなに悲しいんだろう」・・・あの上々颱風がカバーしている
「シンシア」・・・南沙織(シンシア)は、私たちの世代のアイドルだった
「祭りのあと」・・・須藤もんさんがライブでカバーしたこともある


Hako_そうこうしているうちに、23時で番組は終わってしまった。
ゲストの坂崎幸之助という人が、私は好きなのだが、放送中はテレビを見ていて聴けなかった。
MD録音をプレイバックしてみよう、そのうちに。

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【楽】五月の昼下がりに聴く音楽

お昼は、北海道美瑛の「香麦(こうむぎ)うどん」を茹でてたべた。
美瑛産小麦100%の乾麺で、とてもおいしい。
美瑛の道の駅「丘のくら」や、駅前の「四季の情報館」で売っている。

美瑛町の道の駅~びえい「丘のくら」
http://www.hokkaido-michinoeki.jp/data/97/each.htm


今日は外に出ないで、家で音楽を聴いてすごしている。
だいぶんまえに新星堂で手に入れた廉価版CDセットがある。
10枚セットで2000円を切っていたとおもう。

Country_western_hitsCounty & Western Hits
 直輸入盤 MEMB-231889 P91/540

輸入もので、紙の箱に入っており、曲目と演奏者(作曲者かもしれない)が簡単に印刷されているだけだ。
解説、ブックレットのたぐいは付いていない。

この方が、音楽をたのしむにはいいのかもしれない。
よけいな情報にまどわされないから。

カントリー&ウェスタン、ブルーグラスといった音楽は好きだ。
詳しく知らないけれど、休日の昼下がりにのんびり聴いていると、いい気分だ。


じつは、このセット物CDは、他にもいろいろ出ていて(ジャズ、タンゴ、ビッグバンドなど)、この他に二セット買った。
ビリー・ホリデイの十枚組は価値がある。
ジョン・コルトレーンの方は、収録内容がいまひとつだが、ブルー・トレインという名盤の収録曲がそっくりはいっていたので買ってしまった。
アルバムが手もとになく、聴きたかったのでちょうどよかったのだ。

ただし、いずれもモノラル録音。

Billie_holiday_10John_coltrane_10

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【楽】休日の朝に聴く音楽

こどもの日の朝。
どんより曇って、なんとなく肌寒い。
五月五日のこどもの日は、例年、こんな天気のような気がする。
私の気のせいかもしれないが、なんとなくそんな印象がある。


威勢のいい音楽を聴きたくなってひっぱりだしたCDがこれだ。

ERIC DOLPHY AT THE FIVE SPOT  Vol.1, 2
  Eric Dolphy, alto sax, bass clarinet and flute
  Booker Little, trumpet 
  Mal Waldron, piano
  Richard Davis, bass
  Ed Blackwell, drums
 1961/7/16 New York City, "Five Spot"
 (レーベル PRESTIGE)

ドルフィーもブッカー・リトルも、もちろんいいのだが、なんといってもマル・ウォルドロンの即興演奏がすばらしい。
マル・ウォルドロンの最もいい演奏録音だと私は思う。

収録曲目
 Vol.1 FIRE WALTZ, BEE VAMP, THE PROPHET
 Vol.2 AGRESSION, LIKE SOMEONE IN LOVE

なお、Vol.3にあたる "MEMORIAL ALBUM" もレコードで持っているが、こちらもいい。
 NUMBER EIGHT, BOOKER'S WALTZ の二曲を収録。
("NUMBER EIGHT"におけるエド・ブラックウェルの長いドラム・ソロがすごい)

即興演奏の醍醐味とは、こういうものだろう。
とても半世紀前の録音とは思えないほど、イキがいい。
このようなジャズの黄金期がかつてあったのだ。

Dolphy_fivespot1_2Dolphy_fivespot2Dolphy_memorial_4

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2009年5月 4日 (月)

【楽】五月の休日の昼下がりに聴く音楽

レコード棚からひっぱりだして聴いているレコード。
ジャケット写真(左)に写っているのは、メイポールという柱らしい。

THE POLL WINNERS
 Barneh Kessel with Shelly Manne and Ray Brown
 1957年 (CONTEMPORARY GXC3109)

THE POLL WINNERS RIDE AGAIN !
 Barneh Kessel with Shelly Manne and Ray Brown
 1958年 (CONTEMPORARY S7556/LAX3022)


The_poll_winnwers_2"THE POLL WINNERS" 日本語版解説より
 Nat Hentoff (翻訳監修 油井正一)

The reason for the alfresco exuberance of the Maypole wielders on the cover of this album is that all three won all three of the major American jazz popular polls for 1956 ― Down Beat, Metronome and Playboy.

<このアルバムの表紙がなぜ戸外で元気はつらつとメイポールをあやつっているところなのかというと3人とも1956年度の三大アメリカ・ジャズ人気投票、すなわち、ダウン・ビート、メトロノーム、そしてプレイボーイ誌の人気投票のウィナーだらである。>

ギター・トリオ演奏のゴキゲンなアルバムだ。
名人芸とでも言おうか。

聴きながら、どうも「メイポール」に引っかかったので調べてみたら、手もとにある古い百科事典(平凡社 1962年)の「メーデー」の項には、こう書かれていた。

「古くからの欧州の民俗ではメーデーは春の祭典で、5月1日に花で飾ったメーポールを広場に立て、あるいはかがり火をたいて、そのまわりで踊って豊作を祈る。」

なるほど。
こんなジャケット写真一枚でも、欧米文化の根っこを知らないとわからないこともあるのだなと、感心してしまった。


【五月祭】 Yahoo!百科事典
http://100.yahoo.co.jp/detail/%E4%BA%94%E6%9C%88%E7%A5%AD/



コンテンポラリー(CONTEMPORARY)という、すぐれたレーベルからは、こんなアルバムもでていた。
上の二枚に続けて聴いている。

Cotemporary_leadersSonny Rollins
  & The Contemporary Leaders

 SONNY ROLLINS, tenor sax
 HAMPTON HAWES, piano
 BARNEY KESSEL, guitar
 LEROY VINNEGAR, bass
 SHELLY MANNE, drums
 VICTOR FELDMAN, vibraharp

 CONTEMPORARY S7564/OJC-340
 1958年

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2009年4月26日 (日)

【楽】休日の昼下がりに聴く音楽 (再)

今日もまた、家でコーヒーなんぞ飲みながら、古いジャズのレコードを聴いている。

こういう、のんびりした昼下がりには、スイング感のあるジャズ・ピアノがいい。


(左)
 FOUR!
  Hampton Hawes with Barney Kessel, Shelly Manne & Red Mitchel
  CONTEMPORARY S7553  1958年録音 (国内盤)

ジャケット写真が洒落てるね。
私はゴルフというものをしたいと思わないけれど、こんなゴルフなら楽しそうだ。

(右)
 Spanish Steps / Hampton Hawes
  BLACK LION BLP30111  1968年録音 (国内盤)

Jimmy Woode (bass), Arthur Taylor (drums) とのトリオ演奏。
アルバム・タイトル曲の "Spanish Steps" がいい。
B面最後の "My Romance" は、ビル・エヴァンスの演奏を彷彿させる。
ベースもドラムスもグッド。


Hampton_hawes_four_2Hampton_hawes_spanish_steps_2

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2009年4月19日 (日)

【楽】休日の昼下がりに聴く音楽

なんとなく引っぱりだして聴いている古いジャズ・ピアノのアルバム。
CD化されたものだけれど。

(左) Hampton Hawes  "The Green Leaves of Summer"
(右) Hampton Hawes  "This is Hampton Hawes,  Vol.2 The Trio"

Hapton_hawes_greenleavesHapton_hawes_vol2











ハンプトン・ホーズという、半世紀前に活躍したピアニストの演奏が好きだ。
アルバムの中に、私のお気に入りの曲があり、ときおり聴きかえしてみるのだが、何度聴いてもしびれる。

"The Green Leaves of Summer" (1964年)の中の、アルバム・タイトル曲 "The Green Leaves of Summer"、"Vol.2 The Trio" (1956年)の中の、"You and The Night and The Music" (あなたと夜と音楽と)。

お気に入りの一曲を聴こうとして、アルバムの他の曲も聴いてしまうのが、いつもの私のくせになっている。
ライナ・ノーツはほとんど読まないのだけれど、たまに拾い読みすると、面白いことが書いてある。


<さて、ハンプトン・ホーズの熱心なファンの方には改めて述べるまでもないことだが、ホーズは1950年代終わりから60年代初めにかけての数年間、麻薬のために逮捕されてジャズ界をしりぞいていた。 50年代を通じて 『ザ・トリオ Vol.1』『同 Vol.2』『同 Vol.3』『オールナイト・セッション』『フォア』『フォー・リアル』などの名盤を発表し、押しも押されぬ人気を獲得してスター・ピアニストの座についたホーズだったが、彼は突然数年間にわたる拘置生活を余儀なくされて、この期間をテキサス州フォートワースにある療養所で過ごさなくてはならなくなってしまった。ホーズにとってこの5年間は、麻薬治療と同時に、彼自身を見つめ直す時間であったとも思われる。>

これは、1964年2月に吹きこまれた、"The Green Leaves of Summer"というアルバム(写真左)の、国内版CDライナー・ノーツ(岡崎正通)の一部。

「白人ピアニスト、ビル・エヴァンスの影響がみられる」とも書かれている。
そう言われればそうかもしれない。

「5年間のブランクのあいだにエヴァンスの音楽を研究し、彼なりのやり方でアプローチを試みている」と言われれば、なるほど、とも思う。


だが、そんなことはどうでもいい。
音楽を聴くのに、よけいな説明は不要。
もちろん、音楽(演奏)の背景にある「人間」には、とても興味があるけれど。

上の二枚のアルバム・ジャケット写真は、同一人物とは思えないほど、雰囲気がちがう。
どちらも好きな、ハンプトン・ホーズの肖像ではある。

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2009年4月12日 (日)

【楽】生きていてもいいんだよ

ひさしぶりに、中島みゆきのアルバム 『生きていてもいいですか』 を、レコードで聴いている。
1980年発売、初期のアルバムである。

一曲目 「うらみ・ます」 だけが、どうにも苦手なので、A面二曲目 「泣きたい夜は」 から、針をおろす。
A面最後の 「蕎麦屋」 が好きで、じつはこれが聴きたい気分になったのだ。


 ♪ 世界じゅうがだれもかも偉い奴に思えてきて
   まるで自分ひとりだけがいらないような気がする時 ……

「おまえ」から電話がかかってきて、蕎麦でも食わないかと誘われる。
歌の主人公が中島みゆきの分身(女性)とするなら、ここで歌われている 「おまえ」 は、男ともだちだろうか。

 ♪ あのね、わかんない奴もいるさって あのね、わかんない奴もいるさって
   あんまり突然云うから 泣きたくなるんだ ……


街なかにある、何のへんてつもない蕎麦屋で、男女が蕎麦かうどんを食べている。
(「おまえ」は丼ぶりに顔をうずめているが、何を食べているのか歌詞からは不明)
ラジオから大相撲中継が流れている。
店ののれんが、ぱたぱた風になっている。
「おまえ」 は、私の気をなんとか引き立てようとして、ダジャレ話をせっせと咲かせる。
私は、くやし涙を流しながら、たぬきうどんを食べている。
何が悔しいのか、やはり歌詞には明示されていないが、なんとなくわかる。

ここに、詳しい歌詞を載せられないが(なんたって天下のみゆきさんなのだ、著作権の壁がそびえている)、ひとつひとつの言葉のつかいかたが絶妙。
いい歌だ。

B面、最後の 「異国」 が、山崎ハコさんの世界によく似ていることに、今日気づいた。
このアルバムをだした頃、二人は同じレコード会社に所属。
交流もあったようだ。

アルバム全体としては、あまり好きなものではないが、「キツネ狩りの歌」(A面三曲目)、「蕎麦屋」(A面四曲目)、「船を出すのなら九月」(B面一曲目)の三つが好きだ。


それにしても、天気のいい四月の朝に、なんでこんな暗いアルバムを選んだのだろう。
外は、ようやく晴れてきた。
今日も暖かい一日だろう。

生きていてもいいんだよ。もちろん。


Miyuki_ikteitemo1Miyuki_ikteitemo2 

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2009年3月28日 (土)

【楽】こんな風に過ぎて行くのなら

なにかの折りに、ふとその一節がうかんでくる歌、というものがある。

♪ こんな風に過ぎて行くのなら
   いつか 又 何処かで
   なにかに出逢うだろう
   子供たちが 駈けてく道を
   何気なく 振り返えれば
   長い長い わたしの影法師 …… ♪

 浅川マキ 作詞・作曲 「こんな風に過ぎて行くのなら」


2004年冬、五十代なかばでこの世を去った友人。
彼のことを思いだしながら、彼とも同期だった懐かしい人へ手紙を書いていたら、この歌の一節がうかんできた。

なぜだかわからない。
亡くなった友人が、浅川マキを好きだったからなのかもしれない。


人はなぜ、おもいでを引きずりながら生きるのか。
ひとつだけ言えるのは、おもいでというものが、ときに、生きる支えになることがある、ということだ。
私の場合、おもいだしたくないことは、忘れてしまう。
こんなふうに過ぎて行き、歳をとっていくのかな。


Darkness_2浅川マキ
 『DARKNESS 浅川マキ作品集』
 東芝EMI  1989年 CT25-5157・58

二枚組。
1960年代から1970年代、1980年代の二枚で構成されるベスト・アルバム。
「夜が明けたら」「ふしあわせという名の猫」「淋しさには名前がない」「かもめ」「赤い橋」などのヒット曲のほか、「セント・ジェームス病院」「こんな風に過ぎて行くのなら」「これはスポットライトではない」が収録されている一枚目が好きで、よく聴いている。


浅川マキ オフィシャル・サイト MAKI
http://www.emimusic.jp/asakawa/main.htm

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2009年3月22日 (日)

【雑】温泉と本の整理とジャズ

今日は、とりとめのない話です。

今日は天気もいまひとつぱっとしないので、いつものように日帰り温泉に行き、帰りに近くの生協で買い物。
生協の前に最近開店したうどん屋に入った。

先週、昼の12時頃に行ったら行列ができていてあきらめたので、今日はどうかなとのぞいてみたら、すぐに座ることができた。
奇妙な店で、メニューは肉汁うどん(つけうどん)一種類だけ。
一種類だが、うどんの量が選べる。

400グラム、600、800、そしてなんと1キロまで!
肉汁も「肉増」が選べて、150円増し。
これらのメニューから、自動販売機で食券を買うシステム。

私たちは、400グラム(肉汁は普通) 650円を注文した。
400グラムといっても、そうとうな量である。
二人前はありそうなボリュームで、満腹してしまった。

さすがに1キログラムのうどんを注文する人はいなかったが、600とか800を食べている人がいて驚いた。

肉汁はやや濃いめ。
肉の量が多い。
他に「具」は長ネギだけのシンプルというか、なんというか。
どんぶりにはいった肉汁に、茹であげた麺をつけて食べる。

麺は、このあたり(小平周辺)でよくみかける黒っぽい武蔵野うどん。
固めにゆでてあるのが、いい。

店のおやじさんが、台秤できっちり麺の重さを計っていたのがおかしかった。
麺はゆであげたものが用意されていて、注文に応じて計って皿に盛るのがおやじさんの仕事。
肉汁製作と盛りつけの係が数人。
席に配るおにいさんが一人。

次から次へとお客が来て、じつに回転がいい。

おいしかったが、しばらくは行かないだろうな。

【参考サイト】
 小平うどんの肉汁うどん: YUU MEDIA TOWN@Blog
  http://www.yuumediatown.com/diary/mt001/archives/009738.html

3月12日に開店したばかりのようだ。


【武蔵野うどん】 ―Wikipedia―
武蔵野うどん(むさしのうどん)とは、埼玉県および東京都に伝わる独特の製法で作られたうどんのことである。機械を使わず手作業で打っていくことからこの地域では「手打ちうどん」と呼ばれる。
郷土料理であるため使用される小麦粉は、食される地域で生産されたものを使用するのが原則(地産地消)。打つ過程では製麺機などを一切使用せずに行われるため、かなり強いこし(固さ)があり讃岐うどんをはるかに凌駕する。食するときには麺は、ざるに盛って、「ざるうどん」もしくは「もりうどん」とするのが一般的(好みもあるが、寒い時期などは「かけうどん」でも食す)。汁はつけ麺であり、かつおだしを主とした汁に肉やシイタケ、ゴマなどを具として混ぜたものを、温かいまま茶碗ないしそれに近い大きさの器によそる。ねぎや油揚げなどの薬味を好みで混ぜ、汁をうどんにからませて食べる。麺を食べ終わった後は茹でた湯(ゆで湯)を汁に混ぜて飲む。かつての武蔵野や中山道沿線では小麦の生産が多かったため、良く食べられていた(米を食いつなぐため、夕飯はうどんなどの麦を食する習慣)。この地域の旧家では冠婚葬祭などの祝い事、親戚集まりには(細く長く良い事が続くように)うどんを出す事が多い。現在でもこの地域では伝統の製法が受け継がれていて、店を出すことこそしないが職人並みの腕を持っている人もいる。


【2009/4/26写真追加】

0904260075












帰宅後、チャリティー古本市に寄付する本を選んですごした。
本を減らさなくちゃと思っていたので、いい機会だ。
かなりの量のいらない(と思われる)本がでてきた。
どうしてこんなにため込んだのかと、我ながらあきれる。


その中の一冊。
サイボクの温泉(まきばの湯)の売店で、なにげなく買った本。
ちょっと怪しい本である。

Onsen_no_hanashi『温泉の話 ―温泉療養の手引き―』
 野口冬人 著  現代旅行研究所
 1995年発行  1200円(税込)
 121ページ

どうしてこんな高いばかりで内容の薄そうな本を買ってしまったのか、不思議。
と思いながら、中をみると、温泉の歴史のようなことも少し書いてあって、そうか、これが読みたかったんだなと思いだした。

この本は、古本市に出すのをやめて、とっておこう。


2009_huruhonichi_22009 第11回 チャリティー 古本市
 2009年4月11日(土) 午前10時~午後5時
  4月12日(日) 午前10時~午後3時

場所 : 小平市中央公民館ギャラリー
(西武多摩湖線 青梅街道駅 徒歩5分)

主催 : 小平図書館友の会
      http://www4.plala.or.jp/Nori/
後援 : 小平市教育委員会

去年までは、一購買者だったが、今年はお手伝いさせていただく予定。
ほとんど名前だけで催しに参加したことがないが、私も、この友の会の会員になっているので。


昨年のチャリティー古本市の様子 (2008/5/24-25)

2008_huruhonichi22008_huruhonichi_3








そんなこんなで、本と格闘しながら、今日はひさしぶりにジャズのCDを聴いていた。
てあたりしだいに、適当なCDを出して聴いていたのだが、この一枚がことのほかよかった。

Dark_beauty_2DARK BEAUTY
  Kenny Drew Trio
  Steeple Chase 1974年/1986年 (SCCD-31016)

ケニー・ドリューのピアノ、ベースがニールス・ペデルセン、ドラムスはアルバート・ヒースだ。
音質がとてもいいアルバム。
もちろん演奏もすごくいいのだ。
躍動感がある。
なによりもジャケットが好きだ。

私が上京した頃、ジャズ喫茶でこのアルバム(発売当初はLP)を聴いて、びっくりした憶えがある。
そんな懐かしいアルバムである。

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2009年3月19日 (木)

【楽】なつかしいアルバム 「風の色」(山崎ハコ)

明日から三連休なので、夜更かししてもかまわないだろう。
もうひとつ、書いておこう。

昨日、Amazonから大きな箱が届いた。
中身はCDが四枚。
Amazonの梱包はおおげさすぎる。

待望の、山崎ハコさんの再発売CDだ。
そのうちの一枚を、昨日、聴いてみた。

Hako_hqcd_kazenoiro山崎ハコ 『風の色』
 2009/3/18発売  PONY CANYON
 PCCA-50075  2500円
 (1983/2 LPで発売されたもののCD化)

