カテゴリー「こんな本を手に入れた」の392件の記事

2024年12月 1日 (日)

【読】五木寛之傑作対談集

五木寛之さんの作品集が、ときおり思い出したように出版されている。

私としては、全集が出版されないものかと期待しているのだが、膨大な著作(とくにエッセイの類い)を出し続けている五木さんの著作を全集に収めるのも、並大抵ではないのだろう。

まずは、出版されたばかりの対談集。

『五木寛之傑作対談集 I』 平凡社 (2024/11/26) 352ページ
https://amzn.to/4eZBJDE

【収録対談・鼎談一覧】
モハメド・アリ「余は如何にしてボクサーとなりしか」
村上春樹「言の世界と葉の世界」
美空ひばり「よろこびの歌、かなしみの歌」
長嶋茂雄「直感とは単なる閃きではない」
ミック・ジャガー「ぼくはル・カレが好き」
キース・リチャーズ「男と女のあいだには」
唐十郎、赤塚不二夫「やぶにらみ知的生活」
篠山紀信「“大衆性”こそ写真の生命」
山田詠美「女の感覚、男の感覚」
坂本龍一「終わりの季節に」
瀬戸内寂聴「京都、そして愛と死」
福山雅治「クルマ・音楽・他力」
太地喜和子「男殺し役者地獄」
埴谷雄高「不合理ゆえに吾信ず」

「Ⅰ」とあるからには、この後、続編も出るのだろう。

私は、過去に出版された対談集で読んだものもある。
あまり憶えていないが、村上春樹さんとの対談は、印象に残っている。

【過去記事】
【読】風の対話(続): やまおじさんの流されゆく日々

https://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2007/11/post_5a48.html

最近出版された五木さんの作品集(傑作集)といえば、こんなシリーズも。

五木寛之セレクション 東京書籍

【東京書籍】 一般書籍 文芸 五木寛之セレクションⅠ【国際ミステリー集】
https://www.tokyo-shoseki.co.jp/books/81448/

【東京書籍】 一般書籍 文芸 五木寛之セレクションⅡ【音楽小説名作集】
https://www.tokyo-shoseki.co.jp/books/81449/

【東京書籍】 一般書籍 文芸 五木寛之セレクションⅢ【異国ロマンス集】
https://www.tokyo-shoseki.co.jp/books/81450/

【東京書籍】 一般書籍 文芸 五木寛之セレクションⅣ【サスペンス小説集】
https://www.tokyo-shoseki.co.jp/books/81451/

【東京書籍】 一般書籍 文芸 五木寛之セレクションⅤ【恋愛小説集】
https://www.tokyo-shoseki.co.jp/books/81452

【参考記事】
五木寛之、初のテーマ別作品集 最新刊第5弾!『五木寛之セレクションⅤ【恋愛小説集】』刊行!五木寛之の二大恋愛小説「燃える秋」と「冬のひまわり」を収録。対談解説に見城徹登場! | 東京書籍株式会社のプレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000134.000115774.html

出るたびに買い求めているのだが、何巻までになるのだろうか。

| | | コメント (0)

2024年11月 7日 (木)

【読】二冊の本「中学生から知りたいウクライナのこと」「パレスチナのこと」

ネットを渡り歩いていて(ネットサーフィンという言葉は、今や死語か)、興味ぶかい本に出会うことが多い。
できるだけ近隣の図書館から借りてきて読むようにしているが、ついつい買ってしましたくなる。

