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2025年3月の4件の記事

2025年3月31日 (月)

【読】船戸与一さんの本を再読(しようかな?)

船戸与一さんが闘病の末に亡くなってから、もう10年になる(2015年4月22日没、71歳)。
あらためて亡くなった日を確認して気づいたが、私よりも若くして亡くなったのだった。
そして、今月22日が命日。

闘病生活を送っていたことを知っていたが、亡くなったことを知ったときはショックだった。

過去記事
【読】船戸与一さん逝く: やまおじさんの流されゆく日々
https://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2015/04/post-6f1b.html

上の過去記事に引用した毎日新聞記事は、もう見られないが、Wikipediaに引用されている各種新聞の死亡記事は、まだ見られるようだ。

Wikipedia 船戸与一
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%88%B9%E6%88%B8%E4%B8%8E%E4%B8%80

胸腺がんといえば、私の妻の甥っ子が、このがんで若くして亡くなっている。
手術が難しいがんだと聞いている。
私は、船戸さんは肺がんだったとばかり思いこんでいた。

船戸さんの業績が紹介されるときに必ず、直木賞受賞作『虹の谷の五月』が紹介されるのだが、私はそれほど傑作と思わない。
私にとっては、なんといっても『蝦夷地別件』と、大作『満州国演義』が船戸さんの最高傑作なのだ。
『満州国演義』は、船戸さんの最後の作品で、闘病生活を続けながら気力で書き上げたもの。

船戸さんの本をしばらく読んでいなかったが、最近、きっかけを忘れたが、船戸さんの処女作が『非合法員』だと知った。
私がはじめて読んだ船戸作品が何だったのか、もう憶えておらず、2006年から始めたこのブログ記事をたどってみてもわからなかった。当時は読書記録も残さなかったし。

前置きが長くなった。
たぶん私がきちんと読んでこなかったと思われる、船戸さんの初期作品を読み直そうと思っている。

まずは、今も文庫が発売されている『非合法員』小学館文庫 (2015/1/10) 483ページ を入手。
読み始めたところだ。
処女作のせいか、船戸さんの文章が拙い気がする(読みにくいのだ)。
数ページで投げ出してしまおうかと思うほど。
ところが、物語が動き始めると、私が馴染んできた「船戸節」と呼んでいい、独特の世界が拡がってきそうな予感が。
がんばって読んでみます。

https://amzn.to/43swASB

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2025年3月27日 (木)

【雑】免許証更新講習(高齢者講習)

もう、そんな年齢になったんだなあ。

今年、免許証の更新なのだが、70歳をとうに超えてしまっているので、講習を受けることになった。
「高齢者」という言葉がいやだが、しょうがない。

高齢者講習」2時間というのを、今日の午前中、立川の自動車教習所で受けてきた。

目の検査と実車講習(指導?)、あとはビデオと教官のお話。
実車講習では、教官同乗で教習所内のコースを走るだけなので、どうということはなかった。
(一時停止箇所で、ブレーキをしっかり踏んで停止しなかったので、注意されたが)

目の検査が、なかなか面白かった。
測定装置は、こう言っちゃなんだが、ちゃちなもの。

検査項目は4種類。

静止視力検査(めがねが邪魔で、あまりよく見えなかった)
動体視力検査(静止視力検査と同じ機器で、遠くから迫ってくるマークを判定する)
視野角度(眼科医でする視野検査とは全くちがって、左右に動くマークをどこまで認識できるかを測定する)
※この視野角度の検査機器が、笑ってしまうほど簡単なものだった。
夜間視力(まぶしい光を見せられた後、動体視力検査と同じように、遠くから迫ってくるマークを判別する)

※「マーク」と書いたが、これは視力検査でよく使う、丸いワッカの上下左右、どこが空いているかを答えるもの。正式名称は「ランドルト環」という(今、ネットで調べて知った)。そういえば、今日の教官も「ランドルト環」と口にしていたっけ。

それでもって、私の検査結果はこれ。
教習所名と個人情報は隠している(笑)。

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視力が落ちていることを感じるが、免許証更新時の測定で、矯正視力が0.3以上あればOKらしい。
夜間視力が危ないようだ。夜間の運転は気をつけよう。

3年後に、同じような講習を受けなければいけない。
その3年後は「後期高齢者」になっているので、認知症検査も控えている。
認知症検査で思わしくない結果がでると、医師の診断を受けなければいけないらしい。
いろいろ面倒だなあ。

それと、今日知ったのだが、更新後3年以内に特定の違反(信号無視=2点もこれにあたる)をすると、また別の「運転技能検査」を受けなければいけないらしい。これは、合格するまで何度でも受けられるが、免許証更新期間内に合格しないとアウトということだ。今日もらった冊子に書かれていたし、講習を受けた部屋にも掲示されていた。
まあ、違反をしないように安全運転を心がけたい。なんちゃって、優等生の答えです。

※信号無視といっても、赤信号点滅でしっかり一時停止しないのも該当する。・・・これには苦い思い出が(謎)。

そうそう、今日の講習料は8,000円也。

 