アナログ・レコードで何度も聴いたアルバムだ。
CDの音は、粒がたっているというのか、クリアーで新鮮だったが、アナログ盤のあの音の厚みといったものには欠ける気がする。
(今回のCD化は、高品質HQCDという謳い文句だ)


しかし、どうです?
このジャケット写真。

「山崎ハコは暗い」 なーんて言う人に見せてやりたいね。
(たしかに、明るい雰囲気ではなく、なにやら淋しげな写真だが、かわいいじゃないか)


収録曲が、いずれ劣らぬ名曲ぞろい。

 ヨコハマ・アンバランス
 雨に唄えない
 港OUT
 男のウ井スキー
 旅人形――りりあ
 二人の風
 ララバイ横須賀
 旅の人
 結局忠告
 オーディション


このなかで、今でもライブでよく歌っているのは、「ララバイ横須賀」。
それと 「オーディション」 「旅の人」 もたまに歌っているようだ。

私が愛着をもっている歌は、「男のウ井スキー」 と 「旅の人」だ。
「男のウ井スキー」 は、たしか、サントリーのCMソングとしてテレビで流れていた。

 ♪ 泣きたいだけ 泣けよ  俺は何も言わん
   勝手に一人飲むから  しゃくなどいらん ♪

 ♪ そうじゃないの そばにいるだけでいいけど
   私よりも あなたに しみついた匂い
   男のウ井スキーに 女はジェラシー ♪

(歌詞カードでは、「臭い」となっているが、それはあんまりだ)


こんな都会的な歌だ。
前にも書いたことだが、私はこの歌を聴くと、新宿西口高層ビル街の舗道の光景が思い浮かぶ。

 ♪ ネオン街 過ぎたら 高いビルが見える
   広い道路に 黒い影 二つ …… ♪

たまらなく洒落た歌詞であり、曲調もいい。


「旅の人」 は、ハコさんの故郷のイメージ。
おかあさんにまつわるエピソードもある。

地方の居酒屋。
それも、おかみさんが一人でやっているような(板前さんが一人いてもいいが)、ちいさな店。
「私の自慢」 という 「厚いカウンター」 (一枚板)の店。
そんな情景が目に浮かぶ。

「旅の人」 とは、そんな店にふらりとはいってきて、去っていく旅人であろう。
まるで高倉健さんのようだな。

 ♪ めずらしさでもいい また来てください
   あなたは都会の匂いがする …… ♪


なにはともあれ、このCDの復刻はうれしい。

そういえば、ハコさんが執筆した 『風の色』 という本があった。
私も持っていたのだが、ずいぶん前に、欲しがっていた人に気前よくあげてしまった。
いま思うと、惜しいことをしてしまったものだ。
(わらながらケチくさい根性だとは思うが……)

http://www.amazon.co.jp/gp/product/4789700763/sr=1-2/qid=1237474816/ref=olp_product_details?ie=UTF8&me=&qid=1237474816&sr=1-2&seller=
風の色
山崎 ハコ (著)
出版社: CBS・ソニー出版 (1983/01)
ISBN-10: 4789700763
ISBN-13: 978-4789700764
発売日: 1983/01



今回、同時発売された他のCDはこちら。
『風の色』 CDのブックレットより。

Hako_hqcd_series

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2009年2月11日 (水)

【楽】なかなか(三上寛)

昨夜書いた、二・二六事件の話のつづき。

大雪の帝都戒厳令で思いだすのがこの歌。
二・二六事件とは直接関係ない内容なのだが、三上寛はあきらかに意識して歌っていると思う。


Mikami_nakanaka三上寛
 「なかなか ~ なんてひどい唄なんだ」

 東芝EMI ETP-17019
 C/W 「大感情」 (井上陽水、小室等 参加)

♪ 吉野家の牛丼は なかなかに うまい
 すると 牛丼よりも なかなかに 感動している自分に気付く
 なかなかの歴史は古いものだ
 ひもとくと 相当と 出ている …… ♪

こんな人を食った語りではじまる、コミカルな歌だ。
ひさしぶりに聴いて、笑ってしまった。

♪ 天気予報は今日もまた
 青すじ立てて冗談をくりかえす
 雪なんか降らせやがって
 死にたがる奴等の心情をくすぐるだけだ …… ♪

    (三上寛 作詞・作曲 「なかなか~なんてひどい唄なんだ」)


三上寛は、八方破れのように見える歌い手だが、私は好きだ。
根はマジメな人なのだ。

このEPのB面 「大感情」 では、A面のふざけた調子とはうってかわって、三上寛のマジメな一面が感じられる。
井上陽水と小室等がコーラスで加わっている、豪華キャストだ。

♪ 宮古の街へ行けば 遠い古代の海から
  幾億 幾万 幾千の 白い帆船が
  見える 見える 見える ♪    (三上寛 作詞・作曲 「大感情」)

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2009年2月 1日 (日)

【楽】ステキなMusic

♪ いつでも神様の  ステキなMusic
  聞こえてくるよ  Let it be ♪
 (上々颱風 「Let it be」 日本語詞:紅龍)

金曜日に、「無印良品」 で買ってきたゴキゲンな音楽を聴いている。
世界は、こんなステキな音楽で満ちあふれているんだな。


BGM、暮らしというバックグラウンドを持つ音楽たち
(無印良品 BGM CD 14 のブックレット)

Mujirushi_bgm_213













無印良品ブランドだけあって、CDケースは紙製のあっさりしたもの。
けれど、中に詰まっている音楽は極上だ。
ブックレットもしゃれている。
ポピュラー音楽が好きな方には、オススメ。

Mujirushi_bgm_1114











Mujirushi_bgm_11_1Mujirushi_bgm_11_2Mujirushi_bgm_12_1Mujirushi_bgm_12_2Mujirushi_bgm_13_1Mujirushi_bgm_13_2Mujirushi_bgm_14_1Mujirushi_bgm_14_2_2         

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2009年1月30日 (金)

【楽】無印良品の BGM CD

こんなアルバムがあったんだな。

いまや全国どこにでも店舗がある「無印良品」 のBGM CD。
一枚1050円(税込)という安価ながら、内容がすばらしい。

無印良品ネットストア [BGM11]
http://www.muji.net/store/cmdty/detail/4945247194388

国分寺駅ビルにはいっている 「無印良品」 のカタログを、パラパラとめくっていて発見したもの。
今日、4枚買ってきた。
ボックスセットもあるが一万円近くするので、バラで買った。


画像は、BGM11 (ハワイアンミュージック)
 透明感漂う伝統的なハワイアンミュージックを中心に構成

トラディショナルなハワイアンミュージック。
素朴な演奏が、たまらない。

ギターの音色がとてもいい。
Slack Key Guitar というギター奏法らしい。


【ハワイアン音楽 - Yahoo!百科事典】 より

ハワイアンで用いられるギターは、スラック・キー・ギターslack key guitarとよばれるハワイ独自のスタイルで演奏される。これはギターの弦を緩めてメジャー・コード(長調の和音)で調弦するものであり、その結果、一般のスパニッシュ・チューニング(スタンダード・チューニング)とは異なる甘美な音響が生み出される。また、旋律と和音、ベース・ラインを同時に弾く奏法にも特色がある。


Mujirushi_bgm_11_1_3Mujirushi_bgm_11_2_2










他に購入したのは、次の三枚。
カタログに書かれている短い説明だけで、あたりをつけて買ってみたが、きっと期待を裏切らない素敵な音楽だろう。

BGM12
 明るく元気で、ほんのりと哀愁漂うパリを代表する音楽「ミュゼット」
BGM13
 ブラジルを代表する伝統音楽「サンバ」「ショーロ」を、現地リオ・デ・ジャネイロで収録
BGM14
 イギリスの南西部、コンウォールに根付くケルト音楽 

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2009年1月23日 (金)

【楽】女性ツイン・ボーカル

週末のこの時間帯、家人がよく見るテレビ番組 「たけしの誰でもピカソ」 (テレビ東京) を一緒に見ることが多い。

http://www.tv-tokyo.co.jp/pikaso/

今夜は、岩崎宏美・良美姉妹がゲスト。
オープニングで、「白い色は恋人の色」 を歌っていたが、なかなかいいのだ。

姉の岩崎宏美は、それなりに年齢を重ねて落ち着いた女性歌手になった。
妹の良美は、実年齢を知らないが、ずいぶん子どもっぽく見える。

それにしても、女性ツイン・ボーカルはいいなぁ、と思う。


話は強引にこっち方向にいくのだが……
女性ツイン・ボーカルといえば、なんと言っても上々颱風。

 http://www.shangshang.jp/

今年の世田谷パブリック・シアターのライブ予定が決まったらしい。
これは、当日券で入ろう。

 2009年5月9日(土)   開演 19:00 / 開場 18:30
 2009年5月10日(日)  開演 16:00 / 開場 15:30


その前に、高円寺JIROKICHIで、面白そうな二日間連続ライブもあるなぁ。
行きたいけど、行けるかなぁ。

JIROKICHI「Sound of Superstars 35th Anniversary Live」
上々颱風 for JIROKICHI お祝いスペシャル2days

 http://www.jirokichi.net/

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2008年12月24日 (水)

【楽】ミュゼットの風

中島みゆきの楽曲を集めてCDを作っていたら、こんなアルバムがあったことを思いだした。
ひさしぶりに聴きなおしてみると、これがとても素敵な音楽だった。

Muzette_no_kaze_3『ミュゼットの風』
 UN SOUFFLE DE MUSETTE
 演奏:ビストロ・テンポ

 1994 日本クラウン
 2427円(税別)

アコーディオン中心のインストルメンタルで、中島みゆきの楽曲を演奏したもの。

空と君のあいだに/時代/アザミ嬢のララバイ/しあわせ芝居/おもいで河/わかれうた/ルージュ/この空を飛べたら/悪女/流浪の詩


■ビストロ・テンポ■ (CDブックレットより)

19世紀の初頭、ロートレック、ゴッホ、ユトリロなど、多くの芸術家たちの愛したビストロ(いまもパリに残る居酒屋)に流れているようなフランスの大衆音楽を、もっと日本の人々に楽しんで欲しいとの思いから、パトリック・ヌュジェが設立したレコード・レーベルと同名のユニット。
フランスを代表する楽器のアコーディオンとギターと中心に、ノスタルジックで優しさ溢れる本格派のフランス・ミュージックを提供する、日本では貴重な存在のグループ。

桑山鉄也:ベルギー式・ボタン・アコーディオン
小林 清:ギター、バンジョー、ウクレレ
遠藤昭浩:ギター
高橋辰巳:ベース
パトリック・ヌュジェ:ヴォーカル、アコーディオン、ピアノ、トランペット



このアルバムでは、ゲスト・ミュージシャンとして伊藤浩子(フランス式・ボタン・アコーディオン)が参加している。
アコーディオンにもいろいろな種類があるらしく、音色が微妙にちがっていておもしろい。
バンジョー、ウクレレの参加も功を奏している。

それにしても、と思う。
中島みゆきの楽曲は、このように歌詞のない器楽曲として演奏されても、聴きごたえのあるところがすごい。
さすがだ。

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2008年12月13日 (土)

【楽】12/13 国分寺gieeライブ

今夜は、地元 国分寺北口の 「giee(ギー)」 で、私にとっては久しぶりのライブを楽しんできたのだった。

08121300012008年 歳末めおと♪アワー
12月13日 (土)  国分寺 giee (ギー)
19:30開演 チャージ 1,500円 (ドリンク別)
出演 MOTEL (須藤もん&対馬照)
 井上としなり (from 豊橋)



08121300050812130028081213003308121300360812130059
井上としなりさん

私ははじめてだったが、とぼけた話で笑わせながら、みごとなギター・テクニックと落ちついた歌声にすっかり魅了された。
さすが、ベテランという感じ。
(先日までこのブログで 「from前橋」 と誤記していたが、豊橋の方である。たいへん失礼しました)

 としなり (井上としなりさんのサイト)
  http://www.toshinari.info/


今夜は、思いがけないゲストが、お二人。
須藤もんさん・対馬照さんと親交のあるジミー矢島さんと、佐藤GWAN博さん。

0812130045ジミー矢島さん

数年前まで吉祥寺の「からまつ亭」で蕎麦屋さんを開業していたが、今は八ヶ岳山麓にお住まいである。
八ヶ岳の「からまつ亭」には、二度ほど蕎麦をいただきに行ったこともあったが、お会いするのは久しぶり。

 ジミー矢島の八ヶ岳日記
  http://www.doblog.com/weblog/myblog/50972



0812130054佐藤GWAN博さん

お名前だけは知っていたが、これまで演奏を聴いたことはなかった。
しっとりと落ちついた感じの演奏。
いっぺんでファンになってしまいそうだ。

 「青空と星空」(通称 GWANさん)のページ
  http://www.mmjp.or.jp/soho/gwan/

来年4月4日に、武蔵野市民文化会館大ホールで、高田渡さんの 「生誕会60」 が開かれるということを、アナウンスされていた。
高田渡さんはすでに故人となられたが、「追悼コンサート」 ではなく、「生誕会」 という名前で来年が4回目だという。
一回目の主催は中川イサトさん、二回目、佐久間順平さん、三回目、中川五郎さん。
そして、来年、四回目の主催(担当)が佐藤GWAN博さんということで、ちらしをいただいてきた。

今夜は、高田渡さんの 「ブラザー軒」 も歌ってくださった。

高田渡生誕会
http://www.takadawataru.net/

Takada_wataru_20090404_1_2Takada_wataru_20090404_2_3    

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2008年12月 9日 (火)

【楽】今年手に入れたアルバム

今年、本はたくさん買ったけれど、CDはそれほど買わなかった。
その中から印象に残ったものを何枚かあげておこう。


Hako_beetle山崎ハコ 「BEETLE」 (c/w SODASUI)
  映画 「東京ソーダ水」 挿入歌
COLUMBIA MUSIC ENTERTAINMENT, INC.
2008.2.20 発売 1200円(税込)

4/27 国立のライブ・ハウス「はっぽん」
ハコさんのライブ会場で購入(サインをいただいた)。

ひさびさのシングル。
山崎ハコさん健在である。


Hako_best2008_1_2

山崎ハコ
 ベスト・コレクション HISTORY 1975-1984

 2008.7.16発売 キャニオン PCCS-00046 2100円(税込)

7/19 新宿花園神社
ハコさんのライブ会場で購入。

アナログ音源(レコード)のCD化だが、驚くほど音がいい。
ハコさんのレコードは入手困難なため(一部、CDで再発売されているが)、貴重なベスト・アルバムといえる。
ジャケット写真は、もちろん若い頃のもの。
上のシングルのジャケット写真(今のハコさん)と比べると、時の流れを感じる。
デビュー直後から、ずっといっしょに同時代を生きてきた人だと思うと、これからも活躍してほしいと願う。
いや、活躍してくれることを信じている。


Automatic_music_instruments1Automatic_music_instruments2Parthenon Tama
 Automatic Musical Insturuments
 \1000 1997 財団法人多摩市文化振興財団
 19曲収録
大型ディスク・ミュージックボックス(3曲)
小型自動オーケストラ楽器(5曲)
自動バンジョー演奏楽器(2曲)
自動ヴァイオリン演奏楽器(4曲)
自動演奏ピアノ(5曲)

Parthenon Tama
 Automatic Musical Insturuments
 VOL.2
 \1000 1998 財団法人多摩市文化振興財団
 11曲収録
小型自動パイプオルガン(3曲)
自動ヴァイオリン演奏楽器(2曲)
自動演奏ピアノ(3曲)
大型自動オーケストラ(3曲)

異色CDである。
自動演奏楽器というと、なにやら人工的な音をイメージしがちだが、とてもアナログ的なあたたかい音が聴ける。
「パルテノン多摩」(東京都多摩市)の4階にある 「マジックサウンドルーム」で入手。
打楽器集団「鼓動」の演奏会の日に、たまたまみつけた。


Aku_yuu_gaki1

歌鬼 (Ga-Ki) ~阿久悠トリビュート~
 UNIVERSAL UPCH-20095 3000円(税込)

山崎ハコさんが歌う 「ざんげの値打ちもない」が収録されている。
全曲、阿久悠作詞。
一青窈、元ちとせ、工藤静香もいい。

1. ジョニイへの伝言(鈴木雅之) 
2. 白い蝶のサンバ(一青窈) 
3. 思秋期(森山直太朗) 
4. たそがれマイ・ラブ(中西圭三) 
5. 熱き心に(元ちとせ) 
6. ペッパー警部(Mizrock) 
7. 恋のダイヤル6700(音速ライン) 
8. 時の過ぎゆくままに(工藤静香 feat. 押尾コータロー) 
9. 朝まで待てない(甲斐よしひろ) 
10. ざんげの値打ちもない(山崎ハコ) 
11. ひまわり娘(杏里)


Kudou_shizuka_my_precious工藤静香
 MY PRECIOUS
 ― Shizuka sings songs of Miyuki ―
PONY CANYON  2008.8.20  3,255円(税込)

なんといっても、今年いちばんの収穫はこのアルバム。
中島みゆきの歌ばかりを集め、工藤静香なりの歌にしている。

空と君のあいだに/銀の龍の背に乗って/見返り美人/やまねこ/涙 ― Made in tears ―/カム・フラージュ/浅い眠り/土用波/命の別名/宇船(そらふね)/すずめ
(以下、Bonus -original-)
激情/雪・月・花/Clavis ― 鍵 ―

このアルバムのプロモーション的なテレビ番組(NHK)も、興味ぶかいものだった。

→ http://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2008/11/post-e9ff.html

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2008年12月 5日 (金)

【楽】音楽日誌 2008総集編

“When you hear music, after it's over, it's gone in the air.
 You can never capture it again.”