この2冊は、隣接市の図書館から借りている。

山哲・藤原辰史
『中学生から知りたい ウクライナのこと』

 ミシマ社 (2022/6/10) 206ページ

https://amzn.to/40Dq9e8

岡真理・小山哲・藤原辰史
『中学生から知りたい パレスチナのこと』

 ミシマ社 (2024/7/23) 216ページ

https://amzn.to/4ffsGzp

カバーの絵が美しいので、Amazonから書影を拝借。

Photo_20241107195101 Photo_20241107195102

「ウクライナ編」の方を、今日、読み終えた。

「中学生から知りたい」というが、大人が読んでもじゅうぶんタメになる内容。

なぜこの言葉がタイトルに付いているのか……「ウクライナ編」の前書きで藤原辰史さんが書いている。

<「中学生から知りたい」というのは、私たちの学んだ知識をカジュアルダウンしてわかりやすく伝える、とは少し異なった方向にあります。むしろ、私たち大人の認識を鍛え直す、という意味も込められていると言っていいでしょう。>

私は、中学生にも、ぜひ、読んで、考えてほしいと思う。
もちろん、私を含めた大人も、これまでの生半可な知識・認識を”鍛え直す”ことが必要。

この「ウクライナ編」を読んでの感想は、(文字数制限があるが)「読書メーター」に投稿した。

https://bookmeter.com/books/19733063

藤原辰史さんの『トラクターの世界史』(中公新書)を、2年ほど前に読んでいる。
残念なことに、小平図書館友の会のチャリティ古本市に出してしまい、もう手元にない。
それで、さきほど、ネット注文してしまった(新刊書店受け取り)。
もういちど、読んでみたくなったのだ。

https://amzn.to/3YGWaiC

Photo_20241107200901

もう一冊。
これも、藤原さんの『トラクターの世界史』でも紹介されていた気がする。

マリーナ・レヴィツカ (著)/ 青木 純子 (翻訳)
『おっぱいとトラクター』 集英社文庫 2010/8/20

https://amzn.to/3Ch3g61

<母が亡くなって2年後、元エンジニアで変わり者の父が、ウクライナからやって来た豊満なバツイチ美女と結婚すると言い出した! 父84歳、美女36歳。母親の遺産問題で仲の悪くなっていた2人の娘は一時休戦、財産とヴィザ目当てに違いないその女性から父を守るべくタッグを組み、追い出し作戦を開始するのだが…。ヨーロッパで話題騒然のイギリス発世界的ベストセラー、日本初上陸。> ―Amazonより―

これは、図書館に単行本があったのでリクエストしたばかりだが、Amazonでみつけたので注文し、図書館の方はキャンセル。新刊書店(ネットのe-hon)では注文不可だった。Amazonの古本は驚くほど安い。

……とまあ、今日は、読んだばかりの本のことを、忘れないうちに書いてみた。

| | | コメント (0)

2024年10月20日 (日)

【読】勢古浩爾さんの近刊「バカ老人たちよ!」

ネットで知った本。

勢古浩爾さんの書いたものを、熱心に読んでいた時期がある。
何年ぶりかで手にとった近刊。
隣接市の図書館にあったので借りてきた。

あいかわらずの”勢古節”健在。

『バカ老人たちよ!』 勢古浩爾 夕日書房 2024/3/19
https://amzn.to/40d2AIK

夕日書房は、はじめて見る出版社。
神奈川県藤沢市にある出版社らしい。

夕日書房
https://www.yuhishobo.com/

刊行物 | 夕日書房
https://www.yuhishobo.com/%E5%88%8A%E8%A1%8C%E7%89%A9

勢古さんのこの本も載っている。

はじめて読んだ勢古さんの本は、これだった。
新書で、いい本がたくさんある。

【読】思想なんかいらない: やまおじさんの流されゆく日々
https://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2006/11/post_1316.html

なかでも、ブックガイド的な本が、いい。

勢古さんのこんな本が出ているのも、今、知った。
読みたくなる本。
地元の図書館にあるので、借りてみようかな。

『それでも読書はやめられない: 本読みの極意は「守・破・離」にあり』
 NHK出版新書 615 2020/3/10

https://amzn.to/3BOi0cr

【追記】
図書館から借りているこの本に、以前借りていた人の貸出票(レシート)が挟まっていた。
これも「痕跡本」か。
どういう方かわからないが、借りていた本のバリエーションが面白い。
よけいなお世話だけれど。

