カテゴリー「高野秀行」の53件の記事

2026年8月 1日 (土)

【読】2026年7月に読んだ本(読書メーター)

7月の読書メーター
読んだ本の数:7
読んだページ数:2106
ナイス数:83

眠れぬおまえに遠くの夜を眠れぬおまえに遠くの夜を感想
愛読している作家・桐野夏生さんの最新刊(2026年4月発売)。それほど待つことなく図書館から借りられた。あいかわらず巧みな物語展開で、いっきに読ませる傑作。描かれているのが韓国の芸能界のリアルな世界だが、日本の芸能界を彷彿とさせる。主人公で俳優の「僕」(語り手)、彼がかつて発見した才能あふれる破滅的なアイドル、それに「僕」の友人の俳優(彼もスキャンダルで芸能界を去る)、それぞれが魅力的。初出は「文藝春秋」2024年9月号~2025年9月号。桐野夏生さんの創作活動が衰えていないことを確認できて、嬉しい。
読了日:07月02日 著者:桐野 夏生

世界の台所の間取り (書籍)世界の台所の間取り (書籍)感想
この著者は知らず、はじめて読んだが(図書館本)面白かった。イラスト(世界各地の台所の間取り図)が丁寧で、じつに綺麗。食にかける熱意は、世界中どこも同じと思わせられたが、そろぞれの土地柄が感じられ、あらためて世界は広いなあと感じ入った。著者には同様の著作が多数あるようだが、うーん、これ一冊でお腹いっぱいかな。
読了日:07月05日 著者:岡根谷 実里

ファンキー中国: 出会いから紡がれることファンキー中国: 出会いから紡がれること感想
ネット記事だか新聞書評だかで知り、興味をもって購入。他の本と並行して少しずつ読み進めたため、読了まで時間がかかった。13人の”中国通”筆者たちの文章が集められていて、自らの体験に基づいて、それぞれの視点から”中国の今の人々”を描いていて好感が持てる。馴染みのある執筆者は宮里千里とOKIだけだったが、ペンネーム”無常くん”が紹介する「おじさん動画」と、武田雅哉の「のんしゃらんチベット放浪記」が、ことに面白かった。中国(中国人)って面白いな。国としての中国は何かと問題があるけれど、そこに生きる人々は興味深い。
読了日:07月13日 著者:井口 淳子,山本 佳奈子,広岡 今日子,長嶺 亮子,無常くん,宮里 千里,二村 淳子,大友 良英,多田 麻美,中山 大樹,OKI,濱田 麻矢,武田 雅哉

メソポタミアのボート三人男メソポタミアのボート三人男感想
敬愛・愛読している高野秀行さんの新刊が出たことを知り、すぐに購入。じっくり味わわせてもらった。「バックラフト」という、まるで子ども用のボートのような(高野さん自身の形容)でメソポタミアのティグリス・ユーフラテス川源流を下る旅。同行する「隊長」こと山田高司さんとの珍道中が楽しい。隊長の素人離れしたイラスト、その博識ぶりにも舌を巻く。クルド人との出会い、彼らと交流する姿もいい。高野さんの父上(ギリシャ神話にめっぽう詳しい)のことは、本書で初めて知った。最後の旅の前に85歳で亡くなられたのがほんとうに残念。
読了日:07月22日 著者:高野 秀行

時刻表を殺意が走る: 原武史オリジナルセレクション (松本清張傑作選)時刻表を殺意が走る: 原武史オリジナルセレクション (松本清張傑作選)感想
これまでほとんど読んでいない松本清張を読んでみようと思い、図書館の書架でみつけたシリーズ。この原武史をはじめとして、桐野夏生、浅田次郎、佐藤優、宮部みゆき、海堂尊といった錚々たる選者による傑作選。まずは有名過ぎる「点と線」が収録されている鉄道関係の作品集を読んでみた。「点と線」は、さすが松本清張の出世作、面白く読んだが、ミステリーのトリックがやや凝り過ぎ、最後の種明かしも冗長に感じられた。他の短編4作も、それぞれ凝った内容。その中では「拐帯行」の意外な結末に驚いた。次は、桐野夏生選の一冊を読んでみよう。
読了日:07月23日 著者:松本 清張,原 武史

松本清張傑作選 憑かれし者ども 桐野夏生オリジナルセレクション松本清張傑作選 憑かれし者ども 桐野夏生オリジナルセレクション感想
「松本清張傑作選」の2冊目。桐野夏生選。4編の短編と1編の中編が収録されている。なかでも中編「馬を売る女」が面白かった。松本清張の膨大な著作の全貌は、私には見えないが、ここまで読んだ「傑作選」2冊に収められているのは、どれも「清張の犯罪小説志向」(巻末解題:香山二三郎)の色が濃い。この選集でも、選者・桐野夏生による巻末解説がいい。このシリーズは癖になりそうで、次は佐藤優選の一冊を借りてきている。清張作品の中では”渋い”セレクションだが、こういう選集も選者の個性が出ていて面白いものだ。
読了日:07月27日 著者:松本 清張

黒い手帖からのサイン: 佐藤優オリジナルセレクション (松本清張傑作選)黒い手帖からのサイン: 佐藤優オリジナルセレクション (松本清張傑作選)感想
選者・佐藤優らしいといえば、らしいセレクション。有名な「張込み」は、私にはそれほどいいとは思えず、「声」が面白かった。私には以外の感があった「服中の敵」「群疑」「山師」の三作の時代小説のなかでは「山師」の話が面白かった。それにしても多作の作家、これほどバリエーションに富む作品群を生み出した松本清張に驚いている。
読了日:07月29日 著者:松本 清張,佐藤 優

読書メーター

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2026年1月 1日 (木)

【読】2025年12月に読んだ本(読書メーター)

船戸与一さんの初期作品から、おもに未読の小説を読み続けている。

12月の読書メーター
読んだ本の数:12
読んだページ数:4595
ナイス数:152

日本推理作家協会賞受賞作全集 59 (双葉文庫 ふ 7-3)日本推理作家協会賞受賞作全集 59 (双葉文庫 ふ 7-3)感想
この下巻は、いっきに読み終えた。物語の構成がよく練られていて、さまざまな伏線が生きている。コロンビアとベネズエラ、それにチリの反体制運動(民族解放戦線)を背景に、ふたりの日本人の流れ者の動きが、この作品でも中心になっている。「涸れた油田地帯」での最後の戦闘場面は圧巻。1980年代に書かれた「南米三部作」は、評判どおりの傑作だったと、あらためて思う。三作のなかでは『山猫の夏』文庫版の北上次郎の解説が、いい。
読了日:12月02日 著者:船戸 与一

シリアの家族シリアの家族感想
縁あって5年ほど前から応援している写真家・小松由佳さんの、『人間の土地へ』(2020年)に続く3冊目の新刊。前作以降、小松さんの活動を見守ってきた。本書は第23回開高健ノンフィクション賞を受賞した力作。2011年からのシリア内戦も2024年12月8日のアサド政権崩壊(アサドのロシア亡命)によって歴史的な転機を迎えた。当事者(シリア人の夫を持つ)と写真家(取材者)としての両方の目から、激動のシリアと、故郷を追われたシリア難民(夫もその一人)の姿が、親しみやすい文章で描かれている好著。多くの人に読んでほしい。
読了日:12月04日 著者:小松 由佳

〈全条項分析〉日米地位協定の真実 (集英社新書)〈全条項分析〉日米地位協定の真実 (集英社新書)感想
何かと取沙汰される「日米地位協定」(正式名は長いが、わかりやすく言うと「日米間の相互協力及び安保条約第六条に基づく基地と米軍の地位に関する協定」)。日米安全保障条約の運用を定めるこの協定が、これほど詳細なものとは知らなかった。日米関係の実態を筆者は「占領延長型」「有事即応型」「国民無視型」と喝破する(あとがき)。日本に駐留する米軍は、いまややりたい放題。日本政府も惜しむことなく金を出し放題。防衛費に含まれない予算を米軍のために使っていることも知った(辺野古の軟弱地盤改良費用もその一つ)。なんとも情けない。
読了日:12月07日 著者:松竹 伸幸

酒を主食とする人々: エチオピアの科学的秘境を旅する酒を主食とする人々: エチオピアの科学的秘境を旅する感想
敬愛するノンフィクション作家・高野秀行さんの近刊。高野さんの新刊はすぐに買うことにしていて、この本もしばらく本棚にあった。期待を裏切らない面白さ。エチオピア南部の「幻の酒飲み民族」をテレビ番組の取材で訪れたときのレポート。世界の辺境を歩きまわり、現地の食べ物・飲み物を何でも試してきた高野さんもびっくりするほどの「酒を主食とする人々」には驚愕。エピローグに綴られているように、「飲酒が健康によくない」という考え方は、どうやら「先進国」の人々の偏見らしい。酒より体に悪い物を、私たちは日々、摂取しているのだろう。
読了日:12月12日 著者:高野秀行

