曇りのち雨。
気温18度→19度。
冬物のコートをクリーニングに出す。
家人を立川まで車で送る。
帰り道、立川のブックオフに立ち寄り、桐野夏生の文庫を買う。
『ロンリネス』(2021年8月 光文社文庫)

これで、ほとんどの桐野作品が手元に集まった。
図書館から借りて読んだ本もあり、自分で買って読み終えた本はブックオフに売り払っているのだが、それでも手元にたくさん積読状態。
きのうから読んでいる『とめどなく囁く』(幻冬舎刊、図書館本)が、がぜん面白くなってきた。
ネットのインタビュー記事で知ったのだが、この小説は東京新聞連載(2017年8月1日~2018年9月30日)。
しかも、挿絵が内澤旬子だった。
購読紙なのに、まったく覚えていないのが残念。
もっとも、連載当時は、桐野夏生をまだ知らなかったので気にとめなかったのだろう。
立川からの帰途、立川のヤオコーで買い物。
桐野夏生のインタビュー記事で知った、アメリカのノンフィクション作家、ジョン・クラカワー。
面白そうなので、ネット注文してしまった。
桐野夏生が語る「フィクションとノンフィクションのあいだ」
- SlowNews Letter | SlowNews (スローニュース)
https://slownews.com/stories/ouUcDLNBzoA/episodes/17BfLbXb4MM#start




【記事より】
<桐野 ノンフィクションは好きです。好きな作家をあげるとすればアメリカのノンフィクション作家、ジョン・クラカワー。『荒野へ!』や『信仰が人を殺すとき』『空へ ―エヴェレストの悲劇はなぜ起きたか』などを愛読しました。あと、猪瀬直樹さんも面白かった。『ミカドの肖像』とか『ピカレスク―太宰治伝』とか。女性が描いた作品も印象に残っているものが多いですね。山崎朋子さんの『サンダカン八番娼館』とか、井田真木子さんの『プロレス少女伝説』。内澤旬子さんとは、私が『とめどなく囁く』を東京新聞で連載していた時に挿絵を描いてくださった縁があって、お書きになる作品にも注目しています。『ストーカーとの七〇〇日戦争』は衝撃的でしたね。
それからSlowNewsでも読めるようになっていましたが原武史さんの『滝山コミューン1974』。これは私が『ポリティコン』や『東京島』という小説を書くときに、団地というコミュニティについて歴史的背景も踏まえて知りたいと思っていたタイミングで読みました。政治思想研究を専門とする原さんが、小学生時代に体験したソ連式の教育や、それに基づいて行われた集団指導について克明に記憶を検証していくノンフィクションですが、滝山団地という場所の特異性が浮かび上がる面白い作品でした。原さんの作品は、いつも読んでます。>
(18:50記)