【演】芝居って、いいなあ ――「ジャズ大名」を観て
2023年12月23日(土)。
横浜の「KAAT 神奈川芸術劇場」で観た芝居(音楽劇)。
24日が千穐楽だったが、その一日前の昼の部(午後1時開演)。
神奈川芸術劇場プロデュース 『ジャズ大名』
KAAT 神奈川芸術劇場
原作:筒井康隆
上演台本:福原充則 山西竜矢
演出:福原充則 音楽:関島岳郎 振付:北尾亘
出演:千葉雄大 藤井隆
大鶴佐助 山根和馬 富田望生 大堀こういち
板橋駿谷 北尾亘 永島敬三 福原冠
今國雅彦 佐久間麻由
ダンテ・カーヴァー イサナ モーゼス夢 ほか
演奏:大熊ワタル(cl) 川口義之(sax) 辰巳充英(tp)
和田充弘(tb) 桜井芳樹(g) こぐれみわぞう(箏、チンドン)
関根真理(perc) 関島岳郎(tuba)
パーカッション演奏で、私の好きな関根真理さんが参加。
幕末のちいさな藩が舞台。
ちょんまげ姿のさむらいたちが、楽器を手に歌い踊る音楽劇。
バック(ステージ上部のひな壇に、プロの演奏家たちが控えて、重厚なジャズ的音楽でバックアップ。
時代的には、ディキシーランド・ジャズの黎明期か。
S席8800円という、私にとっては 高額な料金だったが、行ってよかった。
以下、チラシから。
<江戸末期、アメリカから漂着した黒人奴隷と出会った好奇心旺盛な藩主が、彼らの奏でる音楽の虜となり、場内でジャム・セッションを繰り広げる姿を描く奇想天外なコメディ。岡本喜八監督によるえいが(1986年)でも有名な本作ですが、今回は小説から新たに上演台本を書き起こし、物語の舞台を原作の九州の小藩から、実在した神奈川・小田原藩の支藩、萩野山中藩に置き換えたKAAT版オリジナル作品を創りあげます。>
原作(筒井康隆)は、芝居を観る前に読んでみたが、映画の方は観ていない。
幕末の小藩の、いかにもありそうな騒動で、ストーリー的にも面白かった。
なによりも、バックの演奏に支えられた役者陣のハチャメチャさが、たまらなく楽しい芝居だった。
演奏面では、パーカッションの関根真理さんがフル活躍。
いつもながら、かっこよかった(まさに”男前”の演奏スタイル)。
一夜あけた今日も、余韻を楽しんでいる。
ほんとうは、今日の千穐楽の舞台を観たかったな。
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