 「音楽は虚空に消え、二度ととらえることはできない」  (エリック・ドルフィー)


真の音楽体験とは、生演奏を聴くことだと思う。
録音されたものを繰りかえし聴くことも人生の楽しみではあるが、耳に届くそばから虚空に消えていく音を追う 「ライブ」体験こそ、長く記憶に残るものだ。

今年も数えるほどしかライブに行けなかったが、なかでも印象に残るライブが二つあった。


Shangshang_cafe_20080809Shang Shang Cafe Vol.1
出演 白崎映美(vo)、西川郷子(vo)
 猪野陽子(Key/Accordion)
8/9(土) 恵比寿アートカフェ・フレンズ
18:00開場 19:30開演

上々颱風のツイン・ボーカル(白崎映美・西川郷子)と、キーボード奏者 猪野陽子の三人のライブは、とてもすてきなものだった。

上々颱風のライブ、今年は、1月(王子「北とぴあ・さくらホール」、東京打撃団とのジョイント)、6月(世田谷パブリックシアター)、7月(新宿花園神社)と、三度聴いたが、バンドのライブより、この三人だけのライブの方が何倍もよかった。

Vol.2は、いつだろうな。
またやってほしいものだ。



山崎ハコさんのライブも、今年は二度、行くことができた。

Hako_bangaichi山崎ハコ LIVE in 花園神社
7/19(土) 午後3時開演

これまで、このような野外ライブをハコさんがやったことがあるかどうか知らないが、強く印象に残るライブだった。
ハコさんのファン仲間と楽しいひとときを過ごすこともできたし、ひさしぶりに芝居も楽しんだ。

4月27日、国立「はっぽん」でのライブも忘れられない。
ハコさんのライブ、また行きたいな。

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2008年11月14日 (金)

【楽】待っても春など来るもんか

もう一枚、中島みゆきの古いアルバムをひっぱりだして聴いていた。

Miyuki_youwoike中島みゆき 『夜を往け』
  1990/6/13 リリース  ポニー・キャニオン

それほど聴いていないアルバムだと思っていたが、聴きなおすと、ほとんどの曲は耳になじみがある。

「with」 は、私の友人の息子さんが、まだ小学生だというのに、いたく気に入ったらしい。
たしかに、ストレートに訴えてくるものがある。
少年の心にも響く、なにかがあるのだろう。

 ♪ 僕の言葉は意味をなさない
   まるで遠い砂漠を旅してるみたいだね ……

 ♪ 旅をすること自体おりようとは思わない
   手帳にはいつも旅立ちとメモしてある
   けれど

これに続くリフレインが好きだ。

 ♪ with・・・その後へ君の名を綴っていいか
   with・・・淋しさと虚しさと疑いとのかわりに

中島みゆきの詩の才能がいかんなく発揮されていると思う。


もう一曲、「北の国の習い」 がいい。
中島みゆきの数ある楽曲のなかに、いくつかこういうコミカルな歌があって、なにやらほっとする。

歌いだしが意表をつく。

 ♪ 離婚の数では日本一だってさ
   大きな声じゃ言えないけどね ……

調子にのって歌詞をそのまま書き写していると、どこからか苦情が来そうなので、概略、こういう内容だ。

 離婚の数では日本一
 しかも女から口を切って 一人になることを選ぶ
 北国 (これはどうしても北海道がイメージされる) の女は 「耐えない」 から ……

私はそうは思わないが、このあたり、北海道生まれで札幌の大学に学んだ 「道産子」 の彼女自身の自嘲なのか。


この歌も、サビのリフレインが秀逸だ。

 ♪ 待っても春など来るもんか ……

そう。そのとおり。


もう一曲、「あした」 も、私が大好きな曲だ。
歌詞にいきなり登場する 「イヤリング」「フリルのシャツ」 といった、いわば小道具が効いている。
ここにも彼女の詩才が感じられる。


【収録曲】 全10曲
夜を往け/ふたつの炎/3分後に捨ててもいい/あした/新曽根崎心中/君の昔を/遠雷/ふたりは/北の国の習い/with


全体に曲調がもっちゃりとして、アレンジも重厚すぎる難しい曲が多いので、それほど好きなアルバムではないが、そこはそれ、腐っても中島みゆき。
きらりと光る佳曲が何曲かあるのだ。

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【楽】大吟醸

大吟醸、といっても日本酒のはなしではなく、中島みゆきのベストアルバム。

週末の解放感から、なにか音楽でも聴こうかと、ひっぱりだしてきた。

Miyuki_daiginjou01中島みゆき 『大吟醸』
 1996/3/2 リリース  ポニー・キャニオン

内容はごくふつうのベスト・アルバムだが、アルバム・タイトルが気に入っている。

ブックレット表紙の、清酒のレーベルを模したイラストには、小さくこう書いてある。

 Miyuki Nakajima Best Album
 The collection of most famous and finest songs

【収録曲】 全14曲
空と君のあいだに(シングル・バージョン)/悪女/あした/最後の女神/浅い眠り/ルージュ/誕生/時代/わかれうた/ひとり上手/慟哭/狼になりたい/旅人のうた/ファイト!

Miyuki_daiginjou02新旧ごったまぜだが、私の愛聴歌 「狼になりたい」 がはいっている。
LP 『親愛なる者へ』 (1979年)で何度も聴いたものだ。
再発CDを持っていないので、このベスト・アルバムはありがたかった。
やはり、ぴか一の名曲だ。

私はブックレットや歌詞カードというものをあまり読まないのだが、このアルバムの解説を読むと、あたらしい発見もあった。

工藤静香への提供曲 「慟哭(どうこく)」 の作曲が、中島みゆきではなく後藤次利だったというのは、迂闊にも知らなかった。

「最後の女神」 は、私も見たことがあるので知っていたが、先日惜しくも亡くなった筑紫哲也さんの番組 「ニュース23」 のエンディング・テーマとして、93年10月から半年間使用されていた。
この曲について、解説にこんなことが書いてある。

<この曲を書き下ろすにあたって中島みゆきはかなり苦心したと語っている。 何故ならニュース番組というものはその性質上、悲しいニュースも、嬉しいニュースもあり、その喜怒哀楽すべてにマッチする曲が望まれるからだ。 しかしそんな苦労の甲斐も実り、スケールの大きな印象深い作品となっている。>


中島みゆきには、テレビドラマのテーマ・ソングやCMに使われた曲も多い。
私はテレビをあまり見ないので、知らなかったものもある。

「空と君のあいだに」 …… 日本テレビ系ドラマ 「家なき子」 主題歌
「あした」 …… KDD国際ダイアル「001」のCM
「浅い眠り」 …… フジテレビ系ドラマ 「親愛なる者へ」 主題歌
「誕生」 …… 東宝映画 「奇跡の山―さよなら、名犬平治―」 主題歌
「旅人のうた」 …… 日本テレビ系ドラマ 「家なき子2」 主題歌



【参考】 Wikipediaより

大吟醸 (中島みゆき)
1996年に発売されたベストアルバム。
以前に発売されていた数枚のコンピレーション群をすべて廃盤にした上で満を持して発売された決定盤であり、オリコンチャートでも1位を記録した。
このアルバムが発売された当時の中島は44歳であり、このアルバムが1位になったことによって彼女はオリコンチャートで1位を獲得した女性アーティストの最高齢記録を更新した(なおこの記録は2年後に松任谷由実のアルバム『Neue Musik』によって破られた。現在の最高記録保持者は竹内まりやである)。
カバーやタイアップなどで話題を呼んだ有名曲から構成されているが、シングルヒットを連発していた1980年代前半の作品が割と少ないのとは対照的に、瀬尾一三とともに創作活動に臨むようになった近年の作品が多い。
(中略)
ジャケット仕様は、タイトルの「大吟醸」に因み、日本酒の一升瓶のラベルを思わせるようなもので、中央に金色の墨書で「大吟醸」と認められている

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2008年11月12日 (水)

【楽】工藤静香と中島みゆき (続)

夜もふけたのに、結局見てしまった。
印象が薄れないうちに書いておこう。

NHK総合テレビ
 SONGS 工藤静香・中島みゆきを歌う
 2008/11/12 午後11:00~

 再放送予定 (下記のサイトに記載されていた情報)
  11/15 NHK総合 午前3:15~
  11/19 NHK BS2 午前8:30~

番組のサイト (NHKオンライン)
 SONGS|放送予定|第67回 工藤静香
  http://www.nhk.or.jp/songs/program.html


30分たらずの短い番組だったが、よかった。
生演奏ならではの音楽本来の魅力をじゅうぶん堪能したのだった。

私は、こういうライブ映像が好きだ。

レコーディングとちがって、いわば一発勝負だから(もちろん、リハーサルはあるにせよ)、音程がぶれたりするけれど(もともと、音程がしっかりしている歌い手ではない)、そんなことはどうでもいいと思わせるほど、生の音楽映像は迫ってくる。

音楽って、このように作るんだな。
バック・ミュージシャンの演奏やコーラスを見ながら、そう思う。


番組で紹介された、中島みゆきと工藤静香の深いつながりも、私にはうれしかった。。
中島みゆきから工藤静香へのメッセージが流された。
中島みゆきらしくおちゃらけたコメントは、彼女の照れ隠しであろうが、そののなかに、あたたかいものを感じた。


工藤静香が番組の中で言ったことばが、なかなかいい。

 「中島みゆきさんの言葉は、色、だと思うんです……」

みずから絵を描く工藤静香が、中島みゆきの楽曲の魅力を表現したことばである。
つまり、絵画の色のように、中島みゆきが生み出す歌詞の世界は無限だと。
まったくそうだと、私も思う。

中島みゆきが紡ぎだす歌の言葉は、魔法のようである。
あらためて敬服。

新曲 「雪傘」 (中島みゆき 作詞・作曲) も、はじめて聴いたが、いい歌だった。



さて、寝なくちゃ。

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【楽】工藤静香と中島みゆき

毎朝起きると、NHK総合テレビをつける。
天気予報の確認と、でかけるまでの時計がわり、あとはニュースをなんとなく見るだけだが。
(民放のかしましい朝番組は見る気がしないので、NHKをつけているだけ)

今朝、夜の番組紹介で、工藤静香が中島みゆきの曲を歌う30分番組のことを知った。


NHKオンライン
 SONGS|放送予定|第67回 工藤静香
  http://www.nhk.or.jp/songs/program.html

あいにく、私が寝てしまう深夜の時間帯なので(11/12 午後11時~)、ビデオ予約した。


ついせんだって、工藤静香が中島みゆきの歌をカバーしたアルバムを聴き感心したばかりなので、この映像は楽しみである。

工藤静香は、好きな女性歌手のひとりだ。
あの、ちょっと気の抜けたような歌い方がなんともいえない(けっして皮肉ではない)。
彼女には、しっかりした存在感を感じる。

「オーラ」 とまでは言わないが、すぐれた歌い手だけがもつ、人を惹きつけるちから、とでも言おうか。
なかなかの人だ。

この11月には、中島みゆきが書下ろした新曲 「NIGHT WING/雪傘」 もリリースしたという。
そのうち、CD店でものぞいてみようと思う。


Kudou_shizuka_my_precious工藤静香 『MY PRECIOUS』
  2008.8  ポニー・キャニオン

このアルバムについては、10月13日にこのブログで紹介した。

【楽】工藤静香 MY PRECIOUS (2008/10/13)
http://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2008/10/my-precious-584.html

ひさしぶに、良質のアルバムに出会った。
もちろん、中島みゆきの楽曲のよさに負うところが大きいのだが。

ところで、まったくの余談だが、彼女はキムタクと結婚してから歌がいっそうよくなったし、人間的な深みが増したと思う。
いい夫婦である。

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2008年10月13日 (月)

【楽】工藤静香 MY PRECIOUS

工藤静香が全曲中島みゆきを歌う
 2008年 カバーアルバム本命盤! ――と書いたシールが貼ってあった。

Kudou_shizuka_my_preciousKudou_shizuka_my_precious2_4











工藤静香
 MY PRECIOUS
 ― Shizuka sings songs of Miyuki ―
PONY CANYON  2008.8.20  3,255円(税込)

少し前、発売を知って気になっていたアルバム。
値は張るが、思いきって買ってみた。

なかなか、いいのだ。
工藤静香という歌い手が好きだから、私にとっては好感のもてるアルバムだ。


いつの頃からか、中島みゆきの新作アルバムを買わなくなったのだが、次々と出るヒット曲は気になっていた。
「銀の龍の背に乗って」「命の別名」「宙船(そらふね)」などは、中島みゆき本人の歌唱の前に、このアルバムではじめて聴くことになる。


― 収録曲 (全14曲) ―
空と君のあいだに/銀の龍の背に乗って/見返り美人/やまねこ/涙 ― Made in tears ―/カム・フラージュ/浅い眠り/土用波/命の別名/宇船(そらふね)/すずめ
(以下、Bonus -original-)
激情/雪・月・花/Clavis ― 鍵 ―

 ※ボーナストラックを除く全11曲新録音


カバーアルバムの難しさで、ついついオリジナルの歌唱(中島みゆき本人以外の、楽曲を提供された歌手を含め) と比較してしまう。
あっちの方がいいな、と思う曲もあるが、このアルバムでの工藤静香の歌唱もいいと思ったものが何曲かあった。

「空と君のあいだに」 「浅い眠り」 「すずめ」 などは、工藤静香のいいところがでていると思う。
「すずめ」 は、増田けい子(元 ピンクレディーのケイ)への提供曲だが、私は、この工藤静香の歌唱の方が好きだ。

ケイちゃんも、悪くないのだけれど。

Masuda_keiko_suzume増田けい子 「すずめ」
 中島みゆき 作詞・作曲/青木 望 編曲
 C/W 「前夜祭」
  (サガン綾 作詞/堀江 淳 作曲/青木 望 編曲)
 1981年 ワーナー・パイオニア






この先、繰りかえし聴くことになるだろう。
聴くたびに、あたらしい発見がありそうなアルバムだ。

――と、書きながら、二度目に聴く 「涙 ― Made in tears ―」 (前川清への提供曲)に、ぐっと来てしまった。
工藤静香は、底力のある歌い手だと思う。

楽曲のよさに助けられているのはたしかだが、買ってよかったなと思うアルバム。

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2008年10月 3日 (金)

【楽】泣くかもしれない

カセットテープの音源なので、画像はない。

ずいぶん前に知人からもらったテープを聴いている。
もう販売されていないアルバムなので、中古で手にはいらないものかとネットで調べてみたら、4000円を超える値がついていた。
とても手がでない。

私にとって、ちょっといわくつきのテープではある。
テープには曲名しか記載がないので、演奏陣などは不明。

ジャケット写真は、下記の公式サイトに掲載されているが、録音データの記載はなかった。

下田逸郎:ひとひらconnection
http://www.t-chest.jp/shimoda/


下田逸郎 『泣くかもしれない』

天まで昇ろ/セクシィ/ほろびる/1999年のラブソング/夜の火/ウーバンブー/泣くかもしれない/失くした恋から/踊り子/早く抱いて


「セクシィ」 は、石川セリへの提供歌。
「早く抱いて」 は、山崎ハコが映画 「皆月」 (原作:花村萬月) の挿入歌として歌っている。
どちらも、魅力的な歌唱。


下田逸郎は、あの甘ったるい歌い方がどうも……という声をよく聞くけれど、私は好きである。
歌い方はともかく、この人の楽曲は潤いがあって、いい。



【参考】
下田逸郎の提供楽曲 (Wikipediaより)


ほう、こんな歌い手にまで……という発見があった。

浅川マキ「眠るのがこわい」(作詞)
石川セリ「SEXY」(作詞・作曲/下田と同曲),「TABACOはやめるわ」(作詞・作曲)
太田裕美「ロンリィ・ピーポーⅡ」(作詞)
桑名晴子「夜の海」(作詞)
桑名正博「月のあかり」(作詞),「そこからがパラダイス」(作詞)
小柳ルミ子「冷たい水」(作詞)
ジョー山中「時は過ぎて」(作詞・作曲)
高倉健「1999年のラブソング」(作詞・作曲/下田と同曲) 未発表
中原理恵「さみしさ裏返し」(作詞)
BOW WOW「さびしさは知らない」(作詞)
松原みき「ハレーション」(作詞)
松山千春「踊り子」(作詞・作曲/下田と同曲)
南こうせつ「ゆらめく景色」(作詞)
みのや雅彦「哀しいつばさ」(作詞)
泰葉「下町スウイング」(作詞)
山崎ハコ「早く抱いて」(作詞・作曲/下田と同曲)
山下久美子「時代遅れの恋心」(作詞),「EASY TO CHANGE MY LIFE」(作詞)

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2008年9月26日 (金)

【楽】コントラバスの表現力

友人が、こんなCDを貸してくれた。

Bunya_2Bottesini: Musik fur kontrabass und strieichquintett

ジョヴァンニ・ボッテジーニ
(Giovanni Bottesini, 1821年12月22日 - 1889年7月7日)
イタリアのコントラバス奏者、作曲家、指揮者である。
その卓越した技巧から「コントラバスのパガニーニ」の異名をとった。
― Wikipedia ―


コントラバスと弦楽五重奏による演奏。
コントラバス奏者は、私と友人の高校時代の同期生。

文屋 充徳 (ぶんや・みちのり) という。
高校の時からコントラバスを演奏し、指揮もしていた。
卒業いらい、私は会っていないが、ドイツに移住して活躍しているという噂は聞いていた。

ボッテジーニという作曲家の音楽もはじめて聴いたが、コントラバスでこれほど細やかな表現ができるものなんだ、と感心した。
とてもいいアルバムだ。


Amazonで入手可能。

http://www.amazon.co.jp/Bottesini-Musik-fur-kontrabass-strieichquintett/dp/B00004Y6VD/ref=sr_1_12?ie=UTF8&s=music&qid=1222439374&sr=1-12
作曲: Giovanni Bottesini
CD (2000/9/26)
SPARSコード: DDD
ディスク枚数: 1
フォーマット: Import, from US
レーベル: Audite
収録時間: 63 分
ASIN: B00004Y6VD


また、ネット検索してみたところ、文屋氏に触れたこんなサイトもあった。

んもど-コントラバスのCDについて罵詈雑言-
http://nmodo.jugem.jp/?eid=6

どういう方は存じあげないが、このCDを絶賛してくださっている。
自分のことのように、なんとなく、うれしい。
同期のよしみ、というものである。


Bunya2_2 

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2008年9月 7日 (日)

【楽】代表作は次回作 (続)

この人のことも書いておかなくちゃ、片手落ちになるな。
暑い夏の昼、こんなCDも聴きかえしている。

Hako_utaitaino山崎ハコ 『歌いたいの』

2006年5月に発売された、ベスト・アルバムだが、新録音が8曲はいっている。
(過去のアルバムに未収録だった 「会えない時でも」 を含む)

ハコさんは、息のながい歌い手さんだ。

彼女の場合、デビュー当時、つまり十代後半につくった歌を、今でも歌い続けている。
(もちろん新曲も作り続けている)

「歌いたいの」「望郷」「白い花」「ヨコハマ」「気分を変えて」「サヨナラの鐘」「飛びます」 といった、ごく若い頃に作って、その後何十年も歌い続けてきた歌を、新録音で聴くと強く感じることがある。

ハコさんの場合、過去の代表作はまちがいなくこれらの歌だが(他にもたくさんあるが)、デビューから数十年たった「今」の歌声(新録音)も、やはり代表作なのだ。

だから、ほんとうは、いつもライブで 「現在のハコ」 を聴きつづけていきたい。
そんな、稀有な歌い手だ。

ハコさん、これから何十年かたって、おばあちゃんになっても歌い続けてください。



こんな、すてきなおばあちゃんもいた。

Amtrak_blues_2AMTRAK BLUES / ALBERTA HUNTER

アルバータ・ハンター (1895-1984) が85歳のときのアルバム。
去年の今頃、このブログで紹介したことがあるが、素晴らしい歌声だ。

【楽】【読】アルバータおばさん (2007.9.21)
http://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2007/09/post_9a5b.html

【楽】【読】アルバータおばさん(続) (2007.9.23)
http://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2007/09/post_d873.html
 

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【楽】代表作は次回作

きのう、車の中でTBSラジオを聴いていた。
毎週土曜日、家にいるか車の中にいる時は、この番組を聴いている。

久米宏 ラジオなんですけど
http://www.tbs.co.jp/radio/kume954/time/index-j.html

「今週のスポットライト」 というコーナーが、ことにおもしろい。
毎回、各界からゲストを呼んで、久米宏とおしゃべりをする。
久米宏は、こういうインタビュー的なトークで話を引きだすのが、じつに上手い。


きのうのゲストは、女優の加賀まり子だった。

とりとめのないおしゃべりの中で、加賀まり子が洩らしたひとこと。
「代表作は次回作」
この言葉を最初に言ったのは誰かしらないが、いろんな人があちこちで使っているようだ。
ちょっとキザなセリフだけど、あらためて、いい言葉だと思う。


ブンガクにしろ、音楽にしろ、ものを作る人・表現する人の心意気は、こうでなくちゃ。


今日も朝から暑い。
家の中の雑事が一段落したので、CDで音楽を聴いている。


Shangshang11ひさしぶりに聴いてみて、意外と新鮮に聴こえたことに驚いた。
意外、というのは、このアルバムは数えきれないほど繰りかえし聴いているから。

上々颱風
『Shang Shang Typhoon 11 あったりまえだ』


2006年6月発売だから、もう2年になる。
ライブの臨場感には勝てないけれど、かなり完成度の高いアルバムだと思う。

でもねぇ。
やっぱり 「次回作」 に期待してしまう。

「初期後期高齢者」 (これは、彼らがライブでよく言っている冗談)  になっても歌い続けてくださいね。

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2008年8月 9日 (土)