世界のシワに夢を見ろ!〔小学館文庫〕 (小学館文庫 た 9-1)世界のシワに夢を見ろ!〔小学館文庫〕 (小学館文庫 た 9-1)感想
高野秀行さんの未読本落穂ひろい。本棚に眠っていた本だが、たぶん初読。親本(単行本)は2005年9月刊行。コミック誌連載。それまでの高野さんの辺境(世界のシワと呼ぶ)歩きからさまざまなエピソードを披露。それもまた高野さんの「落穂ひろい」と言える。<単行本未収録のエピソードを七篇追加、あまりのくだらなさに著者自ら「こんなバカな本は最後にしたい」と嘆く、爆笑探検エッセイ完全決定版ついに文庫で刊行‼>と、カバー裏にある。この本でも、いつもの”高野ブシ”炸裂。
読了日:12月12日 著者:高野 秀行

横田空域 日米合同委員会でつくられた空の壁 (角川新書)横田空域 日米合同委員会でつくられた空の壁 (角川新書)感想
緻密な論考なので(裏付けデータが細かい)読むのに苦労したが、乱暴にまとめれば「米軍は日本でやりたい放題」「治外法権がいまだに続いている」ということ。翁長元沖縄知事が言ったように「日本国憲法の上に日米地位協定があり、国会の上に日米合同委員会がある」。考えたくないことだが、首都圏で米軍機かオスプレイの大きな事故でも起きない限り、「横田空域」の真下で生活している私たちは、危機意識を持たないのかもしれない。そういえば、私の住んでいる地域の上空にも、大型輸送機が騒音を残して飛び回っている(自衛隊機かもしれないが)。
読了日:12月15日 著者:吉田 敏浩

新装版 カルナヴァル戦記 (講談社文庫 ふ 30-17)新装版 カルナヴァル戦記 (講談社文庫 ふ 30-17)感想
船戸与一さんの古い小説の落穂拾い。この本は、たぶん初読。少し前に読んだ『山猫の夏』(講談社文庫/1995年刊)の解説で北上次郎(目黒孝二)さんが、船戸さんの短編集もいいと書いていたが、ブラジルを舞台とするこの短編集も傑作。「冒険小説」の枠を超え、過去の歴史や現代の民族運動・紛争を<叛史>の視点から描き切る船戸さんの力量は、さすが。人によって評価が分かれるのが船戸作品なのだが、私は好きだ。他の短編集『祖国よ友よ』『銃撃の宴』も入手困難だが(ネットでなら手に入る)、いずれ読んでみたい。
読了日:12月17日 著者:船戸 与一

緑の底の底 (徳間文庫 ふ 3-12)緑の底の底 (徳間文庫 ふ 3-12)感想
船戸さんの落穂拾い。過去にいちど(単行本で)読んでいるのかもしれないが、憶えていない。表題作「緑の底の底」は、ラスト、あっと驚くどんでん返しに感心した。やられたぁ、という感じ。秀作だと思う。併録されているもう一篇の「メビウスの時の刻」は、構成がややこしく、読むのに疲れたが、これもまた巧みなトリックが仕込まれていて、船戸流ミステリーなのだろう。
読了日:12月20日 著者:船戸 与一
黄色い蜃気楼 (双葉文庫 ふ 7-1)黄色い蜃気楼 (双葉文庫 ふ 7-1)感想
これも船戸作品の落穂拾い。ずいぶん前に一度読んでいるかもしれないが、忘却の彼方。構成に工夫が凝らされていて、ぐいぐいと引き込まれ、夢中になって読んでしまった。文庫解説の香山二三郎氏の指摘によれば、《「硬派」的ヒーローの流離譚を主流にした物語系》に属する作品だという。もう一方は、『山猫の夏』から『砂のクロニクル』『蝦夷地別件』へと続く《革命譚主流の物語系》――この指摘は興味深い。それにしても、ひさしぶりに味わっている船戸ワールドが、これほど味わい深いものだったとは。「落穂拾い」は、とうぶん続きそうだ。
読了日:12月22日 著者:船戸 与一

祖国よ友よ (徳間文庫 ふ 3-6)祖国よ友よ (徳間文庫 ふ 3-6)感想
船戸与一さんのデビュー後2冊目の短編集。この時期の船戸作品は読んでいなかったので、初読。北上次郎(目黒孝二)氏が『山猫の夏』(1995年刊講談社文庫)の解説で「船戸与一の短編が好きだ」として『銃撃の宴』(未読)『カルナヴァル戦記』(先日読了)とともにあげていた短編集だ。なるほど、この時期から「船戸ワールド」――それは「《世界》そのものを、あるいは個々の地域の状況が連動して成る世界の《現代史》そのものを描」く(本書の解説:岡村隆の指摘)――の構築が始まっていたのだな。収録されている4篇は、どれも面白い。
読了日:12月24日 著者:船戸 与一

群狼の島 (徳間文庫 ふ 3-5)群狼の島 (徳間文庫 ふ 3-5)感想
1979年『非合法員』でデビューした船戸さんの3冊目(1981年刊)。これも初読。舞台はマダガスカル。船戸さんらしく「西欧近代史観とはまったく異質のところで想像力を行使し」て(井家上隆幸氏の文庫解説)力強く語られる冒険小説。初期の頃から、このようにみごとで隙のないストーリテリングの骨太の作品を書き続けていたことを再認識した。主人公はじめ登場人物たちが生き生きしている。次は、評価の高い『夜のオデッセイア』(いちど読んでいるかもしれないが憶えていない)を読んでみよう。船戸作品の落穂拾いは、まだまだ続きそうだ。
読了日:12月27日 著者:船戸 与一

夜のオデッセイア (徳間文庫 140-3)夜のオデッセイア (徳間文庫 140-3)感想
船戸与一作品(初期)の”落穂拾い”が止まらない。平岡正明氏の文庫解説(これが私にはうれしい)によれば、平岡氏の<周囲(まわり)でとびきり評判がいい>というが、よくできた冒険小説。<船戸アクションの仕掛(ドラマツルギー)>には舌を巻き、最後まで楽しめた。楽しいだけじゃなく、1980年のアメリカ合衆国を取り巻く世界情勢が巧みに織り込まれている。豊浦志朗名義の『叛アメリカ史』(ちくま文庫)も手元にあるので、読み直してみたくなった(既読かもしれないが、内容はおぼろ)。次は1982年刊の『蛮賊ども』にとりかかろう。
読了日:12月30日 著者:船戸 与一

読書メーター

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2023年9月 1日 (金)

【読】2023年8月に読んだ本(読書メーター)

2023年7月。
高野秀行さんの『イラク水滸伝』(自腹で購入)を読むのに時間がかかり、たくさん読めなかった。

8月の読書メーター
読んだ本の数:6
読んだページ数:1825
ナイス数:106

子どもお悩み相談会-作家7人の迷回答 (単行本)子どもお悩み相談会-作家7人の迷回答 (単行本)感想
子ども相談室形式だが、実際の相談ではなく、面白みに欠ける。角田光代、高野秀行、三浦しをん、の三人の「回答」は、味わいがあって、良い。高野さんの「『ありがとう』と言わない民族は、世界的にはたいへん多い」との話。さすが、世界中を訪ね歩いている高野さんの言葉には説得力がある。子ども向けの本なので、さっと読めた。
読了日:08月02日 著者:角田 光代,高野 秀行,髙橋 秀実,津村 記久子,東 直子,町田 康,三浦 しをん

 

旅人の表現術 (集英社文庫)旅人の表現術 (集英社文庫)感想
角幡唯介さんの集英社文庫4冊目。雑誌掲載記事、対談、他者の本の解説文などを集めた雑文集。沢木耕太郎との対談、三浦しをんとの対談が面白かった。あらためて思ったのだが、角幡唯介さんの文章は、けっこう理屈っぽい。けっして嫌いではなく、彼の本は、出るたびに読んでいて、好きな書き手なのだが。
読了日:08月07日 著者:角幡 唯介

 

イラク水滸伝イラク水滸伝感想
分厚くて読み応えがあり、読み終えるまで予想外に時間がかかった。文化人類学者顔負けの、(謎の)イラク巨大湿地帯探検。高野さんらしいアプローチ。読んでいて肩が凝らない楽しさ。水滸伝になぞらえて「ジャーシム宋江」「マフディ盧俊義」「アヤド呉用」などと綽名を付けるあたりも、高野さんらしいウィット。木の舟「タラーデ」、目を瞠るばかりの美しい布「マーシュアラブ(アザール)」の発見は、高野さんならでは。いずれ英語版とアラビア語版を出したいという。すばらしい。図書館へのリクエストを待ちきれず自腹で購入。2200円は安い。
読了日:08月20日 著者:高野 秀行