20241020-135120

【追記】
一日で読み終えてしまった。
感想を、いつものように「読書メーター」に書いたが、書き忘れたことがあるので、ここに。
勢古さんが、その著書で繰り返し言っていること。
ごくフツーの、無名の、”庶民”(と呼ぶのがいいのか)のなかに、尊敬できる人が(稀にだが)いるのだ。
この本でも、何人かとりあげられている。

読書メーターに書いた感想
https://bookmeter.com/books/21871075

【さらに追記 2024/10/21】
勢古さんは、この本の中で、新聞・テレビの情報のうち90%は不要な情報だと言い切っている。
ちょっと極端だと思うが、私も、新聞・テレビで流される情報の洪水に辟易していて、勢古さんの意見はうなずける。
新聞はまだしも、テレビ番組がなあ……。
もうひとつ。
上にあげた『思想なんがいらない』という新書の、Amazonのレビューを流し読みして驚いた。
こんなに毀誉褒貶の落差が大きい人なんだ、勢古浩爾さんは。
私は好きなんだけどな。

| | | コメント (0)

【読】20巻+別巻1の全集

10年以上も前のこと。
当時住んでいた小平の新刊書店に通って、発売のたびにコツコツと買い集めた全集が、手元にある。

コレクション 戦争×文学 (戦争と文学)

https://lp.shueisha.co.jp/war-lite/top.html

2011年6月から2013年9月にかけて、集英社から刊行。

集英社「戦争×文学」│刊行リスト

https://lp.shueisha.co.jp/war-lite/list/index.html

完結後に発売されたムックまで買っている。

戦争と文学スペシャル (集英社ムック)
 2015/7/29 集英社

https://amzn.to/4fazDBl

Photo_20241020090001

いま、私の本棚から本があふれ返っている。
「断捨離」という言葉は好きではないが、老い先長くないので、身辺整理しておかなければ、なんちゃって。
もしものときには、まとめて古本屋さんに持って行ってもらえばいいのだけれど。

本棚の奥(入りきらなくなったので前後二列で収納している)、つまり、見えないところに並んでいるこの全集。
いつか読みたいと思いつつ、まともに読み通したのは下の一冊だけかも。

『コレクション 戦争と文学 7 日中戦争』

https://amzn.to/3UjspmO

_

ところで、この全集を買い集めていた当時のブログ記事があるのをみつけた。
”帯付き”にこだわっていたんだなぁ。
なつかしい。
震災のあった年のことだ。

【読】たかが、帯。されど: やまおじさんの流されゆく日々
 2011/11/15
https://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2011/11/post-bee2.html

読みたい本が、どんどん溜まる一方だ。

 

 

| | | コメント (0)

2024年10月12日 (土)

【読】こういう図鑑に弱い

先日、小平図書館友の会の総会後の懇親会で、紹介された本。

紹介してくれた人は、図書館の予約待ちにしびれを切らして購入したそうだ。

私も地元の図書館に予約を入れたところ、一人待ちで、今日、受け取ることができた。

カラフルな絵入り図鑑。

こういう本に私は弱い。
買って、手元に置いておきたい誘惑にかられる。

みっけ 『知りたいこと図鑑』
 KADOKAWA (2023/8/28) 223ページ

https://amzn.to/4eHq7pu

【Amazonより】
眺めるだけで楽しく学べる! かつてなかった教養雑学本誕生。
日常の知識、種類・名称・表現、サイズ・単位、デジタル知識・記号、略語、暦の知識、食べ物・飲み物の種類や名前、漢字・国語・古典・文学、地理・歴史、理科、数学、宝石・アクセサリー、フレグランス・ファッション・メイク、花言葉、星座/こんな知りたいこと、覚えておきたいことがとても分かりやすい図解で1冊に凝縮。
1冊持っているだけで満足感がすごい本ができました。

