カテゴリー「夢枕獏」の6件の記事

2008年4月19日 (土)

【読】NATIONAL GEOGRAPHIC 日本版

今日、立ち寄った BOOK OFF で、思わぬ収穫があった。

Geograhic_199512_2NATIONAL GEOGRAPHIC 日本版 1995年12月号
わずか105円。
ジェーン・グドールの特集が掲載されている。
「ジェンーン・グドール チンパンジーに捧げた35年の記録」
28ページもの特集だ。
(文=ピーター・ミラー、写真=マイケル・ニコルズ)







この女性のことは、星野道夫さんの本 『アフリカ旅日記 ゴンベの森へ』 で、だいぶん前に知っていた。
星野さんの本は、とてもよかった。
(図書館から借りて読んだが、その後購入した)

Hoshino_gombeジェーン・グドール (出典:Wikipedia)
ジェーン・グドール(Jane Goodall,1934年4月3日 - )は、イギリスの動物行動学者、霊長類学者、人類学者、国連平和大使。
ロンドンで生まれ、幼い頃より動物が好きだっため23歳の時にアフリカへ渡る。そこで人類学者ルイス・リーキーに師事し、ルイスの薦めで1960年7月、26歳の時よりタンザニア・ゴンベのジャングルにてチンパンジーの研究を始める。 世界で初めて、草の茎を使ってアリを捕る行動の報告などで、人類固有とされてきた道具使用などの行為や能力がチンパンジーにも存在すること、チンパンジーの性格にも大きな個人差があることを確認するなど、目覚しい研究成果をあげ、チンパンジー研究の世界的な権威となる。1977年には、野生動物研究・教育・保護団体ジェーン・グドール・インスティテュート(JGI)を設立。1990年に京都賞受賞。2002年から国連平和大使を務める。2007年に京都大学は名誉博士号を授与することを決めた。現在、執筆のかたわら、ほとんど休みなく世界中をめぐり、講演や教育活動をおこなっている。



NATIONAL GEOGRAPHIC 日本版のバックナンバーは、BOOK OFF にたくさん置いてあり、一冊105円という廉価。

以前、エベレストの特集が載っている号を手に入れたことがあった。
(2003年5月号)
夢枕獏さんの山岳小説 『神々の山嶺』 で、「マロリーのカメラ」 の謎が物語の中心になっている。
「マロリーのカメラ」 と言っても何のことだかわからないかもしれない。
1924年、英国第三次エベレスト遠征隊のアタック隊の二人、ジョージ・マロリーとアンドリュー・アービンが頂上付近で消息を断つという事故があった。
その時、マロリーが持って行った、コダック社のインスタントカメラだ。
マロリーの遺品がいくつかみつかったものの、カメラは見つかっていない。
そのカメラが残っていて、フィルムの現像ができれば、彼ら二人がエベレストの初登頂に成功していたことが証明されるのだ。

Geograhic_200305_2Geograhic_200305_p52この遭難事故のことは、私のWEBサイトに詳しく書いたことがある。
マロリーのことを、ずいぶん詳しく調べたものだった。
 → 晴れときどき曇りのち温泉
  この一冊 「夢枕獏 神々の山嶺」
 http://yamaoji.hp.infoseek.co.jp/b_baku_kamigami.html

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2008年4月14日 (月)

【雑】サイドバーの整理

思うところあって、このブログのサイドバーに表示する項目を整理しました。

これまで表示していた、以下の項目の表示をやめてみます。

■最近のコメント
■最近のトラックバック
■人気記事ランキング
■アクセス地域ランキング
■検索フレーズランキング

また、以下の項目は、プロフィールのページに移しました。

■この一冊
■この一枚 この一曲

あしからずご了承ください。


私の好きな小説に、夢枕獏さんの 『神々の山嶺(いただき)』 という山岳小説があります。

Kamigami夢枕 獏 『神々の山嶺』  文春文庫

羽生丈二という魅力的な登山家が主人公です。
単独でチョモランマ(エヴェレスト)南西壁という難所に挑む男なのですが、ベースキャンプで装備を点検するシーンが印象的でした。
1グラムでも装備を軽くするために、記録用に持っていく鉛筆を短くしたり、ノートの表紙を破り取ったりするのです。
それほど、単独行の岸壁アタックは過酷なことなのです。

少し長い引用になりますが、その部分を――。
『神々の山嶺』(下) 文春文庫 「十七章 氷河へ」 より


――――― (以下、引用) ―――――

八人用のテントの中で、羽生が、ザックの中身を取り出して、そこに並べている。

(中略)

