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2025年12月の3件の記事

2025年12月30日 (火)

【読】2025年に読んだ本(メモ)

今年2025年、あまり本を読めなかった。
年間57冊は、さびしい。

11月頃から、船戸与一さんの古い小説を読み続けている。
初読が多い。
「落ち穂拾い」と称している。

あとは、村上春樹の再読と初読。

三五館シンシャの「〇〇日記」シリーズも、夢中になって読んでいた。

【1月】
●2024/12/25~1/2 中村安希 『もてなしとごちそう』 大和書房 (2020/10/5) 255ページ
●1/2~1/13 角幡唯介 『地図なき山 日高山脈49日漂泊行』 新潮社 (2024/11/20) 281ページ
●1/15~1/31 中村安希 『愛と憎しみの豚』 集英社 (2013/1/30) 332ページ
【2月】
●2/5~2/6 内田正治 『タクシードライバーぐるぐる日記』 三五館シンシャ (2021/10/1) 204ページ
●2/8~2/10 須畑寅夫 『バスドライバーのろのろ日記』 三五館シンシャ (2023/6/1) 203ページ
●2/11~2/12 真山剛 『非正規介護職人ヨボヨボ日記』 三五館シンシャ (2021/5/10) 204ページ
●2/13~2/15 柏耕一 『交通誘導員ヨレヨレ日記』 三五シンシャ (2019/7/26) 207ページ
●2/15~2/16 南野苑生(みなみの・そのお) 『マンション管理人オロオロ日記』 三五館シンシャ (2020/10/1) 203ページ
●2/17~2/19 仁科充乃(にしな・よしの) 『コンビニオーナーぎりぎり日記』 三五館シンシャ (2023/8/20) 204ページ
●2/19~2/23 梅村達 『派遣添乗員ヘトヘト日記』 三五館シンシャ (2020/3/1) 203ページ
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【3月】
●2/25~3/4 松本孝夫 『障害者支援員もやもや日記』 三五館シンシャ (2023/2/1) 204ページ
●3/5~3/8 安沼保夫 『警察官のこのこ日記』 三五館シンシャ (2025/2/1) 204ページ
●3/10~3/24 佐東しお 『介護ヘルパーごたごた日記』 三五館シンシャ (2024/9/1) 204ページ
●3/27~3/28 勢古浩爾 『77歳、喜寿のリアルーーやっぱり昔はよかった!?』 草思社 (2025/2/28) 174ページ
【4月】
●3/25~4/18 船戸与一 『非合法員』 小学館文庫 (2015/1/10) 483ページ
●4/19~4/22 内田樹 『沈む祖国を救うには』 マガジンハウス新書027 (2025/3/27) 227ページ
【5月】
●4/29~5/10 佐藤健太郎 『世界史を変えた新素材』 新潮選書 (2018/10/25) 230ページ
●5/11~5/21 中山茂大(なかやま・しげお) 『旅人思考でイスラム世界を知る本ーームスリムを理解するキーワード「ハビビ」』 言視舎 (2015/5/31)263ページ
●5/21~5/29 中山茂大 『ハビビな人々』 文藝春秋 (2010/2/10) 245ページ
【6月】
●5/29~6/8 片倉もとこ 『イスラームの日常世界』 岩波新書154 (1991/1/21) 227ページ
●6/9~6/29 大島直政 『イスラムからの発想』 講談社現代新書629 (1981/9/20) 196ページ
【7月】
●7/10~7/11 内田樹 『どうしたらいいかわからない時代に 僕が中高生に言いたいこと』 草思社 (2025/5/1) 94ページ
●7/10~7/29 池澤夏樹 『一九四五年に生まれてーー池澤夏樹 語る自伝』 岩波書店 (2025/7/3) 310ページ
【8月】
●8/2~8/4 村上春樹 『ねじまき鳥クロニクル 第1部 泥棒かささぎ編』 新潮文庫 (1997/10/1) 312ページ ※再読(初読2016/6)
●8/4~8/5 村上春樹 『ねじまき鳥クロニクル 第2部 予言する鳥編』 新潮文庫 (1997/10/1) 429ページ ※再読(初読2016/6)
●8/6~8/9 村上春樹 『ねじまき鳥クロニクル 第3部 鳥刺し男編』 新潮文庫 (1997/10/1) 600ページ ※再読(初読2016/6)
●8/2~8/9 沼野充義 『100分de名著 村上春樹 ねじまき鳥クロニクル』 NHKテキスト (2025/4/1) 123ページ
●8/26~8/29 インタビュー構成 稲熊均・嶋田昭浩 『昭和20年生まれからキミたちへ』 世界書院 (2025/8/5) 136ページ