【楽】Shang Shang Cafe

いいライブだったな。

080809shangshangcafe01080809shangshangcafe02










恵比寿アートカフェ・フレンズ

 http://artcafefriends.com/ 

2008年8月9日(土) 18:00開場/19:30開演
  Shang Shang Cafe Vol.1
 白崎映美、西川郷子、猪野陽子

上々颱風をビッグ・バンドとするなら、こちらは、選りすぐりのメンバーによるコンボ演奏とでも言おうか。
(譬えがちょっとおかしいけれど)

猪野陽子さんのピアノだけをバックに、二人の歌姫、白崎映美と西川郷子が歌う。
陽子さんの歌もあったし(彼女も歌がうまい)、映美ちゃんと郷ちゃんも小道具(ピアニカ、パーカッション)を使ったりしたけれど、基本的にはピアノだけの伴奏。
陽子さんが足首に鈴をはめて、足踏みして鳴らしていたのが効果的だった。
シンプルな演奏スタイル。

これが、とてもいいのだ。
余計な楽器の音がない分、ボーカルがよく通る。
大きなホールとちがって、間近で演奏が見られる。
サウンドはあくまでもアコースティック。
しかも、あの三人娘(?)だけの歌とくれば、これはもう最高だ。

途中、短い休憩をはさんでの二部構成。
曲目は、ざっとこんな感じ。
「祭りが終わるよ」(?)という曲名紹介で拍手がわいたけれど、これだけは私の知らない曲だった。

第一部
守ってあげる、Sara、流れのままに(郷ちゃん)、海鳴りの丘(映美ちゃん)、夜の河を渡れ(陽子さん)、二人をのせチャイな、愛より青い海

第二部
ダイナ(陽子さんピアノソロ)、A列車で行こう(映美ちゃん)、虹の彼方に(郷ちゃん)、ヨコスカ・バーニング・ナイト、東京の夜、祭りが終わるよ(?)、Let it be、いつでも夢を、菜の花畑でつかまえて(陽子さんアコーディオン伴奏)

アンコール
歌うは夢(猪野陽子さんの作った新曲だそうだ)


大半が上々颱風の持ち歌だけれど、まるで別の歌のように、生き返った感がつよい。
「流れのままに」「海鳴りの丘」のように、持ち歌を変えたのも新鮮だった。

今回は、ひさしぶりに家人も同行。
彼女も、シアワセそうな表情で見入っていたっけ。

予約整理番号が9番、10番だったので、前列のテーブルに座ることができた。
開場から開演まで1時間30分もあるため、夕食をとらずに出かけ、お店で食事をした。
値段もそこそこで、しっかりした料理が出てきた。

私の席からは、ピアノに向かう猪野陽子さんが間近に見られた。
正面に白崎映美さんと、西川郷子さん。
わずか、2、3メートルの至近距離。

照明もやわらかで、演奏中の表情がよく見えた。
こういうライブはいいな、と思う。

さすがに人気のある三人。
店内は満席で立見もでるほどだった。

またやってほしいな。

ユニット名は、「上三颱風」(しゃんさんたいふーん)か、「上風」(しゃんぷー) ―― というのは映美ちゃんが言っていた冗談だけれど、こうなるとユニット名がほしくなる。

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2008年8月 3日 (日)

【楽】歌詞のちから

作詞家の阿久悠が亡くなって、一年になる。
数日前、テレビ番組でこの人の生涯をたどるドラマが放映され、家人といっしょに見た。
いまになって、凄い人だったなと思う。

番組の中で、役者が演じるところの阿久悠が、「歌謡曲の時代はおわった」 という科白を吐いていた。
いまや「J-POP」 などというわけのわからないジャンルができてしまい、作詞に関してはシロートのような人たちがつくった、英語まじりの、まったく訴えてこない歌詞が氾濫している。

たしかな言葉で紡ぎあげられているヒット曲をあつめた、このトリビュートアルバムは、いい。

歌い手の個性が光る。
アレンジも斬新で、聴き飽きた感のあるこれらの歌が、生き返ったように心に響いてくる。

「あんたを、まだ死なせやしない」 (このCDのキャッチコピー)
―― 阿久悠が残した歌(歌詞)のちからは、時代をこえて生き続けるだろうな。

Aku_yuu_gaki1歌鬼 (Ga-Ki)
 阿久悠 TRIBUTE
 UNIVERSAL MUSIC 2008.7.30

どの曲も、カバーしている歌い手の個性が光っている。
なかでも、元ちとせ、工藤静香、山崎ハコの三人は、すごいと思う。
強烈な個性(じぶんの歌唱法)をもった歌い手だからだろう。


収録曲データ (Amazonのサイトより)
楽曲 (オリジナルアーティスト/発売日/オリコン最高位)

1. ジョニイへの伝言 (ペドロ&カプリシャス/73.3.10/24位)
2. 白い蝶のサンバ (森山加代子/70.1.25/1位)
3. 思秋期(ししゅうき) (岩崎宏美/77.9.5/6位)
4. たそがれマイ・ラブ (大橋純子/78.8.5/2位)
5. 熱き心に (小林旭/85.11.20/12位)
6. ペッパー警部 (ピンク・レディー/76.8.25/4位)
7. 恋のダイヤル6700 (フィンガー5/73.12.5/1位)
8. 時の過ぎゆくままに (沢田研二/75.8.21/1位)
9. 朝まで待てない (ザ・モップス/67.11.5/38位)
10. ざんげの値打ちもない (北原ミレイ/70.10.5/14位)
11. ひまわり娘 (伊藤咲子/74.4.20/20位)


このアルバムでの歌い手 (収録曲順)

1. ジョニイへの伝言 (鈴木雅之) 
2. 白い蝶のサンバ (一青窈) 
3. 思秋期 (森山直太朗) 
4. たそがれマイ・ラブ (中西圭三) 
5. 熱き心に (元ちとせ) 
6. ペッパー警部 (Mizrock) 
7. 恋のダイヤル6700 (音速ライン) 
8. 時の過ぎゆくままに (工藤静香 feat. 押尾コータロー) 
9. 朝まで待てない (甲斐よしひろ) 
10. ざんげの値打ちもない (山崎ハコ) 
11. ひまわり娘 (杏里) 

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2008年8月 2日 (土)

【楽】8/2 国分寺gieeライブ

きもちのいいライブだったな。
国分寺 「giee」 は、居心地のいい空間だ。
そこで、のびのびと歌う二組、三人のライブを聴かせてもらって、シアワセを感じながら帰宅。

音楽は、演奏する人がきもちよさそうだと、聴いているこちら(聴衆)もうれしくなる。
録音(CDなど)で聴くのとは大きくちがう、「場」 のちからだ。

石井明夫さんには、ひさしぶりにお目にかった。
あいかわらずパワフルで、いい演奏を聴かせてくれる。

須藤もんさん、対馬照さんは、しばらく聴かないあいだにレパートリーもふえて、いい感じのデュエットだった。
「めし」 が、ゆったりとしたテンポで歌われ、私には新鮮な感じだった。

番外で、石井明夫さんのギター伴奏を得て、須藤さんが 「隧道」 を歌ってくれたのも、よかったな。


2008/8/2 (土) 国分寺 「giee(ギー)」

 JR中央線 国分寺駅北口 徒歩3分
 (東京都国分寺市本町2-3-9 三幸ビルB1)
 TEL 042-326-0770
 18:30 開場  19:30 開演
 チャージ 1,500円 (ドリンク別)
 出演  石井明夫  須藤もん with 対馬照

第一部 須藤もん ソロ、須藤もん with 対馬照
第二部 石井明夫 ソロ
番外(アンコール) 須藤もん with 石井明夫 「隧道」

写真 (下左) 須藤もんさん、対馬照さんの 「めおとアワー」
写真 (下右) 須藤もんさん、石井明夫さん

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2008年7月27日 (日)

【楽】あつい夏に聴くアルバム

ちょうど一年前にも、このアルバムのことを書いたっけ。

昨夜からちょいと時間がかかったけれど、三枚組LPを二枚のCDに収めることができた。
できぐあいのチェックをかねて、ヘッドホーンで全曲聴きなおしている。

1956年といえば、半世紀前の演奏。
今聴いても、まったく 「イキ」 がさがっていない。
それどころか、新鮮ささえ感じる。

暑い夏には、うってつけの音楽だなぁ。

むし暑い部屋で、熱いジャズを聴いている。
汗をかきかき、アイスをかじりながら。

Hampton Hawes Quartet
 ALL NIGHT SESSION  Vol. 1,2,3

 CONTEMPORARY RECORDS  1958

 Hapmpton Hawes, piano
 Jim Hall, guitar
 Red Mitchell, bass
 Bruz Freeman, drums

 Recorded the night of November 12th & morning of November 13th 1956,
 at Contemporary's studio in Los Angels.
 Sound by Roy DuNann.  Produced by Lester Koening.

スタジオ録音だが、夜から朝にかけて全曲(16曲!)録音したものらしい。
一発録りだと思う。
ナマ演奏の躍動感が伝わってくる。

All_night_session_12All_night_session_23Vol1_jacketVol2_jacketVol3_jacket   








【参考】
http://www.geocities.jp/iascii/player/Hawes.htm より

Hampton Hawes
1928年11月13日 Californnia 州 LA 生れ。
77年5月22日、LA の病院で脳出血のため物故。
ハイスクール卒業後、Dexter Gordon, Wardel Gray らと演奏。
51~52年に Shorty Rodgers, Howard Rumsey のバンドに加わり、才能を認められた。
その後軍隊にとられ、除隊後の 54年にトリオを結成、名声を得た。
50年代末には麻薬に冒され暫くジャズ界から離れていた。
64年に復帰、以後、ジャズ祭や楽旅で活躍。 

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2008年7月21日 (月)

【楽】てっせんの花

山崎ハコさんの古いLPを聴きなおしている。

Hako_tessen_jacket山崎ハコ 『てっせんの花』
 キャニオン 1984.6 C28A0336

― 収録曲(全9曲) ―
てっせん子守唄/水車の都/町よ/百人の私/もう一度/時の扉/ライライライ/くちなし/鍵とコイン

安田裕美さんが、A面1、2、5曲目の三曲に参加。

「町よ」 は、TBSドラマ 「週末だけの恋人」 主題歌だった。
当時、テレビからこの歌が流れてきたときは、うれしかった。

ところで、てっせんの花。
ハコさんのおばあちゃんは、昨年末、103歳で亡くなったという。

 読売新聞 「すてき私流」
  祖母の思い 盛る茶わん : インタビュー : 大手小町 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
  山崎 ハコ(やまさき・はこ) さん シンガー・ソングライター
   http://www.yomiuri.co.jp/komachi/interview/suteki/20080717ok0a.htm

ハコさんは最近、ライブで、よく、おばあちゃんのことやお母さんのことを話す。
「てっせん子守唄」 は、子どもの頃、おばあちゃんと近くの山へ行ったときに見た「てっせん」 の花のおもいでがベースになっているという。

大輪の紫色の花のつるを折って持ち帰ろうとするハコさんに、おばあちゃんは
「ハコちゃん、それは折れんよ」
と言って、そのままにしておくように言ったそうだ。

私も実家の庭に植えてあったのを見たことがあるが、たしかにつるは細い針金のように強かった。

 ♪ うちはよ ふるさと 今でも好きよ
   薄紫の てっせん恋し ♪

 ♪ あんたよ ふるさと ないさとつぶやく
   私の好きな てっせん見せたい ♪

 ♪ 破れた恋がなんね うちは折れないてっせんよ …… ♪

九州地方のことばで歌われるこの歌が、私は好きだ。

Hako_machiyo山崎ハコ 『町よ』
  C/W てっせん子守唄
キャニオン シングル・レコード
 7A0393  1984年6月

― 『図説 花と樹の事典』 柏書房 より ―
テッセン [鉄線花・鉄線蓮]
キンポウゲ科の落葉性つる植物。中国中部地方原産。 るつ茎は細長く冬も枯れず、全体に短毛がまばらに生える。 初夏、葉腋から長い花丙を伸ばし径五~八センチメートルの白または紫色の花を単生する。
[和名由来] 漢名「鉄線蓮」から。 つるが細くて強く針金のようであることから。

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2008年7月20日 (日)

【楽】ダージリン

このアルバムを買った頃、「紅茶といえばダージリン」と、ダージリン紅茶に凝ったものだった。

Hako_darjeeling山崎ハコ 『ダージリン』
 1983.9 キャニオン CA28A0292

82年10月の『硝子の景色』、83年2月『風の色』、83年9月『ダージリン』、84年6月『てっせんの花』と、年に二回のペースでアルバム(LPレコード)を出していた頃の一枚。
アルバム・ジャケットの写真が、このようにソフト路線になっていた。
ハコさんのイメージ・チェンジをはかったのか(事務所サイドで)、よくわからないが、内容は「ハコ節」健在。

収録曲 (全10曲)
サマータイムが聞こえる/ダージリン/微笑を一杯/夜の囁き/本牧750cc(ナナハン)/小さな質問/君の季節/'83の天使達/スケジュール/雪・ムラサキ

Agnes_chiisana_shitsumon上のアルバムには、アグネス・チャンへの提供曲 「小さな質問」 というかわいらしい曲もはいっていて、私の好きなアルバムだ。

アグネス・チャン 「小さな質問」 (山崎ハコ 作詞・作曲)
 C/W 時の河 (神津カンナ 作詞、森山良子 作曲)
 SMS(シングル・レコード) 1983.4



ちょうど昨日、花園神社のハコさんのライブに出かける前に、家でLP→CD化作戦を実行していて、このアルバム『ダージリン』を聴いていた。

花園神社では、ハコさんの新発売ベスト・アルバムを販売していたので購入した。
これまでベスト・アルバム未収録だった曲が二曲、はいっていた。
「サマータイムが聞こえる」と、「何度めかのグッバイ」(アルバム『茜』収録)。

「サマータイム」 は有名なジャズのスタンダード・ナンバー。
ハコさんも最近のライブでよく歌う。
「サマータイムが聞こえる」 は、その「サマータイム」 をテーマにした佳曲。

ところで、ハコさんがライブで言っていたが、今回のベスト・アルバムは音がとてもいいという。
アナログ時代のマスター・テープからCD化するのでも、やり方によって音にちがいが出るのだろう。
聴くのが楽しみなCDである。

山崎ハコ
 ベスト・コレクション HISTORY 1975-1984

 2008.7.16発売 キャニオン PCCS-00046 2100円(税込) 

Hako_best2008_1Hako_best2008_2_2 

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2008年7月14日 (月)

【楽】ヒット曲のちから

一青窈(ひととよう)と北原ミレイ。
二人の歌い手を並べたことに、意味はない。

しいて言えば、爆発的にヒットした曲の歌い手ということか。
ヒット曲のちからは大きい。

たまたま、この二人のベスト・アルバムを中古で手に入れた。
残念ながら、私が「いい」と思う曲はそれぞれ一、二曲しかない。

一青窈は、なんといっても 「ハナミズキ」 という名曲がすばらしい。
この人の、クセの強い歌い方は、きらいじゃない。
ヒットした 「もらい泣き」 もいいのだが、私には 「ハナミズキ」 の奥の深い歌詞ほど、迫ってこない。

私ごのみの歌唱なので、もう少し聴きこんでみようと思う。

Hitotoyo_bestyo_2一青窈 「BESTYO」
 2006.11 コロンビア COCP-34052

アルバムタイトルが面白い。
ひととようのベストアルバムということか。

(収録曲 16曲)
ハナミズキ/翡翠/もらい泣き/一思案(ひとしあん)/月天心/影踏み/うれしいこと。/江戸ポルカ/大家(ダージャー)/さよならありがと/指きり/アリガ十々/かざぐるま/金魚すくい/あこるでぃおん~Long ver./てんとう虫

Kitahara_mirei_best01_2Kitahara_mirei_best02_4北原ミレイ 「ゴールデン・ベスト」
 東芝EMI TOCT 10952

「ざんげの値打ちもない」(阿久悠作詞)よりも、私は 「石狩挽歌」 (なかにし礼作詞) を買う。
寺山修司作詞の 「海猫」 という歌も入っているが、がちがちの艶歌ふうで、いただけない。
浅川マキや山崎ハコにはいい歌詞を提供しているのに、不思議だな。

  ※ 寺山修司作詞・山崎ハコ作曲 「テンポイントの詩」 (『山崎ハコ ライブⅡ』)がある。

北原ミレイといえば、山崎ハコが楽曲提供した 「納沙布岬」 というすばらしい歌がある。

Kitahara_mirei_nosappu北原ミレイ 「納沙布岬」 C/W 「さいはてへ」
 山崎ハコ 作詞・作曲
 (シングル・レコード)
 SMS SM07-99

前にも紹介したジャケットだが、上村一夫の絵がいい。
(上村一夫は、あの 『同棲時代』 で一世を風靡した劇画家)

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2008年7月13日 (日)

【楽】幻想旅行(山崎ハコ)

歌い手さんにとって「いま」が一番たいせつなことを承知のうえで、25年以上も前のアルバムにこだわっている。
どうして、こんなにいいアルバムがCDで再発売されないのか、業界の事情がわからない。

二枚組みCDで発売すれば、きっと売れると思うのに。
今聴いても新鮮な内容だから。


山崎ハコ  幻想旅行 (写真左、中)
 1981.11 キャニオン・レコード CA28A0190

山崎ハコ  幻想旅行Ⅱ (写真右)
 1982.4 キャニオン・レコード CA28A0210


Hako_gensou01Hako_gensou02Hako_gensou2










CD化に挑戦中。
(あくまでも個人で楽しむのが目的である……念のため)

なんとか音楽CDにできたが、連続しているアナログ音源を曲ごとに分割する細かい作業がやっかいだ。
一曲ずつWAVE形式のデータにするのも、けっこうめんどうな作業だが、曲の頭と終了部分のカット処理も私には難しく、もう少し練習が必要だ。


そんなことをして遊びながら、この二枚のアルバムを聴きなおしていると、これまで気づかなかったいろいろなことに気づく。

私はふだん、歌詞カードや録音データをあまり見ないのだが、今回はあたらしい発見があった。
思いつくまま書いてみよう。

 バックの演奏陣がじつに多彩だ。
曲によってちがう人が担当しているのだが、二枚のアルバムをあわせると、ドラムスが7人、エレキ・ベースが8人、キーボードが8人と、やたらいろんな人が参加している。
このあたりの録音事情は、ちょっと知りたい気もする。

 フォーク・ギター(アコースティック・ギター)だけは、吉川忠英さんと安田裕美さんの二人が交替ではいっている。
楽器の数が多く、サウンドに厚みがある(音が多い)ので注意して聴かないと気づかないが、安田裕美さんのギターがじつに繊細なのだ。
安田さんは、「幻想旅行」の四曲、「幻想旅行Ⅱ」の五曲に参加。

 「幻想旅行」のほうに、珍しい楽器が使われている。
B面三曲目 「さくら」 で、ケーナとダルシマーがいい効果をだしている。
すばらしい曲で大好きなのだが、使われている楽器を意識して聴いたのは今回がはじめてだった。

 「若草山」(幻想旅行Ⅱ)の歌詞の不思議。
「わたし」と「あなた」が誰で、どういう関係なのか、想像をかきたてられる。
なんと幻想的で、すてきな楽曲なんだろうと、あらためて感心した。

 ずっと感じていたことだが、この二枚のアルバムのハコさんの歌声がいい。
厚み、重み、深みがあると思う。
1981年、82年といえば、まだ二十代なかばだったはず。
デビュー後十年もたっていない時期だ。
何十年も歌い続けてようやくできあがるような、自信にみちた歌唱に驚く。
それでいて、デビューからずっと現在まで、一本筋の通った「ハコ」の歌声の特徴がそこなわれていない。