羽生丈二は、テントの奥に胡坐をかいて、黙々とその作業をしていた。
深町が、持っているカメラを向けても、そのレンズを、羽生はもう気にしているようには見えなかった。
乾いた顔で、山の道具を並べてゆく。
南西壁に、単独で挑むための装備を、点検しているのである。
最後の点検だ。
これは、どれだけやっても、やりすぎるということはない。
ひとつ取り出しては、リストの紙に、鉛筆でチェックを入れてゆく。
小さな鉛筆だった。
万年筆やボールペンにしないのは、それらの用具が、寒さと高度に弱いからである。

(中略)

そして、手帳ほどの小さなノート。
それが、深町の眼に止まった。

(中略)

「持ってみろ」
羽生が、深町にそのノートを手渡した。
深町が持ってみると、軽い。 ページを捲ってみると、理由がわかった。 中のページが半分くらい、切り取られて失くなっていたのである。
「これは?」
「持っていくものは、できるだけ軽い方がいいからな」
いらないと思われるページを、切り取って捨てたのだという。
「これもだ」
羽生は、持っていた小さな鉛筆を見せた。
鉛筆の尻の部分が、切り落とされていた。
「一センチ五ミリほどだが、短くした」
羽生は言った。
羽生は、深町からノートを受け取り、その灰色の表紙を、その場で破り取った。 表紙と裏表紙を破り取られて、ノートの白い中身がむき出しになった。
「考えてみれば、これもいらない重さだ」
羽生は、破り取った表紙を、脇へのけ、ノートを、装備の並んでいる脇に置いた。

――――― (引用終り) ―――――


この小説のことは、ふと、思いだして書いてみただけです。
たかがブログ、なんですが。
それでも、よけいだと思われる情報は省いて、スリムにしたいな、なんて思ったのです。

そのわりには、「ブログペット」などという、妙なものは残しておくという矛盾がありますが、これはまあ、お遊びということで。


*なお、ブログについての私の考え方――というほどのものでもないのですが――を、プロフィールのページに追記しました。


【2008.4.18追記】
サイドバーの、「最近のコメント」 の一覧表示は復活させました。
ずいぶん悩んだのですが、私なりの思いがあってのことです。
これについても、プロフィールのページに書いておきました。

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2008年1月19日 (土)

【雑】連載小説最終回

一昨年(2006年)の12月22日から朝日新聞朝刊に連載していた、夢枕獏さんの小説 『宿神』 が、今日、最終回をむかえた。
383回という長期連載だった。

2006.12.24(日) 【雑】獏さんの連載小説
http://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2006/12/post_7bff.html

2007.1.27(土) 【雑】新聞連載小説
http://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2007/01/post_cf66.html

asahi.com 2006.12.19
漂泊の歌人、西行の根源とは 夢枕獏さん、新連載「宿神」

 (夢枕獏と中沢新一の対談)
http://book.asahi.com/clip/TKY200612190369.html

始めの99回目までは読んだが、あとは毎日切り抜きをとってある。
いずれ単行本になるだろうが、挿絵の雰囲気がいいので、ほんとうは切り抜きを読みたい。
読めるかな?
きっと無理だろうな。
単行本を待つか。


◆◆◆夢枕獏公式HP--蓬莱宮--◆◆◆
http://www.digiadv.co.jp/baku/

Yumemakura_last2Yumemakura_last1_2   

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2007年11月27日 (火)

【読】懲りずに・・・

また、こんな本を買ってしまった。

Seko_jibunsama勢古浩爾 『自分様と馬の骨』
 三五館  2002.11.1 初版

『わたしを認めよ!』 (洋泉社新書y 2000年) の続編。
新刊書店で見あたらなかったので、ネット注文。
届くまで、しばらくかかった。
初版から増刷された様子がない。
あまり売れていないのだろうか。


Seko_mitomeyo





 



『自分様と馬の骨』 の冒頭を、すこしだけ読んでみた。
夏目漱石のロンドン留学当時の話がおもしろい。
「倫敦に住み暮らしたる二年は尤も不愉快の二年なり」 (漱石 『文学論』)。
ほぼ同じ時期に、南方熊楠もロンドンにいたはず。
熊楠が自由奔放に(金はなかったものの)ロンドンで学問にはげんでいたことと比べて、興味ぶかい。