Photo_20241012132201

知りたいこと図鑑│オンライン書店e-hon
https://www1.e-hon.ne.jp/content/browse/b_9784046054906.html

| | | コメント (0)

2024年10月10日 (木)

【読】【震】『福島第一原発廃炉図鑑』

このところずっと、このブログの過去記事を修正している。
詳しい事情は、少し前、下の記事に書いた。

【雑】ブログのrewrite: やまおじさんの流されゆく日々
https://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2024/10/post-54f205.html

今日、ちょうど【震】震災日誌と名付けたカテゴリーの記事群を手直ししていた。
【震】震災日誌: やまおじさんの流されゆく日々

https://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/cat22640519/index.html

2011年3月11日の巨大地震の体験から始めて、142件の投稿がある。
思い返しても恐ろしい体験だった。

【震】恐ろしい地震体験: やまおじさんの流されゆく日々
https://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/post-5cfd.html

「今日、ちょうど」と書いたのは、こんな本を図書館から借りてきたので。

開沼博(編) 『福島第一原発廃炉図鑑』
 太田出版 (2016/6/17) 396ページ

https://amzn.to/3NkuE5j

Photo_20241010185701

8年前に出版されたこの本、持っていたはずなのだが、古本市に出してしまった気がする。
本棚の奥に、まだあるのかもしれないが、探す気にならず。

さらに、数日前の東京新聞で、ひさしぶりに福島第一原発の現在の状況を読んだのだった。

1号機注水減受け 線量調査始まる<福島第1原発の1週間>:東京新聞 TOKYO Web
(2024年10月7日)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/358009?rct=genpatsu

福島第1原発、デブリ採取装置のカメラ2台を交換へ 映像が届かない不具合で作業再開の見通し立たず:東京新聞 TOKYO Web
(2024年10月7日)

https://www.tokyo-np.co.jp/article/359012?rct=genpatsu

<<東京電力福島第1原発2号機の溶け落ちた核燃料(デブリ)を微量採取する計画で、装置のカメラ2台の映像が届かなくなり中断した問題を巡り、東電は7日、カメラの復旧を断念し、交換すると発表した。…(略)…/
東京電力は9月10日にデブリの微量採取に着手。14日には格納容器内の底部で長さ3、4センチほどのデブリに接触し、器具でつかみ取るなどした。その様子をカメラが撮影した映像も公開した。つかんだデブリはいったん放し、改めて採取する予定にしていた。/だが、15日にカメラの電源を切り、作業を再開した17日に電源を入れたところ、映像が届かなくなった。映像がないと採取できないため、作業は中断。10月4日にかけて復旧を試みたが、映像が戻らなかった。(荒井六貴、山下葉月)>>

これは、テレビでもニュースになった。
ロボットによるデブリの微量採取(2号機)というのは、デブリ取り出しの最初の実験。
1~3号機で推計880トンと言われているデブリを取り出すなんてことは、できるのだろうか? と、あらためて慄然としたのだった。

デブリの本格取り出し、実現性は? 福島第1原発廃炉作業の最難関 3つの取り出し案も決定打には…:東京新聞 TOKYO Web
(2024年10月7日)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/357970?rct=fukushima1

私たちの次の次の世代(現代の子どもたち)にまで、こんなやっかいなものを残してしまうのか……と、暗い気持ちになる。

| | | コメント (0)

2024年9月23日 (月)

【読】ガルシア・マルケス『百年の孤独』文庫版が出た

話題になっている文庫。
二か月ほど前のこと、新刊書店のレジ前に平積みされているのを見て、すぐに購入した。

十数年前になるだろうか、当時住んでいた小平の図書館で単行本を借りて、がんばって読んだことを思い出す。

図書館の貸し出し窓口で、図書館員から
「全部読んだんですか? 私は読めないまま、家にまだあります」
と言われたことも、忘れられない。(詳細は下記リンク先のブログ記事に)

