2018年1月30日 (火)

2018年1月30日(火)

一月も明日まで。なんと寒い一月だったことだろう、東京。

午後、小平の中央公民館へ。図書館友の会の定例役員会に出席。先週22日の大雪の日に予定されていた会合が延期されて今日になった。
日陰の雪はまだ残っているし、路面も一部凍結したまま。

夜、車で外に出たところ、ちらちらと雪が舞い降りていた。冷え込む。

明日は、ひさしぶりに外出予定がない。家でゆっくり本でも読んでいたい。
図書館から借りているイザベラ・バード『完訳 日本奥地紀行(3)』(金坂清則訳)が、なかなか進まない。訳注をていねいに読んでいると時間がかかる。貸出延長。

2月、ちょっとした仕事が一件追加になった。
(20:20記)

2018年1月29日 (月)

2018年1月29日(月)

朝は氷点下3度近くまで下がったものの、昼間は風もなく暖かく感じた日。

朝から外出。小田急線喜多見駅から歩いてすぐの「M.A.P.」で開催されている「キタコマ沖縄映画祭」へ。午前中、短編ドキュメンタリーを二本、午後にもう一本ドキュメンタリー映画を観た。

午前の二本。
「カベールの馬・イザイホー」(1969年)は、久高島のイザイホー(1966年)を記録したもの。
「ユークイ ~沖縄祈りの島 宮古・池間島~」(1974年)は、池間島の秘祭ユークイ(1974年)を記録したもの。どちらも北村皆雄監督作品。
北村監督が会場に見えていて、お話も聞かせていただいた。
イザイホーは有名で、私も知っていたが、映像で見ると生々しかった。
ユークイとは、ユー(世、豊穣)をクイ(乞う)という豊年祭で、貴重な記録映像だった。
前者はモノクロ、後者はカラー。

ポレポレ東中野で、1/20から2/2まで、北村監督の映画が三本上映されているそうだ。チラシをいただいたが、行かれそうもなく、残念。

午前の上映が12時頃終わり、喜多見の商店街にコーヒー豆を販売する店があり、その二階で食事できるようになっていたので、タコライスを食べた。それでも午後2時まで時間があったので、喜多見界隈を歩いてみた。すこし南に行くと世田谷通りがあった。ほぼ住宅地なのだが(会場も歯科医院の二階)、面白い街だ。

午後は、スイス人写真家ダニエル・ロペスが監督した「カタブイ 沖縄に生きる」(2016年)という80分のドキュメンタリー。彫刻家の金城実さんも出演していた。他にも、沖縄に生きる人たち何人かにインタビューするという内容。沖縄の歴史、風俗、生活が身近に感じられる好作品。

今日もまた、夕方、帰宅。風がなかったので、立川でバスを待っているあいだも寒くなかった。
(19:15記)

2018年1月28日 (日)

2018年1月28日(日)

昨夜、帰りが遅かったため、今日はいつもより朝寝坊。
午前中に、きのうの日記を書く。

どんより曇って底冷えのする日だった。夕方、ようやく日差しがでてきた。朝から暖房が必要な日曜日。

昼ごはんに家人が作ってくれた、ぜんざいを食べる。小豆の粒そのままなので「ぜんざい」。上方(関西)では「汁粉」と「ぜんざい」をきっちり区別するという。関東では、いっしょくたに「汁粉」と呼ぶことが多い。北海道でもそうだった。

大相撲初場所は、きのうのうちに栃の心が平幕優勝を決めた。私はライブに出かけていたので、家人からのメールで知った。
今日は千秋楽。幕内の取り組みの前に、序の口、序二段、三段目、それに十両の優勝決定戦を見る。三段目までは、行事の格好(衣装)が簡単で足袋もはいていないことを知った。

中島京子『イトウの恋』を、一昨日、読了。きのうは、読みかけの『完訳 日本奥地紀行(3)』を持って出かけた。なかなか進まない。イザベラ・バードが蝦夷地(北海道)の平取まで到達し、アイヌの家(チセ)に泊まって、アイヌの風俗、生活を観察しているあたりを読んでいる。

4年前(2014年)7月、大洗からフェリーで苫小牧に渡り、平取、二風谷をまわって美瑛に行ったことがある。平取の義経神社のあたりに、イザベラ・バードの足跡を示す案内板があった。彼女が訪れた当時の義経神社は、今の社に遷される前の、旧鎮座地にあった簡単なものだったらしい。この本で知った。
(16:25記)

