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会員おすすめの本 (友の会HPより) 2

【会員の方から頂いた本の紹介】 その2

  8. ジェイミーが消えた庭
  9. アースヘイヴン物語
10. デニス・クシニッチ アメリカに平和の大統領を!
11. 不思議なレストラン
12. 駆け抜けて! テッサ

『ジェイミーが消えた庭』
  キース・グレイ 作
  徳間書店 1400円+税
   (ヤング・アダルト向き)

 小学生の頃、ちょっと大がかりな鬼ごっこをしたことがある。他人の家の庭を垣根を越えて走り回って怒鳴られたりしたが、ものすご~く面白かった。
 この本は、夜、他人の家の裏庭を十数軒まとめて走り抜けるトンデモナイ遊び「クリーピング」(creeping:作者の造語)の物語。

 「ぼく」は友達のジェイーミーとクリーピングをするだけが楽しみな14才。ある時、町で一番難しいクリーピングのコースを試してみたのだが、ぼくのヘマでジェイーミーは「御用」になってしまう。「もう組まない」、とジェイミーに言い渡される「ぼく」。しかし、その翌日ジェイミーの身に・・・。

 14才の少年の心がほほえましいような哀しいような。クライマックスが切ない。  (伊藤)

 

『アースヘイヴン物語』  - ナタリーと魔法の呪文 -
  キャサリン・ロバーツ・作、金原瑞人・訳
  角川書店 1,900円+税

 ナタリーはスーパーの駐車場で〈スペル〉(魔法の紙きれ)を拾った。そして、すべてはそこから始まった。その紙は、魔法を使える者を見つけて自分の手下にするための罠。魔法を使えるなんて思いもしなかったナタリーが、罠を仕掛けた呪い師ホークとその息子マーリンにさらわれて、魔法の世界アースヘイヴンに侵入する手伝いをする羽目になる。なんとそこは、ナタリーの母親の生まれた国だった。・・・というわけで、不思議な国での不思議な物語は展開するわけだが、最近この手の作品がどっと翻訳されてきた。日本だけの傾向なのか、世界中が魔法物語を欲しているのか・・・。なんか、毎日の生活に閉塞感があるせいですかね。

 

『バスにのらないひとたち』
  ジャン・マーク著、三辺律子訳
  ハロル舎 ¥1700+税

 ヤングアダルト向きなんだろうけど、結構ぞっとする短編集。テレビの「世にも奇妙な物語」風。  (伊藤)

 

『デニス・クシニッチ アメリカに平和の大統領を!』
  出版社 ナチュラルスピリット
  デニス・クシニッチ+きくち ゆみ 著
  きくち ゆみ+森田玄 監訳
  クシニッチ翻訳チーム 訳
 
 著者のきくち ゆみ氏は普段は千葉県鴨川の山間地で子育てをしながら、半農半著の生活。農閑期の冬を利用して家族で世界各地の、平和で持続可能な社会を目指す仲間と交流。 そんな中で次期アメリカ大統領候補として名乗りをあげたデニス・クシニッチという人物を知り、彼の遊説記録、手紙、メッセージ等を読むにつれ、彼が大統領になったら世界が変るかもしれないという期待を持ち、彼のスピーチを1冊の本にまとめた。

 なるほど読むに従ってアメリカが世界に占めている地位の大きさ、アメリカの大統領はアメリカが豊かになる政策だけではなく、世界に目を向けた政策を持たなければならないし、又それが可能な政治力と経済力を持っている。そして、それを実現するために彼は全世界の人々の平和や公正さを願い実行しようとしていることが解ってくる。

 きくち氏にはアメリカの選挙権もなければ寄付行為もできない。それでもクシニッチ氏を応援しようと立ち上がった動機は、①勇気のわくメッセージを共有することで②日本の平和を求める人を勇気づけ③彼を少しでも有名にして大統領選に勝ち残る助けをすること④この本の彼の印税分で選挙戦を有利に戦ってもらうこと⑤選挙戦という祭で同じ神輿を担いだ世界中の人たちと友だちになること。と言っている。

 最後にクシニッチ氏の政策の一端を記すと。
①原発の撤廃、自然エネルギーの推進。②全世界の核兵器や大量破壊兵器の撤廃。③平和省の創設(非暴力を基本原則とし、国内では家庭内暴力、児童虐待、高齢者冷遇、国際的には、人権擁護、軍事的紛争の予防と拡大防止)。オハイオ州選出、民主党下院議員、現在4期目。

(K/N)

 

『不思議なレストラン』
  松浦 幸子 著
  教育史料出版会 1997.9 
  1,500円+税 
 
 この本には「心病む人たちとこの街で暮らしたい クッキングハウス物語」という副題がつけられています。副題にあるとおり著者である松浦さんが、心病む人たちの居場所づくりに奔走した経過を綴られた本です。
 心、精神を病む、病んでいることが周囲から理解されず、社会復帰したくてもできないでいる人たちが、無理をせず安心して集まって来れる居場所を苦労を重ねながらつくり、発展させていった姿がありのままに、温かく描かれています。

 心病む人に限らず、老若男女が元気なときも疲れたときも、ともに支えあい暮らしていくためのヒント・刺激がちりばめられています。松浦さんが実践で学びとられたという居場所の条件「安心して行ける場、受けとめてくれる人がいる場、失敗しても大丈夫なチャンスがいっぱいある場」は、他の居場所づくりにも共通することなのではないでしょうか。

 その後の様子を綴られた続編も出版されています。

 

 

『駆けぬけて、テッサ!』
  K.M.ペイトン 作  山内智恵子 訳
  徳間書店  1,000円

 児童書の新着コーナーで見つけた本です。

 主人公テッサは、両親の離婚で故郷のアイルランドを離れ、愛馬アカリとも引き離されて、心を閉ざし他者を受け入れない少女になっていました。でも、ある日アカリの子ピエロと出会い、ひとつの夢を抱くようになります。それは、ピエロに騎乗してイギリス最大の障害レース『グランド・ナショナル』に出ること。しかし、道程は険しく様々な困難に遭います。一度は、ガラスのように壊れ屍のようになったテッサでしたが、やがて、ジグソーパズルのピースが納まっていくように物事が良い方に動き出し、売られてしまったピエロとの再会を果たします。再び夢に向かって邁進するテッサの情熱は、周囲の人々をも動かし…。

 テッサの馬に対する愛情と、夢に向かって真正面から挑む姿勢が魅力的です。愛するものを持ち、叶えたい夢を見つけた時、人は強くなれる!と思ってしまいました。
 話の中心が、競走馬の育成と障害レースのことなので、動物好きな方、競馬ファンの方にも(?)面白いかもしれません。

 私は、以前『アーサーランサム全集』と出会った時(既に三十代後半でしたが)もし、子供の頃に読んでいたら船乗りになったかもしれないと思ったものですが、『駆けぬけて、テッサ!』と子供の頃に出会っていたら騎手か調教師になったかもしれません。今となっては果たせぬ夢ですが、せめて、いつの日かイギリスを訪れ本場の障害レースを見たいものだと思います。

 大人になると、児童書とは縁遠くなってしまうでしょうが、時には児童書コーナーにも足を運んでみませんか。素敵な掘り出し物があるかもしれませんよ。

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