【9月】
●8/23~9/19 村上春樹 『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(上)』 新潮文庫 (2010/4/10) 471ページ
●9/20~9/23 村上春樹 『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(下)』 新潮文庫 (2010/4/10) 410ページ
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●9/23~9/24 村上春樹 『中国行きのスロウ・ボート』 中公文庫 (1986/1/10-2013/4/5 改版25刷) 288ページ
●9/24~9/25 村上春樹 『パン屋再襲撃』 文春文庫 (2011/3/10-2012/7/10 新装版第2刷) 234ページ
【10月】
●10/15~10/16 保坂正康 『平成の天皇皇后両陛下大いに語る』 文藝春秋 (2024/11/10) 181ページ
●9/26~10/16 村上春樹 『レキシントンの幽霊』 文春文庫 (1999/10/10/-2018/5/5 第32刷) 213ページ
●10/8~10/22 辻󠄀田(辻田)真佐憲 『「あの戦争」は何だったのか』 講談社現代新書2780 (2025/7/20-2025/9/19第五刷) 286ページ
●10/29~10/30 村上春樹 『TVピープル』 文春文庫 (1993/5/8) 210ページ
【11月】
●10/24~11/2 辻󠄀田(辻田)真佐憲 『ルポ 国威発揚 「再プロパガンダ化」する世界を歩く』 中央公論新社 (2024/12/10) 392ページ
●11/1~11/4 加藤典洋 『村上春樹は、むずかしい』 岩波新書1575 (2015/12/18) 259ページ
●11/7~11/8 辻󠄀田(辻田)真佐憲 『「戦前」の正体 愛国と神話の日本近現代史』 講談社現代新書2705 (2023/5/20) 298ページ
●11/8~11/12 辻󠄀田(辻田)真佐憲 『天皇のお言葉 明治・大正・昭和・平成』 幻冬舎新書547 (2019/3/30) 377ページ
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●11/13~11/17 真藤順丈 『宝島 上』 講談社文庫 (2021/7/15) 448ページ
●11/17~11/18 真藤順丈 『宝島 下』 講談社文庫 (2021/7/15) 256ページ
●11/18~11/24 船戸与一 『山猫の夏』 講談社文庫 (1995/11/15) 726ページ
●11/24~11/27 船戸与一 『神話の果て』 講談社文庫 (1995/11/15 新装版) 538ページ
●11/27~11/30 船戸与一『伝説なき地 上』 双葉文庫 (2003/06/20) 587ページ
【12月】
●11/30~12/2 船戸与一『伝説なき地 下』 双葉文庫 (2003/06/20) 519ページ
●12/2~12/4 小松由佳 『シリアの家族』 集英社 (2025/11/30) 316ページ
●12/5~12/7 松竹伸幸 『<全条項分析>日米地位協定の真実』 集英社新書1055A (2021/2/22) 269ページ
●12/9~12/12 高野秀行 『酒を主食とする人々 エチオピアの科学的秘境を旅する』 本の雑誌社 (2025/1/23) 275ページ
●12/12~12/12 高野秀行 『世界のシワに夢を見ろ!』 小学館文庫 (2009/1/13) 237ページ
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●12/13~12/15 吉田敏浩 『横田空域 日米合同委員会でつくられた空の壁』 角川新書 (2019/2/10) 285ページ
●12/16~12/17 船戸与一 『カルナヴァル戦記』 講談社文庫(新装版) (2016/11/15) 423ページ
●12/18~12/20 船戸与一 『緑の底の底』 徳間文庫 (2000/7/15) 566ページ
●12/21~12/22 船戸与一 『黄色い蜃気楼』 双葉文庫 (1995/9/15) 611ページ
●12/23~12/24 船戸与一 『祖国よ友よ』 徳間文庫 (1992/10/15) 313ページ
●12/24~12/27 船戸与一 『群狼の島』 徳間文庫 (1992/4/15) 375ページ
●12/27~12/30 船戸与一 『夜のオデッセイア』 徳間文庫 (1985/4/15) 376ページ ※解説:平岡正明
 12/30~ 船戸与一 『蛮賊ども』 角川文庫 (1987/11/25) 333ページ

