【読】きょうの収穫
たまに新刊書店をのぞいてみると、思いがけない本が出ていたりするので油断できない。
五木寛之/沖浦光和(おきうら・かずてる)
『辺界の輝き』
五木寛之 こころの新書 10
講談社 2006.9.15 \800(税別)
岩波書店から2002年3月に出ていて、ぼくはすでに読んでいたが、新書版に化粧なおししたものも魅力がある。
とうとう出たか。 ・・・同じ内容なのに、ついつい買ってしまうのだ。
「化外(けがい)の民」「夷人雑類(いじんぞうるい)」「屠沽の下類(とこのげるい)」といった、聞きなれない言葉がみえるが、言ってみれば漂泊民・被差別民をテーマにした対談。
こちらが岩波書店版の単行本。
はじめて読んだとき、目から鱗が何枚も落ちる思いをしたものだ。
これはいい本ですよ。
もう一冊。
こちらは、NHKのTV番組のテキスト。
『知るを楽しむ 私のこだわり人物伝』
三波春夫 わが愛しの日本人 (森村誠一)
折口信夫 古代から来た未来人 (中沢新一)
この二人が一冊に同居しているのも面白い。
どちらも、ぼくにとっては興味のつきない人物なので、買ってしまった。
このシリーズ、面白そうなものが他にもある。
TV番組は見ないけれど、パラパラとめくっているだけで楽しめそう。
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