2018年1月27日(土)

きのう(1/27)は深夜1時過ぎに横浜から帰宅。そのため、きのうの日記を今日(1/28)書く。

「Jazz Spot DOLPHY」は、老舗のシャズ喫茶(ジャズバーという雰囲気)。たくさんの著名なミュージシャンがライブ演奏している店だ。この店のたたずまい、雰囲気が私は好きだ。
山崎ハコさんのライブには年に数回しか行かないのだが、ここでのライブには行きたかったので、早々と予約していた。

開店時刻の18時半を過ぎて店にはいると、すでにお客でいっぱい。ステージに近い前方のテーブル席では、飲んだり食べたりのグループもいる。私は、かろうじて残っていた、いちばん後ろの補助椅子(丸椅子)になんとか座った。最後列をよいことに、ライブ中はずっと立ってステージをみつめていた。ざっと数えて、60~70人ぐらいは入っていただろうか。私よりも遅れてきた人は、なんと、カウンターの中に案内されていた。文字どおりの満席。

ステージ下手に小ぶりのグランドピアノがあり、その上にギターケースがふたつ置いてあるのが微笑ましい。上手に楽屋というか控室があり、ステージにはハコさんのギターと安田さんの譜面台しか見えないが、すでにライブの雰囲気が盛りあがっている。

定刻19時半をすこし過ぎて開演。第一部は山崎ハコさんのソロ・ステージ。休憩をはさんで第二部が安田裕美さんのギター伴奏でのふたりのステージ。終わったのは午後10時40分頃だった。

私はライブ中にメモをとらないので、演奏曲目は憶えていないのだが、新旧のオリジナル曲とカヴァー曲をとりまぜ、15曲ぐらいだったろうか。いずれ、だれかがセットリストをネットにあげてくれるだろう。

その昔、デビュー後しばらくのあいだ、大きなホールで演奏していた頃、ハコさんは寡黙で、消え入るような声で曲名を紹介するぐらいだった。客席もシーンと緊張していたものだ。
いろいろあって事務所のくびきから解き放たれてから(さまざまな苦労があったはずだが)、ハコさんは自由にしゃべるようになった。

昨夜のライブでも、地元(大分から上京して長らく住んでいた、第二の故郷ともいえる横浜)だったせいもあるのだろう、いろいろな話をしてくれた。

曲が生まれたいきさつ、録音当時のエピソード、歌にこめる思い、など。めずらしく、セットリストが書かれたメモを確認しながら、曲が誕生した年と収録アルバムの名前をていねいに紹介していた。私が持っている古いレコードのジャケットの絵、何度も聴きかえした私自身の思い出がよみがえる。
ライブではほとんど歌ったことがなかったという曲も、いくつか歌ってくれた。

1981年のLP「幻想旅行」に収録されている「雪の道」を、第一部の二曲目だったか三曲目だったかに歌ってくれたのが、うれしい。4年前の大雪の日、同じ店でのライブで、何かリクエストは、というハコさんの問いかけに「雪の道!」と言ってみたのだが、急なことで準備できていなかったらしく、途中までしか歌えなかったことがあったのだ。

1978年のLP「流れ酔い唄」に収録されている「夜明け前」という曲は同時録音だったそうだが、ドラマーのつのだ・ひろさんが涙を流しながらドラムをたたいていたという、有名なエピソードも、ハコさんの口から語られた。

第二部、安田裕美さんの美しいギター伴奏を得て演奏された曲も、すばらしかった。
1980年のLP「歩いて」に収録されている「夢」という優しい曲調の歌が、テレビ・アニメ「ドラえもん」の挿入歌として使われた、というエピソードは、はじめて知った。私はこの歌が大好きだった。

おなじく第二部で演奏された、いつものカヴァー曲「りんご追分」「横浜ホンキートンク・ブルース」にも、感動。
細かいことだが、ハコさんは”Blues”を”ブルーズ”と、しっかり発音する。こういったことに厳しいピーター・バラカンさんが褒めてくれそうだが、これは余談。