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【雑】2025年を振り返る

今年2025年も、残すところあと1日。
昨年はさぼってしまったのだが、1年の振り返りをしてみたい。
おもに、音楽ライブやトークイベントへの参加記録。
手帳の記録が頼りだ。

2025年1月

■1月7日(火) 武蔵野プレイス 「地球永住計画」
 服部文祥さんと角幡唯介さん トークイベント

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■1月17日(金) 千歳烏山 「TUBO」
 MOTEL(須藤もん&対馬照)他 ライブ

■1月18日(土) 狛江 「泉の森会館」
 落語会(高山正樹さん主催)
 「狛江寄席」

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2025年2月

■2月9日(土) 犬山 「珈琲ふう」
 ニシカワ meets フォーク ライブ

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■2月13日(水) 新宿 「シアタートップス」
 劇団椿組公演
「キネマの大地 ~さよならなんて 僕は言わない~」

■2月16日(日) 四ツ谷 「Socket」
 小松由佳さん 報告会(トークイベント)

■2月27日(木) 武蔵野プレイス 「地球永住計画」
 小松由佳さん トークイベント

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2025年3月

■3月20日(木)~23日(日)
 小平図書館友の会 チャリティ古本市

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■3月27日(木)
 自動車免許 高齢者講習受講

■3月29日(土) 千歳烏山 「TUBO」
 西川郷子・よねやまたかこ ライブ

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2025年4月

■4月4日(金) 祐天寺 「FJ's」
 白崎映美(上風 しゃんぷう) ライブ
 白崎映美・西川郷子・猪野陽子

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■4月19日(土) 五反田
 中学時代の同級生2名に会う

■4月27日(日) 元住吉 「キルクス」
 ニシカワ meets フォーク ライブ

2025年5月

■5月16日(金) 武蔵野プレイス 「地球永住計画」
 小松由佳さん他2名 トークイベント

■5月31日(土) 国分寺 「giee」
 MOTEL & スーマー ライブ

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2025年6月

■6月7日(土) 小平市中央図書館 視聴覚室
 小平図書館友の会主催講演会 「宇宙の天気とその周辺」
 情報通信研究機構(NICT) 齊藤慎司さん

■6月8日(日) 目白 「自由学園 明日館」
 上風(しゃんぷう) ライブ
 白崎映美・西川郷子・猪野陽子

■6月23日(月)~25日(水)
 検査入院

2025年7月

■7月18日(金) 柏 「Studio WUU」
 上風(しゃんぷう) ライブ
 白崎映美・西川郷子・猪野陽子
 ゲスト:渡野辺マント

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2025年9月

■9月1日(月)~13日(土)
 入院・手術

■9月26日(金)~30日(火) 北海道(小樽)旅行

■9月28日(日) 小樽 「GOLD STONE」
 山崎ハコさん ライブ
 ゲスト」原田喧太さん

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2025年11月

■11月15日(土) 高円寺 「JIROKICHI」
 上風 ライブ

2025年12月

■12月6日(土) 西新宿 「OM SYSTEM GALERRY」
 宇井眞紀子さん 写真展 (ギャラリートーク)