自分のブログ記事を見返してみたところ、2005年11月のことだった。
今から19年前、まだ、会社に勤めていた頃だ。

2005.11.25
【読】百年の孤独: やまおじさんの流されゆく日々
https://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2005/11/post_aa66.html

2005.11.26
【読】地区図書館で: やまおじさんの流されゆく日々
https://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2005/11/post_6c84.html


ガブリエル・ガルシア=マルケス 『百年の孤独』
鼓直(訳) 新潮文庫(2024/6/26) 672ページ

https://amzn.to/3TGQlQK

Photo_20240923124401

この文庫、買ったままで、まだ読めないでいるが、池澤夏樹さん監修の「読み解き支援キット」というA3版のペーパーが挟まれている。
「読み解き」が必要なほど、たしかに読むのが難しい本だった。
長く複雑な物語なので、いつか気合を入れて向き合ってみよう。


こんど出た文庫版は、ずいぶんと話題になっているらしい。
今日も、ネットでこんな記事をみつけた。

「著者はボケ倒してるのにツッコミなし」
直木賞作家・小川哲が『百年の孤独』を語る | 対談・鼎談 | Book Bang -ブックバン-

https://www.bookbang.jp/review/article/783768

https://www.bookbang.jp/review/article/783768/2

 

| | | コメント (0)

2024年4月16日 (火)

【読】原武史『一日一考 日本の政治』

面白そうだったので購入、そのまま本棚に眠っていた新書。
読みやすそうだったので、読んでみることにした。

原武史 『一日一考 日本の政治』
 河出新書 (2021/6/20) 398ページ

https://amzn.to/4aMpFEe

―Amazonの紹介文―
<歴史の深い闇に埋もれた言葉は、私たちの日常を読み解く鍵になる。公表時に話題にされても忘れ去られた名言、無名の人たちが残していた言葉、一つの出来事に対して異なる見解を示す文章……一日ひとつ、366人の言葉と今の体制のつながりを通して、この国の政治とは何か、考える。>

新書としては分厚い本だが、
「うるう年の2月29日を含む1年366日の1月1日から12月31日まで、1日ごとに政治とは何かを考えるための文章や言葉を配置し、それぞれの文章や言葉に対する筆者の解説を加えたもの」(はじめに)
とあるように、1ページ1項目で読みやすそう。

ちなみに、1月1日の項では、阿満利麿(あま・としまろ/1939-/宗教学者)の文章がとりあげられている。
阿満利麿という人物は、知らなかった。
この阿満利麿の文章を引用したあと、筆者の原武史さんは、こう解説している。

<1946(昭和21)年元日、昭和天皇は詔書により自らを「現御神」とする「架空ナル」観念を否定し、いわゆる人間宣言を行った。だが阿満利麿は言う。大部分の国民は、天皇が「神」だろうが「人間」だろうが、依然として崇拝の対象にしている。それは自分たちの生に究極的な意味を与える存在を、日常生活と同じ時間と空間のなかに求めたいという願望があるからだ。この願望がある限り天皇制はなくならないどころか、天変地異などで自分たちの生が危険にさらされたときほどその崇拝は強まることになる。> (P.16)

天皇や皇室に詳しく、たくさんの論考がある原武史さんらしい、鋭い指摘だと思う。

この本に出てくる人物、私の知っている人は少ないが、あたらしい発見がありそうで、楽しみな本だ。

(2024/4/16 記)

| | | コメント (0)

2023年12月28日 (木)

