【読】古本の収穫
絶版になっていてネットの古書販売でもいい値段がついている本を、大型古書店で発見。
ちょっとした収穫。
しかも、安い。
こういうことは嬉しい。
だいぶん前だが、図書館から借りて読んだことがある。
コンビにでところどころコピーまでした本。
金田一京助をとりまく、柳田國男、石川啄木、金成マツ(知里幸恵の叔母にあたる)や知里幸恵・真志保 姉弟らとの人間くさい関係がていねいに描かれている。
知里姉弟については、『銀のしずく降る降る』、『知里真志保の生涯』の二冊が、同じ新潮選書から出版された。
後に、前者は『銀のしずく降る降るまわりに』と改題され、後者は同じ題名で草風館から出版。
さらに、知里幸恵については、『知里幸恵 十七歳のウエペケレ』(草風館)という力作もある。
私が敬愛する著述家だ。
もう一冊、同じ古書店で少し前に入手した本。
こちらも絶版になって久しい。
古書店の新書コーナーの棚でみつけたときは、まさかこんな店にあるとは思いもしなかったので、びっくりした。
鶴見和子 著 『好奇心と日本人』
講談社現代新書 1972.3.28
発売当時の価格 370円 というのが、時代の古さを物語る。
鶴見和子さんも、私が敬愛する学者さんだ。
1918年生まれだから、まだ五十代前半の頃の著作だ。
鶴見さんは、2006年夏、亡くなった。
藤本さんも、ネットで調べたところでは、すでに故人となられている。
(2005年暮れ、死去)
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