アジア新聞屋台村 (集英社文庫)アジア新聞屋台村 (集英社文庫)感想
高野さんの著作の落穂拾い。タイトルが絶妙。多少フィクションが混じっているかもしれないが――登場人物はすべて仮名、著者の<自伝的>物語として読んで欲しいとの断り書きあり――高野さんがのめりこんだ奇妙な会社「エイジアン」での多国籍新聞編集の現場は、まさに「アジア新聞屋台村」。女性社長の劉さんを筆頭とする魅力的な人物たちと高野さんとのやりとりが生き生きと描かれている。どことなくクールな筆致、とっつきやすい文章が、いい。2005年-2006年雑誌連載。2006年単行本発行。2009年文庫化。高野さんの青春時代。
読了日:08月24日 著者:高野 秀行

極楽タイ暮らし―「微笑みの国」のとんでもないヒミツ (ワニ文庫)極楽タイ暮らし―「微笑みの国」のとんでもないヒミツ (ワニ文庫)感想
高野秀行本の落穂拾い二冊目。ずっと本棚に眠っていた。高野さんには膨大な著作があって、読むのが追いつかない。買っても読まないままの文庫本が、まだ何冊か。ひとつ前に読んだ『極楽タイ暮らし』にもチラッと出てきたこの本。タイ通を自任する高野さんならではの、タイの人々とその暮らし、考え方が生き生きと描かれた傑作。2000年刊。
読了日:08月28日 著者:高野 秀行

極楽アジア気まぐれ旅行 (ワニ文庫)極楽アジア気まぐれ旅行 (ワニ文庫)感想
これも高野秀行本の落穂拾い。姉妹作『極楽タイ暮らし』よりも、バラエティーに富んでいるぶん、面白かった。『アジア新聞屋台村』に描かれた多国籍新聞社(本書では「アジア屋台村新聞」と表記されている)の正体を知ることもできた。「ニューコム新聞社」といって、いまでも実在している。新聞以外にも多様な事業を営んでいるらしいところも、経営者(高野さんが紹介している台湾人女性)の姿が見えるようで興味深い(ウェブサイトを見ると、創業者のこの女性の名前はなかったが)。https://www.newcom.or.jp/
読了日:08月30日 著者:高野 秀行

読書メーター

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2023年8月10日 (木)

【読】イラク水滸伝(高野秀行)

この、高野秀行さんの新刊。
売れているらしい。
7月26日に発売されて、ひと月たたないうちに2刷になったと聞いている。

『イラク水滸伝』 高野秀行
出版社 ‏ : ‎ 文藝春秋 (2023/7/26)
発売日 ‏ : ‎ 2023/7/26
言語 ‏ : ‎ 日本語
単行本 ‏ : ‎ 480ページ
ISBN-10 ‏ : ‎ 4163917292
ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4163917290

https://amzn.to/3TTZS6T

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地元の図書館にリクエストしてあったのだが、なかなか入らず。
先日、書店に立ち寄ったとき、我慢できずに衝動買いしてしまった。

まだ四分の一も読んでいないが(分厚いのだ)、すこぶる面白い。
高野さんの文章は、読む者をひきつける。

― Amazonサイトより ―

権力に抗うアウトローや迫害されたマイノリティが逃げ込む
謎の巨大湿地帯〈アフワール〉
―――そこは馬もラクダも戦車も使えず、巨大な軍勢は入れず、境界線もなく、迷路のように水路が入り組み、方角すらわからない地。

中国四大奇書『水滸伝』は、悪政がはびこる宋代に町を追われた豪傑たちが湿地帯に集結し政府軍と戦う物語だが、世界史上には、このようなレジスタンス的な、あるいはアナーキー的な湿地帯がいくつも存在する。
ベトナム戦争時のメコンデルタ、イタリアのベニス、ルーマニアのドナウデルタ……イラクの湿地帯はその中でも最古にして、“現代最後のカオス”だ。

・謎の古代宗教を信奉する“絶対平和主義”のマンダ教徒たち
・フセイン軍に激しく抵抗した「湿地の王」、コミュニストの戦い
・水牛と共に生きる被差別民マアダンの「持続可能な」環境保全の叡智
・妻が二人いる訳とは?衝撃の民族誌的奇習「ゲッサ・ブ・ゲッサ」
・“くさや汁”のようなアフワールのソウルフード「マスムータ」
・イスラム文化を逸脱した自由奔放なマーシュアラブ布をめぐる謎……etc.

想像をはるかに超えた“混沌と迷走”の旅が、今ここに始まる――
中東情勢の裏側と第一級の民族誌的記録が凝縮された
圧巻のノンフィクション大作、ついに誕生!

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2023年8月 3日 (木)

【読】素晴らしきラジオ体操

あることがきっかけで、この本を思い出した。

『素晴らしきラジオ体操』
 高橋秀実(たかはし・ひでみね)
 小学館文庫 2002/9/1発行
 264ページ 552円(税別)

今は、草思社文庫で出ているようだ。
2013年2月2日 発行 草思社文庫

<日本の夏休みの風物詩として慣れ親しんだ“ラジオ体操”を深く掘り下げたノンフィクション。そもそもの始まりは何時か、何の目的でどの様に普及していったのか? 知られざる側面に迫る。>

https://amzn.to/3Bjr8Wo

いわゆる「エンタメ・ノンフ」の傑作。
小学館文庫で読んはずだが、それはもう14年前のこと。
この本を知ったのは、高野秀行さんの『辺境の旅はゾウにかぎるだった。

その高野さんの本は、まだ手元にあるし、その後、文庫化(『辺境中毒!』と改題)されて、それも手元にある。

https://amzn.to/3OIotZs

https://amzn.to/3OIbMOr

2019年5月28日の、この私のブログ記事に、当時のことが書いてあった。

【読】エンタメ・ノンフの面白本: やまおじさんの流されゆく日々
https://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/post-a179.html

その頃知った、面白そうな本のいくつかは、読めないまま手放してしまったようだ。
今になって、読みたくなったりする。
困ったものだ。

ああ! ラジオ体操!
子どもの頃、夏休みに、毎朝通ったものだが、それからすっかり遠ざかってしまった。

この団地の造成工事現場では、毎朝、始業前に工事の人たちがラジオ体操をしている。
ベランダから、ときおり、その様子を見ている。

20230801-165334

 

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2023年6月 1日 (木)

【読】2023年5月に読んだ本(読書メーター)

5月の読書メーター
読んだ本の数:12
読んだページ数:3875
ナイス数:205

真珠とダイヤモンド 上真珠とダイヤモンド 上感想
今年2月に出たばかり。人気作家・桐野夏生の新作とあって図書館の順番待ちに並ぶこと2か月、ようやく手元に届いた。1986年、バブル最盛期の証券会社。マネーゲームの異様な熱気。その時代に一攫千金を夢みる3人の証券会社新入社員が主役。上巻の冒頭は、ホームレスに近い境遇まで身をやつした、そのうちの一人の女性の描写から始まり、遡って、過去の入社当時の"生き馬の目を抜く"証券会社の様子が異様な迫力で描かれる。話の展開が桐野夏生らしく、いかにも"ストーリーテラー"だなと、感心させられる。興奮しつつ、一気に読了。下巻へ。
読了日:05月01日 著者:桐野 夏生

真珠とダイヤモンド 下真珠とダイヤモンド 下感想
下巻もいっきに読了。プロローグで感じた謎が、エピローグで閉じる、みごとな展開。タイトルの謎も最後に明かされる(薄汚れた真珠と、輝かないダイヤ)。バブルの時代から、それがはじけて数十年。コロナ後の日本社会。この作品でも、女性の生き難さが描かれる。桐野夏生らしい、社会問題を扱った傑作。桐野作品は、どれも救いようのない話ばかりなのだが、私はこの作家が次々と生み出す作品を、これからも追い続けるだろう。
読了日:05月02日 著者:桐野 夏生

間違う力 (角川新書)間違う力 (角川新書)感想
タイトルがずっと気になっていた本。ようやく手に入れて読むことができた。高野さんには珍しい新書(親本は2010年刊行の単行本)。世に「〇〇する力」の類いの本は多いが、これはいかにも高野さんらしい内容。災い転じて…というが、何でもポジティブに捉える高野さんらしく、爽快な逸話満載。仲のいい内澤旬子さんのことも書かれていて、内澤ファンの私にはうれしい。革張り本を作りたいために屠畜の世界へ(『世界屠畜紀行』)、さらに自分で豚を飼育してしまう(『飼い喰い』)…そんな内澤さんと高野さんは似ているのかも。好奇心と実践力。
読了日:05月03日 著者:高野 秀行

