【読】2025年5月に読んだ本(読書メーター)
5月も、3冊しか読めなかった。
中山茂大さんの本が面白かった。
5月の読書メーター
読んだ本の数:3
読んだページ数:740
ナイス数:60
世界史を変えた新素材 (新潮選書)の感想
人類がこれまで発見したり作りだしたりしてきた「素材=材料」(物質のうち人間の生活に直接役立つもの)を、12項目にわたって紹介している。金や鉄と言った素朴なものからシリコンにいたるまで、人類の歴史を眺めるようで面白かった。身の回りにあふれているプラスチックは純然たる人口材料であるため、天然材料と異なり、細菌や酵素の作用によって分解され、完全に自然に還ることがない――あらためて言うことでもないが、便利さを追い求めてきた人類が手にした魔物かもしれない。プラスチック製品のない生活には、もう戻れない。どうする?
読了日:05月10日 著者:佐藤 健太郎
旅人思考でイスラムと世界を知る本の感想
この本を知ったきっかけを忘れてしまったが、じつに面白い「大当たり」の一冊だった。ネットで著者略歴を調べてみると「1969年、北海道深川市生まれ。ノンフィクション作家。人力社代表。日本文藝家協会会員。上智大学在学中、探検部に所属し世界各地を放浪。出版社勤務を経て独立。」とある。同郷であることと探検部にいたことで親しみを増した。世界中を歩きながら感じ考えた紀行文で、北海道新聞に連載されたものがベース。アラビア語で謡われるコーランの旋律がじつに美しい、というくだりが印象に残った。2015年刊行。内容は古くない。
読了日:05月21日 著者:中山 茂大
アジア、イスラムの「お金がなくても人生を楽しむ」方法 ハビビな人々の感想
先に読んだ『旅人思考でイスラムと世界を知る本』(2015年刊)の方が面白かった。どちらも北海道新聞に連載した「ハビビな人々 ロバ山中のビンボー愉快紀行」を下地にしているという。インドから中近東にかけての1年8か月の旅(どうやら配偶者同行)で感じたことを、エピソードを連ねる形で本にしているため、いわゆる紀行文とは趣がちがう。少しずつ時間をかけて読まざるをえない読書環境だったため、読後の印象は薄い。キーワードは、ハビビとラーハ。著者が旅した世界に比べると日本がどれほど特殊なのかが強調されているが、なるほど。
読了日:05月29日 著者:中山 茂大
読書メーター
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