最後は、「今日からは」というなつかしい歌(これも「流れ酔い唄」に収録)でしめくくり、アンコールは「気分を変えて」一曲だった。

ところで、私が座っていた(立っていた)この店の壁には、あのEric Dolphyのモノクロ写真のパネルが二枚(フルートを演奏しているのと、アルトサックス演奏のもの)、かけられていた。私が大好きなジャズ奏者だ。横浜のこの店の名前「ドルフィー」も、ここからきているはず。
彼が「LAST DATE」というアルバムに残した肉声がある。

“When you hear music, after it's over, it's gone in the air. You can never capture it again.”
(音楽は演奏とともに中空に消え去ってしまい、二度とそれを取り戻すことはできない)

演奏された音楽は、一度きりのもの。
昨夜の演奏も一度きりのもので、取り戻すことはできないが、その感動はいつまでも心のなかにとどまることだろうな、なんてことを思った夜だった。
(1/28 10:20記)

【追記】
もう一曲、印象に強く残ったのが、1984年のアルバム「てっせんの花」に収録されている「水車の都」だ。もちろん、他にもたくさん歌ってくれたのだが、宙に消えてしまって、つかまえるのが難しい。ただ、「いいライブだったな」という強い思いは、いつまでも消えないだろう。「夢」という歌も、第一部だったのかもしれない。やはり、簡単な曲名のメモぐらいはとっておけばよかったか。

2018年1月26日 (金)

2018年1月26日(金)

立川から南武線と小田急線を乗り継いで喜多見(世田谷区)へ。南武線が遅れていたので早めに家を出た。今日から始まった「喜多見と狛江で小さな沖縄映画祭」で、映画を2本観た。
「ハブと拳骨」(2006年)と「密約 外務省機密漏洩事件」(1978年)。どちらも劇映画。

「ハブと拳骨」の石田えり、宮崎あおい、それに主演男優の尚玄、虎牙光輝の存在感が光る。1960年代後半の沖縄が舞台だが、ロケ地がタイというのも面白い。「戦果アギヤー」(米軍物資を盗む者たち)の、血と暴力の話に圧倒された。いい映画だ。
「密約…」は、澤地久枝原作。1971年の沖縄返還協定締結時に起こった外務省機密漏洩事件を描いた2時間を超える長編。若き日の吉行和子と大空真弓がよかった。1978年にテレビドラマとして製作され、1988年に劇場公開され、2010年にもリバイバル上映されたそうだ。裁判の再現ドラマ、当時の国会のテレビ中継の再現場面など作り物の感じが強かったが、あの事件を詳しく知ることができてよかった。

こういう機会でもなければ観られなかった映画。この映画祭は、今日1/26(金)から1/30(火)、2/1(木)から2/5(月)まで開催されている。時間が許す限り、あと何本か観に行きたい。

帰りは夕方になり、日が落ちると北風が冷たく、立川でバスを待っていると寒かった。
(19:45記)

2018年1月25日 (木)

2018年1月25日(木)

むこう一週間は、この寒さが続くようだ。最低気温が氷点下、最高気温も10度に満たない。その昔、東京も寒かったはず。もっとも、私は二十歳ぐらいまで北海道の厳寒地で暮らしていたので冬の寒さには驚かないが。

今日も車で用足しにでかけた。日陰の路上はツルツルに凍っていて注意が必要。
家電店でタブレット用にモバイルバッテリーを購入。スマホよりも電池の持ちがいいのだが、ネットに写真をあげ続けていると、心許なくなることがあったので。

明日は、狛江(小田急線喜多見駅下車)の「M.A.P.」で開催される沖縄映画祭に行く。
あさっては、横浜「Dolphy」へ山崎ハコさんのライブに。昨年5月のバースデイ・ライブいらいだ。

夕暮れどき、西のかなたの富士山が日没後の茜色にそまって、じつにきれいだった。まるで葛飾北斎の版画の色のような、空の藍と夕焼けの茜。
(18:45記)

2018年1月24日 (水)

2018年1月24日(水)

今朝は氷点下3度まで冷え込んだようだ。路面の日陰や路肩はツルツルに凍っている。よく晴れたものの北寄りの風が冷たかった。

午前中、市内の仕事場へ車で。新青梅街道も路肩の凍結している箇所があって、ひやひやした。仕事場の駐車場は除雪されておらず、ガリガリと音をたてながら雪面になんとか駐車。日向は融けかけた雪で水たまり、という最悪の状態。

