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2026年3月の3件の記事

2026年3月26日 (木)

【雑】【読】小松由佳さんと角幡唯介さんの対談

懇意にしていただいている、ドキュメンタリー・フォトグラファー 小松由佳さんからのお知らせで知った。

なんと、私が長年愛読している角幡唯介さんとの対談。

『シリアの家族』刊行記念 小松由佳×角幡雄介対談
内なる故郷・原風景を求めて

(WEB-MAGAZINE 集英社 学芸の森)

https://gakugei.shueisha.co.jp/mori/interview/komatsukakuhata/index.html

おふたりの人柄が伝わってくる、心温まる対談だ。

今日は、いいお話を読んだ。

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―上記サイトより―

プロフィール
小松由佳(こまつ・ゆか)
ドキュメンタリー写真家。1982年、秋田県生まれ。2006年、世界第2位の高峰K2(8611m/パキスタン)に日本人女性として初めて登頂し、植村直己冒険賞を受賞。風土に根ざした人間の営みに惹かれ、草原や沙漠を旅しながら写真家を志す。12年からシリア内戦・難民を取材。著書に『人間の土地へ』(20年/集英社インターナショナル)など。25年『シリアの家族』(集英社)で第23回開高健ノンフィクション賞を受賞。日本写真家協会会員。

プロフィール
角幡唯介(かくはた・ゆうすけ)
1976年、北海道生まれ。探検家・作家。『空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む』で、第8回開高健ノンフィクション賞受賞。『雪男は向こうからやってきた』で第31回新田次郎文学賞、『アグルーカの行方 129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極』で第35回講談社ノンフィクション賞、『探検家の日々本本』で第69回毎日出版文化賞書評賞、『極夜行』で第1回ヤフーニュース本屋大賞ノンフィクション本大賞、第45回大佛次郎賞を受賞。現在はグリーンランド最北の村シオラパルクで15頭の犬を飼い、毎年犬橇狩猟漂泊を継続中。

【追記】

そういえば、つい最近、こんな本を図書館でみつけて借りてきた。

奥野武範(取材・構成・文)
『挑む人たち。』 リトルモア 2024.6.6 421ページ

https://amzn.asia/d/0gVjhQ1I

(Amazonより)

未知の領域に踏み出す11人の言葉。
 
探検家、クライマー、葦船航海士、ノンフィクション作家……
それぞれのフィールドで重ねてきた唯一無二の功績と、コロナ禍、そして今目指すもの。
その声を集めた貴重なインタビューの数々。
 
「ほぼ日」で大反響をよんだ連載に後日談やスペシャル対談、ブックガイドが加わりボリュームアップ!
 
- - -
 
・角幡唯介 「極夜は明けて。」
(極地探検家・作家/『極夜行』『書くことの不純』『探検家の事情』『裸の大地』シリーズほか)
 
・平山ユージ 「岩場で学び続ける人。」
(フリークライマー/世界大会で2度も優勝した「世界のヒラヤマ」)
 
・倉岡裕之 「最強の山岳ガイドは九度エベレストに登った。」
(山岳ガイド/エベレスト登頂日本人最多記録)
 
・前田泰治郎 「もうひとりの冒険者。」
(映像カメラマン/三浦雄一郎、関野吉晴、星野道夫ほか名だたる登山家に帯同)
**特別インタビュー「関野吉晴さんに聞く、前田さんのこと」
 
・高野秀行 「幻の怪獣から謎のアフリカ納豆まで。」
(辺境ノンフィクション作家/『イラク水滸伝』『語学の天才まで1億光年』『イスラム飲酒紀行』ほか)
 
・石川仁 「葦船の上の地球史観。」
(葦船探検家/葦船で日本初の外洋航海を実施)
 
・平出和也 「未踏峰を往く者の哲学。」
(アルパインクライマー・山岳カメラマン/登山界の栄誉「ピオレドール賞」3度受賞)
 
《書籍化スペシャル企画》
 
・小林快次(古生物学者)× 吉田勝次(洞窟探検家) 対談 
「大切なのは“信じる気持ち”だ。化石発掘と洞窟探検に共通するものとは?」
 
・荻田泰永さん(北極冒険家・「冒険研究所書店」店主)に聞く
冒険・探検の本 おすすめの8冊
 
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読めば、世界が広がる。
「冒険」の面白さへ、あなたを誘う最高の1冊!