とまあ、思いつくままに書き連ねてみた。
私の独断なので、異論もあると思うが。



【参考】

アルバム 「幻想旅行」 収録曲
幻想旅行/北北東/終点まで満員/東北・都/雪の道/サンクチュアリーへ/港の歌/さくら/歌は旅/旅路 (全10曲)

アルバム 「幻想旅行Ⅱ」 収録曲
スコール/ばいばいことば/海鳴り/あんたの大阪/ペンフレンド/港の景色/遠参り/若草山/幻想旅行 (全9曲)

「サンクチュアリーへ」の一曲だけ、工藤順子作詞、山崎ハコ補作詞、石黒ケイ作曲。
他はすべて、山崎ハコ作詞・作曲。
編曲陣は多彩。

私が気になる演奏陣 (著名どころ)
島村英二 (ドラムス、中島みゆきのバックをつとめている人として知っていたので)
渡嘉敷祐一 (ドラムス)
安田裕美、吉川忠英 (ギター)
斉藤ノブ (パーカッション)
八木伸郎 (ハーモニカ)
向井滋春 (トロンボーン)

私が気になる演奏楽器
ケーナ、ダルシマー (「さくら」)
和太鼓、しのぶえ、能管、大皮 (「遠参り」「若草山」)


【参考サイト】
Hako Yamasaki -  World Wide Web Home Page
 (詳細なディスコグラフィーが掲載されている)
 http://www.st.rim.or.jp/~tokunou/hako.html
私のサイト
 (この二枚のアルバムの紹介、私の思い入れ)
 http://yamaoji.hp.infoseek.co.jp/m_hako_gensou.html

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2008年7月 6日 (日)

【読】【楽】添田唖蝉坊

こんな本を、少しまえに近くの本屋で見つけた。

Azenbou_hayariuta_2『流行り唄後十年 唖蝉坊は歌う』
 添田知道(そえだ・ともみち)
 小沢昭一 解説・唄
 朝日選書 105  2008.4.30

添田知道は、添田唖蝉坊の長男。
1902年、添田唖蝉坊の長男として東京に生まれる。
1919年頃より父の演歌制作に加わり、芸名・添田さつきとして共に街角で歌う。
昭和になってからは小説・随筆を書き、『教育者』で新潮賞、『演歌の明治大正史』で毎日出版文化賞受賞。 1980年3月18日、77歳で死去。
― 本書 著者紹介より ―

この新書には、小沢昭一の歌うミニCDが付いている。

Ozawa_azenbou唖蝉坊のつくった歌は、高田渡やソウル・フラワー・モノノケ・サミットなどによって歌われている。

高田渡
 「ごあいさつ」 ―しらみの旅―
 「Best Live」 ―イキテル・ソング―

ソウル・フラワー・モノノケ・サミット
 「レヴェラーズ・チンドン」 ―むらさき節―
 「アジール・チンドン」 ―ラッパ節―

また、添田知道(芸名:添田さつき)の歌が、おなじくソウル・フラワー・モノノケ・サミットによって歌われている。

ソウル・フラワー・モノノケ・サミット
 「アジール・チンドン」 ―復興節、東京節―

Takada_wataru_goaisatsuTakada_wataru_best_live_4Soul_flower_levelers_chingdong_5Soul_flower_asyl_chingdong








久しぶりに、高田渡さんの 「Best Live」(二枚組)を聴きなおして、あらためて気づいたのだが、青柳利博さん(ギター)と久美子さん(アコーディオン)が渡さんのバックプレイヤーとして聴ける。
(1997年5月5日、吉祥寺ハバナ・ムーンでのライブ録音、8曲)


「イキテルソング」 ――大正7年、米騒動の頃につくられた歌。
 ♪ 生きたガイコツが踊るよ踊る
   ガイコツどんなこというて踊る、よ
   やせたやせた外米食うて痩せた
   日本米恋しいというておどる …… ♪


―以下、Wikipediaより転載―
http://ja.wikipedia.org/wiki/

添田唖蝉坊(そえだ・あぜんぼう)
1872年12月25日(明治5年11月25日) - 1944年(昭和19年)2月8日)
昭和の演歌師の草分けである。
号は、自らを「歌を歌う唖しの蝉」と称したところから由来。

神奈川県の大磯の農家の出で、四男一女の三番目の子として生まれる。

叔父が汽船の機関士をしていた関係で、海軍兵学校を志願して上京したが、受験勉強中に浅草の小屋掛芝居をのぞいたのがきっかけで、その世界にのめり込む。海軍兵学校には入学せず、汽船の船客ボーイになり、2年で挫折。以後、横須賀で土方人夫、石炭の積み込みなどの仕事に従事していたが、1890年(明治23年)、壮士節と出会う。当時は政府が廃藩置県、地租改正、学制、徴兵令、殖産興業などの政策を実行している最中で、自由民権運動も盛んな時代であり、「オッペケペ」で有名な川上音二郎らの壮士芝居も、この時代のものである。

唖蝉坊は、最初の演歌といわれる「ダイナマイト節」を出した青年倶楽部からその歌本を取り寄せて売り歩いたが、のち政治的な興奮が冷めていくと、政治批判ではない純粋な演歌を目指して、自身が演歌の歌詞を書くようになる。唖蝉坊が最初に書いたといわれているものは、「壇ノ浦」(愉快節)、「白虎隊」(欣舞節)、「西洋熱」(愉快節)などで、1892年(明治25年)の作である。これ以降、「ゲンコツ節」、「チャクライ節」、「新法界節」、「新トンヤレ節」と続く。1930年(昭和5年)に「生活戦線異状あり」で引退するまでに182曲を残したという。

1901年(明治34年)に結婚し、本所番場町に居を構えた。翌年長男の添田知道(添田さつき)が生まれる。この頃、友人と始めた「二六新報」がうまくいかず、茅ヶ崎に引っ込むが、「渋井のばあさん」と呼ばれていた知り合いの流し演歌師に頼まれてつくった「ラッパ節」が、1905年(明治38年)末から翌年にかけて大流行する。これがきっかけで、堺利彦に依頼されて、この改作である社会党喇叭節を作詞。1906年(明治39年)には、日本社会党の結成とともにその評議員になるなどし、その演歌は、社会主義伝道のための手段になる。

1910年(明治43年)、妻タケが27歳で死去。唖蝉坊は悲嘆して、知道の妹は他家に養子にやられる。やがて唖蝉坊は、当時の有名な貧民窟であった下谷山伏町に居を定めた。なおここは、一軒が四畳半一間、それが十二軒ずつ四棟、計四十八軒ならんでいたので、「いろは長屋」と呼ばれていた。

その後、全国行脚をしながら、屑屋の二階に居候。そこで死去した。浅草、浅草寺の鐘楼下に添田唖蝉の碑が、添田知道筆塚と共にある。

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2008年6月14日 (土)

【楽】ふしぎなことば れるびい

♪ いつでもかみさまが みつめているよ
 だからなかないで れるびい
  そうさ かみさまが きっとわらっているよ
 なみだをおふきよ れるびい …… ♪
         (上々颱風 Let it be)

上々颱風 シアターLIVE! 2008
  シャンシャンと行く スチャラカ世界音楽紀行
 6/14(土) ―火の国―
  開場 18:30 開演 19:00
 6/15(日) ―風の国―
  開場 15:30 開演 16:00
 世田谷パブリックシアター (三軒茶屋)


Shangshang_setagaya_20080614

初日の今日、行ってきた。

上々颱風版 「Let it be」 (れるびい)の歌詞にならって言えば、「不思議なバンド、上々颱風」。
いつも、満ちたりた幸せな気分になって、ライブから帰ってくる。

今回の二日間公演は、日替わりで曲目を変えるという。
明日も楽しみではあるが、さすがに二日続けて行けない。
私の個人的なフトコロ事情からだが……。

宣伝の一助になるかもしれないので、せめてチラシを載せておこう。
七夕ライブ(7/5 花園神社)と、9/20のおもしろそうなライブのチラシも入手。
花園神社は、いまから楽しみだ。

Shangshang_setagaya_2008Shangshang_tanabata_2008Shangshang_katsushika_2008

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2008年6月13日 (金)

【楽】「上々颱風8」と「闇を掘る」

明日は恒例の世田谷ライブ(上々颱風)なので、気分がもりあがっている。
きょうは、思い出話を書く。

ひさしぶりに、「上々颱風8」という8年前のアルバムを聴いた。

Shangshang8_1Shangshang8_2上々颱風8
 2000.6.21 発売 YW-S001

いいアルバムだと、あらためて思う。
退団前の後藤まさるさんと、吉田よしみさん、それに、今は亡きHONZIさんが参加している。

収録曲
しびれMambo/夏のバチ当り(罪とバチ '69)/ハラホロの涙―GREAT JOURNEY 2001―/GHETTO BLASTER/海鳴りの丘/FANTASY/恋の卍固め/平和が戦車でやって来る/紺碧の空/ものみな歌に始まる

硬軟とりまぜて、絶妙な配曲。
「硬」――ハラホロの涙、GHETTO BLASTER、平和が戦車で…、ものみな歌に始まる、あたりか。
「軟」――しびれMambo、夏のバチ当り、FANTASY、恋の卍固め、あたり。
その他の曲(西川郷子さんが歌う、海鳴りの丘、紺碧の空)は、「柔」という感じ。

「ものみな歌に始まる」 の詞は、じつにリリカル、すばらしく詩的である。

♪ Ahh すべては歌に 歌に始まる
  Ohh はやく降りて来い 祭りの風よ … ♪
                    (作詞・作曲:紅龍)


上々颱風を聴きはじめたのは、2001年の春頃だった。
当時、このアルバム「8」と、2000年9月に藤沢市(神奈川県)の遊行寺境内でおこなわれたライブを収録した 「上々颱風パラダイス ライブ!」 を含めて、9枚のアルバムが出ていた。

一枚ずつ、CD店で買い求め、夢中になって聴き続けた。
アルバムごとに、感動・発見があった。

そして、この年(2001年)、7月の新宿花園神社 「七夕ライブ」、8月の真鶴海岸、10月のインストア・ライブ(新宿 タワー・レコード)、10月20日の遊行寺ライブと、立て続けにライブに行った。
なつかしい思い出である。


ところで、「闇を掘る」 という16ミリ映画があった。
2001年11月3日、東中野の小さなホールで自主上映を見た。
チラシをたいせつにとってあるので、載せておこう。

「ものみな歌に始まる」 という歌は、この映画の舞台でもある炭鉱町で生まれた。

こういう映画である。

― 朝日新聞 2001年11月11日 記事より ―
北海道の炭鉱に生きた人々を追ったドキュメンタリー映画 「闇を掘る」 (藤本幸久監督) =写真=が、東京都内で上映中だ。 事故で仲間を亡くし、閉山で仕事を失っても、消えることのない 「ヤマ」 への愛着を、5年がかりで記録した。 /映画は、閉山後の炭鉱マンたちの暮らしを見つめ、それぞれの心の中に生きる炭鉱の姿を描く。 (中略) 太平洋炭鉱(釧路市)の採掘現場や、戦前に日本が開発し朝鮮人労働者が強制連行されたロシア・サハリン州の炭鉱も取材した。 ……


【参考サイト】
goo映画 闇を掘る
 http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD32724/
上々颱風official website
 http://www.mandicompany.co.jp/sst/sst_top_.html
Beats21 上々颱風(紅龍、白崎映美)
 2001.3.22 インタビュー記事
 http://www.beats21.com/ar/A01032203.html


Yami_wo_horu_asahi20011111_2Yami_wo_horu_1Yami_wo_horu_2 
 

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2008年6月 1日 (日)

【楽】よなは徹

「よなはとおる」 という人のCDがほしい、と家人が言う。
ラジオで紹介されていたのを聴いて、CDでぜひ聴いてみたいというのだ。

私は、あいにくこの人を知らなかったが、ネット検索してどういう人かわかった。

今日、ちょうど有楽町のJALプラザに用があったので、その帰りに、二人で銀座1丁目にある 「わしたショップ」 (沖縄県物産公社) に寄った。
ここは一階が食品関係、地下に三線や酒類、衣類、置物などの沖縄物産とともに、CDや書籍もたくさん置いている店だ。

わしたショップ |沖縄県物産公社
http://www.washita.co.jp/index.html

この店でCDを二枚購入。
(家人が一枚、私がもう一枚)
他に、家人は気に入った 「かりゆしウェア」 (琉球ブラウスというのか)を、そして、二人共通の買物として、琉球の布地を買った。 テーブルクロスとして使うために。

帰ってきて、さっそくテーブルに広げてみたら、部屋の中がぱっと明るくなった。
よなは徹さんのアルバム 『宴~Party』 も、いま聴いている。
すごいな、やっぱり沖縄音楽の層の厚さは。
はじめて聴く歌ばかりだが、ごきげんだ。
抵抗なく沁みこんでくる、なつかしい響きの音楽。
いつのまにかからだが踊る躍動感。
これが、たまらない。

今日もまた、いい音楽に出会った。

08060100260806010029Washita_shop_2













Yonaha_tooru_partyよなは徹 『宴~Party』
 2007.12.19 ismusic QACI-30009
発売元:株式会社イズム
販売元:コロンビアミュージックエンタテインメント株式会社

収録曲
涙そうそう/夜明け/二十九の春/元気でいますか?/桜東風/誇らさよ/赤ゆら/エイサーシンカ/北谷遊びジマ/夢ぬ如に/誇らさよ~島うたmix

よなは徹 (CDの帯より)
琉球古典・島うた界において、数々の資格と受賞歴を持ちながらも、自由な感性で独自のスタイルを追求し続ける唄者・よなは徹。 脈々と受け継がれてきた沖縄の歌を斬新なアレンジで表現し、乾いた三線(さんしん)の音色にのせて力強くも切々と歌い上げる。
伝統と現代の究極の融合、ぜひお聞きください。


こんなライブも予定されているらしい。
「わしたショップ」 にチラシがあった。
私は行けないけれど。

Yonaha_flier1Yonaha_flier27月16日(水)
代官山 「晴れたら空に豆まいて」
http://www.mameromantic.com

コザ・ミュージックタウン一周年記念
「コザの入り口」
前川守賢、よなは徹

このチラシにも紹介文があるので、上と多少重複するが、引用しておく。
よなは徹
1976年、沖縄本島・北谷町生まれ。 唄者(うたしゃ)である父の影響を受け、3歳から三線と琉球舞踊を始める。/琉球古典音楽野村流教師(三線)、国指定重要無形文化財 「組踊」 伝承者など様々な資格やjy章歴を持つ一方で、津軽三味線やポップスなど他分野のアーチストとの共演にも積極的に取り組み、唄三線の新しい世界を切り拓いている。 地元・北谷ではエイサーの地方としても活動。/2007年12月、スピッツやモンゴル800といったメンバーも参加し、Jポップ・フィールドへのアプローチを見せた意欲作 『宴』 を発表。……


琉球・沖縄圏からは、これからもこういう若者が次々とでてくると思う。
日々の暮らしのなかに音楽が根づいているから、子どものころから三線や唄に慣れ親しんだ若い世代がたくさんいるのだろう。
まさに、音楽の宝庫なのだ。


私が、これはいいに違いないと購入したもう一枚のアルバムも、なかなかいい。
優れたアルバムは、ジャケットが内容を物語るものだ――これが私の持論だが、こんども期待を裏切らなかった。


Yonaha_uchna_warabeutaよなは徹プレゼンツ 『ウチナーわらべうた』
 2005.9.21 RESPECT RECORD RES-101
収録曲
いったーあんまーまーかいが/花ぬ風車/赤田首里殿内/ウーマクマデー/三村節/いろはうた/大村御殿(別名 耳切り坊主)/ちんぬく じゅうしい/あがろーざ/わったちねー/童神(天の子守唄)/てぃんさぐぬ花/永良部の子守唄

よなは徹(三線・笛・島太鼓)
玉栄政昭(ピアノ)
内里美香・仲村奈月・上間綾乃(歌・三線)

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2008年5月25日 (日)

【楽】自動演奏楽器

きのう書いた、「パルテノン多摩」(東京都多摩市)の4階にある 「マジックサウンドルーム」 で手にいれたCD。

Automatic_music_instruments1_2Parthenon Tama
 Automatic Musical Insturuments

 \1000
 19曲収録
大型ディスク・ミュージックボックス(3曲)
小型自動オーケストラ楽器(5曲)
自動バンジョー演奏楽器(2曲)
自動ヴァイオリン演奏楽器(4曲)
自動演奏ピアノ(5曲)

1997 財団法人多摩市文化振興財団

 

Automatic_music_instruments2Parthenon Tama
 Automatic Musical Insturuments

 VOL.2 \1000
 11曲収録
小型自動パイプオルガン(3曲)
自動ヴァイオリン演奏楽器(2曲)
自動演奏ピアノ(3曲)
大型自動オーケストラ(3曲)

1998 財団法人多摩市文化振興財団



同行した家人と 「これ、いいね」 で、珍しく意見が一致して即座に購入。
価格も手頃で、お買い得。
迫力のある演奏(自動演奏)が聴ける。

ラフマニノフの演奏を再現した自動演奏(ショパンのワルツ第一番「華麗なる大円舞曲」、ラフマニノフ作曲 幻想的小曲集より第一番「エレジー」)なんてのも収録されている。

【参考サイト】
パルテノン多摩
 http://www.parthenon.or.jp/
  →ミュージアム→マジックサウンドルーム
   http://www.parthenon.or.jp/museum/magic1.html
  ※展示楽器の説明などがある詳細なサイトだ

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2008年4月27日 (日)

【楽】ハコさんのライブ(国立はっぽん)

いいライブだった。
山崎ハコさんのライブ (国立 「はっぽん」)。

何年ぶりだろう、彼女のライブを聴くのは。
CDやレコードは同じ音源を繰りかえし聴く行為だが、ライブはそのたびごと、一回きりの演奏だから、印象がまったくちがう。

安田裕美さんのギター伴奏で、2時間。
安田さんのアレンジ、ギター伴奏を得て、厚みのある演奏ばかりだった。

今夜のライブは、半分くらいは「語り」で、それも素直な感じの話しぶりで、よかったな。
こんなに自然体で喋ることができるようになったんだ、と、うれしくなる。

アンコールも含めて、14曲。
新曲の他に、めったに聴けない曲目もあって、それもうれしかった。
なかでも 「心だけ愛して」 には、震えてしまった。

まったく緊張することなく、いつもは喋らないこともフランクに語っていたように思う。
「はっぽん」 というライブハウス(山谷初男さんのお店)の雰囲気もあったのだろう。
話の流れがとてもスムースだった。

たくさん喋ってくれた内容も書きたいけれど、今夜はもう遅いので、いずれまた。
私はめったにやらないことなのだが、曲目(セットリスト)をメモしてきたので、書いておこう。
こうしておくと、ライブの流れが思い出しやすい。

1. 望郷
2. 織江の歌
3. 白い花
4. 水車の都
5. てっせん子守唄
6. きょうだい心中
7. 心だけ愛して
8. ヨコハマホンキートンクブルース
9. ヨコハマ
10. SODASUI
11. BEETLE
12. 気分を変えて
13. 飛びます
アンコール 会えない時でも

「SODASUI」「BEETLE」が新曲で、シングルCDを開演前に購入。
ライブ後、サインをいただいた。
ちょっとだけ、お話できたのもうれしかった。

ライブの中で、ハコさんが話していたことでもあるが、昔はホールのコンサートばかりで、ステージではほとんど喋ることがなかった。
当時は、ご本人も緊張していたが、聴衆の私たちも、客席で緊張して聴いていたのだ。

「その頃、客席で緊張しながら聴いていたひとりです。レコードも全部持っています・・・」

30年来のファン、ということになるのかあ・・・。
最近のハコさんは、とてもいい。
がんばってほしい。
これからも応援していこう。
そんな気持になる、とても感動的なライブだった。