楊令伝 14 星歳の章 (集英社文庫)楊令伝 14 星歳の章 (集英社文庫)感想
いよいよ終盤。この巻の最終章が泣かせる。南宋との戦で郭盛が壮烈な死を遂げ、史進は愛馬を死なせてしまう。史進の人間味がいい。この巻を読んでいて思ったのだが、楊令が思い描く「国」の姿には、作者・北方謙三の想いが込められている気がする。「岳飛伝」につながる次巻・最終巻が楽しみだ。文庫解説の東えりかは、元北方事務所の秘書だったとか。この解説もいい。
読了日:05月04日 著者:北方 謙三

楊令伝 15 天穹の章 (集英社文庫)楊令伝 15 天穹の章 (集英社文庫)感想
最終巻をいっきに読了。15巻、長かった。楊令の死は、はじめから予想(覚悟)していたが、こんな最期になるとは…。大将どうしの一騎打ちというか決闘で終わらせるところに、ちょっと違和感もあるが、北方流ハードボイルド的味わい。このあと『岳飛伝』で、楊令が願った民の国への想いは、岳飛に受け継がれるのだろうか。「大水滸伝」三部作の最終作品『岳飛伝』がどのような展開になるのか知らないが、岳飛も秦檜も南宋の実在人物だと知ったので、期待しよう。日本や西域も、ますます、からんでくるのだろうな。
読了日:05月05日 著者:北方 謙三

バッタを倒しにアフリカへ (光文社新書)バッタを倒しにアフリカへ (光文社新書)感想
積読本を思いだして読んだ。新書にしては分厚い本だったが、軽快な文章で、すいすい読めた。写真も満載。ひさしぶりの「エンタメノンフ」を堪能。本書に記載されている「ナショジオ日本語版」の「【研究室】研究室に行ってみた。モーリタニア国立サバクトビバッタ研究所 サバクトビバッタ 前野ウルド浩太郎」連載記事をみつけた。https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/20140114/379960/ 私が敬愛する高野秀行さんとのつながりも、読後の検索で知った(Twitter)。
読了日:05月07日 著者:前野ウルド浩太郎

無言館 (アートルピナス)無言館 (アートルピナス)感想
地元の図書館の片隅に、利用者が不要になった本を置いていく「無料交換棚」がある。ほしい本があれば勝手に持ち帰ってよい。そこでみつけた一冊。上田市の「無言館」のことは知っていたが、行ったことはない。戦没画学生たち(ほとんどが繰上卒業、学徒動員で戦地に赴いた)の遺作集。私の父親より少しだけ年長の青年たちの経歴を読む。こういう才能ある画家・彫刻家まで動員しなければいけなかった(戦える兵士が残っていなかった)、あの戦争の理不尽を思う。
読了日:05月08日 著者:窪島 誠一郎

私たちはどこから来て、どこへ行くのか: 科学に「いのち」の根源を問う (単行本)私たちはどこから来て、どこへ行くのか: 科学に「いのち」の根源を問う (単行本)感想
これも積読本だったもの。古書店の店頭均一棚にあったのをタイトルに惹かれて買った。1999年から2003年に書かれたエッセイを集めたもの。タイトルは著者が制作した映画『A』『A2』に因む。オウム信者を扱ったこの2本の映画に関するエッセイがほとんど。私は知らなかった映画なのだが、なるほど、そんなことがあったのかと。この著者の小説『千代田区一番一号のラビリンス』(2023年3月)や『日本国憲法』(2007年/太田出版)も読んだが、どんな人かわかった気がする。『放送禁止歌』(知恵の森文庫/2003年)も読みたい。
読了日:05月10日 著者:森 達也

放っておいても明日は来る― 就職しないで生きる9つの方法放っておいても明日は来る― 就職しないで生きる9つの方法感想
つい先日読んだ高野さんの『間違う力』(角川新書/親本は2010年出版)で知った本。絶版だったので中古本を入手。2009年11月出版だから、その少し前に上智大学で非常勤講師を務めたとき(東南アジア文化論)、ご自身の知り合い9人を呼んで、高野さんを聴き手に話してもらったときの内容。自由でユニークな生き方をしてきたゲストたちと、高野さんとの、掛け合い漫才を聴くようで、じつに面白い。卒業後の就職・進路に悩む学生の気もちが”癒された”というのも納得。こういう人生もあるのかと思うと、たしかに、生きていくのが楽になる。
読了日:05月11日 著者:高野 秀行,二村 聡,下関 崇子,井手 裕一,金澤 聖太,モモコモーション,黒田 信一,野々山 富雄,姜 炳赫

アフリカの日々/やし酒飲み (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 1-8)アフリカの日々/やし酒飲み (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 1-8)感想
「アフリカの日々」は、長大で、私には散漫な印象。読むのに苦労した(途中でやめようかと思ったが、なんとか読み通した)。メイ・サートンの『夢見つつ深く植えよ』に通じる味わいではあったが…。独立前のケニヤ、野生動物をやたらとハンティングする感覚には違和感も。いっぽう、「やし酒飲み」は抜群に面白く、いっきに読み終えた。私だけの印象かもしれないが、アイヌに伝わるユカラやウェペケレを想起させる。なんという豊饒な世界! この作者チュツオーラにも興味がわく。
読了日:05月17日 著者:イサク・ディネセン,エイモス・チュツオーラ

「空気」と「世間」 (講談社現代新書)「空気」と「世間」 (講談社現代新書)感想
この著者の『不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に反抗したか』 (講談社現代新書/2017年)を読んだことがあるのと、本書のタイトルに惹かれて買ったままだった積読本。かつて阿部謹也が論じた「世間」と、山本七平が論じた「空気」を引き合いに出して、「空気を読む(読め)」と言われるようになった昨今の「空気」とは、「世間」が流動化したものなのだと喝破。興味深くはあったし、視点の鋭さを感じるところもあったが、いまひとつピンとこなかった。導入としてお笑い番組の「空気」をとりあげているところから、ちょっと読む気が半減。
読了日:05月22日 著者:鴻上 尚史

岳飛伝 1 三霊の章 (集英社文庫)岳飛伝 1 三霊の章 (集英社文庫)感想
ついに北方謙三「大水滸伝」三部作の最終作に突入。期待を裏切らないスケールの大きな物語の始まりだ。偉大な頭領・楊令を失った喪失感をそれぞれの胸に秘めながら、梁山泊の生き残りたちの人間味あふれる苦悩がよく描かれている。王貴や張朔といった梁山泊二世たちの今後の活躍や、あらたに登場した耿魁(こうかい)という魅力的な人物のこれから先も楽しみだ。岳飛と一兵卒との会話が印象的だった。子午山の公淑・郝嬌の二人の女性の会話も胸を打つ。原泰久(漫画家)による巻末解説がいい。
読了日:05月31日 著者:北方 謙三

読書メーター

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2022年12月25日 (日)

【読】いつも読みたい本ばかり(2022年総集編に代えて)

毎年、年末に「総集編」と題して一年間の振り返りをしている。

今年は、「読書メーター」というサイトでの毎月のまとめ記事をアップしてきたこともあり、別の形でここにまとめておこう。

読書メーター(読んだ本)
https://bookmeter.com/users/466409/books/read

「いつも読みたい本ばかり」、これは渡辺一枝さんの本の題名。

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 Photo_20221225215601  

私も「読みたい本」が手元に山のようにある。
一生かけても読み切れないほどの「つんどく本」がありながら、図書館から借りたり、新刊・古本を買い求めたりしている。
「読みたい本」は増え続けるのに、読める時間には限りがある、このジレンマ。

増え続ける蔵書については、手元にあることの効用、ということも信じているのだが、はたして。

死ぬ前までには整理しなくては。
もしも、整理できずにぽっくり逝ってしまったら、馴染みの古本屋さんにまとめて引き取ってもらおう。
残された人たちには、なんでここまで溜め込んだのかと、呆れられることだろうな。

さて、今年一年間に読んだ本。
作者別にまとめてあげておこう。
なかには、読めなかったが、いつか読みたい本も混じっている。

★印は図書館本 ●印は手元にあって未読

岸政彦 ・・・今年知った人
『街の人生』 勁草書房 (2014/5/20) 306ページ ★
『マンゴーと手榴弾 -生活史の理論-』 勁草書房 (2018/10/20) 341ページ ★

https://amzn.to/4gq4R8o

五木寛之 ・・・この先、あまり読まないかも(昔の本で再読したいものはある)
『一期一会の人びと』 中央公論新社 (2022/1/10) 222ページ ★
『捨てない生きかた』 マガジンハウス新書 (2022/1/27) 197ページ ★
『重箱の隅』 文春文庫 (1984/11/25) 367ページ (単行本1979/5文芸春秋社刊)
 ※1975/12/10~1976/4/11夕刊フジ連載

