【読】【歩】胴吹き、ひこばえは黄信号
図書館で興味深い本をみつけた。
『図解 樹木の診断と手当て』
― 木を診る 木を読む 木と語る ―
堀 大才・岩谷美苗 著
農文協 2002/9/5
新刊で手に入ることがわかったので、ネット注文した。
いずれ、ゆっくり読んで調べたいことがたくさん書いてある。
なかなかいい本なのだ。
ソメイヨシノの古木の幹や根元から、ちいさな枝が出て、きれいな花をつけているのをよく見る。
花はきれいだが、痛々しい感じがしてならなかった。
その疑問が、この本で解消した。

写真のように、太い幹から直接出た小枝を、「胴吹き」というそうだ。
また、根元から出た小枝は、「ひこばえ」という。
このことばは、聞いたことがある気もする。
幹の樹皮が痛みきって、いかにも「古木」といった様子の樹によくみられる。
これは、どういう現象か。
本書によると、こういうことだった。
―― 枝にはたくさんの芽がついているが、そのなかには芽吹くものと、そのまま芽吹かずに眠ってしまう休眠芽(潜伏芽)とがある。
また、一度は芽吹いても太くならずに枯れて、その跡に不定芽がつくられ、それが休眠芽となったものもある。
太い幹から直接生えている小枝は、その眠っていた芽が緊急事態で起こされて出てきたもの。
上の枝が枯れたり病気になったりしたので、それに代わって栄養をつくるために起こされた芽なのである。
つまり、樹勢が低下し、「危機的状況から脱出しようと努力している姿」 ということだ。 ――
<124ページ 「PART3 木の診断と管理法」
「葉・新梢の診断と手当て 3」 「胴吹き・ひこばえは黄信号」>
見た目はとてもきれいで、写真に撮っても見映えがして私も好きなのだが、樹は必至になって花を咲かせているのだった。
| 固定リンク | 0
「【読】読書日誌」カテゴリの記事
- 【読】2026年7月に読んだ本(読書メーター)(2026.08.01)
- 【読】2026年6月に読んだ本(読書メーター)(2026.07.01)
- 【読】2026年5月に読んだ本(読書メーター)(2026.06.01)
- 【読】2026年4月に読んだ本(読書メーター)(2026.05.01)
- 【読】2026年3月に読んだ本(読書メーター)(2026.04.01)
「こんな本を手に入れた」カテゴリの記事
- 【雑】地球永住計画のトークイベント(2025.01.08)
- 【読】いつも読みたい本ばかり(2025.01.01)
- 【読】角幡唯介さんの新刊『地図なき山』(2024.12.30)
- 【読】五木寛之傑作対談集(2024.12.01)
- 【読】二冊の本「中学生から知りたいウクライナのこと」「パレスチナのこと」(2024.11.07)
「四季 春」カテゴリの記事
- 【遊】2024年春、小金井公園(2024.04.02)
- 【雑】ゆっくりと春から初夏へ(2023.04.24)
- 【歩】河津桜並木(2022.03.10)
- 【遊】瑞穂の「つるしかざり展・ひなまつり展」(2022.03.05)
- 【山】ひさしぶりの山歩き(黒川鶏冠山)(2018.06.03)
「桜」カテゴリの記事
- 【遊】2024年春、小金井公園(2024.04.02)
- 【遊】ハナニラ(2016.04.09)
- 【歩】花を見ながら、散歩(2016.04.06)
- 【読】雨の日、桜満開、通院、読書(2016.04.04)
- 【遊】多摩と相模原の桜(2016.04.03)
「小平界隈」カテゴリの記事
- 【雑】小平図書館友の会主催講演会(2026/4/18)宇井眞紀子さん(2026.04.05)
- 【遊】チャリティ・ちょこっと古本市開催(2023.05.27)
- 【雑】新年(2018.01.08)
- 【歩】初詣(2017.01.03)
- 【遊】こどもの日、小金井公園・たてもの園(2016.05.05)
「【歩】散歩日誌」カテゴリの記事
- 【歩】河津桜並木(2022.03.10)
- 【歩】小春日和、図書館で過ごす(2017.11.29)
- 【歩】初詣(2017.01.03)
- 【歩】花を見ながら、散歩(2016.04.06)
- 【歩】空堀川の河津桜(2016.03.21)


コメント