山崎ハコ 「BEETLE」 (c/w SODASUI)
  映画 「東京ソーダ水」 挿入歌
COLUMBIA MUSIC ENTERTAINMENT, INC.
2008.2.20 発売 1200円(税込)


この先、ライブツアーが次々と予定されているので、多くの人に、ぜひライブで聴いていただきたい、と願う。

Hako_beetle_3

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2008年3月30日 (日)

【楽】桜にまつわる歌

この季節は毎日、桜、桜、・・・である。
カテゴリーに 「桜」 を追加した。
それほど、桜についてはたくさん書いてきたようだ。

こんな歌を思いだした。

「港がみえる丘」
歌:平野愛子 作詞作曲: 東辰三(1947年)

Sudomon1須藤もんさんが、この歌をうたっている。
アルバム 「かえろう」 に収録されているが、ライブでもよく歌う。

長く歌い続けられるだろう、いい歌だ。
もんさんがこの歌をうたいたい気持はよくわかる。

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2008年2月17日 (日)

【楽】【遊】春はもうすぐ…

わずか2分半ほどの短い歌だけれど。
春を待つ気分にぴったりだ。

Utaninare_cd_2








オムニバス・アルバム 『うたになれ』
 制作:ギャラリーよしたけ・石井明夫
 演奏:石井明夫、須藤もん、ヤマザキヤマト、他
 2003年11月発売 1500円(税込)

「夢よ夢よ」
 作詞:よしたけ和真 作曲・編曲:須藤もん 歌/演奏:須藤もん

 ♪ 雨が雪をとかし
   梢は黒くうるむ
   春を待つ木の芽はひかりはじめる ♪

 ♪ 夢よ夢よ 眠りからさめて もうアクビはしたかい?
   夢よ夢よ 眠りからさめて おはようは言ったかい?
   春はもうすぐ 春はもうすぐ・・・ ♪
                         (よしたけ和真 作詞)

ギャラリーよしたけ
 埼玉県飯能市原市場20-1
詳細地図は下記サイト(須藤もん公式サイト内)
 http://homepage2.nifty.com/sudomon/yoshitakemap.htm

アルバム詳細、ご購入は下記サイト
 須藤もん公式サイト
 
 http://homepage2.nifty.com/sudomon/
 Ishii Akio WEB (石井明夫さんのサイト)
  http://aiworks.net/menu/
 ジャンベ ジェンベ ワークショップ =<<楽屋>>= (ヤマザキヤマトさんのサイト)
  http://www.gakuya.net/



Yoshino_baigou_pamphlet_2そろそろ、あちらこちらで梅まつりが開かれる。

吉野梅郷  梅まつり
平成20年2月20日(水)~3月31日(月)

青梅市観光協会
http://www.omekanko.gr.jp/ 

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2008年2月11日 (月)

【楽】藤井貴子さんの音楽

購入してからひと月ほどたったアルバム。
何度もくりかえし聴いている。

きょうも、買物に出て店が開くまでのあいだ、駐車場にとめた車の中でひとり聴いていた。
車の中は、音楽をじっくり聴くことのできるオーディオ・ルームなのだ。

Fujii_takako_2藤井貴子 『welcome to the garden』
  藤井貴子 vocal, acoustic guitar, etc
  あおやぎとしひろ resophonic guitar, etc
  自主制作盤(試聴・購入は下記サイトで)
The Swimming Song 藤井貴子
http://swimsong.exblog.jp/

静かなところでじっくり聴くのがいい。
聴くほどに、胸にしみる。
藤井さんの、おだやかでのびやかな歌声がいい。
あおやぎさんの伴奏がいい。
私は、4曲目がとくに好きだ。

録音が自然な感じで、好ましいアルバム。

収録曲(全6曲)
ようこそ/朝のおはなし/くじらの子守唄/Flowing Down To China/夕日の街/エデン(at Asa-Kawa)

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2007年12月29日 (土)

【楽】カバー曲集

用があって街にでたついでに、こんなアルバムを買ってきた。
話題のアルバム。
徳永英明が歌う、女性ヴォーカリスト曲のカバー集だ。
これが、なかなか、いい。
元歌がいいのだろう。
徳永英明のかすれ気味の声も好きだ。


Tokunaga_vocalist1徳永英明 『ヴォーカリスト』
 2005.9.14 UNIVERSAL SIGMA UMCK-1195
(収録曲) 時代/ハナミズキ/駅/異邦人/シルエット・ロマンス/LOVE LOVE LOVE/秋桜/涙そうそう/オリビアを聴きながら/ダンスはうまく踊れない/ダンスはうまく踊れない/会いたい/翼をください/卒業写真

 

Tokunaga_vocalist2徳永英明 『ヴォーカリスト2』
 2006.8.30 UNIVERSAL SIGMA UMCK-1212
(収録曲) 雪の華/いい日旅立ち/あの日にかえりたい/未来予想図II/かもめはかもめ/セカンド・ラブ/シングル・アゲイン/あなた/恋人よ/なごり雪/M/瞳はダイアモンド/for you・・・ 

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2007年11月12日 (月)

【楽】いそもんライブ

2007年11月11日(日曜日)
阿佐ヶ谷 「あるぽらん」

「いそもんライブ」  五十一 / 須藤もん

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2007年11月11日 (日)

【楽】ひさしぶりのライブ

ひさしぶりにライブを聴いてきた。
阿佐ヶ谷 「あるぽらん」 で、今夜ひらかれた 「いそもんライブ」。

休日の夜、電車で遠くまで行くのはおっくうだったのだが、思いきって行ってよかった。
五十一さんと須藤もんさんのデュエットで、「隧道」「さよなら小唄」 を聴くこともできた。

07111100330711110111

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2007年10月14日 (日)

【楽】スイングしなけりゃ意味がない

友人が何枚かレコードを貸してくれた。
その中のなつかしい一枚。
友人宅で聴きながら、二人で 「これ、いいよね」 と。

Annie_ross『アニー・ロスは歌う
 /アニー・ロス=ジェリー・マリガン』

 1978年 キングレコード  1958年2月/9月 録音
ANNIE ROSS SINGS A SONG WITH MULLIGAN
Annie Ross (vocal) / Gerry Mulligan (baritone) / Chet Baker (trumpet) / Art Farmer (trumpet) / Henry Grimes (bass) / Bill Crow (bass) / Dave Bailey (drums)
アニー・ロスは、有名な 「ランバート、ヘンドリックス&ロス」 の一員。
なかなかいい歌声なのだ。

バックは、ピアノのない2管編成のジェリー・マリガン・カルテット。
(トランペットとベースは、録音日によって2通り)
このバック演奏が、また、ごきげん。
マリガンのバリトン・サックスがいいし、チェエト・ベーカーのトランペットも、いい。

こんな曲目。
アイ・フィール・プリティ / ハウ・アバウト・ユー / あなたの顔に馴れてきた / 夢みる時 / レット・ゼア・ビー・ラヴ / オール・オブ・ユー / 気楽に暮して / ジス・イズ・オールウェイズ / 救ってほしいこの気持 / スイングがなければ意味がない

A面一曲目から、おなじみのナンバー。
「ウェスト・サイド物語」 の I feel pretty だが、アップ・テンポの演奏にぐっと惹きつけられる。
B面の 「救ってほしいこの気持」 (Between the devil and the deep blue sea) という歌が好きだ。
「絶対絶命」 という邦題でも知られるこの歌、Blossom Dearie の歌や、Hampton Hawes のピアノで、よく聴いている。
「スイングしなけりゃ意味がない」 (It don't mean a thing, If it ain't got that swing) は、言わずと知れたデューク・エリントンの名曲。
というわけで、このブログ記事のタイトルにしてみた。

そういえば美形女性シンガーのレコードがあったな、と、思いだして引っぱりだしたのが、この人のLP。
ビヴァリー・ケニー  BEVERLY KENNEY
ジャケット写真を見ているだけで、ドギマギしてしまうほどの別嬪。
彼女の歌も、いいよ。

(左から)
Beverly Kenney Sings With Jimmy Jones and "The BASIE-ITES"
Come Swing With Me (Beverly Kenney and The Ralph Burns Orchestra)
Beverly Kenney Sings For Johnny Smith

Beverly_kenney1Beverly_kenney3Beverly_kenney2

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2007年9月29日 (土)

【楽】音楽は虚空に消え

「音楽は虚空に消え、二度ととらえることはできない」 (エリック・ドルフィー)

“When you hear music, after it's over, it's gone in the air.
 You can never capture it again.”

1964年6月29日、滞在先のベルリンで、わずか36歳の若さで亡くなった Eric Dolphy が、『Last Date』 というライブ・アルバムの最後に残した有名な肉声である。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00008KKTC
Dlophy_last_date_2LAST DATE
 Eric Dolphy with The Misja Mengelberg Trio
 Hilversum, Neitherland, 2 June 1964
Eric Dlophy (as, fl, bcl) / Misja Mengelberg (p)
Jacques Schols (b) / Han Bennink (ds)



Eric_dolphy_bookドルフィーの評伝 『エリック・ドルフィー』 (晶文社)は、こういっちゃなんだが、読みにくかった。
本屋で何度もみかけていたのについに買わなかったのは、この読みにくさが原因だったんだと、今になって思う。

それでも、ドルフィーの短かった演奏生活の詳細が、ぎっしり詰め込まれていて、とても興味ぶかかった。
斜め読みで、前半を読了。
後半は、清水俊彦という人が書いた評伝 「影からきた魔法使い」。
前半よりも小さい活字で(7ポか)、とても読みきれそうにない。

ところで、ドルフィーが、ミンガス(Charles Mingus)よりもコルトレーン(John Coltrane)と親密だったことを知り、意外だった。
コルトレーンといっしょにヨーロッパで演奏旅行もしているし、ライブ録音もたくさん残っているようだ。

今日、ひさしぶりに新宿のタワーレコードを覗いてみたら、ドルフィーが参加しているコルトレーンのアルバムが欲しくなって、購入。
紙ジャケットがなかなかいい感じだ。
ずっと前、アナログ・レコードで持っていたはずなのに、どこかにいってしまって手許にないものだった。

Clotrane_oleColtrane_africa_brassOLE COLTRANE John Coltrane
 ATLANTIC 1373 (WPCR-25107)
 New York City, 25 May 1961
Freddie Hubbard (tp) / John Coltrane (ss,ts) / Eric Dolphy (as,fl) / McCoy Tyner (p) / Art Davis (b) / Reggie Workman (b) / Elvin Jones (ds)
AFRICA / BRASS
 The John Coltrane And His Orchestra

 IMPULS AS-6 (UCCI-9008)
 New York City, 23 May 1961 & 7 June 1961
Booker Little (tp) / Britt Woodman (tb) / Carl Browman (euphonium) / Don Corrado, Bob Northern, Robert Swisshelm, Julius Watkins (frh) / Bill Barber (tu), John Coltrane (ss,ts) / Eric Dolphy (as,fl,arr) / Pat Patrik (bs) / McCoy Tyner (p) / Art Davis, Reggie Workman (b) / Elvin Jones (ds)
 ※ 『エリック・ドルフィー』 (晶文社) のディスコグラフィーを参考にした。

レコードやCDで何度も繰り返し聴けるのは、ありがたいことだが、冒頭の言葉のように、本来、音楽は一度演奏されたら二度と捉えられない、一回こっきりの芸術だと思う。

スタジオ録音は、「編集」という人の手が加えられていてあまり好きではない。
ライブ録音でも、カットしたり、つぎはぎしたりということが、ドルフィーの音源でも多かったらしい。

虚空に消える音楽を、なんとかこの手に捉えようとする。
残された録音を繰り返し聴くのは、そんな行為かもしれない。

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2007年9月23日 (日)

【楽】【読】アルバータおばさん(続)

Alberta_hunter_book1この画像を何度も掲載したが、いい本だった。
『人生を三度生きた女
 “魂のブルース” アルバータ・ハンターの生涯』

近いうち、図書館に返さなきゃいけないので、アルバータおばさんの晩年の言葉を書き写しておこうと思う。
この本の終章には、含蓄に富む言葉がたくさんある。
(第九章 靴をはいたままで 89歳)

「アルバータの口癖は、人は年とって死ぬのではなく、生きて、そして死ぬのだということでした。 この二つはたしかに全然ちがいますものね」 (写真家 バーバラ・ボードニック)

年をとりすぎている、ってことはないんだよ。 年をとるってことは、たんに時間が重なることにすぎない。 あんたがしゃんとしてれば、考えることができれば、働く意思があれば、働いて他の人の役に立ったらいいんだ。 それには年とりすぎてるなんてことはない。 それには自分自身の強い意志が必要なだけだよ。 ぜったい働き続けるという強い意思がね」

死ぬときは、靴をはいたまま死にたいもんだ。 靴ひもをすこしゆるめることはあっても、ちゃんと靴をはいて、地面に足を踏んばったままで死にたいよ」

「人が死ぬと、花を贈らなければとみんなが言う。 あたしが死んでも花なんか買わないでおくれよ。 そんな金があったら、人にサンドウィッチでも買ってあげな」

「いい人はたくさんいるのに、あたしのように、あたしのことを考えてくれる人に出会う人はめったにいないからね。 みんな一人ぼっちなんだよ。 だからあたしはときどき、他の人たちのために泣いてるのさ」

(アルバータは人種差別がいまだにあることは悲しいことだと語った)
「まだ差別がなくなってはいない。 いまだってところによっては、黒人が歓迎されないところがある。 言葉遣いや態度ですぐわかる。 まだまだたくさん偏見があるよ。 親が偏見をこどもに教える。 するとそのこどもが友だちに広める。 またその人のこどもが……というように偏見は広がっていくんだよ。 白人のこどもたちの中には、昔、親たちが黒人に対してしたことをいまだにする子がいる。 皮膚の色がちがうものに対する憎しみや軽蔑を表わさずにはいられないんだ。 彼らだってきっとそんなことはしたくないだろう。 親切にしたいだろう。 誰だって人を憎むのはいやなもんさ。 だけど、彼らは自分の考えというものを持っていないのさ。 悪い考えを持っている者の言う通りにするんだよ」

(アルバータはよくショーの最後に、こう言った)
「皆さんの中に、ここに来たときは辛い苦しい思いを胸に抱えていたけれど、あたしの歌を聞いて心が軽くなったという人がいたら、あたしの人生は無駄じゃなかったと思います」


アルバータの最期はこうだった。

<1984年10月17日、ニューヨーク市のペースメーカー研究所のキャロル・ライト=ヴォーンがアルバータに電話をかけた。 一カ月ごとに検診を受けに来ていたアルバータが、その月に限って姿を見せなかったからだ。 何度電話をしても電話は通話中の音を出した。 ライト=ヴォーンはアルバータの緊急連絡所になっていたハリー・ワトキンズに電話をかけた。/ハリーは自分で数回電話をしてみて、通じないためジェラルドに連絡した。 ジェラルドは自分の足でアルバータのアパートに向かった。>
※ ジェラルド・クックはアルバータの伴奏をつとめたピアニスト、晩年のアルバータにつくした。

<アルバータはベッドの向かい側のひじかけ椅子に、病院のパジャマにスリッパ姿で腕に頭をもたれかけて、死んでいた。 アルバータは母親が死んだときに買っておいたニューヨークのハーツデイルにあるフェーンクリフ墓地に埋葬された。>


【参考】
ちかごろは、ネットでさまざまな映像、音源が公開されている。
アルバータ・ハンターのカムバック後のライブ映像が公開されているのを発見した。
若いころの音源も聴くことができる。

YouTube Search Results for “Alberta Hunter”
http://www.youtube.com/results?search_query=Alberta+Hunter&search=Search

上の検索結果から…
1979年12月4日 THE DICK CAVETT SHOW (TV番組)
Alberta Hunter at age eighty-four
 http://www.youtube.com/watch?v=v_1xUmRkzYk
Alberta Hunter at age eighty-four - Part Two
 http://www.youtube.com/watch?v=rXH0XiTl4NQ
共演者はジェラルド・クック(p)とアーロン・ベル(b)だと思う。
Part Two には、ごきげんな演奏 "Sweet Georgia Brown" が収録されている。

カムバック時、アルバータは演奏者にドラムスを入れることを嫌っていた。
「ドラムはただ、バンバンとやかましいばかりで、歌もなにも聞こえやしない。 あたしは言葉を聞いてほしいから、ドラムはなしにしてもらうよ」 そう言って、ピアノとベースだけをバックに歌ったようだ。

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2007年9月21日 (金)

【楽】【読】アルバータおばさん

ひさしぶりに胸が熱くなる本だった。
(まだ、最終章が残っているけれど)

Alberta_hunter_book1『人生を三度生きた女
 "魂のブルース" アルバータ・ハンターの生涯』

ALBERTA HUNTER ― A Celebration in Blues
 フランク・C・テイラー (Frank C. TAYLOR) 著
 協力 : ジェラルド・クック (Gerald Cook)
  ヤンソン由実子 訳
 筑摩書房 1993.9.25

1895年生まれだから、私にとって 「おばあちゃん」 といってもいい世代だが、なんとなく 「アルバータおばさん」 と呼びたい雰囲気がある。
20世紀の前半に第一線で活躍したブルーズ・シンガー、レコーディングもたくさんしたらしいが、若い頃の音源は、今では入手困難らしい。

アルバータは、1920年代にニューヨークで大活躍した後、1927年から29年にかけてヨーロッパに渡り、パリ、ロンドン、コペンハーゲンで人気を博した。
彼女は、人種差別のきびしかったアメリカよりもヨーロッパの方が好きだったようだが、第二次世界大戦中、ヨーロッパでの仕事が困難になり、米軍慰問団のリーダーとして戦地をまわった。
1945年5月7日、ドイツが降伏した後も、ヨーロッパにはまだアメリカ兵がたくさん残っていた。

<アルバータの部隊は、その後ドイツとオーストリアに行った。 ウィーンではドイツ語で歌った。 そのときの写真の裏に、このような書き込みがある。 「8月15日、フランツ・リストの家。この日、日本の降伏に、祝杯をあげる」>

1945年11月、ニューヨークに戻ったが、1953年まで米軍慰問団の仕事で、朝鮮半島と日本の駐留軍などを慰問。
 「アメリカ軍隊があたしから制服をはぎ取るまで、あたしは軍隊のために働くつもりだよ」

1954年1月、母親の死がきっかけになって、アルバータは人の役にたちたいと考えるようになり、55年、ハーレムにある病院のボランティア・ワーカーになる。

ここからが彼女のすごいところだが、 「病院で単純な仕事以上のことをしようとしたら、資格が必要だということ」 がわかった彼女は、1955年の暮れ、小学校終了試験を受ける。
若い頃から仕事をしていたので、小学校も卒業していなかったのだ。

<アルバータ60歳のときのことである。 平均点は88点、一番良いのは英語の94点だった。 12月16日、終了証を受け取った。>

この結果に励まされて、彼女は病院の看護婦長に看護学校に入れてもらえないかと頼みこみ、はじめは年齢を理由に断わられたが、どうしても看護の仕事がしたく、粘りに粘ってついに准看護婦の資格を取るコースに入れてもらった。
ハーレムYWCA看護学校の校長 フィリス・アッツという人物は、アルバータの年齢を12歳も偽って入学を認めた。

<入学が認められ、アルバータはさっそく、授業を受け始めた。 クラスメイトはたいてい三十代か四十代で、結婚しているものも、離婚したものもいたが、多くは家族持ちだった。 アルバータの過去を知るものは、ほとんどいなかった。>

1957年4月、インターン・コースを終了、正式の免許許可をもらって、准看護婦の資格を取得。

<ゴールドウォーター病院は、50歳の高齢の看護婦を雇ったつもりでいた。 それ自体、めったにないことだった。 病院関係者のほんのわずかな人だけが、かつての彼女のキャリアを知っていた。 が、彼女の年齢が実際には62歳であるということは、だれも知らなかった。>