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https://amzn.to/3OMwJYC

『僕はこうして作家になった―デビューのころ―』 幻冬舎文庫 (2005/9/30) 255ページ ●未読
『にっぽん漂流』 文春文庫 (1977/11/25) 236ページ ※単行本をAmazonで購入 ●未読

■桐野夏生 ・・・たくさん読んだ(既刊の小説は、ほぼすべて)

桐野夏生: やまおじさんの流されゆく日々
https://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/cat24350732/index.html

『砂に埋もれる犬』 朝日新聞出版 (2021/10/30) 494ページ ★

https://amzn.to/3VwmDyO

『バラカ(上)』 集英社文庫 (2019/2/25) 400ページ
『バラカ(下)』 集英社文庫 (2019/2/25) 468ページ
『夜の谷を行く』 文春文庫 (2020/3/10) 329ページ
『だから荒野』 文春文庫 (2016/11/10) 459ページ
『ジオラマ』 新潮文庫 (2001/10/1) 294ページ ※自著あとがき(解題)あり
『残虐記』 新潮文庫 (2007/8/1) 255ページ
『水の眠り 灰の夢』 文春文庫 (2016/4/10) 476ページ ※村野ミロシリーズ
『ローズガーデン』 講談社文庫 2003/6/15 279ページ ※短編集
『はじめての文学 桐野夏生』 文藝春秋 (2007/8/10) 273ページ ★
『リアルワールド』 集英社文庫 (2006/2/25) 282ページ
『奴隷小説』 文春文庫 (2017/12/10) 187ページ ※解説 白井聡 ★
『冒険の国』 新潮文庫 (2005/10/1) 166ページ ★
『天使に見捨てられた夜』 講談社文庫 (1997/6/15) 420ページ ★
『玉蘭』 文春文庫 (2005/6/10) 388ページ ★
『顔に降りかかる雨』 講談社文庫 (1996/7/15) 404ページ ★
『ダーク(上)』 講談社文庫 (2006/4/15) 296ページ ★
『ダーク(下)』 講談社文庫 (2006/4/15) 349ページ ★
『錆びる心』 文春文庫 (2000/11/10) 397ページ
『対論集 発火点』 文春文庫 (2012/12/10) 278ページ
『光源』 文春文庫 (2003/10/10) 428ページ
『とめどなく囁く』 幻冬舎 (2019/3/25) 445ページ ★
『白蛇教異端審問』 文春文庫 (2008/1/10) 303ページ ※エッセイ集
『ポリティコン(上)』 文春文庫 (2014/2/10) 494ページ ★
『ポリティコン(下)』 文春文庫 (2014/2/10) 468ページ ※解説:原武史 ★
『燕は戻ってこない』 集英社 (2022/3/10) 445ページ
『ロンリネス』 光文社文庫 (2021/8/20) 504ページ
『ハピネス』 光文社文庫 (2016/2/20) 450ページ
『魂萌え!(上)』 新潮文庫 (2006/12/1) 335ページ

『魂萌え!(下)』 新潮文庫 (2006/12/1) 292ページ
『抱く女』 新潮文庫 (2018/9/1) 362ページ
『猿の見る夢』 講談社文庫 (2019/7/12) 609ページ
『メタボラ』 文春文庫 (2011/8/10) 684ページ (ブックオフ 2022/3/21 ¥520)
『優しいおとな』 中公文庫 (2013/8/25) 371ページ
『路上のX』 朝日文庫 (2021/2/28) 510ページ
『グロテスク(上)』 文春文庫 (2006/9/10) 397ページ
『グロテスク(下)』 文春文庫 (2006/9/10) 453ページ
『I'm sorry, mama』 集英社文庫 (2007/11/25) 262ページ
『緑の毒』 角川文庫 (2014/9/25) 332ページ
『IN』 集英社文庫 (2012/5/25) 376ページ
『夜また夜の深い夜』 幻冬舎文庫 (2017/8/5) 430ページ
『デンジャラス』 中公文庫 (2020/6/25) 330ページ

【関連本】・・・桐野さんに凝って、こんな本にまで手を出した
現代女性作家読本刊行会(編)
『現代女性作家読本⑰ 桐野夏生』 鼎書房 (2013/11/15) 163ページ

松岡理英子・江國香織・角田光代・町田康・金原ひとみ・島田雅彦・日和聡子・桐野夏生・小池昌代
『ナイン・ストーリーズ・オブ・ゲンジ』 新潮社 (2008/10/30) 285ページ ★ ●未読

佐々木敦
『小説家の饒舌 12のトーク・セッション』 メディア総合研究所 (2011/7/24) 389ページ ★
 ※第10章 桐野夏生 「作家がものを書く」

阿川佐和子/東浩紀/岩田健太郎/桐野夏生/他
『私たちはどう生きるか コロナ後の世界を語る2』 朝日新書831
(2021/8/30) 192ページ ★ ◎一部読

『小説新潮別冊 Shincho Mook The COOL! 桐野夏生スペシャル』 (2005/9/28) 159ページ ◎一部読

■原武史 ・・・この人の本は、今後も少しずつ読みたい
『最終列車』 講談社 (2021/12/8) 328ページ ★
『滝山コミューン一九七四』 講談社文庫 (2010/6/15) 343ページ ※解説:桐野夏生

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『増補新版 レッドアローとスターハウス もうひとつの戦後思想史』 新潮選書 (2019/5/20) 442ページ ★ ●未読

■森達也 ・・・話題になった新作、他
『千代田区一番一号のラビリンス』 現代書館 (2022/3/20) 382ページ ★

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『日本国憲法』 太田出版 (2007/1/30) 276ページ ★

■島田雅彦 ・・・東京新聞連載で読んでいたものを、単行本でいっきに
『パンとサーカス』 講談社 (2022/3/22) 597ページ ★

https://amzn.to/4gppwti

■朝倉喬司 ・・・この人にも関心がある
『戦争の日々―天皇から娼婦まで、戦時下日本の実況ドキュメント―(上)』 現代書館 (2009/1/25) 230ページ ★
『戦争の日々―天皇から娼婦まで、戦時下日本の実況ドキュメント―(下)』 現代書館 (2009/12/8) 238ページ ★

■左巻健男 ・・・何で知ったのか覚えていないが、たまにはこういう本も面白い
『こんなに変わった理科教科書』 ちくま新書1644 (2022/4/10) 257ページ

■藤原辰史(ふじはら・たつし) ・・・この人にも注目、読みたい本がたくさんある
『食べるとはどういうことか 世界の見方が変わる三つの質問』 農文協 (2019/3/1) 175ページ ★
『トラクターの世界史 人類の歴史を変えた「鉄の馬」たち』 中公新書2451 (2017/9/25) 270ページ
『[決定版]ナチスのキッチン 「食べること」の環境史』 共和国 (2016/7/10) 477ページ ●未読

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『カブラの冬 第一次世界大戦期ドイツの飢饉と民衆 レクチャー第一次世界大戦を考える』
 人文書院 (2011/1) 154ページ ●未読

■岡崎武志 ・・・ひさしぶりに読んだオカタケさんの近刊
『ドク・ホリディが暗誦するハムレット――オカタケのお気軽ライフ』 春陽堂書店 (2021/11/20) 238ページ ★

https://amzn.to/4g1H9zj

■南陀楼綾繁(なんだろう・あやしげ) ・・・岡崎武志さんつながり
『古本マニア採集帖』 皓星社 (2021/12/15) 271ページ ★

■河田桟 ・・・与那国島在住、馬と猫と暮らす人
『ウマと話すための7つのひみつ』 偕成社 (2022/10) 47ページ ★ ※池澤夏樹さんのネット記事で知った

https://amzn.to/3Zt9ebW

■高野秀行 ・・・私の好きな高野さんの新刊、大ヒットして入手困難だった
『語学の天才まで1億光年』 集英社インターナショナル (2022/9/10・2022/10/26第3刷) 334ページ ★

https://amzn.to/3D0TIMW

高野秀行: やまおじさんの流されゆく日々
https://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/cat21181618/index.html

■向井透史(むかい・とし/古書現生店主) ・・・これもネットと新聞書評で知った

『早稲田古本劇場』 本の雑誌社 (2022/9/5) 377ページ ★

https://amzn.to/3D3jDUh

東京新聞書評(評者:内澤旬子) 2022年10月30日 掲載
<書評>『早稲田古本劇場』向井透史(とうし) 著 | レビュー | Book Bang -ブックバン-
https://www.bookbang.jp/review/article/743416