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2026年3月12日 (木)

【雑】小平図書館友の会 2026年古本市と講演会

ひさしぶりに、このブログで宣伝。

今年も、小平図書館友の会主催の2大イベントが近づいている。

ひとつは、例年、3月終りに開催しているチャリティ古本市
コロナ禍で、2020年から22年までの3年間、開催できなかった。

第1回目は、1999年の青空古本市(小平中央図書館・公民館前で)。
この頃、私は小平図書館友の会(以下、友の会)を知らなかった。

私が友の会に入会したのが、2008年5月。
翌2009年4月の古本市から、スタッフのひとりとして参加してきた。

コロナ禍明けの2023年から、やや規模を縮小して「チャリティ・ちょこっと古本市」と改名。
この「ちょこっと」も今年で4回目を迎える。
だんだん、以前の規模に近くなってはきたものの、まだ、販売日は1日半。
「ちょこっと」以前の2019年3月までは、ほぼ2日間、販売していた。

今年2026年の「第4回 チャリティ・ちょこっと古本市」のちらしが下の画像。

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たくさん本が集まって、たくさん買ってもらえるといいな。
詳細は下記ブログ。

2026年 第4回チャリティ・ちょこっと古本市 開催案内: 小平図書館友の会ブログ
https://yamaoji.cocolog-nifty.com/kltomonokai/2026/02/post-4b3b74.html


もうひとつ、例年1~2回開催している「講演会」。

今年4月には、私の推薦で、写真家の宇井眞紀子さんを講師にお招きする。
宇井さんが快諾してくださり、とても楽しみな講演会だ。

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講演会のお知らせ 「いまを生きるアイヌの人々を撮り続けて」 2026年4月18日(土): 小平図書館友の会ブログ
https://yamaoji.cocolog-nifty.com/kltomonokai/2026/03/post-162d8f.html

小平図書館友の会 主催 講演会
「いまを生きるアイヌの人々を撮り続けて」

日時 2026年4月18日(土)
13:30~15:30(開場13:00)
会場 小平市中央図書館 3階 視聴覚室
小平市小川町2-1325 (西武多摩湖線「青梅街道」駅下車 徒歩5分)
定員 70人(予約不要・先着順)※直接 会場にお越しください
問合せ先 メール kltomonokai@gmail.com
TEL 090-4930-6028(入山)
費用 無料
主催 小平図書館友の会
後援 小平市教育委員会

講師 宇井眞紀子さん(写真家)
【講師から】
1992年、シングルマザーだった宇井は、アイヌ民族の取材を子連れで始めました。
子どもが誤って水をこぼしてしまった時に周りの大人が 「あ~、そこに飲みたい人(カムイ)がいたんだね~」 というようなアイヌ民族の世界観に魅せられて、33年間取材を続けています。
アイヌ民族とは〇〇、といったようなステレオタイプを押しつけるのではなく、200組以上の方々、お一人お一人と向き合ってきた事を通じて、「今」を生きるアイヌ、そこに至るまでの「歴史」、そして「未来」に思いを馳せるきっかけになればと願っています。

~ 講師 プロフィール ~
宇井眞紀子(ういまきこ)
武蔵野美術大学卒業。日本写真芸術専門学校卒業。学生時代から写真家・樋口健二氏に師事。1992年からアイヌ民族の取材に取り組む。
主な写真集に、『アイヌ、100人のいま』『アイヌ、風の肖像』『伝え守る アイヌ三世代の物語』『眠る線路』『いのちの森に暮らす ハンセン病療養所 多磨全生園のいま』『息の緒』がある。第4回さがみはら写真新人奨励賞、第28回東川賞特別作家賞、第1回笹本恒子写真賞を受賞。公益社団法人日本写真家協会会員。武蔵野美術大学非常勤講師。東村山市在住。
https://www.makikoui.com

 

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2026年3月 1日 (日)

【読】2026年2月に読んだ本(読書メーター)

2月も船戸与一さんの”落穂拾い”と称する読書が続いている。

初読・再読とりまぜて、ほぼ出版順に、22作品目(28冊目)まで読んだところ。
今は、『夢は荒れ地を』文春文庫を読んでいる。

2月の読書メーター
読んだ本の数:8
読んだページ数:4250
ナイス数:104

午後の行商人 (講談社文庫 ふ 30-14)午後の行商人 (講談社文庫 ふ 30-14)感想
再読かもしれないが内容を憶えておらず、新鮮だった。船戸作品の落穂拾い・初読・再読の、これが22冊目。タイトルから予想できない復讐譚。メキシコ南東部チアパス州を中心に繰り広げられる活劇。物語の底流にはサパティスタ民族解放軍の反政府活動があり、これも船戸さんらしい”叛史”史観が色濃い。語り部の「ぼく」と、行商人「タランチュラ」、その縁人「マリア」、途中から登場するサパティスタ民族解放軍の「オテック」、彼らの協力者や敵役、それぞれが魅力的。巻頭のメキシコ東南部地図がありがたい。まだまだ船戸作品を追う読書は続く。
読了日:02月01日 著者:船戸 与一

蟹喰い猿フーガ (徳間文庫 ふ 3-11)蟹喰い猿フーガ (徳間文庫 ふ 3-11)感想
ずいぶん前に一度読んでいるかもしれないが、憶えていない。軽快洒脱な「コンゲーム小説」(詐欺師の話)。語り部(わたし)を含む主要人物たちがどれも魅力的。最後に3人、4人と欠けてしまうのが淋しいが…。「世の中に重要なことなんかほとんどない。…しかし、これは重要なことだ。…何が起ころうとやらなきゃならない」と決意するエル・ドゥロがかっこいい。黒人少年メッキーも。船戸さんは、当時の湾岸戦争やニューヨークのホームレスの状態なども巧みに織り込んでいて、さすが。プロレスにも詳しそうだ.
銃撃シーンが少ないのに救われる。
読了日:02月05日 著者:船戸 与一