【読】探し続けていた本

探し続けていた本を手に入れた。

船戸与一さんが、若い頃、早稲田大学探検部の一員としてアラスカ・エスキモーを調査したときのレポート。

『アラスカ・エスキモー』
早稲田大学ベーリング・アラスカ遠征隊
(佐藤政信・原田健司・小島臣平)
朝日新聞社 昭和43年(1968年)2月29日
定価 340円

※原田健司=船戸与一さんの本名

船戸さんは昭和19年(1944年)生まれだから、この本の刊行時は23歳か24歳だったはず。

「日本の古本屋」というサイトに、探している本として出しておいたところ、ようやくみつかった。
あきらめずに探すものだ。
うれしい。

20231228-105508 20231228-105535

20231228-105621

Wikipediaより
早稲田大学在学中は探検部(第三期生)に所属した。先輩には西木正明、後輩には高野秀行がいる。アラスカのエスキモーを訪問し、本名で共著『アラスカ・エスキモー』を刊行した。

| | | コメント (0)

2023年9月17日 (日)

【読】図書館にリクエストしたのはいいけれど(いつか読みたい本)

市内の図書館にリクエストしておいた本が、立て続けに届いた。

さて、読みかけの本もあって、すぐには読めない。

はじめの二冊は、図書館に入れてくれたので、いつでも読める。
三冊目は、都立図書館からの借用。
二週間で返却しなければいけないのだが、とにかく分厚い(本文528ページ)。
分厚いが、いちばん興味深い本だ。

いずれも、あの戦争にまつわる本。

NHKスペシャル取材班 『ビルマ 絶望の戦場』
 岩波書店 (2023/7/28) 298ページ

https://amzn.to/4g3mF9A

加藤拓 『「特攻」のメカニズム』
 中日新聞社 (2023/7/29) 215ページ

https://amzn.to/49p2twl

フレデリック・テイラー 『一九三九年 誰も望まなかった戦争』
 白水社 (2022/3/10) 528ページ

https://amzn.to/3ZKHUr3

| | | コメント (0)

より以前の記事一覧

その他のカテゴリー

【山】山日誌 【楽】音楽日誌 【歩】散歩日誌 【演】演劇・映画・演芸日誌 【観】観察日誌 【読】読書日誌 【遊】おでかけ日誌 【雑】きまぐれ日誌 【震】震災日誌 あの戦争 こんな本を手に入れた こんな本を読んだ こんな音楽を聴いた ちょっと遠くへ アイヌ民族・アイヌ語 アフガニスタン山の学校支援の会 サイボク・まきばの湯 トムラウシ山遭難事故 上々颱風 中島みゆき 五十一 五木寛之 今尾恵介 内村剛介 内澤旬子 内田樹 加藤登紀子 勝沼大雅園 勢古浩爾 北方謙三 南方熊楠 古山高麗雄 古本 吉本隆明 吉村昭 呉智英 四季 冬 四季 夏 四季 春 四季 秋 図書館 国分寺 light house 国分寺界隈 塩山 BUN BUN Bear 塩見鮮一郎 多摩 夢枕獏 宮本常一 宮沢賢治 宮部みゆき 小平図書館友の会 小平界隈 小松由佳 小熊英二 小金井公園 小金井界隈 山崎ハコ 山田風太郎 山野井泰史 岡崎武志 岸本完司 平岡正明 府中 郷土の森 日帰り温泉 日航123便墜落事故 星野道夫 服部文祥 杏's cafe 村上春樹 東大和界隈 松岡正剛 松浦武四郎 柳田国男 桂枝雀 桐野夏生 椎名誠 江戸東京たてもの園 江戸東京博物館 池澤夏樹 沖浦和光 沖縄 沢木耕太郎 浅川マキ 浅田次郎 浅草弾左衛門 渋・辰野館 満州 澤地久枝 狭山公園 田中優子 白崎映美 百名山 知里幸恵・真志保 石光真清 石原吉郎 石川英輔 美瑛 船戸与一 菅江真澄 萱野茂 西川郷子 西牟田靖 角幡唯介 赤坂憲雄 長倉洋海 間宮林蔵 関野吉晴 阿部謹也 青梅・奥多摩・五日市 静かな大地 須藤もん 高橋美香 高田渡 高野秀行 鳥の歌 鶴見和子