なんとも、痛快な話ではないか。
アルバータは、その後20年間、看護婦の仕事をじつに献身的に続けたのである。

<1977年4月1日、実年82歳のアルバータは、70歳の誕生パーティーと引退パーティーを職場の人々に祝ってもらった。>

これが、彼女の 「第二の人生」 だった。

彼女はもう歌う気はなかったのだが、1977年7月、あるパーティーに招待され、そこで音楽活動への復帰を促された。
グリニッチ・ヴィレッジの小さなレストランクラブ 「クッカリー」 で、20年ぶりに音楽活動を再開。
10月10日、オープニングの様子はこうだ。
アルバータが勤務していた病院の看護婦たちも、このショーを見に集まっていた。

<テーブルの上のハンバーガーは、隅のほうに押しやられ、客は静まり返って、アルバータがマイクに向かう姿を見守った。 (中略) スポットライトのなかに入ったアルバータは、ガラスの靴に足を入れた瞬間のシンデレラのようだった。
 アルバータはまず聴衆に、看護婦の仕事を心から愛していたこと、病院の規則で、70歳で辞めさせられたときは本当に悲しかったことを話した。
 「でも、騙されたのは、本当は彼らのほうなのさ。 だって、あたしの本当の年齢は82歳だからね。 あたしが彼らの裏をかいてやったことになるね。 ハッハッハ!」
 アルバータの本当の年齢を知らなかった看護婦たちは、驚きの声を上げた。 この20年間、本当のワルは自分だったことを認め、アルバータは看護婦たちのほうを見てウィンクした。>

<最初の曲、『マイ・キャッスル・イズ・ロッキング』 が、ゆっくり始まった。 出だしの高い音がすこし不安定ではあったが、半分も歌ったころには、彼女は普通のプロに戻っていた。 プロの舞台だった。 指を鳴らし、太腿をまるでタンブリンのように激しくたたき、きっちりと髪をうしろにまとめた頭をのけ反らせ、聴衆の一人ひとりを、その輝く茶色の目で見据えながら、自分の世界へ誘って行った。>

こうして、彼女の 「第三の人生」 が始まったのだ。
アルバータ・ハンター、82歳の再デビューだった。

1984年10月17日、ニューヨークの自宅で永眠。 89歳。

<アルバータは、戦前イギリスでつきあいがあり、深く尊敬していたレディー・メンデルが1950年に死んだとき、死亡記事に載った遺書を切り抜いて大切にしまっておいた。 死に対する彼女自身の気持ちは、これに近いものだった。
 「葬式も花もなしにして下さい。 そして、どんなに親しい人にも死顔を見せないで下さい。 私という人間が、すこしでもなにかの役に立ったのなら、私が死んだという知らせを聞いた日に、その当時の私を心に浮かべてほしいからです。 アーメン」>

<アルバータは最後の数週間、自宅のベッドの上に起き上がって、この本のために自分の人生を語ってくれた。 古き良き時代のことを思い出しては心から楽しそうに笑い、ゴールドウォーター病院で働くことが、彼女にとってどれほど大切だったかを話すときには涙を流し、神を称え、税務署を罵倒した。>


『人生を三度生きた女』  “魂のブルース” アルバータ・ハンターの生涯
  目 次
序章
第一章 こども時代:チャンスを待って
第二章 ドリームランドへ 16歳
第三章 ニューヨーク! ニューヨーク! 28歳
第四章 ヨーロッパへの飛翔 32歳
第五章 帰国:人種差別との闘い 33歳
第六章 星条旗と共に 45歳
第七章 転身:第二の人生 62歳
第八章 カムバック 82歳
第九章 靴をはいたままで 89歳


私のてもとにある 『世界ジャズ人名辞典』 (スイングジャーナル社/1976年) には、次のように紹介されている。
彼女のカムバック前のそっけない記事である。

アルバータ・ハンター Alberta Hunter <vo> 1897年4月1日
テネシー州メンフィスの生れ。 12才のときシカゴに移住。 15才でクラブにデビューし、ブルース歌手となる。 23年にブロードウェイ・ショウ 「ハウ・カム?」 に出演。 ヨーロッパでも歌って、ヨーロッパの聴衆にブルース・シンギングを紹介した人といわれた。 20年代には多くのジャズメンと録音を行なっている。 第2次大戦後もショウなどで活躍したが、57年にニューヨークの病院の看護婦になってしまった。
<ダウンハーテッド・ブルース>の作者。 サッチモのLP 「アーリー・ポートレイト」 (Mile) で24年録音の <テキサス・モーナー・ブルース> など4曲がきける。

 【註】 彼女の生年は、ながらく1897年といわれていたが、実際には1895年だった。


Amtrak_blues_2AMTRAK BLUES  1980 CBS
共演者に、この本の協力者である ジェラルド・クック(p)のほか、ビック・ディケンソン(tb)、ドク・チーサム(tp)、フランク・ウェス(ts,fl) らが名を連ねている。
82歳でカムバック後、1978年のニューポート・ジャズ祭にも出演。
同年、ジェラルディン・チャップリンとアンソニー・パーキンス主演のコロムビア映画 『リメンバー・マイ・ネーム』 に歌で出演、そのサウンド・トラック・アルバムがカムバック後の第一作となった。
それに続く第二作が、このアルバム。 85歳。
上のジャケット写真は、私が持っているLP。 CD復刻盤あり。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0000025IC

【LPのライナーノーツ(青木啓) 1980.8 より】
アルバータ・ハンター。 現在ニューヨークのジャズ・クラブで歌い、大評判になっているブルース&ジャズ・シンガーである。 彼女の評判はニューヨークだけでなく、全米に、そしてテレビによる報道なども通じて世界にひろまっている。 日本でも一昨年ごろから、クラブで元気に歌い、人々を楽しませ、感動させているアルバータ・ハンターの姿が、しばしばテレビで紹介されたものだ。 そして、“奇跡的なカム・バックに成功したヴェテラン・ブルース歌手” という説明が、必ずつけ加えられていた。 アルバータ・ハンターは今年85歳の高齢。 だが、なんとメリハリのきいたパンチもある確かな声だろう。 そして、なんと楽しく、深い情緒と味わいのある美しい歌唱だろう。 これはオドロキだ。 世界的な大話題になったことは当然というものだ。


他に、こんなアルバムも発売されているようだ(輸入盤)。
ロンドンで歌っていた若い頃の録音だろうか。 聴いてみたい気がする。
The Legendary Alberta Hunter: '34 London Sessions
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000000PF6
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2007年9月17日 (月)

【楽】【読】しぶいアルバム

きょうは、こんなジャズのアルバムを聴いている。
いわゆる名盤紹介などには、まず出てこないだろうな。
なぜ、こんなアルバムを持っているかというと、寺島靖国さんという人の本で紹介されているのを読んで知ったからだ。
Teraoka_jazz1001『辛口! JAZZ名盤1001』 寺島靖国
  講談社+α文庫 1993.9.17
このガイドブックは、とてもいい。

寺島靖国 ―1938年、東京生まれ。
早稲田大学文学部独文科を卒業後、会社勤務を経て、1970年、吉祥寺にジャズ喫茶「メグ」を開店、現在に至る。
http://www.meg-jazz.com/
ジャズファンの立場から「スイング・ジャーナル」「ジャズ批評」他にユニークなジャズ論、エッセイを発表。 著書 『辛口JAZZノート』 『JAZZリクエスト・ノート』 他多数。
寺島さんのレコード評は、一本筋が通っているので、好きだ。
レコードやCDを買うときに、この人の著作にはずいぶんお世話になった。

Harold_land_2Pim_jacobs『Harold in the Land of Jazz』
  Contemporary C7550 1958年
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000000Y9A
 Harold Land (ts) Rolf Ericson (tp)
 Carl Perkins (p) Leroy Vinnegar (b)
 Frank Butler (ds)
『Come fly with me』
  PHILIPS PHCE-10044 1982年 国内盤CD
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000CSUX0C
 Pim Jacobs (p) Peter Ypma (ds) Rudo Jacobs (b)

寺島さんが書いているように、「知らない名前だからといって買い控えると損をする。第一、ジャケットを見てピンとこなくてはいけない。こういうジャケットに駄盤なし」 (ピム・ヤコブスの盤の紹介文) なのだ。

ちなみに、この二枚の寺島さんのおすすめポイントは――
ハロルド・ランドの盤
 「あなたは恋を知らない」はテナーの名曲、とどこかで言った。また一つそれを実証する演奏が現われた。ハロルド・ランド。この人のプレイは、低い。「うめきの集積」といってもいい。低く、沈んだ曲想を持つこの曲にうってつけだ。・・・
ピム・ヤコブスの盤
 ・・・一言で言って「当たり前がベストだ」と納得させるレコード。ヨーロッパ吹込みの一つの特徴で、音質が非常に輝かしく、ピアノの粒立ち、ベースの伸び、シンバルの硬質感など目を見張る。

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2007年9月16日 (日)

【楽】【読】いい笑顔

図書館にリクエストしてあった本をとりにいってきた。
なんていい笑顔なんだろう。
ブルーズ・シンガー アルバータ・ハンター (Alberta Hunter, 1895-1984)。

Alberta_hunter_book1_2Alberta_hunter_book2『人生を三度生きた女』
 "魂のブルース"
   アルバータ・ハンターの生涯

ALBERTA HUNTER ― A Celebration in Blues
 フランク・C・テイラー (Frank C. TAYLOR) 著
  ヤンソン由実子 訳
 筑摩書房 1993.9.25



試みはすべてやぶれ
勝負は負けだと感じたとき
友だちの声が聞きたいなら
あたしの名を思い出して
旅も終わりに近づき
疲れ果てて、心の休まる
ところもないと感じるとき
あなたは一人きりじゃない
いつでもあなたを愛している
あたしの名を思い出して
 ― 『リメンバー・マイネーム』 より ―  (この本のカバー)

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【楽】芸能山城組

きょうも朝から暑い。
早起きしたので、古いレコードをひっぱりだして聴いていた。

Yamahirogumi_hibiki『地の響き/芸能山城組 東ヨーロッパを歌う』
 ビクター 1976 invitaion VIH-6011
 プロデューサー 中村とうよう

無伴奏、自然な発声法による合唱が、とてもいい。
(私は、あのクラシック音楽の大げさな発声法がどうしても肌にあわないのだ)
いわゆるブルガリアン・ヴォイスの日本でのブームの火付け役になったアルバムだったように思う。

芸能山城組という特異な音楽集団(芸能集団、と言う方が適切か)について、このアルバムに寄せられた中村とうよう氏の解説を転載しておこう。

自然のままの人間の声の響き
  ―合唱団としての芸能山城組の原点
  (中村とうよう) より
 これは、芸能山城組のセカンド・アルバムである。
 半年ほど前に発売された彼らのデビュー・アルバムは、ロック・バンドとの共演によるダイナミックかつセンセイショナルなサウンド・アート「恐山」をA面にし、バリ島のケチャ(ケチャック)と日本の神楽や歌舞伎などの伝統を融合したような創作芸能 「銅の剣舞(けんばい)」 をB面に収め、芸能山城組の現時点における創造的エネルギーを全面的に発現せしめたアルバムだった。 つづくこの第2作は、それとはかなり趣きを異にしている。
 この第2作では、芸能山城組の合唱団としての側面(それはこの団体の主要な側面であるわけだが)をクローズアップしている。 全曲が無伴奏の合唱であり、合唱団山城組の実力と、その合唱サウンドのユニークさを、世に問うアルバムなのである。
 (中略)
 この合唱サウンドの秘密はひとえに、ふつうの合唱団のようにクラシックふうのトレーニングを受けた発声でなく、われわれふつうの人間がしゃべったり歌ったりする自然の声、ナマな声、つまり地声で歌っているところにある。 地声による合唱という、多くの合唱人たちが不可能と思い込んでいたことを、コロンブスの卵のようにやってのけたところから、こんにちの芸能山城組のユニークな方向性がスタートしたのだった。 (後略)

Yamahirogumi_kenbai_2Yamahirogumi_yamato芸能山城組
 『恐山/銅の剣舞』 1976
『やまと幻唱/芸能山城組』 1977

芸能山城組
http://www.yamashirogumi.gr.jp/

「ケチャまつり」 まだやっていたんだ・・・。
 → http://www.yamashirogumi.gr.jp/event/event.html
一度見に行ったことがあるが、面白いイベントだった。

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2007年9月 9日 (日)

【楽】【歩】暑い午後の音楽

P9090003P9090006_2ムクゲの花 (左)
トチの実 (右)  2007.9.9 午後
ムクゲの花は一日でしぼんで枯れてしまう。
つぼみがたくさんついていた。
トチの実、今年は少ない。
このあいだの颱風で、たくさん落ちてしまったのか。

きょうも朝から残暑。 レコードと本の整理をしていた。
本が8冊もだぶっていた。 文庫本と新書ばかり。
たぶん、BOOK OFFでよく考えずに衝動買いしたものだろう。
柳田国男 『遠野物語・山の人生』 (岩波文庫)
船戸与一 『流沙の塔(上)』 (新潮文庫)
司馬遼太郎 『街道をゆく 6』 『同 41』 (朝日文庫)
夢枕獏・佐藤秀明(写真) 『西蔵回廊』 (光文社知恵の森文庫)
阿部謹也 『物語 ドイツの歴史』 (中公新書)
中沢新一 『僕の叔父さん 網野善彦』 (集英社新書)
五木寛之 『蓮如』 (岩波新書)
書き並べてみてもしょうがないが・・・。 いやはや、あきれてしまう。

レコードは、さすがに「だぶり」がなかった。
ビニールの外袋がどれも、ぼろぼろになっていたので、ほぼ総とっかえ。
DISK UNION で買ってきた100枚入り×2セットを全部使っても足りなかった。

なかば忘れていたアルバムも何枚かあった。
そんな懐かしいレコードを聴いてみた。

Amtrak_bluesALBERTA HUNTER アルバータ・ハンター
『AMTRAK BLUES』
 CBS/SONY 1980年 25AP 1914
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0000025IC
ごきげんなブルーズ。 こころがやすまる。
どんなきっかけで買ったのか憶えていないが、なかなか興味ぶかい、数奇な人生をおくった女性なのだ。
こんな伝記が出ているらしい。
『人生を三度生きた女―"魂のブルース"アルバータ・ハンターの生涯』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480872280
<12歳から歌い始め、スターダムのトップに登りつめた後、60歳で看護婦に転身。82歳で退職後再び舞台にカムバック、"アメリカの国宝"と絶賛されたブルースシンガー、アルバータ・ハンター。勇気と励ましに満ちた生涯の記録>

YupanquiATHAUALPA YUPANQUI ユパンキ
『巨匠 アタワルパ・ユパンキ傑作大全集 第一巻』
 東芝EMI EOS-60031
なぜか第一巻しか持っていない。
今となっては、全五巻を買っておかなかったことが悔やまれる。
アルゼンチンの大草原にいるような気分になって、暑さも忘れる。

アタウアルパ・ユパンキ 1908-1992
アルゼンチンの歌手兼ギタリストおよび作詞・作曲家で、フォルクローレ界の最高峰。
1908年1月30日ブエノスアイレス州カンポ・デ・ラ・クルスの生まれ。 父はインディオの血をひき、母はスペインのバスク系。 本名はエクトル・ロベルト・チャペロ。
6歳の時ヴァイオリンの手ほどきを受け、ついでギターをバウティスタ・アルミロンに学ぶ。
9歳の時、一家はトゥクマンに移住し、以降ここが第二の故郷となった。
16歳のころから各地を放浪、牛追い、きこり、製パン所の小僧、新聞記者などの職を転々とし、その間、郷土音楽の形を使って農民の心を歌に作った。
1929年、「インディオの道」を発表して有名になり、'35年からレコードを録音。
'37年にはコルドバ州民謡祭のリーダーをつとめ、'41年にはトゥクマン州の文学賞を受け、'50年にはヨーロッパへ渡って演奏および講演を行なうなど、アルゼンチンを代表する民族音楽家として活躍。
1964年以降たびたび来日。
― 誠文堂新光社刊 『世界の名曲とレコード ラテン・フォルクローレ・タンゴ』 1977年 から ―

ユパンキについてネットで調べていたら、興味ぶかいサイトがあった。
「南米の風の色」
http://moscar.hp.infoseek.co.jp/
アタワルパ・ユパンキ
http://moscar.hp.infoseek.co.jp/yupanki-soza.htm

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2007年9月 2日 (日)

【楽】【読】大衆音楽の真実

たいそうなタイトルだが、これは中村とうようさんが書いた本の題名。
1986年1月初版で、発売後間もなく手に入れて読んだと記憶している。
この本と同時期に発売されたレコード(2枚組み、正続2セット)も手に入れて何度も聴いていたのだが、長らく友人に預けていて、手元になかった。
ひさしぶりに戻ってきたので、写真を掲載し簡単に紹介しよう。
この本とレコードは、たくさんのことを私におしえてくれた。
スープ・レコードというレーベル、今はないのかもしれないが、おもしろいレコードがたくさん出ていた。
中古レコード店かネット・オークションでしか手に入らないのかなぁ・・・さびしいな。

ネット検索でみつけた、このスープ・レコードの紹介記事をいくつか。
■ひらげ日記■ http://hirage.cocolog-nifty.com/diary/
http://hirage.cocolog-nifty.com/diary/cat2744668/
■ダメな音盤収集家♪■
http://plaza.rakuten.co.jp/finemusic/
■diskunionお茶の水ソウル/ブルース館 ストアブログ■
(このブログは情報満載でうれしい)
http://blog1.musicfield.jp/du_do10/archives/2006/12/index.html

The_peoples_music_2『大衆音楽の真実』 中村とうよう
 ミュージック・マガジン社 1986.1.10 505ページ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4943959067/
― ポピュラー音楽って何なのか。 いつ、誰が作ったのか。 それは、どんな価値を持っているのか。 "大衆"の捉えなおしが必要となっている今、あらゆる常識をくつがえす新しい角度でアジア、アフリカ、中南米とグローバルに目をくばり、わかっているようでわからなかった大衆音楽の本質を豊富な資料を駆使して解き明かした初めての本。 ―

【目次】
ポピュラー音楽の源泉 / ラテン・アメリカ音楽の形成 / 混血音楽の国際性 / 白人にポップ音楽はあるか / ジャズ ―― メタ音楽の苦悩 / 40~50年代の大転換 / 第三世界に還る大衆音楽

『THE PEOPLE'S MUSIC ― The Global Re-view Of Pop ―』
『THE PEOPLE'S MUSIC ― The Global Re-view Of Pop II ―』
 SOUP RECORDS (JAPAN) TW1, TW3
 中村とうよう 企画・選曲・解説