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2025年3月11日 (火)

【雑】何度目かの本の整理

本が溜まる一方。
とうとう、本棚に入りきらないほどになった。

所属団体(小平図書館友の会)のチャリティ古本市が近づいてきたこともあり、この機会に自分の本を整理することにした。

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古書店に持っていってもらう(買い取ってもらう)本、古本市に寄付する本……本棚から迷いながら選び出してみた。

いつもそうだが、手放しがたい本ばかりで、迷ってしまう。

その結果、古書店行きの本が、段ボール箱5箱になった。
今日、その本を、懇意にしている古書店主に出張買取にきてもらった。
八王子にある良心的な古書店(名前は伏す)。
お店にも何度か行ったことがある。
出張買取をお願いしたのは、これが三度目。

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※箱の上にある古本市のチラシは、今日いらっしゃる古書店主に渡したもの。
A6版サイズ(はがきサイズ)のチラシを、お店に置いてくださることになった。

数日前(3/1・3/2)、整理がひと通り終わったときの本棚が下の写真。
写真を撮った後、若干、本の入れ替え・並べ替えをしたので、ちょっと古い状態だが。

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ほとんどの棚が、前後二列になっていて、奥の列の本がほとんど見えない。
いつか一列にして、すっきりさせたいのだが……。

手放しがたい文庫・新書をなんとかしなくては。

そういえば、このブログを見返していて思い出した本がある。
岡崎武志さんの『蔵書の苦しみ』(光文社新書、その後、知恵の森文庫)。

https://amzn.to/4iEE6xV
https://amzn.to/3R3lDPK

12年ほど前にも、こんなことを書いていた。

【読】蔵書の苦しみ?: やまおじさんの流されゆく日々
https://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2013/08/post-2f8c.html

この本のコメント(下記)が、身に染みる。
本の「新陳代謝」「蔵書は賢明で健全でなければ」「鮮度を失った本は、一度手放せばいい」……等々。

出版社からのコメント
<本は売るべきなのである。スペースやお金の問題だけではない。その時点で、自分に何が必要か、どうしても必要な本かどうかを見極め、新陳代謝をはかる。それが自分を賢くする。蔵書は賢明で健全でなければならない。初版本や美術書など、コレクションとしていいものだけを集め、蔵書を純化させていくやり方もあるだろうが、ほとんどの場合、溜まり過ぎた本は、増えたことで知的生産としての流通が滞り、人間の体で言えば、血の巡りが悪くなる。血液サラサラにするためにも、自分のその時点での鮮度を失った本は、一度手放せばいい。
――と、悟ったようなことを言えるようになったのは、じつは、2011年秋に、身を削るような蔵書の処分をしたからだ。>

光文社新書版が手元にあるので(岡崎さんの本は、さすがに、すべて手放さずにいる)、読み返してみようかな。

大量の蔵書のために、地下室付きの一軒家を買い入れたという岡崎さんの足元にはとうてい及ばないが、わたしも「蔵書の苦しみ」に悩み続けている。

 

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2025年3月 1日 (土)

【読】2025年2月に読んだ本(読書メーター)

以前から気になっていた三五館シンシャの「〇〇日記」シリーズを、立て続けに読んだ(まだ読んでいる)。
森永卓郎さんの 『ザイム真理教』他の出版社だ。
ちいさな出版社らしいが、意欲的な本を出していて、好感が持てる。

Amazon 三五館シンシャ
https://amzn.to/3XnxHz6

このシリーズのカバー挿画と本文のイラストは、すべて伊波次郎さん。
ずっと前、購読紙(東京新聞」の連載小説「かたばみ」(木内昇)のイラストが、この人だった。

第10回 山中賞受賞!木内昇『かたばみ』 血の繫がらない親子を描く、笑いと涙のホームドラマ | 株式会社KADOKAWAのプレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000014045.000007006.html

2月の読書メーター
読んだ本の数:7
読んだページ数:1452
ナイス数:158

タクシードライバーぐるぐる日記――朝7時から都内を周回中、営収5万円まで帰庫できませんタクシードライバーぐるぐる日記――朝7時から都内を周回中、営収5万円まで帰庫できません感想
この出版社の「〇〇日記」シリーズが、以前から気になっていた。トラックドライバーなど物流業界の窮状を扱った岩波新書『物流危機は終わらない』を流し読みして、同じドライバー経験者のこの本を読んでみようと思った(トラックドライバーの本は見当たらなかった)。著者の人柄が感じられる好著。現役時代の体験を、よくぞここまで覚えていたものだと感心する。読みやすさは編集者の手腕によるところも大きいのではないか。現役時代のさまざまなエピソードが面白いが、お母様の最後や退職後のつつましい年金生活の話が、ジーンと来る。
読了日:02月06日 著者:内田正治