めったにない仕事の受注あり。2月に2時間ずつ3回のパソコン講習。はじめて使う教材。予習(下調べ)しなくては。

ベランダから見える紅梅が、地面の白い雪に映えてきれいだ。

明日も晴れて冷え込む予報。朝の最低気温が氷点下6度、昼間の最高気温も3度。あさっても同じぐらい。
(16:40記)

2018年1月23日 (火)

2018年1月23日(火)

きのう一日降り続いた雪も、夜半にはやんだようだ。今日は朝から快晴。一面の銀世界。20センチぐらい積もっただろうか。

早朝から住棟の何人かが雪かきをしてくれていた。私も朝食後、2時間ほど住棟前の路面と青空駐車場の車の周囲を除雪。雪がそれほど重くなかったので楽だった。日陰の路面の雪は通行する車につぶされて固まっていたので、やらなかった。午後になって他の人がやってくれている様子。

予定されていた断水(水道設備点検)が、雪のため中止になった。雪かきの後のシャワーをあきらめていただけに、これはラッキー。日帰り温泉行きもやめにした。

南側、ベランダから見える紅梅が一面の雪に映えてきれいだ。

ネット注文してあったバロック音楽の中古CDが届いた。午後は、それを聴きながらのんびりする。テレマンのターフェルムジーク全曲4枚組。この曲集のレコードを1枚持っている。たまにバロックの静かな音楽を聴きたくなることがある。

きのう読みはじめた中島京子『イトウの恋』(2005年、講談社)が面白い。イザベラ・バードの通訳として東北・北海道の旅(日本奥地の旅)に同行した伊藤亀吉をモデルにしたフィクション。現代の中学教師を狂言回し風に使った構成が凝っている。バード研究家の金坂清則氏の2000年発表論文を参考にしているという。これとは別に読みすすめている金坂清則訳『完訳 日本奥地紀行』(全4巻、東洋文庫)とあわせて、興味深い。
(15:15記)

2018年1月22日 (月)

2018年1月22日(月)

朝、ゴミだしに降りたら、雪が舞いはじめていた。昼前から本降り。
数年に一度の大雪になった。明朝まで降り続きそうな気配。明日は住棟の人たちと雪かきか。10センチは積もるだろうな。

明日、午前9時から午後5時まで断水の予定。雪が降らなければ日帰り温泉で過ごそうと考えていたのに、どうしようか。いつも行く小平(花小金井)の温泉までは片道10キロもあり、車では心配。ここから2キロほどのところにある別の日帰り温泉までなら、なんとか行けるかもしれない。明日の朝の積もり具合によって、考えよう。

雪国の人には笑われそうだが、東京は雪に弱い。この雪のなか、通勤する人には悪いけれど、雪が降るとうれしい。こどもか。
(17:20記)

2018年1月21日 (日)

2018年1月21日(日)

天気がすこし回復。

今日もバス、電車を乗り継いで狛江市の西河原公民館へ。
「キタコマ沖縄映画祭2018」のプレイベントに参加した。正式名称は「喜多見と狛江で小さな?沖縄映画祭+α」。主催は、狛江市喜多見にあるM.A.P.というイベント企画・実行会社(というか小さな団体)。縁あって主催者の高山さん、宇夫方さんと知り合いになり、これまで何度もイベントに参加させてもらっている。今年の沖縄映画祭も楽しみ。

10時半からの無料映画上映がすでに始まっていた。「徐葆光が見た琉球」(71分)というこの映画は、途中からだったが面白かった。そのあと、琉球舞踊と歌二組だけ見て、午後1時半頃、会場を後にした。イベントは夜まで続く。会場で沖縄物産の販売もあったので、ちんすこう、じーまみー豆腐、黒糖しょうがパウダーなどを購入。

はじめて行った公民館。地元の人たちだろうか、けっこうにぎわっていた。狛江の駅からの道筋に古民家園「むいから民家園」と古刹「雲松山泉龍寺」を発見。帰りに寄り道してみた。

きのうから乗り物のなかで読んでいた木村友祐『幸福な水夫』(未來社)を読了。『イサの氾濫』ほどではなかったが、好感のもてる小説だった。

きのうの上野博物館めぐりで重いバッグを肩にかけて歩き続けたせいか、腰が痛い。
(16:40記)

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