■内澤旬子 ・・・私が大好きな内澤旬子さんの新刊、大ヒットらしい
『カヨと私』 本の雑誌社 (2022/7/16) 252ページ ★

https://amzn.to/3ZGvReg

<書評>『カヨと私』内澤旬子 著 2022年9月25日 (評者:服部文祥
https://www.tokyo-np.co.jp/article/204405

内澤旬子: やまおじさんの流されゆく日々
https://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/cat21379484/index.html

【関連本】
ヴェルマ・ウォーリス/亀井よし子(訳)
『ふたりの老女』 草思社 (1995/2/20) 190ページ ★ ※内澤旬子さんのツイッターで知った

https://amzn.to/3ZJp2su

宮田珠己/網代幸介(画)
『アーサー・マンデヴィルの不合理な冒険』 大福書林 (2021/10/10) 367ページ
 ※内澤旬子さんのブログで知った ●未読

■群ようこ/牧野伊三夫(挿画)
『かもめ食堂』 幻冬舎文庫 (2008/8/10) 216ページ

■小松由佳
『人間の土地へ』 集英社インターナショナル (2020/9/30) 251ページ ※再読

https://amzn.to/3BeOSep

小松由佳: やまおじさんの流されゆく日々
https://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/cat24342002/index.html

■関野吉晴
『えほんのひろば 草原の少女プージェ』 小峰書店 (2006/12/26) 35ページ ★

https://amzn.to/41nO6GE

関野吉晴: やまおじさんの流されゆく日々
https://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/cat21692270/index.html

■金井真紀(文・絵) ・・・今年の収穫
『日本に住んでる世界のひと』 大和書房 (2022/11/30) 239ページ ★

https://amzn.to/41pHY0G

『世界はフムフムで満ちている――達人観察図鑑』 ちくま文庫 (2022/6/10) 237ページ

■奥野克巳 ・・・この本もネットで知った
『一億年の森の思考法 人類学を真剣に受け取る』 教育評論社 (2022/5/26) 279ページ ★

■野田サトル ・・・今年、シリーズ完結を機に、一気読み
『ゴールデンカムイ 1』 集英社 (2015/1/24) ※再読
『ゴールデンカムイ 2』 集英社 (2015/2/24) ※再読
『ゴールデンカムイ 3』 集英社 (2015/5/24) ※再読
『ゴールデンカムイ 4』 集英社 (2015/8/24) ※再読
『ゴールデンカムイ 5』 集英社 (2015/12/23) ※再読
『ゴールデンカムイ 6』 集英社 (2016/2/23) ※再読
『ゴールデンカムイ 7』 集英社 (2016/4/24) ※再読
『ゴールデンカムイ 8』 集英社 (2016/8/24) ※再読
『ゴールデンカムイ 9』 集英社 (2016/11/23) ※再読
『ゴールデンカムイ 10』 集英社 (2017/3/22) ※再読
『ゴールデンカムイ 11』 集英社 (2017/8/22) ※再読
『ゴールデンカムイ 12』 集英社 (2017/12/24) ※再読
『ゴールデンカムイ 13』 集英社 (2018/2/24) ※再読
『ゴールデンカムイ 14』 集英社 (2018/6/24) ※再読
『ゴールデンカムイ 15』 集英社 (2018/9/24) ※再読
『ゴールデンカムイ 16』 集英社 (2018/12/24) ※再読
『ゴールデンカムイ 17』 集英社 (2019/3/24) ※再読
『ゴールデンカムイ 18』 集英社 (2019/6/24) ※初読
『ゴールデンカムイ 19』 集英社 (2019/9/24) ※初読
『ゴールデンカムイ 20』 集英社 (2019/12/24) ※初読
『ゴールデンカムイ 21』 集英社 (2020/3/24) ※初読
『ゴールデンカムイ 22』 集英社 (2020/6/24) ※初読
『ゴールデンカムイ 23』 集英社 (2020/9/23) ※初読
『ゴールデンカムイ 24』 集英社 (2020/12/23) ※初読
『ゴールデンカムイ 25』 集英社 (2021/3/23) ※初読
『ゴールデンカムイ 26』 集英社 (2021/6/23) ※初読
『ゴールデンカムイ 27』 集英社 (2021/9/22) ※初読
『ゴールデンカムイ 28』 集英社 (2021/12/22) ※初読
『ゴールデンカムイ 29』 集英社 (2022/4/24) ※初読
『ゴールデンカムイ 30』 集英社 (2022/6/22) ※初読
『ゴールデンカムイ 31』 集英社 (2022/7/24) ※初読

【関連本】
中川裕
『アイヌ文化で読み解く「ゴールデンカムイ」』 集英社 (2019/3/20) ※再読 (初読:2019/5/13)

https://amzn.to/3D8EVzS

瀬川拓郎(監修)
『カラー版 1時間でわかるアイヌの文化と歴史』 宝島社新書 (2019/6/24) 223ページ

アイヌ民族・アイヌ語: やまおじさんの流されゆく日々
https://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/cat20297702/index.html

山岳関係、旅の本

高橋大輔
『剱岳 線の記 平安時代の初登頂ミステリーに挑む』 朝日新聞出版 (2020/8/30) 259ページ ★

山と渓谷社(編)
『日本人とエベレスト―植村直己から栗城史多まで』 山と渓谷社 (2022/3/1) 446ページ ★

近藤謙司
『ぼくは冒険案内人』 山と渓谷社 (2014/12/5) 237ページ ★

『近藤謙司とシミュレートするエベレスト登山 Kindle版』 ゴマブックス (2014/4/25) 115ページ
下川裕治
『「おくの細道」をたどる旅 路線バスと徒歩で行く1612キロ』 平凡社新書999 (2022/3/15) 235ページ ★

服部文祥
『You are what you read. あなたは読んだものにほかならない』 本の雑誌社 (2021/2/22) 261ページ ★

https://amzn.to/4f6a58a

服部文祥: やまおじさんの流されゆく日々
https://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/cat22703334/index.html

『お金に頼らず生きたい君へ 廃村「自力」生活記』 河出書房新社(14歳の世渡り術シリーズ)
(2022/10/30) 270ページ ※10/21「地球永住計画」トークイベント会場で購入(著者サイン本)

https://amzn.to/4ipeNAC

ジョン・クラカワー/梅津正彦(訳)
『空へ 悪夢のエヴェレスト 1996年5月10日』 ヤマケイ文庫 (2013/8/1) 509ページ

トミー・コールドウェル/堀内瑛司(訳)
『ザ・プッシュ ヨセミテ エル・キャピタンに懸けたクライマーの軌跡』 白水社 (2019/8/15) 449ページ ★

https://amzn.to/49tnJ42

石川直樹
『 補新版 いま生きているという冒険』 新曜社 (2019/5/15) 311ページ ★

『ぼくの道具』 平凡社 (2016/1/20) 217ページ ★
アレックス・オノルド/デイビッド・ロバーツ/堀内瑛司(訳)
『ALONE ON THE WALL 単独登攀者、アレックス・オノルドの軌跡』 山と渓谷社 (2016/3/5) 342ページ ★

以上、全部ではないが、主な本をあげてみた。
今日12/25現在、今年読んだ本は130冊
コミックで稼いでいるが、これは私の年間新記録。

そして、来年にかけて読破したいのが、北方謙三版「水滸伝」(全19巻)。
20代の頃から、何度も読もうとしたが果たせず。
「水滸伝」にはいろいろな版があるようだが、物語性に富んでいそうな北方版を選んでみた。
中古の文庫本を、とりあえず2冊買ってきて読み始めた。
こういう大河小説を読み通すには、気合と根気が必要。

北方謙三
『水滸伝 一 ―― 曙光の章』 集英社文庫 (2006/10/25) 388ページ ※解説:北上次郎

<北宋末、中国。砂塵をまいて、泥河をこえて、英雄たちが奔る! 原典を読み込み大胆に再構築、中国古典英雄譚に新たな生命を吹き込んだ、21世紀に蘇る決定版「水滸伝」いよいよ登場!> Amazonより

北方謙三: やまおじさんの流されゆく日々
https://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/cat24379193/index.html


【了】

 

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2021年12月27日 (月)

【読】2021年 ぼちぼちいこうか総集編(今年読んだ本)その2

今年読んだ本のリストの続き。
書名の前の日付は、読了日。
図書館から借りた本が、ほとんど。
家にある山積みの本が、なかなか読めない。

■ノンフィクション、エッセイ、評論類■

今年も世界中を震撼させた疫病関連。
けっこうまとめて読んだ。
『臨床の砦』はフィクション。現役の医師の作品で、臨場感あふれる力作。
東海林さだおさんの本は、ご愛敬。