小さな引揚者: 写真集小さな引揚者: 写真集感想
親しくしている女性写真家(小松由佳さん)に教えていただき、この著者を知った(近々、この著者をテーマにトークイベントがある)。1904年生まれの著者は、敗戦・自身の引揚げ後の1946年7月、あらためて旧満州に渡って引揚者たちの苦難を写真に収めた。二眼レフカメラを隠し持って。子どもたちにスポットをあてたモノクロ写真が多数。どれも胸を打つ。この時期に朝鮮半島の北から苦労して脱出した松延(五木)寛之少年のことも連想した。筆舌に尽くしがたい苦難のようすが迫ってくる写真集。著者は登山家でもあった(1993年没)。
読了日:02月07日 著者:飯山 達雄

かくも短き眠りかくも短き眠り感想
中古本が手に入らず図書館本で読んだ。憶えていないが、たぶん初読。毎日新聞夕刊連載(1994年10月~95年12月)だったことを知った。残念ながら、船戸作品のいつもの”勢い”が感じられなかった。主人公「わたし」と「少佐」呼ばれるかつての傭兵隊長・ビッグフォードとの過去の関りがはっきりと描かれていないこと、「わたし」の元恋人クラウディアへの拘りにも説得力が薄い。そのあたりがこの小説の瑕疵とも思える。舞台のルーマニア(チャウシェスク政権崩壊後)の政情が複雑だが、現代史の闇に眼を向ける船戸さんらしい作品ではある。
読了日:02月11日 著者:船戸 与一

流沙の塔 上巻 (新潮文庫 ふ 25-6)流沙の塔 上巻 (新潮文庫 ふ 25-6)感想
再読のはず。初読は20年ほど前だろうか(記録がなく記憶は曖昧)。これはよくできた長編。初読時にも感心した憶えがある。横浜、中国大陸(成都、北京、梅県)、新疆ウイグル自治区(トルファン、ウルムチ)と、舞台のスケールが大きく、登場人物たちの絡み合いも複雑だが、読ませる。どうなる、どうなる、と期待を持たせながら物語が展開し、下巻へ。1998年刊行。91年の『砂のクロニクル』、95年の『蝦夷地別件』に並ぶ船戸作品の傑作だと思う。
読了日:02月14日 著者:船戸 与一

流沙の塔 下巻 (新潮文庫 ふ 25-7)流沙の塔 下巻 (新潮文庫 ふ 25-7)感想
昨年末からずっと続いている船戸作品”落穂ひろい”の21作目(26冊目)。図書館本。20年ほど前に読んでいたはずなのに、内容はほとんど憶えておらず、新鮮だった。予測不能な結末に仰天。最後に勝ったのは中華人民共和国・中国共産党という巨大な権力機構だった。結末まで一気に駆け抜けるストーリーテリングは、さすが。執筆にあたっての綿密な調査もうかがえる。1990年代船戸作品の傑作。脂の乗っていた時期なのだろう。「芥子に頼るは流沙に塔を築くがごとし」「うえに飛鳥なく、したに走獣なし」…この作品を象徴している。
読了日:02月17日 著者:船戸 与一
緋色の時代 (上) (小学館文庫 ふ 4-2)緋色の時代 (上) (小学館文庫 ふ 4-2)感想
今回は時間がかかったが、ようやく読了(文庫で610ページもあった)。たぶん初読。2000年5月出版の『虹の谷の五月』で(遅すぎた)直木賞受賞後、2001年12月の出版。登場人物が多すぎて(ロシア系の名前ばかり)、巻頭の「主要登場人物」リストを見ながら、その関係を追うのがたいへんだ。ひとことで言えば「殺し合い」が日常の物語。ただ、主要な登場人物はアフガン帰還兵(アフガンツィ)とアフガーニ(アフガン戦争に従軍したアラブ志願兵)。ソ連崩壊後のロシアのマフィアたちの驚くべき世界。よくぞ調べたものだと感心する。
読了日:02月23日 著者:船戸 与一

緋色の時代 (下) (小学館文庫 ふ 4-3)緋色の時代 (下) (小学館文庫 ふ 4-3)感想
ようやく読了。登場人物たちの関係が複雑で(ロシア風の名前がなかなか覚えられないせいもあって)苦労したが、最後は圧巻。船戸作品には珍しく、若い恋人二人が生き残り、それが酷たらしい殺戮に満ちたこの物語の救いになっている。「緋色の時代」というタイトルの謎も最後に解けて、納得。船戸作品を初期のものから読み直し続けて、これが22作目。こうなったら再読・初読を問わず、ひと通り読破したい気分だ。解説を読みたいために文庫本を探しているが、なかなか入手できないのが困る(図書館本に助けられている)。
読了日:02月26日 著者:船戸 与一

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