« 【楽】こんな風に過ぎて行くのなら | トップページ | 【読】前川國男の仕事 »

2015年11月19日 (木)

【遊】前川國男邸を見にいく

近くの図書館の書棚でみつけた本。
読んでみたい本だったので、借りてきて読んでいる。

中田準一 『前川さん、すべて自邸でやってたんですね 前川國男のアイデンティティー』
 彰国社 2015/5/10発行 195ページ 1,900円(税別)

https://amzn.to/3NtV7h0

著者は、軽井沢の別荘に保管されていた旧前川國男邸の解体部材を、江戸東京建物園に移築・復元したときの担当者。
前川國男建築設計事務所に1965年から2013年にかけて勤務していた。

― e-honサイトより ―
[目次]
第1章 前川さんの家
 前川さんの家
 ケヤキ・北入り・アプローチ ほか
第2章 前川さんのお言葉
 建物が敷地を選ぶ
 ムーブマンがないね ほか
第3章 前川邸を探検しよう
 心を静める道程
 主人と使用人の部屋の設えは変わらない ほか
第4章 前川事務所の仕事のしかた
 設計は二者択一の繰返し
 建築という虚構を支える細部 ほか
折込み 前川國男作品系統図
[出版社商品紹介]
折々に前川が漏らした言葉の意味が、「旧前川邸」に凝縮されていた。社会のためによい建築をつくろうとするすべての人々に。

著者紹介中田 準一 (ナカタ ジュンイチ) 
 (公社)日本建築家協会名誉会員。1940年、東京に生まれる。1965年に横浜国立大学工学部建築学科卒業後、1965~2013年、(株)前川國男建築設計事務所勤務。職歴:(株)前川國男建築設計事務所取締役、建築家賠償責任保険審議委員会委員長、(公社)日本建築家協会副会長・災害対策委員会初代委員長、NPO耐震総合安全機構(JASO)初代理事長。現在:東京理科大学/大学院非常勤講師(1977年~)、(一社)災害総合支援機構機構長。


ちょうど、「江戸東京たてもの園友の会」の会員証期限が切れるので、その更新をかねて車で小金井公園・江戸東京たてもの園に行ってきた。

Tatemonoen_card

自宅から10キロほどのところにある。
時間に余裕があれば自転車で行くところだが、今日は車で。

江戸東京たてもの園
http://tatemonoen.jp/

小金井公園正面入口(駐車場入口横)には、毎年この時期、大輪の皇帝ダリヤが咲いている。
見あげるほどの高い位置に咲いていた。

201511190002201511190001

201511190004

ちょうど昼どきだったので、いつもの園内「武蔵野うどん 蔵」で、うどんを食べた。
鴨汁うどん。

201511190006

その後、西ゾーンの前川國男邸へ。
ずっと前に中に入ったきりで、内部を見学するのはひさしぶり。

いつもは南側から眺めて通り過ぎているが、これは北側・玄関口。
門柱がなく、低い塀の間を導かれるようにして玄関口に。
このあたりの配置も憎い。

201511190033

201511190032

上に紹介した中田さんの本で、この建築の見所をあらためて知った。

今日は、その確認もしたかった。

南側の大きな窓からの採光がみごと。

201511190014

下の写真に写っている食卓は、長方形ではなく、台形。
前川さんのこだわりだという。

201511190015

201511190020

ドアノブにも、こだわりが。

201511190026201511190027

北側のロフト風の中二階。
いつ見ても、いいなあと思う。

201511190022

201511190021

外観の細部も、ふだんなら見落しがちだった。

201511190034

なんといっても、前川國男邸の魅力は、南側から見た外観。
大きな欅の木(下の写真の右端)も、元建っていた敷地にあったのとほぼ同じ位置だということを、この本で知った。

201511190036

201511190037

平日でも、たてもの園内には人の姿が多い。

ボランティアによる園内案内を受ける人たちを見かけた。

201511190042

天気のいい日に、また行ってみよう。
私は友の会会員証があるので、入園料無料。


この本も、いい。

『新 江戸東京たてもの園物語』
 企画・編集 江戸東京たてもの園(東京都江戸東京博物館分館)
 株式会社スタジオジブリ
 発行 東京都江戸東京博物館

新しい本 第3頁 - スタジオジブリ出版部
http://www.ghibli.jp/shuppan/new/index_3.html

Tatemonoen_monogatari_2

| |

« 【楽】こんな風に過ぎて行くのなら | トップページ | 【読】前川國男の仕事 »

【遊】おでかけ日誌」カテゴリの記事

【読】読書日誌」カテゴリの記事

こんな本を読んだ」カテゴリの記事

江戸東京たてもの園」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 【楽】こんな風に過ぎて行くのなら | トップページ | 【読】前川國男の仕事 »