今日も、朝から一日中、雨。
19度→22度と、気温は低かったが、湿度90%を超えて蒸し暑い。
午後、車で市内のスーパー(ヤオコー、ヨーカドー)へ買い物に。
昨夜から、島田雅彦『時々、慈父になる』を読んでいる。
四分の三ぐらいまで読み進んだ。
島田雅彦 『時々、慈父になる』 集英社 (2023/5/30) 298ページ

<1983年5月、『優しいサヨクのための嬉遊曲』から40年。
いつまでも自分が主役だと思うなよ。
毀誉褒貶を顧みない作風で絶望の時代を駆け抜けた作家による、デビュー40周年記念の自伝的父子小説。>
「私小説」と呼ぶほどドロドロしておらず、文章が乾いていて、好感が持てる。
冒頭、エトロフ島に旅したエピソードが、興味深い。
「自伝的父子小説」といえば、椎名誠の『岳物語』シリーズが思い浮かぶが、作家の資質のちがいか、椎名氏とはまるで違う味わい。
島田氏は料理が得意らしく、その点は池澤夏樹氏と似ている。
最寄りの図書館から、リクエストしてあった本が入ったとのメール連絡あり。
『岳飛伝』の続巻も早く読みたいが、この本も、明日あたり受け取りにいこうか。
大石始 『南洋のソングライン -幻の屋久島古謡を追って-』
Kilty BOOKS (2022/11/20) 300ページ


<かつて屋久島で歌われていた「まつばんだ」は、琉球音階が取り入れられた民謡。だが、屋久島は沖縄や奄美からはるか北方にあり、琉球文化圏ではない。なぜ屋久島に琉球の名残があるのか…。海の民が伝えた古謡の謎を追うノンフィクション。>
リクエストして入れてもらったのはいいけれど、すぐに読めるかな?
(18:10記)