■ 1/2 稲葉剛・小林美穂子・和田静香 編 『コロナ禍の東京を駆ける 緊急事態宣言下の困窮者支援日記』 岩波書店 (2020/11/26) 186ページ
■ 1/9 大野 和基 編 『コロナ後の世界』 文春新書1271 (2020/7/20) 202ページ
■ 1/13 朝日新聞社 編/養老孟司 他 『コロナ後の世界を語る 現代の知性たちの視線』 朝日新書781 (2020/8/11) 200ページ
■ 1/18 村上陽一郎 編 『コロナ後の世界を生きる――私たちの提言』 岩波新書1840 (2020/7/17) 205ページ
■ 1/29 西浦博/(聞き手)川端裕人 『理論疫学者・西浦博の挑戦 新型コロナからいのちを守れ!』 中央公論新社 (2020/12/10) 292ページ
■ 6/10 東海林さだお 『マスクは踊る』 文藝春秋 (2021/1/30) 237ページ
■ 7/30 夏川 草介 『臨床の砦』 小学館 (2021/4/28) 206ページ
■ 9/12 牧田寛 『誰が日本のコロナ禍を悪化させたのか?』 扶桑社 (2021/8/24) 311ページ

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下に並べた本も、おもしろかった。

■ 2/3 なぎら健壱 『高田渡に会いに行く』 駒草出版 (2021/1/16) 332ページ
■ 2/11 春間豪太郎 『草原の国キルギスで勇者になった男』 新潮社 (2020/10/30) 279ページ
■ 2/13 椎名誠 『ぼくがいま、死について思うこと』 新潮社 (2013/4/25) 190ページ
■ 2/15 椎名誠 『遺言未満、』 集英社 (2020/12/21) 253ページ
■ 2/23 鈴木理生(すずき・まさお) 『江戸の町は骨だらけ』 ちくま学芸文庫 (2004/8/10) 275ページ

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大好きな高野秀行さん。
その高野さんが紹介していた、高野さんの友人でスーダン出身の盲目の人が書いた『わが盲想』が、たいへんおもしろかった。

■ 8/8 高野秀行・清水克行 『世界の辺境とハードボイルド室町時代』 集英社インターナショナル (2015/8/31) 314ページ
■ 8/10 高野秀行 『辺境メシ ヤバそうだから食べてみた』 文春文庫 (2020/11/20) 325ページ
■ 9/30 高野秀行 『移民の宴 日本に移り住んだ外国人の不思議な食生活』 講談社文庫 (2015/9/15) 397ページ
■ 10/9 モハメド・オマル・アブディン 『わが盲想』 ポプラ文庫 (2015/2/5) 297ページ

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今年、惜しくも亡くなった小三治さんの本。
続編も入手したが、まだ読んでいない。

■ 8/2 柳家小三治 『ま・く・ら』 講談社文庫 (1998/6/15) 419ページ

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その他、今年出会った、すてきな本の数々。
『ひらけ!モトム 大学生のぼくが世田谷の一角で介助をしながらきいた、団塊世代の重度身体障害者・上田さんの人生』に描かれた、上田要(もとむ)さんは、それほどのお付き合いはないものの、よく存じあげている方。いい本です。

■ 1/22 岩下紘己 『ひらけ!モトム 大学生のぼくが世田谷の一角で介助をしながらきいた、団塊世代の重度身体障害者・上田さんの人生』 出版社ジグ (2020/9/15) 223ページ
■ 3/20 内澤旬子 『内澤旬子の島へんろの記』 光文社 (2020/11/30) 366ページ
■ 4/13 鹿子裕文 『へろへろ 雑誌『ヨレヨレ』と「宅老所よりあい」の人々』 ナナロク社 (2015/12/15) 283ページ
■ 5/5 鹿子裕文/絵・モンドくん 『はみだしルンルン』 東京新聞 (2021/1/31) 201ページ
■ 5/9 馬場悠男 『「顔」の進化』 講談社 (2021/1/20) 270ページ
■ 5/11 鹿子裕文 『ブードゥーラウンジ』 ナナロク社 (2020/1/1) 447ページ
■ 11/19 頭木弘樹編 『絶望図書館――立ち直れそうもないとき、心に寄り添ってくれる12の物語』 ちくま文庫 (2017/11/10) 363ページ

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「あの戦争」「憲法」「天皇制」などは、私の生涯にわたる(おおげさだが)読書テーマ。
『西瓜とゲートル』は、いい本です。

■ 1/11 江橋崇 『日本国憲法のお誕生 その受容の社会史』 有斐閣 (2020/11/3) 218ページ
■ 9/14 大澤真幸・木村草太 『むずかしい天皇制』 晶文社 (2021/5/30) 349ページ
■ 10/13 一ノ瀬俊也 『軍隊マニュアルで読む日本近現代史 日本人はこうして戦場へ行った』 朝日文庫 (2021/4/30) 233ページ
■ 10/16 吉田裕 『日本軍兵士 ――アジア太平洋戦争の現実』 中公新書2465 (2017/12/25) 228ページ
■ 11/14 鴻上尚史 『不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に反抗したか』 講談社現代新書 (2017/11/20) 292ページ
■ 11/23 桑原茂夫 『西瓜とゲートル オノレを失った男とオノレをつらぬいた女』 春陽堂書店 (2020/8/15) 237ページ
■ 11/25 保坂正康 『「特攻」と日本人』 講談社現代新書1797 (2005/7/20) 227ページ
■ 12/7 大貫健一郎・渡辺孝 『特攻隊振武寮 帰還兵は地獄を見た』 朝日文庫 (2018/8/30) 358ページ
■ 12/13 保坂正康(監修) 『半藤一利 語りつくした戦争と平和』 東京新聞 (2021/11/30) 190ページ

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半藤一利さんの「昭和史」ものを、引き続き読んでいるところ。

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(おしまい)

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2021年8月15日 (日)

【読】五木寛之『親鸞』三部作再読

ノンフィクションライターの高野秀行さんが好きだ。

数日前にネットで高野さんの話を視聴。
コロナ禍のなかで読むといいという、高野さんの推薦本の一冊がこれ。

『親鸞全挿画集』 山口晃/著
青幻舎 2019年2月
ISBNコード 978-4-86152-479-0
(4-86152-479-2)
税込価格 6,050円
頁数・縦 695P 26cm

山口晃 親鸞 全挿画集|青幻舎 SEIGENSHA Art Publishing, Inc.
https://www.seigensha.com/books/978-4-86152-479-0/

山口晃『親鸞 全挿画集』が刊行。五木寛之による新聞小説『親鸞』挿画の全容と背景が一冊に (美術手帖)
https://bijutsutecho.com/magazine/news/headline/19297

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五木寛之さんが、かつて新聞連載していた小説『親鸞』(三部作)の挿絵画家・山口晃さんが、連載当時の挿絵を全て公開。
大判で分厚い本を図書館から借りて読み始めた。

これが、じつに面白い。

掲載紙のひとつ、東京新聞を購読しているので、連載初回からずっと読んでいたのは、懐かしい思い出。
毎回、新聞を切り抜いて取ってあったのだが、いつだったか捨ててしまった。
惜しいことをしたものだ。

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山口晃さんの挿画集を読んで(見て)いたら、小説『親鸞』を読んでみたいと思った。
市内の図書館に文庫6冊が揃っていたので、昨日、思いたって雨の中を車で駆けつけて借りてきた。

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さっそく読み始めている。
山口さんの挿画集の絵と見比べながら、新聞連載当時のワクワク感を思い出している。

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2020年12月30日 (水)

【読】2020年に読んだ本

2020年に読んだ本。
なかば自分用のメモとして。
テキストファイルで読書記録を付けているので、そこからコピペしておこう。
この一年は、55冊しか読了できなかった。