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■12月7日(日) 高円寺 「稲生座」
 MOTEL他 ライブ

■12月8日(月) 武蔵野プレイス 「地球永住計画」
 吉田敏浩さん トークイベント

■12月20日(土) 早稲田大学 「ワセダギャラリー」
 小松由佳さん 写真展
 トークイベント (ゲスト:安田純平さん)

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■12月21日(日) 鷹の台 「アドバルーン商会」
 岡崎武志さん トークイベント

■12月25日(木) 高円寺 「JIROKICHI」
 木村充揮さん ライブ
 ゲスト:山崎ハコさん

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2025年12月 1日 (月)

【読】2025年11月に読んだ本(読書メーター)

なかなか本を読めない日々が続いていたが、11月になってようやく、本を読むクセが戻ってきた。

11月の読書メーター
読んだ本の数:9
読んだページ数:3924
ナイス数:122

ルポ 国威発揚-「再プロパガンダ化」する世界を歩く (単行本)ルポ 国威発揚-「再プロパガンダ化」する世界を歩く (単行本)感想
少し前に読んだ、この著者の新刊『「あの戦争」は何だったのか』(講談社現代新書/2025年7月)に導かれて読んでみた。「国威発揚」<ナショナリズムが再評価され、力を増している文脈において、政治と文化が複雑に絡み合って生じる現象全般を指す(巻末「総論」)>を考えるために著者がとった方法<国内外約35か所を巡っての取材>がユニーク。「安部神像神社」(第三章)を始め、おったまげるような施設や像、記念碑が紹介されていて、興味深い。「上からの統制」を支える「下からの参加」という指摘には、なるほどと思う。読み応えあり。
読了日:11月02日 著者:辻田 真佐憲

村上春樹は、むずかしい (岩波新書)村上春樹は、むずかしい (岩波新書)感想
再読(のはず)。『村上春樹は、むずかしい』は、むずかしい――というのが感想。著者の論の半分も理解できず。この新書が出てすぐの頃、参加した読書会でとりあげられた。その時の参加者の一人が、上の感想を述べたのだった。一度読んでいるはずなのに、内容は新鮮だった。というのも、その後、本書で論じられている村上作品をほとんど読んだせいか、取りあげられている作品に馴染みがあったから(といっても、それらの作品の内容の記憶は、すでにおぼろ)。『神の子どもたちはみな踊る』と『海辺のカフカ』だけは、もう一度読んでみたい気もする。
読了日:11月04日 著者:加藤 典洋

「戦前」の正体 愛国と神話の日本近現代史 (講談社現代新書 2705)「戦前」の正体 愛国と神話の日本近現代史 (講談社現代新書 2705)感想
最近、この人の著作にハマり、この新書も読んでみた。じつに面白い。帯にあるキャッチ「右派は誇り、左派は恐れる 戦前日本の本当の姿とは?」のとおり、たくさんの例証をあげながら「戦前」の「正体」をていねいに論じており、読んでいて発見が多かった。「大日本帝国は、神話に基礎づけられ、神話に活力を与えられた神話国家だった」(はじめに)。そういえば、この著者の『日本の軍歌』(幻冬舎新書)を読んだことがあった。『天皇のお言葉』(幻冬舎新書/2019年)も読んでみよう。難解そうな『日本書紀』にもチャレンジしようか。
読了日:11月08日 著者:辻田 真佐憲

天皇のお言葉 明治・大正・昭和・平成 (幻冬舎新書)天皇のお言葉 明治・大正・昭和・平成 (幻冬舎新書)感想
明治・大正・昭和・平成の天皇が発した公的・私的な「お言葉」から、それぞれの姿を浮き彫りにしている。なかなかの力作。明治天皇が出身地の京言葉で話したという、そのくだけた口調が微笑ましい。昭和天皇が「現憲法の施行後も君主として振舞おうとしていた」との指摘は鋭い。沖縄に関して「米国に『長期貸与』すべしという」発言も(非公式に)あったし。本書は「平成天皇」の譲位が決まり「令和」になる直前(2019年3月)に刊行されている(この年5月から「令和」)。2016年8月の平成天皇「ビデオメッセージ」の分析も興味深い。
読了日:11月12日 著者:辻田 真佐憲