勢古さんのこの本は、お得意の 「承認論」。
前著 『わたしを認めよ!』 と比べてどうなんだろう。
ご本人は、 「(前著の続編だが)単独だけでも十分読める叙述と構成になっている」 と言っている(まえがき)。
気が向いたら読んでみよう。

読みたい本がたくさんあるわりには、読書にさける時間がすくなくて、つらい。
すこし前に、こんな本も買ったのだが。

Sase_minoru佐瀬 稔 『狼は帰らず アルピニスト・森田勝の生と死』
 中公文庫  1998.11.18 初版 / 2004.6.30 2刷

私の愛読書、夢枕獏さんの 『神々の雪嶺』 の主人公、羽生丈二(架空の人物)の実在モデルがこの森田勝というクライマーだという――獏さんが文庫のあとがきで書いていた。

ご興味のある方は、私の別サイトをごらんいただきたい。
夢枕獏 神々の雪嶺 (晴れときどき曇りのち温泉・この一冊)
http://yamaoji.hp.infoseek.co.jp/b_baku_kamigami.html

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2007年1月27日 (土)

【雑】新聞連載小説

朝日新聞の連載小説を切り抜いて、ときどきまとめ読みしている。
 夢枕獏 「宿神 (しゅくじん)」 2006年12月22日から朝日新聞朝刊連載
http://book.asahi.com/clip/TKY200612190369.html

新聞をとってはいるが、ふだんはほとんど読まない。
読まないまま、ちり紙交換行きだ。

しかし、この小説は面白い。
夢枕獏さんの小説は、『神々の雪嶺』 と 『上弦の月を喰べる獅子』 の二冊ぐらいしかまともに読んだことがないが、好きな作家だ。 『神々の雪嶺』 には感動し、感想をWEBサイトにも書いたことがある。
http://yamaoji.hp.infoseek.co.jp/b_baku_kamigami.html

そんなこともあって、今回の連載小説には興味があった。
(12月24日、このブログにも書いたが、久米宏のラジオ番組もそのきっかけだった)
http://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2006/12/post_7bff.html

今日で連載36回目。
舞台は京の都。 平清盛と佐藤義清(のりきよ)が登場している。
ぼくは古典や日本史の知識がなくて知らなかったが、佐藤義清という「北面の武士」は、のちの西行である。
じつに生き生きとした時代小説なのだ。 飯野和好さんという人による、不思議な味わいの挿絵もいい(これは単行本になった時には失われる魅力)。
連載小説をまじめに読むのは、五木寛之さんの 『戒厳令の夜』 (1975年「小説新潮」連載)いらいだ。
この小説は最後まで読んでみようと思う。

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2006年12月24日 (日)

【雑】獏さんの連載小説

TBSラジオをよく聞いている。
きのうの土曜日、久米宏の番組を車の中で聞いていたら、ゲストが小説家の夢枕獏さんだった。
知らなかったのだが、夢枕獏さんが朝日新聞に連載小説をはじめたという。
わが家では、とくに理由もなく朝日新聞を購読しているので、家に帰って新聞を開いてみると、たしかに22日からこんな連載が。

Baku_asahishinbun『宿神』 朝日新聞朝刊連載 夢枕獏

きのうのラジオ番組(久米宏とのトーク)はおもしろかった。
■TBSラジオ 「久米宏 ラジオなんですけど」
http://www.tbs.co.jp/radio/kume954/

獏さんは、山登り、釣り、カヌー、写真、格闘技、など多彩な趣味の持ち主だが、最近は「書」もはじめたという。
この連載小説の題字は、その獏さんの書の先生(岡本光平さん)によるもの。
獏さんの話によれば、この先生は、絵を描くように書いていいんだよ、という考え方なんだそうだ。 味わいのある題字だ。

夢枕獏さんといえば、『神々の雪嶺(いただき)』 という山岳小説によって、ぼくは圧倒され、ファンになったのだが、評判の 『陰陽師』 も読んでいないし、あいにく格闘技にも縁遠い。
新聞を読むこともほとんどないが、ひとつ、連載小説でも読んでみようかな、なんて思う。
挿絵(飯野和好さん)もいいな。

そういえば、五木寛之さんの 『戒厳令の夜』 は、小説雑誌(小説新潮)に連載された当時、毎月たのしみにしながら読んでいたものだった。
中間小説雑誌も、漫画の週刊誌も、夕刊紙も、ひところはよく読んでいたのに、最近はちっとも読まなくなったなぁ。

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