バスドライバーのろのろ日記――本日で12連勤、深夜0時まで時間厳守で運転します (日記シリーズ)バスドライバーのろのろ日記――本日で12連勤、深夜0時まで時間厳守で運転します (日記シリーズ)感想
タクシードライバーの次はバスドライバーの日記。47歳のときに高校教師からバスドライバーに転身。あこがれの職業だったという。タクシー同様、お客を乗せて運転するのは大変。そうとう変わった乗客がいる。バス会社の規則も厳しい。会社内の人間関係の難しさは、一般の会社と同様。結局、著者は運行上のミスが重なって59歳で退職。あたらしい職探しの苦労もよくわかる。ヘンな乗客が多いなかで、「歌謡コンサート」の章(P.169)のエピソードに救われる思いがした。この出版社の「〇〇日記」シリーズは面白く、他の本も読んでみたい。
読了日:02月10日 著者:須畑 寅夫

非正規介護職員ヨボヨボ日記――当年60歳、排泄も入浴もお世話させていただきます非正規介護職員ヨボヨボ日記――当年60歳、排泄も入浴もお世話させていただきます感想
〇〇日記シリーズ3冊目。著者はさまざまな職業を経験後、職探しでハローワークの相談員から「このご時世、あなたの年齢で勤められるのは介護職ぐらいでしょうね」と言われ、56歳の時、日給月給の非正規介護職員になったという。入居者10名ほどの小規模施設だが、入居者はそれぞれ個性的。というか、老化とボケの人ばかり。将来、自分は介護施設に入るようにはなりたくないと思ったが、今どき自宅で最期を迎えられる人は幸せなのかも。入居者のあれこれを面白おかしく綴っているが、入居者への愛と敬意も感じられて、いやな感じはしない。好著。
読了日:02月12日 著者:真山 剛

交通誘導員ヨレヨレ日記――当年73歳、本日も炎天下、朝っぱらから現場に立ちます交通誘導員ヨレヨレ日記――当年73歳、本日も炎天下、朝っぱらから現場に立ちます感想
著者は1949年生まれ。この本が出版されたのが2019年なので、70歳近い年齢で交通誘導員(警備員)の仕事を続けている。本業は出版編集・ライターだが、事情があっての「ダブルワーカー」らしい。著者自身あとがきに書いているように、この本に「感動的な話・ほのぼのとした話」はない。それでも、道路などで見かける警備員の仕事がよくわかり、興味深かった。交通誘導も神経を使うたいへんな仕事だが、人間関係の苦労の多いこともよくわかった。著者より少しだけ年少の私だが、この仕事が務まるかといえば、ムリムリ。
読了日:02月15日 著者:柏耕一

マンション管理員オロオロ日記――当年72歳、夫婦で住み込み、24時間苦情承りますマンション管理員オロオロ日記――当年72歳、夫婦で住み込み、24時間苦情承ります感想
このシリーズ5冊目。読みやすく面白い本だった。著者は、事業が立ち行かなくなって、夫婦で住み込みのマンション管理員に転身。京都に住んでいたとき阪神淡路大震災に遭遇。著者の仕事(前職)の広告業界も、この震災を契機に大きな影響を受けたという。マンション管理員の仕事は、さまざまな(驚くほど非常識な)住人への対応と、管理会社(管理員の雇用主)との対応で明け暮れる、波乱万丈の毎日。これまで読んだこのシリーズに共通する感想は、世の中ラクな仕事はないなあ、と。それでも、どの本も暗さを感じないところが、いい。まだまだ読む。
読了日:02月17日 著者:南野 苑生

コンビニオーナーぎりぎり日記 (汗と涙のドキュメント日記シリーズ)コンビニオーナーぎりぎり日記 (汗と涙のドキュメント日記シリーズ)感想
コンビニオーナー(夫妻)の女性の日記。日頃お世話になっているコンビニの裏側、オーナーの苦労がよくわかる興味深い本。この出版社の日記シリーズの中でも群を抜いて面白かった。「ファミリーハート」という仮名(バレバレ)がおかしい。著者名も仮名らしいが、ここまであけすけに書いて大丈夫? という心配も。本部との軋轢、とんでもない客の対応(クレーマー、カスハラ)、アルバイト店員の手配、24時間休む間もないオーナーとしての仕事のたいへんさ。コンビニオーナーに転身した事情にも同情。さまざまなエピソードがとても面白い。
読了日:02月19日 著者:仁科 充乃

派遣添乗員ヘトヘト日記――当年66歳、本日も“日雇い派遣"で旅に出ます派遣添乗員ヘトヘト日記――当年66歳、本日も“日雇い派遣"で旅に出ます感想
添乗員の仕事もたいへんだ。これまで読んだ「〇〇日記」シリーズの著者たちに共通しているのは、中高年になってからやむなく転職し、過酷な労働条件と難しい人間関係の仕事に身を置いている。この著者も本業を持ちながら、派遣添乗員に。添乗員もバスガイドも、そのほとんどが派遣職ということを、はじめて知った。さまざまな困ったツアー客のことは、ツアーに参加した経験から想像できるが、その事例には驚いた。本書の最後に出版社(三五館シンシャ)のことが書かれている。「〇〇日記」シリーズは大当たりで、新刊は図書館でも予約待ちの行列。
読了日:02月23日 著者:梅村達

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