宝島(上) (講談社文庫 し 106-2)宝島(上) (講談社文庫 し 106-2)感想
6年ぶりの再読。第二部後半から、がぜん面白くなってきた。が、冒頭からしばらくのあいだ、読みにくさを感じてしょうがなかった(これほどまどろっこしい文章だったっけ?)。ウチナーグチのルビも邪魔な気がした。第二部最後、ヤマコとおばあたちの会話こそ、ウチナーグチにすべきではなかったか? それでも骨太なストーリーにぐいぐいと引き込んでいくのは、さすが。キャラウェイ暗殺未遂事件などは、本当にあったことかと思ったほど。初読の記憶がほとんどないのだが、この先(下巻・第三部)の展開が楽しみ。オンちゃん、生きていてほしい…。
読了日:11月17日 著者:真藤 順丈

宝島(下) (講談社文庫 し 106-3)宝島(下) (講談社文庫 し 106-3)感想
壮大な物語がみごとに閉じる。オンちゃんの失踪の謎が、きれいに解ける結末も、さすが。この作品が第160回直木賞を受賞したときの選評(ほぼ満票だったらしい)を見ても、選者たちが寄せた高評価がうかがい知れる。
https://prizesworld.com/naoki/senpyo/senpyo160.htm
ただ、6年前の初読のときのあの興奮は蘇らなかった。
読了日:11月18日 著者:真藤 順丈

山猫の夏 新装版 (講談社文庫 ふ 30-8)山猫の夏 新装版 (講談社文庫 ふ 30-8)感想
熱愛する作家・船戸与一の初期長編。数か月前、船戸さんの処女作『非合法員』を読み、この「南米三部作」第一作が読みたくなったところで数か月が過ぎた。いちど読んでいるのかどうか憶えていないが、新鮮だった。文庫で700ページを超える大作。プロットが絶妙で、最後まで目が離せない。「山猫」と呼ばれるじつに魅力的な主人公に引きずられ、ブラジルの架空の町「エクルウ」での抗争に巻き込まれる語り手の「おれ」。文体もいい。次に「三部作」第二作『神話の果て』、第三作『伝説なき地』(いずれも再読かどうか不明)に続けたい。
読了日:11月24日 著者:船戸 与一

神話の果て 新装版 (講談社文庫 ふ 30-9)神話の果て 新装版 (講談社文庫 ふ 30-9)感想
船戸さんの初期長編。「南米三部作」第二作。憶えていないが、初読かも。これも、よくできた小説で面白かった。南米ペルーが舞台。登場人物一覧が付いていないため、人名がなかなか頭に入ってこなかったが、簡単な地図が付いているのはありがたい。調子に乗って、第三作『伝説なき地』(上下巻の大作)も読んでみよう。
読了日:11月27日 著者:船戸 与一

 

日本推理作家協会賞受賞作全集 58 (双葉文庫 ふ 7-2)日本推理作家協会賞受賞作全集 58 (双葉文庫 ふ 7-2)感想
『山猫の夏』『神話の果て』に続く「南米三部作」第3作。長らく書棚に眠っていたが、既読かどうかは不明(たぶん読まずに置いてあった)。文庫上下2巻、1100ページにも及ぶ大作。多彩な登場人物たちの動きが、この上巻最後で繋がる予感。ここまでの伏線がみごと。登場人物たちが、みな生き生きしていて、その描写も秀逸。簡単な地図はあるものの、登場人物一覧があると、もっとよかったのだが。
読了日:11月30日 著者:船戸 与一

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