読書サークル・小平 2015年9月開催案内

第30回　読書サークル・小平
　2015年 9月20 （日）　14：00～16：00　　終了しました

　会場　小平市立中央公民館　地下　和室　「つつじ」
　　　　　小平市小川町2-1325

　あらたに参加される方は メールで図書館友の会事務局までご連絡ください。
　当ブログ左上に記載のメールアドレス宛でもけっこうです。
　

テキスト（課題本）

『決定版　日本のいちばん長い日』
　　半藤一利　著　　文春文庫　　2006年7月発行
　　371ページ　　600円（税別）

サブテキスト
　『日本人はなぜ戦争へと向かったのか　メディアと民衆・指導者編』
　NHKスペシャル取材班 編著　新潮文庫　2015年7月発行
　264ページ　520円（税別）

…主宰者より…

8月8日に公開される映画「日本のいちばん長い日」に注目し、その原作を取り上げます。
本書は、1965年に大宅壮一名で刊行されたものです。
今回は、1995年に半藤一利名で再刊された「決定版」をもとに映画化されます。
　
半藤さんの文章にはユーモアがありますので安心して読めます。
「正しいこと」と「誤ったこと（悪者）」とを二分して一刀両断するようなことはしないのです。　　　
日本が敗戦にいたるまでの日本幹部の動きはどうだったのか？
悲惨と滑稽が同居しています。
沖縄戦があり、広島・長崎に原爆投下があっても、国体が存続できるように「会議」「会議」の日々です。
決断が遅い。
まるで、オリンピックのための新国立競技場の建築決定までの日々（決断者不詳、責任者不明）を見ているようです。
1945年
3月　東京大空襲
4月　米軍、沖縄上陸　沖縄戦
6月ひめゆりの塔集団自決、軍人、民間人計で18万人の死者
8月　広島に6日、9日に長崎に原爆投下
8月8日　終戦平和交渉を頼みにしていたソ連が日本へ宣戦布告
8月14日　最後の御前会議

◆30回記念余興：小平市および周辺でのお好みの場所をお知らせください。
　（例）小平霊園を源流とする黒目川緑地

次回テキスト予定　『池上彰教授の東工大講義』（文春文庫）など