【収録内容】 曲目は省略、[ ]内は演奏者
第1集 全32曲
ブラジル(ショーロ) / キューバ(ソン) / ガーナ(ダゴンバ) / インドネシア(クロンチョン) / アルゼンチン(タンゴ) / エジプト / ブラジル(サンバ) / アメリカ [ダイナ・ワシントン] / ハワイ / スペイン(カンシオーン) / ブラジル(サンバ) / アメリカ [ビリー・エクスタインとサラ・ヴォーン] / インド / パキスタン(ガザル) / マレイシア / インドネシア(ダンドゥット) / キューバ(ハバネラ) / キューバ(ダンソーン) / ペルー(ウァイノ) / アメリカ(ケイジャン) / アルゼンチン(タンゴ) / キューバ(ソン・モントゥーノ) / アメリカ(ゴスペル・ソング) / 南アフリカ(ジャイヴ) / 日本(阿呆陀羅経) / イギリス  / ドイツ / トリニダード(カリプソ) / アメリカ [キャブ・キャロウェイ] / キューバ(マンボ・バティリ) / アメリカ [スリム・ゲイラード] / 沖縄 [喜納昌吉]
第2集 全30曲
アメリカ(バンジョー・ソロ) / ハワイ(スティール・ソロ) / インドネシア(クロンチョン) / ブラジル(サンバ) / キューバ(ソン) / プエルトリコ(ボレーロ) / 南アフリカ(カウェラ) / ルーマニア / インド(映画主題歌) / パキスタン(ガザル) / エジプト / トルコ(ヒジャーズ) / ギリシャ(レペレーティカ) / インド(バジャン) / ネパール / 中国(歌謡曲) / スペイン(フラメンコ) / ポルトガル(ファド) / スリランカ(バイラ) / マダガスカル / メキソコ(ソン・ハローチョ) / アルゼンチン(チャカレーラ) [アタウァルパ・ユパンキ] / ブラジル(サンバ) / トリニダード(カリプソ) / アメリカ [ビリー・コステロ] / ガーナ(ハイライフ) / コロンビア(クンビア) / インドネシア(レゲエ・ジャワ) / ザイール(リンガラ・ミュージック)

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2007年8月31日 (金)

【楽】MARIA MULDAUR

針をおとした瞬間から聴き惚れてしまう音楽に、ひさしぶりに出会った。
すごいなぁ、これは。 いい音楽だなぁ。

Maria_muldaurMARIA MULDAUR
 "Maria Muldaur" 1973 Warner Bros. Records
 (邦題:オールド・タイム・レイディ)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005HGT2
このアルバムを知ったのは、mixiのある「マイミクさん」(知人)の日記だった。
音楽に造詣の深い方だが、さすがにいいアルバムを推薦してくださる。
この場でお礼を。

ブックレットの解説など読む必要もなく、音楽がすーっと体にはいってくる感じ。
声がいい。 歌い方が好き。
曲調は、わたしの好みのツボにぴったりはまっている。
バックの伴奏が、これまたゴキゲン。
演奏陣もすごい顔ぶれらしい(私が名前を知っているのは、ライ・クーダー、エイモス・ギャレットぐらいだけれど)。

だまされたと思って、とにかく聴いていただきたい一枚。
何も考えずに、ただ聴いているだけでシアワセになる音楽。


【追記】 2007/8/31

蛇足とは知りながら、マリア・マルダーがどういう人か、Wikipediaから引いておこう。
(長い記事なので一部省略して転載、記事内容の精度は保証しかねる)
わたしは、恥ずかしながらこの人を知らなかった。
長い活動歴のシンガーらしい。

― Wikipedia から ―

マリア・マルダーは、1943年9月12日、ニューヨーク市のグリニッジ・ヴィレッジに生まれた。
出生時の名前は、マリア・グラシア・ロサ・ドメニカ・ダマト。
幼い頃からカントリー・ミュージック、R&Bなど様々な音楽を聴いて育ったマリアは、1960年代にグリニッジ・ヴィレッジがフォーク音楽のメッカとなると、ジャム・セッションなどに参加するようになった。
この頃、本名のマリア・ダマト名義でジョン・セバスチャン、デイヴィッド・グリスマン、ステファン・グロスマンの在籍するイーヴン・ダズン・ジャグ・バンドに参加。
1964年には、バンドのデビュー・アルバムがリリースされるものの、間もなくバンドは解散した。

続いてマリアはマサチューセッツ州ケンブリッジに拠点を移し、ジム・クウェスキン・ジャグ・バンドに参加する。
ここでジェフ・マルダーと出会い結婚。1968年にバンドは解散するものの、二人は、ジェフ&マリア・マルダーとして活動を続けた。このデュオ名義では2枚のアルバムを発表している。

1972年、ジェフとマリアはデュオを解消し離婚する。
ジェフは、ポール・バターフィールドとベター・デイズを結成。マリアは、ソロの道を歩んだ。
翌1973年、マリアはソロ・デビュー作Maria Muldaurをリリースした。
ここに収録された"Midnight at the Oasis" (「真夜中のオアシス」)は、ビルボードのポップ・チャートの6位という大ヒットを記録し、マリアの代表曲として知られるようになった。
彼女のヴォーカルもさることながら、ギターのエイモス・ギャレットの個性的で自由奔放なプレイは、彼を名手として広く知らしめることとなった。

1974年には、セカンド・アルバムWaitress in a Donut Shopをリリース。・・・(略)

1970年代末まで、リプリーズに在籍したマリアは、1980年代に入ると、インディ・レーベルより2枚のゴスペルのアルバムをリリースする。・・・(略)

1990年代に入ると、マリアはニューオーリンズのブルース、R&B系レーベル、ブラックトップと契約。・・・(略)

1996年のFanning the Flamesを始めとし、テラークからいくつかのアルバムをリリースしている。・・・(略)

2001年、マリアはストーニー・プレインに戻り、アルバムRichland Woman Bluesをリリースする。これは、マリアが敬愛するメンフィス・ミニーら戦前ブルース・アーティスト達をカバーした作品で、ジョン・セバスチャン、タジ・マハール、ボニー・レイットら豪華ゲストを迎えてレコーディングされた。・・・(略)

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2007年8月28日 (火)

【楽】夕立だぁ

せっかくの月のイベント(6年半ぶりの皆既月食)も、この空模様じゃ見られないなぁ。
ひさしぶりのおしめり。 夕立があった。

Yosui_collection♪ 夕立、そこまで来ている
 雷ゴロゴロ、ピカピカ
 情容赦 ないみたいだ
 誰もが 一目散へと
 どこかへ走る
 カエルは うれしなきをしている ・・・♪
 (井上陽水 「夕立」)
『井上陽水シングル・コレクションズ』 polydor H32P20173
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005FJT0

全14曲
人生が二度あれば / 断絶 / 傘がない / 感謝知らずの女 / 夢の中へ / いつのまにか少女は / 心もよう / 帰れない二人 / 闇夜の国から / いつもと違った春 / 夕立 / ゼンマイじかけのカブト虫 / 御免 / 旅から旅

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2007年8月14日 (火)

【楽】なつやすみのにっき (6)

もうしょがつづいています。
きょうは、こんなれこーどをきいていました。
はつばいとうじ、この、ぴあのなしのとりおえんそうというのが、わだいになったようです。
このひとにはたくさんの「めいばん」があるけれど、このいちまいがすきです。
じゃけっとしゃしん、ちゃめっけがあっていいなぁ。

Way_out_westSonny Rollins  Way Out West
 Contemporary LAX 3010 1957.3.7
  SONNY ROLLINS tenor sax
  RAY BROWN bass
  SHELLY MANNE drums
I'M AN OLD COWHAND / SOLITUDE / COME, GONE / WAGON WHEELS / THERE IS NO GREATER LOVE / WAY OUT WEST

http://www.amazon.co.jp/Way-Out-West-Sonny-Rollins/dp/B000000YIQ/ref=sr_1_4/249-5324258-9849937?ie=UTF8&s=music&qid=1187085634&sr=8-4

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2007年8月13日 (月)

【楽】なつやすみのにっき (3)

そとからきこえてくるせみしぐれをききながら、こんなれこーどをきいていました。
これも、ひところよくでていた、れんかばんのせんごひゃくえんのしりーずです。
ふとじのえんそうが、とくにすきですが、どのきょくもごきげん。

Allnight_sessionHampton Hwawes Quartet
  All Night Session, Vol.1-3

 CONTEMPORARY RECORDS 1958

 HAMPTON WAWES piano
 JIM HALL guitar
 RED MITCHELL bass
 BRUZ FREEMAN drums

(Vol.1) JORDU / GROOVIN' HEIGH / TAKIN' CARE / BROADWAY / HAMPTON'S PULPIT
(Vol.2) I'LL REMEMBER APRIL / I SHOULD CARE / WOODY'N YOU / TWO BASS HIT / WILL YOU STILL BE MINE / APRIL IN PARIS / BLUE'N BOOGIE
(Vol.3) DO NOTHIN' TILL YOU HEAR FROM ME / BLUES #3 / BETWEEN THE DEVIL AND THE DEEP BLUE SEA / BLUES #4

http://www.amazon.co.jp/All-Night-Session-Vols-1-3/dp/B000M2E8S6/ref=sr_1_4/249-5324258-9849937?ie=UTF8&s=music&qid=1186985466&sr=8-4

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2007年8月 5日 (日)

【楽】蝉しぐれとレコード

部屋の寒暖計は30度を超えている。
0708050013_2ベランダ側のガラス戸を開けて、網戸だけにしていても風が入ってこない。
まさに、August Heatだ。
蝉しぐれとはよく言ったもので、時雨のようにざわめきがやまない。

何枚かのレコード盤をとりだして、聴いていた。
どれも懐かしいレコード。 ひさしぶりに聴いたものばかり。

0708050001WES MONTGOMERY (写真右)
 "ROAD SONG"
The Great Jazz Trio (写真左)
 "At The Village Vanguard"
 HANK JONES (Piano)
 RON CARTER (Bass)
 TONY WILLIAMS
ボッケリーニ チェロ協奏曲 (写真上)
 モーリス・ジャンドロン(チェロ)
 パブロ・カザルス(指揮) コンセール・ラムルー管弦楽団

3枚ともジャケットが洒落てるなぁ。
1枚目 ウェス・モンゴメリーの、この軽い音楽(ドン・セベスキーのアレンジ、オーケストラをバックのギター演奏)、評論家の評判はさんざんだったものだが、悪くないのだ。
2枚目 ピアノ・トリオ演奏のライブ盤。 トニー・ウィリアムスのドラムスが、すごい。
3枚目 カザルスの愛弟子 ジャンドロンは、若い頃の梅宮辰夫に似ている、なんてつまらないことを思う。 このジャケットだけで、聴いてみたくなる一枚。 その昔、fontanaという廉価レーベルで、こういういい演奏のレコードがたくさん出ていたのだ。

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【楽】今日の一枚(パラグアイ・ハープ)

暑い真夏の昼間。 こんなCDを持っていたので、引っぱりだして聴いている。

Cecilia_mitsuko1『パラグアイ・ハープの女王/セシリア光子』
KING RECORD KICP 245 1992年
セシリア光子(パラグアイ・ハープ)
オズワルド・ガオーナ(ギター)
録音 1989~1991年 アスシオン、サンパウロ

Cecilia_mitsuko2_2ハープ(スペイン語でアルパ)の歴史は、古代エジプトから始まり、中南米には16から7世紀の植民地時代にイエズス会の修道士たちによってインディオ教化のためにスペインから持ち込まれた。
ハープは、各国で独自の発展を遂げたが、パラグアイのものが最も完成度が高く、形もヨーロッパのものに近い。
音色は華麗で力強い。
セシリア光子 パラグアイ・ハープの巨匠オズワルド・ガオーナ唯一の後継者。
もともとピアニストだった。 1976年から南米各国で生活するようになり、サルサ、メレンゲ等多くのリズムを体得し、パラグアイ・ハプに出会った。
1985年、ブラジルのサンパウロでガオーナに師事。 彼女は急速にその才能を開花させ、間もなくブラジルを中心にテレビ出演やコンサート、作曲家、指導者として活発な活動を開始した。
1990年、本場パラグアイでの世界ハープ・フェスティヴァルに招かれ、大絶賛を受け、一躍 "パラグアイ・ハープの女王" と報道され、その地位を確固たるものにした。  ― アルバム解説から ―

西洋クラシック音楽のハープの音色に慣れた人の耳には、新鮮な響きだろう。
躍動感あふれる中南米音楽。 いいなぁ。

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2007年7月29日 (日)

【楽】ねきねきさんのDVDを観る

先週届いていた、ねきねきさんのDVD 『弾きたがり』 全編を観て、聴いたのだ。
Nekineki_dvdピアニカって、こんなに表情豊かな楽器だったんだ。
共演している、津村和彦さんのギター、後藤まさるさんのパーカッション、それに、西垣恵さんのヴァイオリンもいいな。
西垣恵さんは、男性である。念のため。
(ネットで検索していただくとわかるが、かなり個性的な人だ)

ねきねきさんがちょっとだけ弾いている、トイ・ピアノが気に入ってしまった。
シンセサイザーからアコーディオン、アコーディオンからピアニカと、どんどん楽器のサイズが小さくなってきた ねきねきさんだが、音楽の広がりは大きくなっている。
(この言葉、DVDの中でどなたかがおっしゃっていたが、その通りだと思う)

いいDVDだ。
ねきねきさんのつくった曲は、どれもやさしい気持ちにるメロディーライン。
彼女をご存じない方々にも、ぜひ観て(聴いて)ほしい。

ねきねき さんのブログ
http://nekineki.seesaa.net/

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2007年7月27日 (金)

【楽】夏まっさかり

♪ 向日葵油蝉 描きかけの絵日記
 入道雲騒ぎ出す 蒼すぎる空 ・・・
  Ahhh 夏、まっ盛り ・・・ キラキラ ♪
 (「夏」 作詞・作曲:紅龍 / 歌:西川郷子)

いっきに真夏になったような暑さ。
いっそ、これぐらい暑いほうが気持ちがいいのだ。
などと、やせ我慢してみるが、たまらない。
朝、めざめると、体全体がじっとりと汗ばんでいて不快このうえない。

それでも、いいこともある。 夏野菜がおいしい。
小学生の頃の、夏休みがなつかしいな。
北海道の夏休みは短くて、あっというまに終わってしまったけれど。

Shangshang11上々颱風 『上々颱風11 あったりまえだ』
サトちゃんが歌う 「夏」 は、このアルバムに収録されている。

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2007年7月25日 (水)

【楽】DVD到着

楽しみにしていたDVDが届いたのだ。

Nekineki_dvd『弾きたがり』 ねきねき#
 クイーンズフィルム 2007.7.7
ねきねき さんについて、どう紹介すればいいのか難しいのだが、ピアニカの弾き語りを中心に活動している女性ミュージシャンである。
「ねきねき」 とは、上方言葉 「ねき」(そば、かたわら、きわ)に因んだお名前らしい。
京都出身の、ほんわーかとした雰囲気の素敵な女性。
高円寺の稲生座で、一度だけだがライブを拝見したことがあり(後藤まさるさんが共演)、その後、なかなかライブには行けないのだが、ひそかに注目しているミュージシャンだ。
ねきねき さんのブログ
http://nekineki.seesaa.net/

今回のDVDは、一枚一枚、ねきねきさん手ずからの発送。
うれしかったのは、ていねいな内容の手書きのお手紙がそえられていたことだ。
こういう細やかな心づかいは、ファンにとってなによりも嬉しいものなのだ。
大きな事務所をバックに持たず、地道に活動しているねきねきさんに、エールを送りたい。

DVDは、今度の週末にゆっくり観る予定。
感想など、またあらためて。

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2007年7月15日 (日)

【楽】今夜もインド

今日もまた、お決まりのスープカレーを作ったのだった。
0707150003_1鶏肉と野菜たっぷり。
たまねぎ、じゃがいも、にんじん、なす、ピーマン、かぼちゃ。
いつもより大きな鍋を使ったため、水加減をまちがえてやや薄め。
ごはんは、胚芽米と八穀米をミックスしたものを、このところずっと食べている。
白米はあまり食べなくなった。

そしてインド音楽だが、こんなCDがあったことを思いだして聴いていた。
Realtime_india1Realtime_india2インド音楽というと、シタールだのタブラ(太鼓)だのといった楽器の音楽を思いうかべがちだが、それはインドの古典音楽。
インドの人たちが、毎日、古典音楽を聴いているわけではないだろう。

『リアル・タイム・インド』 という日本語タイトルのこのアルバムは、現代インドのポピュラー音楽をあつめたものだ。
『MUSIC TRENDS AROUND THE WORLD - INDIA』
 (
PHILIPS PPD-3049 1989年)
ポピュラー音楽、といっても、濃厚なインド風の楽曲、楽器である。
シタールやタブラも使われていて、音階はインドの伝統的な音階をベースにしている(ような気がする)。

だいぶん前に買ったCDなので、やや古い人たちかもしれないが、インドの大衆に人気のある歌い手たちなのだろう。

<「インド音楽」は、日本でも随分知られるようになった。 様々な音楽イベントも珍しくなくなったし、そうした音楽をCD等で日常的に楽しめるようにもなった。 しかし、そこには大きな欠落が存在している。 インドの芸術(古典)音楽や民俗音楽は数多く発売されているが、インドのポピュラー音楽と言えるものが1枚もないのだ。 インド人にとて、最も身近に存在する音楽のひとつがスッポリと抜け落ちている。> (斉藤明人氏による解説から)

Realtime_india3 インドの歌謡曲、といったところか。
歌詞も、男女間の恋愛を歌ったものが多いが、ヒンズー教の宗教的内容の歌もある。
映画の盛んな国だけあって、映画の挿入歌(フィルムソングというらしい)も多いようだ。
聴いていると、不思議な感じのする楽曲ばかりだ。
日本語に訳した楽曲名は、こういうもの。
「愛を与えて、愛を奪って」、「思い出の風が一陣」、「慈悲深い聖なるラーマ神を拝みなさい」、「騒ぐ心に安心が広がるように」、「待つわ」、「あなたがいくらひどいことをしても」、「時間(とき)が過ぎ去ると」、「水の中で燃える」、「面影を消して」「ガンジス川とジャムナー川の岸辺を行こう」、「あなたのような人が」、「このようにあなたの過ぎ去った人生は」

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2007年7月14日 (土)

【楽】生きがいいね

半世紀近くも前の演奏だが、今聴いても、生きのよさを感じる。
今日は、こんなアルバムを聴いている。
私の愛聴盤のひとつだ。

Dolphy_fivespot1Dolphy_fivespot2Eric Dolphy At The Five Spot, Vol. 1
 Fire Waltz 
 Bee Vamp 
 The Prophet
Eric Dolphy At The Five Spot, Vol. 2
 Aggression 
 Like Someone In Love
Booker Little (tp) Eric Dolphy (as, bcl, fl) Mal Waldron (p) Richard Davis (b) Ed Blackwell (d)
"Five Spot Cafe", NYC, July 16, 1961
参考サイト http://www.jazzdisco.org/dolphy/cat/index.ja.html 

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2007年7月 1日 (日)

【楽】スープカレーとヴィーナ

今日も暑いので、スープカレーを作った。

0707010001エスビー食品から 「南インド風スープカレー」 という、カレーペーストのセットが発売されていて、これがなかなかいいのだ。
エスビー食品株式会社
 http://www.sbfoods.co.jp/
 http://www.sbfoods.co.jp/products/catalog/curry_stew.htm

■ゆほびか 南インド風スープカレー チャナ豆とブイヨンの深みテイスト
http://www.sbotodoke.com/app/catalog/goods?gdsid=09992
 88g 調味料セット 価格 240円(税込 252円・送料別)
“南インド風”、“スープカレー”というトレンドを取り入れ、人気の「ゆほびか」と共同開発した、カレーペーストとホールスパイスで作る本格的なカレーです。南インドを代表する豆と野菜のカレーを再現しました。

■ゆほびか 南インド風スープカレー トマトとバジルのあざやかテイスト
http://www.sbotodoke.com/app/catalog/goods?gdsid=09993
 88g 調味料セット 価格 240円(税込 252円・送料別)
“南インド風”“スープカレー”というトレンドを取り入れ、「ゆほびか」と共同開発した、カレーペーストとホールスパイスで作る本格的なスープカレーです。南インドのトマトの爽やかな酸味とスパイス感が特徴です。

音楽なら、これだな。
南インドの弦楽器ヴィーナ(Veena,Vina)の演奏。
北インドのシタールよりも大ぶりで、深い音色。
演奏法も、シタールとはだいぶんちがう。

Vina_rao「インド音楽の名演奏家たち Vol.4」
 ナゲシュワラ・ラオ (ヴィーナ)
WARNER-PIONEER H-72027
(原題:The Ten Graces Played on the Vina)