【読】池澤夏樹と元ちとせ
ほぉー、こんな特集があったのか。
『SWITCH』 2003年7月号 (株)スイッチ・パブリッシング
LOVE & HATE [その琉球弧たる声]
きょう、駅ビルの本屋をぶらついていて、たまたま見つけた雑誌。
4年前だが、池澤夏樹と元ちとせの対談、池澤夏樹が元ちとせについて書いた2ページのエッセイ。 なかなか興味ぶかい。
池澤夏樹さんは、元ちとせが民謡を歌っていたときから注目していたという。
<七年前に初めて聞いた時、そのうまさに感心した。 これが天賦の才というものかとまず思い、いや、天才などという言葉で片づけてはいけない、修練の賜物という面も大きいはずだと考え、奄美の民謡界の実力がこの子において発揮されたとも言えると気づいた。>
(池澤夏樹 「元 ちとせの肩越しに故郷を見る」 より)
余談だが、この雑誌、活字が極端に小さくて(6ポぐらいか)、つらいものがある。
元ちとせをぼくが初めて聞いたのは、FM番組で流れていた 「ワダツミの木」 だったか。
衝撃といっていいほどの強い印象を受けたことを憶えている。
「ひかる・かいがら」 という歌も好きだ。
ぼくの身近なところにいる女性は、「あの苦しそうな歌い方が苦手」 と言っているが、人それぞれだなと思う。
元ちとせの、独特な裏声をつかった歌い方は、奄美の民謡の伝統である。
だいぶん前に、テレビ番組で彼女がライブハウスで歌っている映像をみたことがあった。
たしかに苦しそうに歌っていたが、それがまた、ぼくにはたまらない魅力だったのである。
大きなホールではなく、熱気がむんむんするライブハウスで、彼女の歌をいちど聴いてみたいものだ。
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コメント
このSWITCHという雑誌、古本屋で何度も見ていますが、結局、売れずに何ヶ月も経っています。こうして、紹介されたと言うことは私に手に入れろと言うことなんでしょうね。先日NHKで「星の王子様」の特集をやっていて、池澤夏樹が出ていました。面白い番組でした。
投稿: 玄柊 | 2007年3月 3日 (土) 21時14分
>玄柊さん
錦糸町の駅ビルに入っている書店の店頭に、この「SWITCH」のバックナンバーが並んでいました。
この号は表紙を見て(ビニールカバーがかかっていて中が見られませんでしたが)購入を決めました。
池澤夏樹・元ちとせの特集は22ページ。
他に、りんけんバンドの上原知子さんなど琉球関係の特集記事があって、ぼくは手に入れてよかったと思っています・・・。
図書館にあるといいのですが、あまり置いていないようです。
スイッチ・パブリッシングという出版社から、星野道夫さんの本も何冊か出ていますね。
http://www.switch-pub.co.jp/
投稿: やまおじさん | 2007年3月 4日 (日) 09時19分