なかでも印象深かった本を赤字に。
書影はamazonより。

●2019/12/29~1/3 熊倉正修(まさなが) 『日本のマクロ経済政策――未熟な民主政治の帰結』 岩波新書1780 (2019/6/20) 242ページ
●1/3~1/7 藻谷浩介 『デフレの正体――経済は「人口の波」で動く』 角川oneテーマ21 (2010/6/10) 270ページ
●1/7~1/8 平田オリザ・藻谷浩介 『経済成長なき幸福国家論――下り坂ニッポンの生き方』 毎日新聞出版 (2017/9/25) 187ページ 【東大和市立図書館】
●1/9~1/9 服部文祥 『息子と狩猟に』 新潮社 (2017/6/30) 173ページ 【東大和市立図書館】
●1/10~1/13 藻谷浩介 『藻谷浩介対談集 しなやかな日本列島のつくりかた』 新潮社 (2014/3/15) 223ページ
●1/24~1/30 山本太郎・雨宮処凛(取材・構成) 『僕にもできた!国会議員』 筑摩書房 (2019/4/10) 189ページ 【東大和市立図書館】
●1/30~1/30 角幡唯介(文)/山村浩二(絵) 『月刊たくさんのふしぎ419 極夜の探検』 福音館書店 (2020年2月号) 40ページ 【東大和市立図書館】
●1/31~2/2 郷原宏 『岸辺のない海 石原吉郎ノート』 未來社 (2019/11/11) 329ページ 【東大和市立図書館】
●2/2~2/3 木村草太・国谷裕子 『憲法という希望』 講談社現代新書 (2016/9/20) 221ページ 【東大和市立図書館】
●2/3~2/4 木村草太 『自衛隊と憲法 -これからの改憲論議のために-』 晶文社(犀の教室Liberal Arts Lab) (2018/5/10) 206ページ 【東大和市立図書館】
-10-
●2/5~2/9 小松由佳 『オリーブの丘へ続くシリアの小道で ふるさとを失った難民たちの日々』 河出書房新社 (2016/3/20) 127ページ 【東大和市立図書館】
●2/9~2/12 牧野伊三夫 『牧野伊三夫 イラストレーションの仕事と体験記 1987-2019 椰子の木とウィスキー、郷愁』 誠文堂新光社 (2019/12/28) 895ページ 【東大和市立図書館】
●1/14~2/12 岡村道雄 『縄文人からの伝言』 集英社新書0746D (2014/7/22) 197ページ
●2/13~2/17 夢枕獏・岡村道雄 『縄文探検隊の記録』 集英社インターナショナル新書032 (2018/12/12) 253ページ
●2/22~2/24 南陀楼綾繁 『一箱古本市の歩きかた』 光文社新書433 (2009/11/20) 316ページ 【東大和市立図書館】 ※のち購入Amazon
●2/18~2/26 リチャード・ローズ/古賀林 幸訳 『アメリカ農家の12ヵ月』 晶文社 (1993/7/30) 346ページ 【東大和市立図書館】除籍本
●2/27~3/8 根路銘国昭 『ウイルスで読み解く[人類史]』 徳間書店 (1995/2/28) 245ページ 【東大和市立図書館】
●3/8~3/10 小林照幸 『パンデミック 感染爆発から生き残るために』 新潮新書299 (2009/2/20) 189ページ 【東大和市立図書館】
●3/10~3/15 川越宗一 『熱源』 文藝春秋 (2019/8/30) 426ページ ※第162回直木賞受賞作
●3/17~3/24 馳星周 『不夜城』 角川文庫 (1999/4/25) 533ページ
-20-
●3/24~3/30 岩田健太郎 『「感染症パニック」を防げ! リスク・コミュニケーション入門』 光文社新書725 (2014/11/20) 313ページ
●4/15~5/8 馳星周 『鎮魂歌(レクイエム) 不夜城Ⅱ』 角川文庫 (2000/10/25) 600ページ
●5/9~5/11 高野秀行・角幡唯介 『地図のない場所で眠りたい』 講談社 (2014/4/24) 293ページ 【再読】
●5/11~5/18 内澤旬子 『飼い喰い 三匹の豚とわたし』 岩波書店 (2012/2/22) 306ページ
●5/18~5/29 カミュ/宮崎嶺雄 訳 『ペスト』 新潮文庫 (1969/10/30-2020/5/15 93刷) 476ページ
●5/30~6/14 サンドラ・ヘンペル/関谷冬華 訳 『ビジュアル パンデミック・マップ 伝染病の起源・拡大・根絶の歴史』 日経ナショナルジオグラフィック社 (2020/3/16) 224ページ 【東大和市立図書館】
●6/16~6/18 姫田忠義 『忘れられた日本の文化 ―撮りつづけて三十年―』 岩波ブックレット193 (1991/4/19) 62ページ 【東大和市立図書館】
●7/25~7/25 萱野茂・文/石倉欣二・絵 『パヨカカムイ ユカラで村をすくったアイヌのはなし』 小峰書店 (2000/12/2) 【東大和市立図書館】
●7/8~7/9 木村友祐 『幼な子の聖戦』 集英社 (2020/1/30) 219ページ 【東大和市立図書館】
●7/9~7/13 高橋三千綱 『ありがとう肝硬変、よろしく糖尿病』 幻冬舎 (2016/1/30) 394ページ 【東大和市立図書館】
-30-
●7/13~7/14 島田雅彦 『スノードロップ』 新潮社 (2020/4/25) 196ページ 【東大和市立図書館】
●7/14~7/14 村上春樹 『猫を棄てる 父親について語るとき』 文藝春秋 (2020/4/25) 101ページ
●7/15~7/19 『冒険の森へ 傑作小説大全 6 追跡者の宴』 集英社 (2016/11/9) 563ページ 【東大和市立図書館】 五木寛之「裸の町」/生島治郎「男たちのブルース/他」
●7/19~7/22 内澤旬子 『捨てる女』 朝日文庫 (2017/4/30) 263ページ
●7/22~7/24 内澤旬子 『ストーカーとの七〇〇日戦争』 文藝春秋 (2019/5/25) 361ページ 【東大和市立図書館】
●7/26~7/27 松田哲夫/内澤旬子(イラスト) 『本に恋して』 新潮社 (2006/2/25) 203ページ 【東大和市立図書館】
 6/19~7/14 池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 I-01 ジャック・ケルアック/青山南 訳 『オン・ザ・ロード』 河出書房新社 (2007/11/30) 445ページ 【東大和市立図書館】 中断~P.170
●7/26~8/1 池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 I-01 ジャック・ケルアック/青山南 訳 『オン・ザ・ロード』 河出書房新社 (2007/11/30) 445ページ 【東大和市立図書館】 中断後P.171~
●8/2~8/3 池澤夏樹・池澤春奈 『ぜんぶ本の話』 毎日新聞出版 (2020/6/20) 223ページ 【東大和市立図書館】
●8/5~8/18 池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 I-02 マリオ・バルガス=リョサ/田村さと子 訳 『楽園への道』 河出書房新社 (2008/1/20) 507ページ 【東大和市立図書館】
●7/25~/8/19~8/20 内澤旬子 『漂うままに島に着き』 朝日文庫 (2019/7/30) 296ページ
-40-
●8/20~8/22 高野秀行 『未来国家ブータン』 集英社文庫 (2016/6/30) 324ページ
●8/23~8/27 メイ・サートン/武田尚子 訳 『夢見つつ深く植えよ』 みすず書房 (1996/1/30) 247ページ 【東村山市立図書館】
●9/4~9/6 馳星周 『少年と犬』 文藝春秋 (2020/5/15) 308ページ 【東大和市立図書館】
●8/28~9/9 高野秀行 『謎のアジア納豆 そして帰ってきた<日本納豆>』 新潮社 (2016/4/25) 350ページ
●9/11~10/8 高野秀行 『幻のアフリカ納豆を追え! そして現れた<サピエンス納豆>』 新潮社 (2020/8/25) 366ページ
●10/8~10/11 小松由佳 『人間の土地へ』 集英社インターナショナル (2020/9/30) 251ページ
●10/11~10/12 服部文祥 『サバイバル家族』 中央公論新社 (2020/9/25) 242ページ 【東大和市立図書館】
●10/13~10/19 池澤夏樹 『ワカタケル』 日本経済新聞出版 (2020/9/18) 429ページ
●11/7~11/12 池澤夏樹 『科学する心』 集英社インターナショナル (2019/4/10) 261ページ 【東大和市立図書館】
●11/18~11/21 竹内洋岳 『下山の哲学』 太郎次郎社エディタス (2020/10/15) 254ページ 【東大和市立図書館】
-50-
●11/23~11/24 竹内洋岳 『登山の哲学 標高8000メートルを生き抜く』 NHK出版新書407 (2013/5/10) 205ページ 【東大和市立図書館】
●10/25~11/28 大塚ひかり 『愛とまぐはひの古事記』 ちくま文庫 (2011/10/10) 260ページ
●12/4~12/12 頭木弘樹 『食べることと出すこと』 医学書院 (2020/8/1) 316ページ 【東大和市立図書館】
●12/14~12/27 温又柔・木村友祐 『私とあなたのあいだ いま、この国で生きるということ』 明石書店 (2020/10/30) 331ページ 【東大和市立図書館】
●12/28~12/29 温又柔(おん・ゆうじゅう) 『来福の家』 集英社 (2011/1/10) 268ページ 【東村山市立図書館】

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