【読】浅草弾左衛門
塩見鮮一郎 『浅草弾左衛門』 という長編小説(三部作)を読み始めた。
船戸与一の小説『蝶舞う館』、ジョン・マンデヴィルの『東方旅行記』をひとまず脇において、この魅力的な小説を読み始めたのは正解だった。
五木寛之さんの
『こころの新書 ―日本人のこころ 中国・関東― サンカの民と被差別の世界』 (講談社)
に、次のように紹介されている。
<差別問題などを論じるときに私が驚かされるのは、東京出身の人たちから、よくこんなふうにいわれることだ。/「五木さんは九州出身だから、差別の問題を実感として感じることができるでしょうが、われわれ東京人は、理論としては差別を理解できても実感がないんですよ。なんといっても、関西や西日本と違って、東京にはあまりそういう現実がなかったものですからね」/冗談をいっているのではなく、彼らは真面目な顔でそういうのである。>
<かつて、「弾左衛門」と呼ばれた人物がいた。/いや、これは個人の名前であると同時に、世襲の役職を表す名前でもあった。この弾左衛門こそは、ある意味では江戸時代から幕末、そして明治の初期にかけて、東京の暗部、影の世界の王国に君臨したドンだった。>
<弾左衛門に関して書かれた本はいろいろ出ている。学者の人たちも書いているし、塩見鮮一郎氏が書かれた『浅草弾左衛門』三部作(批評社)などは、じつにおもしろい大長編小説である。>
(五木寛之 上掲書 P.187~188)
・・・五木さんの本からのまる写し。 「他人のふんどしで相撲」のたとえそのままだが、かんべんしてください。
興味のある方は、五木さんの本にあたっていただきたい。
きょうは時間がないので、ここまで。
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コメント
五木はいつもこうやって新しい刺激を与え続けていますね。今日文春の臨時増刊「悠々として急げ」を手に入れましたが、巻頭でも五木が登場しています。
ところで今日、例の小熊賞の関係で初めて「あさひかわ新聞」へ行ってきました。これから、縁が出来そうな気配です。
投稿: 玄柊 | 2006年10月24日 (火) 23時31分
>玄柊さん
五木さんは元気ですね。
先日、『新・風に吹かれて』を入手しました。まだ読んでいませんが。
新版の『風の王国』も楽しみです。
「あさひかわ新聞」のことは、またメールででも教えてください。
投稿: やまおじさん | 2006年10月25日 (水) 20時54分
塩見鮮一郎『浅草弾左衛門』が小学館文庫で出ているのを発見。
そろそろ版元品切れになりそうですが、今日、書店に注文しました。
http://skygarden.shogakukan.co.jp/skygarden/owa/solrenew_detail?isbn=4094035419
投稿: やまおじさん | 2006年10月25日 (水) 21時18分